解説集 テイカカズラ の池 (印刷版)
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印刷版は印刷物として生徒に配布されているものと同じです。
ウェブ版は書き込み用です。
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2024-09-14 00:00:00)以降に
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1.1週
●休み時間、お父(母)さんとあそんだこと
学校の休み時間に、どんなことをしているかな。
説明だけでなく、実際にこの前こんなことがあったということも書いてみましょう。
小4 1.1週 ●休み時間
ある日の休み時間のようすを説明の「です」や描写の「ます」を使って書いてみましょう。実際に何かをしているところを思い出して、出来事を書くと長く書けます。いっしょに何かをしている友だちの気持ちを推測して「たぶん」という言葉を使って書くこともできそうです。
お父さんやお母さんが小学生のころは、休み時間にどんなことをしていたのでしょうか。そんな話も聞いて書いてみましょう。
作文の最後は動作か情景でしめくくってみてね。「ふりかえると、灯台が高く青空の中に立っていました。」
●休み時間、お父(母)さんとあそんだこと
★お父(母)さんとあそんだこと
ふだんは、皆それぞれに、忙しくてなかなかゆっくり過ごせない人でも、 年末年始は、ゆっくり家族と触れ合え、遊べる機会が多いものですね。
大みそかの除夜の鐘、「三十日(みそか)そば」や、紅白歌合戦。それが終わり、ぐっすり眠ると、もう、元旦。
たった一日の差で、元旦の朝は、別世界。
みんな笑顔で、新鮮な気分で過ごします。
正月3ケ日の、年中行事を通して、いつもと違う遊びをしますね。
たこ揚げ、コマ回し、百人一首、福笑い……等々、お正月ならではの、遊びを家族と楽しんだことを、思い出して、項目を入れながら、くわしく書き進めましょう。
1.2週
●寒い朝、学校からの帰り道
寒い日は、なかなかふとんから出られませんね。学校に行くときも、「さむいなあ」と言いながらしぶしぶ行く人もいるかもしれません。それとも、みんなは元気よく「子どもは風の子だ」と出かけているのかな。
○カブトムシやクワガタの生活する(感)
内容:カミキリムシは枯れ木を好むので、自然界の中では枯れ木の分解を早める働きをしている。また木を食いあらす点では害虫と言われても仕方がないが、水や養分の管のあるところはあまり食べず、材部と呼ばれるところを主に食べる。
解説:難しい漢字が多いので、三文抜き書きも大変ですね。
似た話は、カミキリムシの話などを書いてもいいのですが、それではあまり例が見つからないかもしれません。先生(森川林)のうちにあるクワの木は、中にカミキリムシの幼虫がいるらしく、木の穴から虫のかじったくずが地面に山のように盛り上がっていますが、そのクワの木は毎年夏にはたくさんのクワの実をつけます。そういう状態がもう何年も続いているので、たぶんこのままクワの木とカミキリムシは仲良く共存(?)していくのでしょう。
人間の社会ではじゃま者のように見られたり無視されたりしている虫も、自然界の大きな流れの中では、腐ったものの分解を早めるなど大切な役割を果たしています。また、自分のエサを取るときも、相手とうまく共存できるように工夫しているようです。
カミキリムシ以外にも話を広げて似た話を考えてみましょう。
小4 1.2週 ●寒い朝
冬の朝は、なかなかふとんからぬけ出せないという人も多いのではないかな。ふとんからぬけ出したらこたつに直行し、こたつの中で着がえるなどという人もいるかもしれません。^^; そんな寒い朝のようすを説明の「です」や描写の「ます」を使って書いていきます。早起きしてみんなの朝ごはんを作ってくれるお母さんの気持ちを「たぶん」という言葉を使って推測して書いてみましょう。
同じ寒い朝でも雪が積もっている日などは寒さも忘れて朝から雪遊びをした人も多いのではないかな。前の話も思い出して書いてみてね。
作文の最後は動作か情景でしめくくります。「白い息をはずませて、ぼくは学校へと向かった。」
1.3週
●いまから三十七年あまり前(感)
