「家庭で子供に作文を教えるライフワーク」
講演会in横浜10.29
言葉の森ワークショップ・懇親会のお知らせ
講演会のあと、ワークショップ・懇親会を行います。
詳細は、下記のページをごらんください。
https://www.mori7.com/as/2726.html
この講演は、言葉の森の35年間12,000人の子供たちの作文指導の経験に基づいた「作文の教え方とそれをライフワークにする方法」の話です。
既に、この言葉の森の指導法で子供たちに作文を教え、楽しいコミュニケーションを交わしている方が何十人もいらっしゃいます。
ほかでは同じような話を聞くことはまずできません。また、そういう書物もありません。ですから、この講演だけで聞ける価値ある話が満載です。
この講演では、次のような方に向けたお話をします。
○お子様が小中学生で、家庭で作文を教えるコツを知りたい方、また、まだお子様が小さいが将来そういうことをしてみたい方。(お子様が受験直前の方にも参考になる話をします。)
○自分で既に教室を開いていて、そこに作文指導のコースも付け加えてみたいと思っている方。
○国語や作文を授業などで教えていて、更によい指導をしたいと思っている方。
○定年後の将来の自分のライフワークを見つけたいと思っている方。
○森林プロジェクトに参加し、現在作文指導を行っている方。
○インターネット技術を使った新しい教育の可能性に関心を持っている方。
◆ご予約はこちらから。
https://www.mori7.com/kform.php
■■■講演開催要項
●講演内容
「家庭で子供に作文を教えるライフワーク」
●講師
中根克明(森川林 作文教室言葉の森代表)
●会場
ワークピア横浜(みなとみらい線 日本大通り駅から徒歩5分)
http://workpia.or.jp/
●日時
2016年10月29日(土)
12:30受付
13:00開演
14:30終了
(そのあと参加できる方は懇親会へ)
●参加費
1,000円(当日会場の受付で)
●定員
40名(先着順)
●予約申し込み
講演会への予約申し込みは、次のいずれかの方法でお願いいたします。どこからお申し込みいただいても結構です。
▽言葉の森のフォームからの予約
https://www.mori7.com/kform.php
▽電話又はファクスからの予約
電話045-353-9061(平日9:00~20:00) FAX 045-353-9063(24時間)
▽Facebookのイベントページからの予約
http://tinyurl.com/jsscgum
(Facebookアカウントが必要です。)
▽google+のイベントページからの予約
http://tinyurl.com/h7re59c
(Googleアカウントが必要です。gmailなどをご利用の方は既にアカウントをお持ちです。)
※参加された方全員に、この講演会でしか手に入らないオリジナルの作文指導マニュアルの小冊子プレゼント。
※更に、10月14日までに参加予約をされた方に、やはりほかでは絶対手に入らない「公立中高一貫校受験作文指導の具体例20本全1時間のビデオ」をプレゼント。
(↑言葉の森のフォームからの予約)
■■■講演内容の紹介
■■今、なぜ作文なのか
■これからは作文力の時代――しかし効果のある作文指導法はほとんどない
現在の受験勉強に、多くの人が疑問を感じています。
特に、中学受験については、教科書レベルの問題を出すことが建前になっている公立中高一貫校受験でさえも、学習塾で特殊な勉強をしなければ、子供の実力だけでは合格できないようになっています。
しかし、その特殊な勉強というのは、ただ解き方のパターンを知識として教えるだけですから、パズルの解き方を覚えるようなもので、学力という点では子供にはほとんどプラスにはなっていません。ただ、長時間飽きずに勉強するだけという勉強スタイルになっているのです。
長時間の塾通い、読書や遊びの時間の不足、家庭での対話の不足など、受験勉強の行き過ぎに対する反省から、学力をもっと自然な作文力や面接力で育てていこうという動きが生まれています。
しかし、作文指導については、学校も学習塾も、ただ書かせて赤ペンで添削をするスタイルがほとんどで、書ける子を上達させるとか、苦手な子を書けるようにするとかいう指導がほとんどないのが実情です。
■これから重要になる作文力――2020年の大学入試改革でも記述力が中心に
2020年度の大学入試は、今の中学2年生の生徒から初めて経験する試験になります。この試験の特徴は、これまでの知識詰め込み教育への反省から、考える問題、書く問題が中心になっていることです。
ところが、この考える力、書く力というのは、短期間の受験勉強で身につくものではありません。
