■ 東京大(後期)・早稲田大・慶應大ほか 高3生には志望校の過去問に対応した指導をしていますので ご相談ください。 ■各種推薦小論文対応 推薦小論文も、学部や過去問の傾向に合わせた指導をしています。 |
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入試に小論文を課す大学は、年々増えています。
その背景には、(1)激化する受験競争による知識偏重の弊害と、(2)生徒数減少に伴うじっくり型入試への移行、があります。細かい知識の量を問うような入試から、生徒の本当の実力を問う入試に移りつつあるのです。
今後の入試の主流は、次のようなものになると考えられています。すなわち、センター試験で、大学での学問に必要とされる基礎的な知識を見て、それぞれの大学単独の入試では、小論文や面接によって生徒の実力をじっくり見る、というスタイルです。
受験生の中には、「小論文は受験勉強の最後に取り組めばよい」とか「現代文の成績は上がらない」などと考える人が数多くいます。これは、小論文の本質を過小評価し、現代文の真の姿を過大評価したものです。
私たちは、「小論文の実力をつけるには一年以上かかる」、そして「現代文の成績は必ず上がる」と主張しています。
受験生の多くは、試験の間近になって、予備校や通信教育の小論文指導を受けますが、そこでの指導は、生徒の書いた文章のいろいろな欠点を赤ペンで指摘するだけのものが多く、この指導で逆に自信を失ってしまう生徒が毎年かなりいます。
小論文は、欠点を全部直したからといってそれでじょうずになるものではありません。小論文の学習で大切なことは、書いたあとの添削ではなく、書く前の指導です。書いたあとの添削であれば、文章力のある講師ならだれでにもできます。しかし、書く前の指導は、指導の蓄積がなければできません。
当教室の小論文指導は、長年の指導の蓄積をもとに、生徒の実力に応じて書く前の指導をすることに重点をおいています。だから、どんな苦手なひとにもやさしくわかり、そして、どんなハイレベルな要求にもこたえられる幅の広い指導をすることができるのです。
現代文は、解釈の仕方の説明を聞いたり、解法のテクニックを覚えたりして成績のあがる勉強ではありません。現代文の実力をつけるいちばんの近道は、読む力そのものをつけるという王道を歩むことです。
当教室では、小論文の題材として、大学受験用の現代文の問題を選んでいます。このため、小論文の学習をしながら、現代文の読解力がつくという能率のよい勉強をすることができます。
昔は、四書五経のように、だれもがくりかえし読む文章が模範としてありました。そのころの人たちは、特に文章を書く練習をしなくても、自分の考えや出来事をその模範文のリズムに合わせて書くことが自然にできました。
今は、そのような模範文は、ありません。読む本の種類は多くなりましたが、そのために逆に、一回だけ読んでそのままにしておく本ばかりが増えてしまったようです。この結果、知識は増えても、その知識を結び付ける骨格としての文章力が低下するという状況が生まれたのです。
現代人が文章を書く際に、まず第一にしなければならないことは、自分の書く文書の骨格を作ってくれるような模範文をまず見つけて、それを繰り返し読み、自分の頭脳の中に消化していくことです。
いい文章を書くテクニックはたくさんありますが、いちばん大切なことは、それらのテクニックを生かすための確かな土台を作っていくことです。