今学期はじめての感想文の練習です。次のように書いてみましょう。長文の「はじめ・中・おわり」から三つぐらい文を抜き書きして、それから「この話を読んでいちばんおもしろかったところは……です。(ふしぎだったのは、感心したのは、おどろいたのはなどでもいいですよ)」「私も毛虫を見たことがあります。それは、……(お父さんやお母さんに聞いた話なども入れて書いてみましょう)」「私はこの話を読んで……と思いました。」
三文抜き書きは要約の練習の前段階の練習になりますが、「大事なところを抜き書きする」というと4年生の人はかえってわかりにくくなると思いますから、はじめは大事なところということを考えずに、ただ三文の抜き書きをすればよいというふうに考えてやっていきましょう。
例えば、こんな感じです。「アメリカから、小さな白いガが日本に侵入してきました。このガは都会の中にはよく見られても、森林の害虫になって、山の樹々を食べつくしたことは一度もありません。このことから考えさせられることは、トリやクモの住めないような世界こそ恐ろしいということです。」
途中の接続語などは、意味が通じるように直しておければなおよいと思いますが、はじめはあまり難しく考えずただ三文抜き書きということでやっていきましょう。
小4 1.3週 ●いまから三十七年あまり前(感)
第一段落で、三文ぬきがきをしていきます。長文の最初の方から一文、途中から一文、最後の方から一文というように、全部で三文選んで、行を続けて書いていきましょう。初めての練習で、三文ぬきがきのコツがわからない人は、先生にどこを選ぶか聞いてもいいです。三文ぬきがきに続けて、「私がこの話を読んでいちばん……だったところは……です」と書こうとすることの中心を決めます。
第二段落は似た話です。アゲハの幼虫やカイコを飼ったことのある人は幼虫がものすごい勢いで葉を食べるところを見たことがあるでしょう。そんな話を書いてみましょう。
第三段落も似た話です。ここは、アメリカシロヒトリについて調べた話や想像した話を書いてもいいでしょう。「もし、森林や山にトリやクモがいなかったら」など、いろいろ考えてみましょう。
第四段落は、「わたしはこの話を読んで……と思いました。」と長文全体の感想を書いてまとめます。
Re: 小4 1.3週 ●いまから三十七年あまり前(感)
ここに書かれているアメリカシロヒトリというガは、みなさんはあまり見たことがないでしょう。ですが、私の住んでいる長野県では、よく見ることができます。こちらでは、「アメシロ」(「あけおめ、ことよろ」みたいですが)と呼ばれています。
夏の終わり頃、役場からお知らせが来て、「アメシロの消毒をする人は申し込んでください」と言われます。申し込むと、庭木の消毒をしに来てくれるんです。わが家はそれほど木がないので、申し込んでいませんが、2年くらい前に、気がつかないうちにモミジの木をまるぼうずにされました。
この長文に書かれているように、アミを作り、その中に細かい毛虫がびっしりと発生します。見ると、ちょっとさけび出したい感じです。ですが、この毛虫は毒は持っていません。殺虫剤で簡単に死にます。
この長文を読んで、私も、長野がいなかだからじゃなくて、都会に近くなって、トリやクモがへっているからアメシロが大発生するということがわかりました。
【ほかに、外国からやってきて日本でふえてしまったもの(帰化(きか)生物といいます)】
・アメリカザリガニ・アライグマ・ブラックバス(魚)・セイヨウタンポポ(よく見るタンポポはこれ)・シロツメクサ・シマリスなど、たくさんいます。こんなことを調べてみて、「聞いた話」として書いてもいいね。
●いまから三十七年あまり前(感)
お母さんやお父さんに聞いた話のほかに、本やインターネットで調べた話も入れてみましょう。
例えば、だれでも一度は見たことのあるアメリカザリガニ。その名の通り、アメリカからやって来たのですが、これは食用のウシガエルのエサにするために、20匹もちこまれたのが最初だそうです。最初はたった20匹だったのに、いまや全国に生息するアメリカザリガニ。すごい生命力ですね。
ぎゃくに、日本から外国にわたった動物や植物もいるはずです。
ちょっと調べただけでも、タヌキ、キンギョ、アケビ、ススキ、ワカメ……。
ワカメなどは、日本ではおみそ汁に欠かせない大切な海草ですが、外国では食用とされないために、単なる害虫ならぬ害草としてあつかわれているようですよ!
