解説集 ススキ の池 (最新版)
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印刷版は印刷物として生徒に配布されているものと同じです。
ウェブ版は書き込み用です。
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2024-09-14 00:00:00)以降に
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10.1週
●秋を見つけたこと
秋もだいぶ深まってきました。今ごろ目につく秋のものというと、紅葉にはまだ少し早いから、植物の実や種のようなものになるでしょう。カキやクリやサツマイモも秋を感じさせますが、みなさんにとってもっと身近なものは、アメリカセンダングサやオナモミやイノコヅチなどでしょう。カラスウリなどの実も、野山に行くと見つかるかもしれませんね。
身の回りで「秋だなあ」と感じるものを選んで書いてみましょう。落ち葉、木の実、サツマイモ、ころもがえなど、いろいろありそうですね。
■小3 秋を見つけたこと
準備をしていないと書きやすそうで書きにくい課題です。
「秋を見つけたこと」の場合、「ドングリが落ちていました。」とか「夏まで青かった木が、いつの間にかすっかり葉が落ちて寂しくなっていました。」のような説明だけですと、字数が伸びずにすぐに話が終わってしまいます。
逆に、「焼いもを焼いて食べた」「クリを取った」のようなイベントがあるときは、普通の作文のように書きやすい題名になります。夏からの変化ということで、「アサガオの種ができた」とか「これまでの服を着替えた」などの話でもいいと思います。できるだけ、秋にまつわる出来事を書くようにしていきましょう。
●構成図の書き方
構成図は、小3以上の生徒が書きます。小2以下の生徒は、絵をかいてから作文を始めるという課題になっているので、構成図は書かなくて結構です。
構成図を書くときに大事なことは、思いついたことを自由にどんどん書くことです。テーマからはずれていても、あまり重要でないことでも一向にかまいません。
たくさん書くことによって、考えが深まっていきます。したがって、構成図は、できるだけ枠(わく)を全部うめるようにしてください。しかし、全部埋まらなくてもかまいません。
枠と枠の間は→などで結びます。この矢印は、書いた順序があとからわかるようにするためです。作文に書く順序ということではありません。
構成図を書きます。
| 頭の中にあるものをそのまま書くとき。
| 構成図で書くとき。
|
初めに絵をかきます。(絵はどこにかいてもいいです)
| 思いついた短文を書きます。(どこから始めてもいいです)
| 思いついたことを矢印でつなげていきます。
|
関係なさそうなことでも自由にどんどん書きます。
| はみだしてもかまいません。 | 大体うまったらできあがり。
|
▽構成図は、原稿用紙や普通の白紙に書いて結構です。
10.2週
●どきどきしたこと、つうしんぼ
どきどきしたことを書いてみましょう。うれしくてどきどき、こわくてどきどき、緊張(きんちょう)してどきどきといろいろなどきどきがありますね。ただ単に走ってどきどきなんていうのもあるかな。
お母さんやお父さんにも、子供のときどんなことにどきどきしたか聞いてみましょう。
●どきどきしたこと、つうしんぼ
ミニヒント
【例】:1→学芸会や、音楽の発表会(はっぴょうかい)で、いよいよ、自分の出番がまわってきて、幕が開く(まくがあく)直前の、ドキドキしたようすを、「まるで、〜みたいに」となにかにたとえてあらわしてみましょう。
【例】:2→マラソン大会や、運動会の100メートル走で、スタートラインに立ったとき、かやくでっぽうの音と、はれつしそうな心臓のひびきを、重ね合わせて、たとえでひょうげんしてみるのも、いいですね。
【例】:3→クリスマスで、サンタさんは、どんなプレゼントを用意しているのかな、お友だちの誕生日(たんじょうび)に、手作りの品を相手のよろこぶかおをおもいうかべながらこしらえているときなども、ワクワク、ドキドキしますよね。
他にも進級テストや、検定の合否を聞く前なども・・・・・・・とにかく、身近な出来事で、心が高ぶった有様を、思い出して書いてみましょう。
10.3週
●「でもね、お母さん(感)