また、学校の1クラス数十人の規模では、密度の濃い考える勉強や書く勉強を期待することはできません。
家庭での読書と対話の生活を中心にした、子供の生活全般にわたって、考えたり書いたりする機会が必要になってくるのです。
しかし、作文については、子供が独学で勉強することはまずできませんし、家庭で独自に勉強を続けることも難しいので、文章を書く力がどのくらい育っているかわからないまま成長することも多いのです。
■作文指導は、数回なら誰でもできるが、数年間はほとんど無理
小学生相手の作文指導は、普通に文章を書ける大人であれば、数回だけならば誰でもできます。子供の書く文章は、必ずと言っていいほど直すところがありますから、書き方を教えてあげる程度のことは誰でもできるのです。
しかし、作文は直されて上手になるわけではありません。上手になるための独自のカリキュラムが必要ですが、そういうものは現在の学校でも学習塾でもないのが普通なので、ほとんどの作文指導は、文章の得意な先生がただ添削するだけの指導になっているのです。
作文力は、子供の年齢に応じて質的に発達していきますから、小学校低中学年で上手に書けるようになったから、小学校高学年でもそのまま間に合うというわけにはいきません。低中学年の土台の上に、高学年で更に作文力を上達させる必要があります。同じように、小学校高学年で上手に書けるようになったから、中学生、高校生もそれで間に合うかというと、そういうこともありません。段階的に難しい書き方を身につけていく必要があるのです。
■言葉の森の作文指導は、小1から高3までの指導――35年間12,000人の実績
言葉の森は、作文指導だけを35年間続けてきた教室です。その間に教えてきた生徒は12,000人で、既に昔の生徒が親になって、その子供が教室に通うまでになっています。
生徒の中心は、小学生から高校生ですが、下の年齢の子には幼稚園年中や年長の生徒もいます。また、高校を卒業し、大学生になったり社会人になったりした人も生徒になっています。
小学校低学年の身近な生活作文から、大学入試の小論文や仕事に使うビジネス文章の書き方まで、作文力を全期間にわたって育てていける教室は、言葉の森以外にはまずないと言っていいと思います。
しかも、大学入試については、東京大、京都大、一橋大、東工大、筑波大、国私立医学部、早稲田大、慶應大、上智大など、多くの難関大学に言葉の森の生徒が合格しています。
■知識の詰め込みの受験勉強は終わる――これからは思考力を生かす真の学力の時代
知識の詰め込みの受験勉強は、これから急速に終わりを迎えます。人工知能は既に大学入試センターの偏差値で57.8を取れるまでになっています。将来は、知識については人工知能という助手に任せて、人間はそれ以上の考えることや創造することに力を入れていく時代になっていくのです。
これは、例えば、計算は電卓でするとか、わからない言葉はネットで調べるとかいう形で今でも既に実現しています。昔の人間の能力には、優れた計算力や優れた漢字力も含まれていました。しかし、今は計算が早かったり、漢字をよく知っていたりしても、感心する人はあまりいません。人間は電卓や辞書ではないということが、多くの人の共通了解事項になってきたからです。
人間の学力として最後に残る分野は、思考力と創造力です。この思考力と創造力の源となるものは、現状に問題を発見し、よりよい状態を目指す意識ですから、人工知能で代替することはできないのです。
■作文を通しての子供たちと先生との生きた交流は「二十四の瞳」の世界
言葉の森の作文指導は、単に受験に合格するための作文指導ではありません。子供たちが日常生活の中で経験したことや感じたことを中心に、その子らしい作文を書く力をつけることが目標です。
子供たちの作文には、子供が親にも先生にも見せない素顔が現れることがあります。作文を書かなければ、誰にも知られず、自分でもそうとは気づかなかった自分の新しい一面が見つかることがあるのです。
そういう作文を通して接する子供と先生の間には、深い信頼関係が生まれます。だから、子供たちは、自分が小学生のころに教わった作文の先生をよく覚えていて、大きくなってからもその先生に相談に来ることがあるのです。
言葉の森の作文指導は、それぞれの子供のよさを伸ばす作文指導です。作文の上手な一部の子をコンクールに入選させたり、受験に合格させたりするための作文指導ではありません。
誰もがかけがえのないひとりの個人として成長していくことを目標にした作文指導なのです。
■言葉の森独自の企画――作文検定、プレゼン作文発表会、暗唱検定など
言葉の森では、これまでの長い指導経験から、子供たちの作文を生かす方法をいろいろと工夫し企画してきました。