2.1週
●ランニングをしたこと、楽しい夕食
寒くなると、体育の時間など、体をあたためるためにランニングすることが多くなるでしょう。マラソン大会などのある学校もありそうです。ランニングの話を書いてみましょう。
小4 2.1週 ●ランニングをしたこと
体育の時間にランニングをしたことなどを書いてみましょう。学校に行くときや休み時間にみんなで走ったという話でもいいです。
走る前、走っている最中、走り終わったときの自分の気持ちやいっしょに走った友だちの気持ちを想像して書いてみましょう。息が苦しくなって心臓がドキドキしているようすなどをたとえを使って書くこともできそうです。
お父さんやお母さんに聞いた話も書いてみましょう。マラソン大会ではいつも一位だったなんていう話をしてくれるかもしれません。
作文の最後は動作か情景で。「私は息を切らしながらもすがすがしい気持ちで冬の太陽を見上げました。」
2.2週
●なみだがぽろり、何かを育てたこと
「なみだが出そうになったこと」や「なみだが出たこと」や「なみだがとまったこと」など、「なみだが」のあとに自由にことばをつけて題名にしてください。
同じなみだでも、「うれしなき」「くやしなき」「もらいなき」などいろいろななみだがあります。また、ただ思いっきりあくびをしただけでもなみだが出るということもあります。からいわさびのついたおすしを食べたときも、なみだが出るでしょう。みなさんは、「なみだが」という題名で、どんな場面を思い出しましたか。
幼稚園時代のように小さいころは、泣いていても、別のうれしいことがあると、すぐになみだが止まります。「えーん、ころんじゃったー。(>_<)」「いい子、いい子。ほら、大好きなアイスクリームがあるわよ」「わーい、うれしいなー。(^○^)」というようなことは、みなさんにもあったでしょう。
しかし、この年になると、なみだが出るときはそんな単純なものでなくなっているかもしれませんね。
○バッタの害で有名なのは(感)
内容:大陸ではバッタが大発生することがあります。移動しないときのバッタは性質もおとなしく一匹一匹草を食べて生活しています。移動するバッタは群がって生活し性質もあらくなります。
解説:夏になると、みなさんも、バッタをつかまえて遊ぶことがあるでしょう。そういうバッタが幅1.6キロ、厚さ30メートルで飛んできたら、虫捕り網でつかまえるどころではありませんね。こんな大群で生活していると性質があらくなるのも当然という気もします。
似た例は、バッタの話ばかりでなく、人間の話にもありそうです。ひとりでいるときはおとなしいのに、集団になると急に暴走する人がいるでしょう。集団の活気は、いい面にも悪い面にも結びつきます。身近な例で考えてみましょう。
小4 2.2週 ●なみだがぽろり
思わずなみだがこぼれてしまった話を思い出して書いてみましょう。留守番しているとき一人で心細くてなみだが出そうになったこと、友達とけんかをしてかなしくてなみだがこぼれたこと、試合に負けてみんなで泣いたことなど、だれにでも泣いてしまった思い出はあるでしょう。「真珠のようななみだ」、「滝のようななみだ」などなみだにもいろいろありますが、みんなの流したなみだはどんななみだだったかな。
一つの話で長く書けないときは、いくつかの話を書いてもいいです。また、お母さんやお父さんに聞いた話も書いてみましょう。
作文の最後は動作か情景でしめくくります。「ぼくはなみだをふいて立ち上がりました。」
●なみだがぽろり、何かを育てたこと
最初に、できるだけ書き出しの工夫をしておきましょう。そうすると、動作情景の結びも工夫しやすくなります。書き出しの工夫をしたあとは、「いつ、どこ」などがわかるような説明も書きましょう。「ガーン。思わず目の前に火花が飛び散りました。ぼくは、顔面でヘディングをしてしまったのです。その日は……」
次に、たとえを入れましょう。「まるで花火を見ているようでした。(笑)」
途中に、前の話や聞いた話を入れましょう。「ぼくは、お父さんに、子供のころの『なみだがぽろり』の話を聞いてみました。」「ですます」を途中に入れてみましょう。「お父さんは、「そうだなあ。好きな女の子にふられちゃったときかなあ。」と言いました。お母さんは横でにこにこ笑って聞いています。」
最後に、心の中で思ったことを書きます。「ぼくは、お父さん、やっぱりもてなかったのかなあと思いました。」さらに、「ガーン。ぼくの目の前には、まだ花火が飛び散っています。」などと、動作か情景を書いて結びます。
