解説集 ウツギ の池 (印刷版)
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印刷版は印刷物として生徒に配布されているものと同じです。
ウェブ版は書き込み用です。
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最新版には印刷日(
2024-09-14 00:00:00)以降に
追加されたもの(グレーで表示)も掲載されています。
10.1週
●じゆうなだいめい
自由な題名です。この1週間であった出来事を思い出して書いてみましょう。題名は、「きょうのこと」や「このまえのこと」で書くと書きやすいと思います。小学生のころは、日曜日などにせっかくいい話があっても、数日たつとくわしく思い出せないことがあります。いちばん書きやすいのは、「きょうのこと」です。ただし、毎週「きょうのこと」という題名ですと、あとで題名を見たときに何の話かわからなくなりますから、書くのに慣れてきたら、「○○をしたこと」または「○○の○○」のように、中身がわかる題名で書いていきましょう。
10.3週
◎ミナちゃんは、まるくて(感)
ミナちゃんは、おとうさんといっしょにあさがおのたねをまきました。うえきばちの土に、ゆびで小さなあなをつくると、その中に一つぶずつたねをいれてそっと土をかけました。
植物を植えたことがあるという似た話を思い出してみましょう。夏休みに、ヒマワリの種やアサガオの種を植えたことのある人も多いでしょう。
ところで、みなさんは、アサガオのつるが、左巻きか右巻きか知っていますか。上から見ると時計と反対回りに巻いているので、アサガオのつるは左巻きです。では、この巻いているつるをはずして、むりやりに右巻きに巻き直してみたら、アサガオはどうなるでしょう。(1)そのままのんきそうに右巻きをつづける、(2)いつのまにか、自分で右巻きをほどいて左巻きに直してしまう、(3)「なんでこんなことするんだ」とアサガオがおこりだす。さて、何番かな?
感想文の書き方の流れ
わたしがこの話を読んでいちばんおもしろいと思ったところは、ミナちゃんが手についた土をポンポンとおとしたところです。(と、中心を決めます。「いちばん」という言葉が使いにくいときは、「ミナちゃんは、おとうさんといっしょにアサガオのたねをうえました」と、長文の説明を書いていってもいいでしょう) ↓
わたしもにた話があります。それは夏休みに入る前のことです。わたしは、お母さんといっしょにアサガオのたねをうえました。それは、……(ここは、普通の作文と同じように会話やたとえなどを入れてくわしく書きます。また、「どうしてかというと」という言葉をつかって、そのときの理由などもできるだけくわしく説明していきましょう) ↓
わたしは、ミナちゃんのうえたアサガオは何色の花がさくかなあと思いました。(と、長文の話にもどって、結びの感想を書きます)
11.3週
◎はじめての花がさいてから(感)
内容:にがうりの花がさいたので、ベランダにはハチやアブがあつまってきました。ミナちゃんのうえたアサガオも、ミナちゃんのおへそのあたりまでせがのびていました。お父さんは、わすれずに水をあげているミナちゃんをほめてくれました。
解説:アサガオなどの植物をうえたことのある人もいるでしょう。はじめはなかなか芽が出てこないように見えますが、のびだすとぐんぐんのびていきます。花がさくと、いつのまにかハチやチョウがあつまってきます。たまに水やりをわすれると、植物はすぐにしおれてしまいますが、水をやるとまた元気をとりもどします。植物をそだてたことを似た話として思い出してみましょう。
感想文の書き方の流れ
わたしがこの話を読んでいちばんおもしろいと思ったところは、アサガオがミナちゃんのおへそのへんまでのびていたことです。(と、中心を決めます。「いちばん」という言葉が使いにくいときは、「ベランダにうえたミナちゃんのアサガオのせがのびました。」と、長文の説明を書いていってもいいでしょう)
↓
わたしもにた話があります。それは、夏休みのことです。わたしは、学校でアサガオをうえました。ある日、……(ここは、普通の作文と同じように会話やたとえなどを入れてくわしく書きます。また、「どうしてかというと」という言葉をつかって、そのときの理由なども説明していきましょう)
↓
わたしは、ベランダにまでハチやアブがくるのはどうしてだろうかと思いました。たぶん……。(と、長文の話にもどって、結びの感想を書きます)
12.1週
●じゆうなだいめい
あさばんがさむくなってきました。さむいと、ついうちの中でごろごろしがちなものですが、おもてに出てあそんでみましょう。また、おもてに出られないときは、うちの中でいろいろなじっけんをしてみましょう。インターネットのりかじっけんのページには、かていでかんたんにできる「スライムづくり」などのじっけんがたくさんのっています。このほかに、竹とんぼの作り方、竹うまの作り方、たこの作り方など、いろいろおもしろいページがあります。お父さんやお母さんといっしょにさがして、休みの日などに作ってみましょう。りかのじっけんは、インターネットでなくても、本やさんにもとしょかんにもたくさん出ています。きょうしつにもおいてありますから、近くのひとは見にきてください
12.2週
●くたびれたこと
みんなは元気(げんき)だから、あまりくたびれたことなんてないかな。スポーツや旅行(りょこう)や宿題(しゅくだい)で、「くたびれたなあ」というおもいでを書いてみましょう。
12.3週
●おとうさんがいいました。(感)
内容:おとうさんがいいました。「きょうの朝ごはんは、ベランダでたべよう。」おとうさんはだいどころで、にがうりりょうりをつくりました。ミナちゃんは、アサガオの花がさいているうちに、えにっきにかきました。
解説:ベランダで朝ごはんをたべるというのは、たのしそうですね。みなさんも、おもてでごはんをたべたことがあるでしょう。そのときのことを思い出して書いてみましょう。
おとうさんは、自分のそだてたニガウリでりょうりを作りました。じぶんでそだてたもののあじは、またかくべつだったでしょう。みなさんも、じぶんで作ったりそだてたりしたものをたべたことがありませんか。あれば、そんなはなしも書いてみましょう。
小1 12.3週のヒント ●おとうさんがいいました。(感)
第一段落は、中心を決めることです。「わたしがこの話をよんでいちばんいいなあと思ったことは、ベランダで朝ごはんをたべようとお父さんが言ったことです。」
第二段落は、似た話。「わたしのお父さんも、日ようびはときどきりょうりを作ります。それから、ベランダで朝ごはんをたべたことはありませんが、ずっと前、おべんとうをもってお花見をしながらおひるごはんをたべたことがあります。」
第三段落は、想像した話。「わたしも、夏になったら、ニガウリをうえて、ベランダでたべてみたいです。もし、わたしがそのときのみなちゃんだったら、うれしくてたまらなかったと思います。」
第四段落は、思ったこと。「わたしは、この話を読んで、みなちゃんたちは、来年は何をつくるのかなあと思いました。」