その一つが、作文検定です。言葉の森の作文検定は、基準がはっきりしているので、客観的な評価ができます。作文を評価する先生が主観で褒めたり注意したりするのであれば、上手になるのは得意な子だけで、ほとんどの子は自信をなくしていきます。
言葉の森の作文評価は、子供自身が何を評価されているかわかる客観的な基準をもとにして行っているので、作文検定試験を具体的な目標として取り組むことができるのです。
もう一つは、プレゼン作文発表会です。これは、文章だけの発表ではなく、その作文に関連する写真や絵や物の紹介などを盛り込んだプレゼンテーションを伴う発表です。通信の生徒も、インターネットを利用して発表会で相互に交流できるようにしています。
また、言葉の森では、作文力のもとになるものは読む力だという考えから、長文の音読と暗唱に力を入れています。そして、暗唱については、独自の暗唱法で暗唱検定に合格することを目標にした指導を行っています。
作文教室で、このような独自の企画を行っているところは、言葉の森だけだと思います。
■作文の学習を通して、表現力だけでなく、読解力、国語力も伸ばす独自の教材
言葉の森では、文章を書く力の土台には、文章を読む力があるという理論のもとで、読む教材に力を入れた作文指導を行っています。
小学校高学年では、中学入試レベルの文章を読み、中学生では高校入試レベルの文章を読み、高校生では大学入試レベルの文章を読み、それぞれの文章の読解をもとに感想文を書く指導をしているのです。。
だから、作文を書く勉強を通して、自然に文章を読む力がついてきます。
国語力の中心は、読解力です。その読解力の中心となるのは、難しい説明文を読む力です。作文の勉強を通じて難しい説明文を読むことに慣れていると、国語力は自然についてきます。
国語力と国語の成績は同じではありませんが、国語力のある生徒は、国語の成績を上げる指導をすると、短期間で国語の成績も上昇するのです。
■■文章を書くことが好きな人なら誰でも作文指導ができる
■出身学部も年齢も関係なし――必要なのは1時間で1000字書ける実力だけ
かつて、作文指導は、国語の大家でなければできないように思われている時期がありました。
しかし、言葉の森の作文指導には、出身学部も年齢も関係ありません。文章を書くこと好きで、ある程度文章を書く実力があれば、誰でも子供たちの作文指導ができます。その文章を書く実力は、何かテーマを与えられたときに1時間で1000字書けるぐらいの力です。人によって得意な分野と苦手な分野がありますが、資料を自由に読める状態で、独自に1000字の文章を書く力があれば、それが作文指導力の基準になります。
■子供たちを育てるのは、知識でも学歴でもなく、人間性と相手の長所を見る姿勢
子供たちの教育で最も大事なのは、勉強力を育てるだけでなく、勉強も含めた人間力全体を育てることです。
知識や学歴があるだけの人よりも、温かい人間性と、どの子に対してもその長所を見るような姿勢のある人が、教える人としての適性を持っています。
教育は、コンピュータだけではカバーできません。子供たちは、勉強を教えてもらうことを通して、教える先生の人柄にも接しています。そして、将来子供たちの中に残るのは、勉強の結果よりも、勉強を教えてもらう過程で接した先生の後ろ姿であることが多いのです。
しかし、もちろん先生が人間として完璧であるというのではありません。よりよい人間になろうと努力していることが最も大事な条件なのです。
■どんなベテランも最初は初心者――経験だけが優れた専門家を育てる
私(森川林)は、今でこそ作文指導のベテランのように思われていますが、出身の学部は、文学的なこととは関係のない園芸学部でした。高校生のころは花が好きだったので、大学で園芸の勉強をしたかったのです。そして、詩を書いたり文章を書いたりすることも好きだったので、20代の終わりごろ作文教育の本を約200冊読んで、作文教室を始めました。
当時、作文教室のようなものはどこにもなかったので、すべて自己流の試行錯誤で子供たちを教えている間に、次第に独自の指導方法が確立してきました。
私が作文教室を始めようと思ったとき、自分に言い聞かせた言葉は、「どんなベテランも最初は初心者」でした。
今、言葉の森で作文指導をしている多くの先生たちも、経歴はさまざまです。最初からベテランだった人はひとりもいません。みんな、最初は初心者で、子供たちを何年も、人によっては何十年も教えているうちに、その経験の中で専門的な力をつけていったのです。
■自分の子供や孫に作文を教え、やがて近所の子供たちに作文を教える
作文指導は、少人数でなければなかなか充実した教え方はできません。また、その子の生活環境を知るぐらい長い期間教えていかなければ、やはり充実した指導はできません。