2.3週
●力もハエと同じ二枚翅(ばね)の(感)
内容:蚊の雌は卵を生むために動物の血を吸う。蚊にさされたあとがかゆいのは、血液をかたまらせない物質が人の体に入るからだ。蚊の羽音は仲間に自分の場所をしらせる音だ。
似た話:季節が違うので、書きにくいかもしれません。夏山でやぶの中などに入ると、蚊の大群におそわれることがあります。人間が来るのをずっと待っていたのでしょう。家の中で蚊を見つけて、たたこうとしてもなかなかうまくたたけません。お父さんのおでこにとまった蚊を思いっきりたたいたら、蚊だけにげたということもあると思います。ドライアイスで蚊を集めるなどという実験は、夏になってやってみたらおもしろそうですね。
蚊は人間から見れば害虫ですが、蚊から人間を見ればおいしい餌にうつるのでしょう。本当はお互いに仲よく共存できればいいのですが……。しかし、あのかゆいのはやっぱりがまんできませんね。
小4 2.3週 ●力もハエと同じ二枚翅(ばね)の(感)
第一段落で、三文ぬきがきをしていきます。長文の最初の方から一文、途中から一文、最後の方から一文というように、全部で三文選んで、行を続けて書いていきましょう。初めての練習で、三文ぬきがきのコツがわからない人は、先生にどこを選ぶか聞いてもいいです。三文ぬきがきに続けて、「私がこの話を読んでいちばん……だったところは……です」と書こうとすることの中心を決めます。
第二段落は似た話です。カに刺されてかゆかった話や、夜、カの羽音がうるさくて眠れなかった話などを思い出して書いてみましょう。
第三段落も似た話です。カのカゴの中に腕を入れ、なん百匹ものカに血を吸わせてカの研究をしている人もいるということから、それほど熱心に何かに取り組んだという話を書いてもいいでしょう。
第四段落は、「わたしはこの話を読んで……と思いました。」と長文全体の感想を書いてまとめます。
感想文は字数を長く書くのが難しいので、最低400字まではがんばるという低い目標を最初に決めてから書いていくといいでしょう。
●力もハエと同じ二枚翅(ばね)の(感)
題名が「良い虫悪い虫」ですから、益虫、害虫の例を他にも調べてみてもいいですね。
例えばダニ。土中には数万ものダニがいて、微生物を食べて生きています。落ち葉や動物の死骸が土にかえるのはダニの力なのです。ダニにも人間や動物の血を吸う種類がありますね。
例えばクモ。こちらは人間になにもしませんが、気持ち悪いというだけで殺されてしまいますね。でもクモが家に巣をはると家が栄えるということで、クモを大事にするところもあります。クモは害虫を食べてくれるので、目障りでなければ益虫なのですよ。
逆にハエは害虫ですね。たくさんのばい菌をあちこちバラまいてぶんぶんとんでいます。ゴキブリも同じ。
良い虫か悪い虫かは人間の都合で決まるということが分かりますね。
3.1週
●初めてできたこと、わたしが生まれたとき
初めてできたことを思い出して書いてみましょう。さかだちができた、一輪車に乗れた、ひとりで電車に乗ったなど、いろいろありそうですね。
小4 3.1週 ●初めてできたこと
逆(さか)上がり、二重とび、一輪車などが初めてできたときのことを思い出して書いてみましょう。説明の「です」や描写の「ます」を使って書くと、そのときの様子を生き生きと書くことができます。周りで見ていた人や、報告を受けたお母さんなどの気持ちを「たぶん」という言葉を使って推測してみましょう。
結びは動作や情景を表わす文でしめくくります。
●初めてできたこと、わたしが生まれたとき
「初めてできたこと」は最近のことでもよいし、小さい頃のことを思い出して書いてもよいでしょう。
小さな弟や妹が何かできるようになったことを見て、自分自身のことを思い出して書いてもよいですね。
「私が生まれたとき」は、お父さんやお母さんにインタビューをして、まとめていきましょう。
みんなが誕生を楽しみにしてくれていたことや今では笑い話になりそうなくらいみんながあわてたというようなことを聞いて、
これから私はどんなふうにみんなに恩返ししていきたいかなど、楽しく書いていかれたらよいですね。
どちらを選んでも、ワクワク楽しく書けるテーマです。
3.2週
●給食、春を見つけた
楽しい給食のようすを書いてみましょう。給食の献立で、好きなメニューとキライなメニューのときでは、みんなの反応も違うでしょう。おかわりをするために、すごい勢いで食べる子もいるでしょう。お弁当の学校の場合は、そのお弁当のときの様子を書いてみましょう。
