解説集 ケヤキ の池 (印刷版)
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印刷版は印刷物として生徒に配布されているものと同じです。
ウェブ版は書き込み用です。
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最新版には印刷日(
2024-09-14 00:00:00)以降に
追加されたもの(グレーで表示)も掲載されています。
1.1週
●じゆうなだいめい
今学期は、長文の文字がきゅうに小さくなったので、教室の生徒はみんなおどろいていました。ちょっと、おにいさんおねえさんになった気分でしょう。(笑)
今年もまたたのしい話をたくさん見つけてきてください。
●じゆうなだいめい
言葉の森の皆さん、新年明けましておめでとうございます。
お正月は、どんなふうに過ごしましたか?お雑煮(おぞうに)、お年玉、初詣(はつもうで)、書き初め……等々いろんな楽しみがありますね。
しんせきの家へ遊びに行って、お年賀の挨拶(おねんがのあいさつ)をした人や、映画を見に行った人もいることでしょう。
それとも、家族で、ゲームを楽しんで、大笑いしたのかな? どんな顔で、どのような声で笑ったのか、表情豊かに書きあらわしてみてください。
長い会話や音を入れて、お正月らしい雰囲気(ふんいき)を作文の中にいっぱい織り込んでみましょう。
お年玉をもらってうれしかったようすを、「ぴょんぴょん、とびはねたいくらいに……」、また、笑い声などを、「まるで……のように」というふうに、たとえで表現すると、さらにもっとよくなるでしょう。
先ず、はじめに、楽しい出来事の思い出を絵に描きイメージをふくらませてみて、その勢いで作文を書きすすめていきましょう。
今年は、どんなことを目標にがんばるのか、自分の気持ちを、作文のむすびにしっかりあらわしてくださいね。
1.2週
●じゆうなだいめい
じゆうなだいめいが見つからないときは、「きょうのこと」というだいめいでかんがえてみましょう。
1.3週
●小学校一年生の三がっき(感)
うそをつくつもりではないのに、つい言葉のはずみで「となり村の水車小屋へ、米を一ぴょうついてもらいに……」などと言ってしまうような経験(けいけん)は、みなさんにもあるでしょう。一年生の子供が、となり村まで米をはこんでいくなんて、とうていできそうもないのにね。
つぎのようなじゅんじょで書いていってみましょう。
このはなしをよんでいちばん……だったのは……というところです。
わたしにも(ぼくにも)にたはなしがあります。それは……(と作文のように書く)
もし、わたしが(ぼくが)……だったら、たぶん……(とそうぞうしたはなしを書く)
わたしは(ぼくは)このはなしを読んで……と思いました。
2.1週
●じゆうなだいめい
解説:まださむい日がつづきますが、天気のいい日などは、春がちかづいたことがかんじられるようになりました。こうえんの木のめもふくらんできました。だんだん、おもてであそぶこともおおくなってきそうです。みたりきいたりしたことだけでなく、じぶんのしたことがはっきりわかるようなできごとを作文のだいめいとしてみつけてくると、たのしい作文が書けると思います。
2.2週
●じゆうなだいめい
ふだんの生活のなかで心にのこったことがあったら、作文を書く日までわすれないように、カレンダーにメモをしておきましょう。
2.3週
●先生は(感)
内容:べんとうをわすれたぼく(代田君)は、となりの席の源ちゃんに、まずしくて弁当が持ってこられないのだと誤解されてしまいます。源ちゃんの話を聞いた先生は同情して自分のお弁当を分けてくれました。お弁当を食べているうちに、ぼくは自分がかわいそうな子に思えてきて、先生に本当のことを言うことができなくなります。翌日、先生は、「よくもだましたな」とぼくをげんこつでなぐりましたが、ぼくはなぐられてかえって気持ちがすっきりしました。
解説:長文集の2.2週と2.3週は続いています。2.2週の長文と合わせて読むと内容がよくわかります。似た話は「わすれものをしたこと」「やさしい先生のこと」「うそをつくつもりでないのにうそになってしまったこと」「失敗をして学校をやすみたくなったこと」「先生におこられたこと」などが書けると思います。
うそをつくつもりでないのに結果的にうそをつくことになってしまうという話はときどきあります。うそとは少しちがいますが、電車のなかでおじいさんやおばあさんに席をゆずってあげようとするときなども、「言おうかなあ、どうしようかなあ」と思っているとだんだん言い出しにくくなって、仕方がないから寝たふりをしてしまうということがあります。代田君もすぐに「先生、ぼくはただ弁当をわすれただけなんです」と言えばよかったのですが、言い出しかねているうちにだんだん本当のことが言えなくなってしまったのでしょう。
●じゆうなだいめい
外を歩いているとき、なにが見えますか.
どんな音がきこえますか。どんなにおいがしますか。まだまださむくて、はぁっとするといきが白く見えますね。体をうごかすと、ポッとあたたかくなりますね。雪やしもばしらをさわると、手がジーンとしますね。でも、もうすぐ春。なにか発見したことはありませんか。
3.1週
●じゆうなだいめい
3月の声を聞くと、もう新しい学年になったような気がしてきますね。
風はまだ冷たいようですが、光はもうすっかり春を感じさせます。田んぼでは、オタマジャクシなどがそろそろかえっていそうです。
天気のいい日は、お父さんやお母さんと近くに散歩に行って春を見つけてくるのもいいかもしれませんね。
3.2週
○じゆうなだいめい
まちのあちらこちらに春のいぶきがかんじられます。いい話を見つけたらカレンダーや自習用紙にメモをしておくといいでしょう。
●おどろいたこと、ほっとしたこと
おどろいたことを思い出して書いてみましょう。
お父さんやお母さんにもおどろいたことを聞いて、話を広げてみましょう。
3.3週
●ふいに、わたしは(感)
感想文は小学校低学年の生徒にとっては難しいものですので、まだ作文を書くことになれていない生徒は無理に感想文に取り組まず、通常の自由な題名で書いていってもかまいません。
解説:学校でも、男の子と女の子が同じ場所で別の遊びをしていて、おたがいに「じゃまだぞ。どけよ」「そっちこそ、向こうでやりなさいよ」なんて言い合うことがあるでしょう。
また、急に大きい声でどなられたりすると、おどろいて何と答えていいかわからなくなってしまうことなどもあります。
うそをつくつもりではないのに、うそをついたと思われた、という悲しいにた話がある人もいるかもしれませんね。
いろいろなにた話を考えてみましょう。
しかし、それにしても、「ひばしやほうきをもって、すっとんでくるおばさん」というのは迫力(はくりょく)がありますね(笑)。みなさんのうちの近所には、そういう元気なおばさんがいるかな。