だから、自分の子供や孫に教えるところから始めるのがいちばんいいのです。しかし、教え方のノウハウがなければ、自分の子供などには特に厳しく注意しすぎてうまく行かないこともよくあります。
自分の子供に穏やかに教えられるようになれば、近所の子供たちにはもっとうまく教えられるようになります。そういう経験を通して、小学生の子供たちに作文を教え、その子たちが中学生になっても作文の勉強をみてあげることができるようになれば、自分が運営する小さな教室ができます。
こういう近所の子供たちに作文を教える教室が広まれば、日本の子供たちの思考力や創造性は大きく成長していくと思います。
■言葉の森のオンエアシステムで、技術的知識がなくても遠隔授業ができる
言葉の森は、作文指導という文学的なことを専門にする一方、インターネット技術などの科学的な指導法にも早くから力を入れてきました。その一つが、森リンという文章自動採点ソフトを独自に開発して特許を取得したことです。また、現在も、さまざまなクラウドサービスを利用して、子供たちの作文指導にインターネット技術を生かす方法を作り上げています。
これから、日本では少子化が更に進行します。今でも既に学習塾のような教室は、都市部でなければ成り立たないようになりつつあります。人口密度の高い日本でさえそうなのですから、世界的に見れば、通学の教室に通えない地域に住む子供たちはもっと大勢います。
しかし、インターネットを利用すれば、それらの子供たちも、たとえ僻地にいても、離島にいても、同じ学年の子供たちと同じネット環境の中で勉強したり交流したりすることができます。そして、年に何回か自然合宿などで実際に会う機会があれば、ネットの中での勉強や交流も更に活性化します。
言葉の森では、こういうネット上の指導ができるように、現在、誰でも利用できるオンエアシステムを構築しています。
■作文指導を、定年なしの一生続くライフワークにする森林プロジェクト
作文指導は、定年のない仕事です。逆に経験が長ければ長いほど、多様な子供たちの多様な成長を見ることができ、指導の技術も蓄積されていきます。
これからは、高齢者になっても自分なりの仕事を持つことが求められるようになってきます。他の人に頼るのではなく、自分のペースでできる仕事を持ち、そこでさまざまな工夫をし、自身のライフワークとしていくことができれば、生活も精神も充実した生活を送ることができます。
言葉の森は、これを森林プロジェクトという企画で、日本中に広げたいと思っています。
■作文を教える先生どうしの元気の出るコミュニケーション
これからの社会は、人と人との交流が今以上に盛んになってきます。それは、ソーシャル・ネットワーキング・サービスのように場所や時間の制約を超えたつながりの機会が増えてくるからです。
しかし、交流がいくら盛んになっても、未来の目標がないと、過去をふりかえるような交流になってしまいます。そういう思い出の交流ももちろん大切ですが、やはり元気が出るのは、未来への目標を持った人どうしの交流です。
作文指導をしていると、そこで出合うさまざまな喜びや苦しみの経験を、同じ立場の人と交わすことができます。そういう交流が、活力のある生活のもとになっていくのです。
■■募集のコツ、指導のコツ、運営のコツ、経営のコツ
(この部分は、当日お話しします。)
□生徒募集のコツ
□作文指導のコツ
(公立中高一貫校の受験作文指導のコツもお話しします。)
□教室運営のコツ
□経営管理のコツ
■■これからの世の中の大きな変化――教育文化産業の広がりと、個人のミニ起業時代
■最後に価値あるものとして残るのは、食糧でも、財産でもなく、人間の創造性
世の中で価値あるものは、今の時代では、まだ、食糧だったり、エネルギーだったり、物だったり、土地だったり、財産だったりするように見えます。しかし、よく考えてみれば、それらは価値あるものと見なされて流通しているだけであって、真の価値を生み出しているわけではありません。
真の価値は、人間が何か新しいものを創造することによって生まれます。これまでできなかったことができるようになったり、一部の人しか手に入らなかったものが誰にも手に入るようになれば、それこそが創造という真の価値なのです。
その創造という価値を生み出す力を最も豊かに持っているのが人間です。だから、人間の創造性をそだてる教育こそが世の中の価値の最も確実な土台なのです。
■受験と点数と競争の教育から、創造性を育てる家庭と地域と文化の教育へ
これまでの教育は、ひとことで言えば受験に勝つための勉強を教える教育でした。ほかの人と競争して、相手よりも少しでも高い点数を取ることが勉強の目的になっていたのです。
しかし、これからは科学技術の発達によって、誰もが自分の好きなだけ好きなことを学べる時代がやってきます。すると、勉強の目的は、競争に勝つことではなく、幸福に生き、自分自身を向上させ、何かを創造し、社会に貢献することという本来の姿に戻ってきます。