○化学繊維(かがくせんい)が発達(感)
内容:化学繊維が発達し、養蚕をする人が少なくなりました。カイコは、クワさえあれば、かんたんに飼えます。カイコは、幼虫の生活も子孫をつくることも、すべてヒトの計画どおりになっています。長年の飼育化の結果、ヒトが飼いやすい、すなわち管理しやすい虫になったのです。
解説:カイコは、この長文にあるように、逃げもしないしかみつきもしないとても飼いやすい昆虫のようです。しかし、いまはカイコを身近に見る機会はほとんどありません。カイコの似た話というよりも、ほかの虫を飼ったときの話などを思い出して書いてみるといいでしょう。ほとんどの生き物は、うまく飼わないと逃げ出します。先生(森川林)も子供のころ、カニを水槽に入れて飼おうとしましたが、翌日早速脱走しお風呂場で元気に水浴びをしているところを見つけ逃がしてやりました。コオロギを飼ったときもその日のうちに逃げ出して、夜の間ずっと押し入れの中で楽しそうに鳴いていました。またあるときは、足元を白いネズミがのそのそ歩いていると思ってよく見ると、逃げ出したハムスターだったことがあります。逃げ出さないカイコを作るためには、何百年もの時間がかかったのでしょう。
●給食、春を見つけた
楽しい給食のようすを書いてみましょう。人によって好き嫌いもさまざまのはず。みんなの会話を入れながらある日の給食のようすを書いていくと楽しい作文になりそうです。「多分」という言葉を使って、友達の気持ちを推測して書いてみましょう。給食ではなく、お弁当を持って行く人はお弁当の時間のことを書いてみてね。
お父さんやお母さんが小学生だったころの給食と今の給食とを比べてみてもおもしろそうですね。先生が小学生だったころは、給食はパンばかりでごはんは出ませんでした。お父さんやお母さんの好きだったメニューは何かな。
作文の最後は動作か情景で結びます。「給食のかたづけが終わると、ぼくは元気に校庭に走っていきました。」
3.3週
●ヒトとイエバエの対比(たいひ)(感)
季節はずれのテーマが続きますが、ハエの運動能力のすごさなどを感じてくれるといいと思います。またハエはすぐに子供を産んでどんどん増えるということなども驚くところでしょう。似た例が長く書きにくい場合は、「おどろいたこと」「ふしぎにおもったこと」「わかったこと」などの感想を長く書いていくとよいと思います。
ハエが飛んだり止まったりするのはなんでもない動作に見えますが、人間にあてはめてみると、百メートルを全力疾走で走ってきてゴール前で突然ぴたりと止まるという信じられないような動きをしているのと同じだそうです。そう見てみると、たかがハエなどとばかにできませんね。
●ヒトとイエバエの対比(たいひ)(感)
小4 3.3週 ●ヒトとイエバエの対比(たいひ)(感)
第一段落で、三文ぬきがきをしていきます。長文の最初の方から一文、途中から一文、最後の方から一文というように、全部で三文選んで、行を続けて書いていきましょう。初めての練習で、三文ぬきがきのコツがわからない人は、先生にどこを選ぶか聞いてもいいです。(三文ぬきがきに続けて、「私がこの話を読んでいちばん……だったところは……です」と書こうとすることの中心を決めます。
第二段落は、似た話です。ハエの死んだ子どもは卵であれ幼虫であれ、必ずほかの動物か植物の役に立っています。ハエの子どもでなくても、アリが虫の死がいを巣に運ぶのを見たことのある人もいるでしょう。また、ライオンが捕えた獲物を食べ終えると、どこからともなく、ハイエナやハゲワシがやってきて残りを食べている映像をテレビで見たことのある人もいるでしょう。自然とは無駄のないようにできているのですね。
第三段落も、似た話です。ハエとちがって、ヒトはスピードを加えるにも、おとすにも、助走が必要だということで、徒競走や跳び箱などの話を書いてみましょう。運動会の徒競走では、ゴールでぴたりと止まることを考えて走っていてはとても一位にはなれません。跳び箱も助走をつけなければ跳び越えることができませんね。ヒトだけではなく、自動車も急ブレーキをかけてすぐにとまれるわけではありません。
第四段落は、「わたしはこの話を読んで……と思いました。」と長文全体の感想を書いてまとめます。
感想文は字数を長く書くのが難しいので、最低400字まではがんばるという低い目標を最初に決めてから書いていくといいでしょう。