その本来の教育の行われる場は、学校や塾よりも、むしろ家庭と地域になってくるのです。
■江戸時代の寺子屋教育が未来の教育に最も近い――現代の技術を組み合わせて理想の教育に
江戸時代の寺子屋教育は、受験のような目的がないにもかかわらず、庶民の識字率が70~80パーセントとなるような高水準の教育として普及していました。当時のヨーロッパの都市部でも、識字率が20パーセント程度だった時代です。
しかも、当時の寺子屋の様子を表した絵などを見ると、子供たちは幸せそうに元気いっぱいにいたずらなどをしながらのびのびと勉強をしていました。
どの子も幸福で、落ちこぼれのいない、しかし高度な教育は、地域に根ざした少人数の教育だから可能だったのです。
この寺子屋教育に現代の科学技術を組み合わせた教育が、未来の理想の教育の姿です。
そしてまた、この寺子屋教育の中で、作文指導以外のさまざまな多様な教育や文化の新しい分野が生まれてくるのです。
■財産も学歴も資格も地位もあてにならない時代は、自分の個性のビジネス化を
これから、社会は大きな変動期に入ります。江戸時代から明治時代に移るときに、多くの職業がなくなり、逆に多くの職業が新たに生まれたように、これからは世界的に仕事の環境も激変すると考えられます。
そういう変動の時代に頼りになるものは、もはや外部の資格や地位ではなく、自分の個性です。その個性を経験によって高度化し、更にそれをビジネス化していくことが世の中を渡っていくチャンスを生み出します。
あてになるものがない時代だからこそ、自分でチャンスを作り出していく姿勢が必要になってくるのです。
■個性をビジネス化できると、経験の年数に比例して競争相手がいなくなる
個性というものは、個性的であるほど、最初は人々の関心を引きません。しかし、その個性を伸ばしていくと、やがて同じようなことに関心を持つ人が少しずつ現れてきます。
すると、その個性をビジネス化する機会が生まれてきます。いったん個性のビジネス化ができると、あとは経験によってその個性は他の人の追随できないものになっていきます。
物の時代は、ヒット商品があると、すぐに参入者が現れ過当競争になりました。しかし、個性の時代は、経験の年数が物を言う時代なので時間がたてばたつほど競争相手は現れにくくなるのです。
■人生は新しい経験にチャレンジするためにある――挑戦する親が子供のよき相談相手に
人生は、いろいろな経験をするためにあります。平和で安定した生活は大切ですが、それは自分の個性を生かす土台として大切なのであって、平和と安定自体が人生の目的なのではありません。
これからは、未来の社会に生きる子供たちも、自分の個性を生かした仕事を求めるようになります。そのときに頼りになるのが、同じような挑戦の経験をした親です。
これまでの工業社会のように、親と子供が別々の仕事に携わり、共通の経験が持てない時代から、親も子もともに挑戦する人生を目指す同志のような基盤ができてくるのです。
■先進国は、やがて就職の時代から家業の時代になる
未来の社会では、物はもっと豊かになります。工業生産物も、農業生産物も、生活上のさまざまなインフラも、衣食住も、今よりももっと豊かに手に入るようになります。
すると、個人がばらばらに就職を目指すような社会は次第に過去のものになり、自分の個性を早めに生かして自分なりの仕事を作りだしていくことが当然のような時代になってきます。
そのときの仕事の選択肢のひとつが、家業です。親が作った個性的な仕事を、子供の個性が受け継いで発展させてゆくような家業的な仕事が先進国のひとつの生活スタイルになっていくのです。
こういう未来の姿を予測して、社会に真の価値を生み出す教育文化産業の分野で、自分の個性を生かしたミニ起業を始め、それを時間をかけて育てていくことを、言葉の森はみなさんに提案していきたいと思っています。
▽言葉の森のフォームからの講演会の予約
https://www.mori7.com/kform.php
※参加された方全員に、この講演会でしか手に入らないオリジナルの作文指導マニュアルの小冊子プレゼント。
※更に、10月14日までに参加予約をされた方に、やはりほかでは絶対手に入らない「公立中高一貫校受験作文指導の具体例20本全1時間のビデオ」をプレゼント。
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Online作文教室 言葉の森
株式会社言葉の森 234-0054 横浜市港南区港南台4-21-15
電話 045-353-9061(045-353-9061) FAX 045-353-9063(045-353-9063)