アルバート(アインシュタイン)が通っていたころのドイツの小学校は、規則第一で軍隊のようでした。アルバートは一ヶ月で学校がいやになってしまいました。しかし、学校から帰ると、ヤコブおじさんに数学を教えてもらいました。バイオリンもかたくるしいレッスンはきらいでしたが、自分でくふうしているうちにひけるようになりました。父のヘルマンからは文学、母のパゥリーネからは音楽、ヤコブおじさんからは科学。この三つの世界がアインシュタインの人生の柱になりました。
似た話は、(1)学校がつまらないので行きたくなくなったこと、(2)学校で習わなかったことをお父さんやお母さんに教えてもらったこと、(3)バイオリンなどの楽器を自分で弾けるようになったこと、などが考えられそうです。
小3 10.3週 ●「でもね、お母さん(感)
今学期、最初の感想文です。
第一段落は、「この話を読んで私がいちばん……と思ったところは……です」などのように、どこを中心にするか決めましょう。
第二段落は、似た話です。「私の学校も規則がきびしい」と書いてもいいですし、「私の学校はアルバートとちがってすごく自由で楽しい」と書いてもいいでしょう。「たぶん……」という言葉で、そのときのアルバートの気持ちなどを考えてみましょう。
第三段落は、もう一つの似た話です。「私も、前に、わからない問題をお母さんに聞いたらよくわかった」などと自分の話を書いてもいいですし、お母さんやお父さんの子供のころの学校生活を聞いたり調べたりして書いてもいいでしょう。
似た話がどうしても見つからない場合は、「もし……だったら」という言葉で想像した話を書いていってもいいです。「もし、ぼくが軍隊のような学校に行ったら、すぐに行きたくなくなってしまうと思います」というような書き方です。
第四段落は、長文全体の感想です。「私はこの話を読んで……と思いました」と、自分らしい思ったことを書いていきましょう。
11.1週
●たまごやきを作ったこと、びょういんにいったこと
たまごやきを作ってそのようすを書いてみましょう。「たまごやきなんてもうかんたん」という人は、もうちょっとむずかしい料理に挑戦(ちょうせん)してみましょう。
苦労したところ、うまく行ったところ、途中で考えたこと、食べたあとの感想など、自分らしく書いていきましょう。
小3 11.1週のヒント ●たまごやきを作ったこと
事前にたまごやき(または卵に関係のある料理)を作っておく必要があります。(笑)
お料理の作文は、たとえなども使いやすいのでそのときの色、音、においなどを思い出しながら書いてみましょう。
本で調べて作ったり、お母さんに聞きながら作ったりしたでしょうから「調」、「聞」といったキーワードも使えそうです。また、これまでに何度か卵焼きを作ったことがある人は、前に作ったときと比べて書くこともできそうです。
自分で作ったたまごやきを食べてくれた人の感想の言葉を表情や動作で書けるといいですね。そこに「たぶん」というキーワードも使えるかな?
Re: ●たまごやきを作ったこと、びょういんにいったこと
今回は、みんなが大好きな玉子焼きについてです。食事のメニューや、お弁当の中に玉子焼きが入っていると、なぜか、ほっとして嬉しい気分になります。なんとといっても、あの黄色いまろやかさが、たまりませんね。玉子焼き料理には、だし巻き卵や、目玉焼き、スクランブルエッグなど色々あります。どれでもいいですから、まずは、作ってみてください。そして、それぞれの項目を確認しながら書き進めていきましょう。
第一段落●題名の工夫。作文の中身を直感できるように、「○○○○な玉子焼き」の形でくふうをこらしてみましょう。 作文を書き終えてから題名を考えてみても良いですね。
第二段落●たとえ・いろいろな言った。
たとえは、「まるで〜のように、みたいに」という言葉で、たとえの表現を考えてみましょう。色や形、それから香りなどを、たとえを使って表現できそうですね。
会話の「言いました」以外の言葉を使って書いてみましょう。
【例→】つぶやきました。ほめてくれました。にっこり笑いました。味わってみました。
「……だよ。がんばってね。」と励ましてくれました。
第三段落●前の話聞いた話
お料理をしているときの[ジュー。パチパチ]「カシャカシャ」というような音、香りなどもよく思い出してみましょう。
第四段落●自分だけが思ったこと
出来上がったたたまごやきは、家族に「おいしい」とほめてもらったり、あるいは、自分で「ちょっとしょっぱかったかな? 」と感じたりしたりしたなら、その感想を書いてみてください。また、「ちょっとむつかしいかもしれないけれど、この次は、、親子どんぶりや、茶わん蒸し、フーヨーハイ作りにちょうせんしてみよう! 」などと、心の中で思ったこと、をありのまま、書いてみて下さい。
●たまごやきを作ったこと、びょういんにいったこと
今回は、みんなが大好きな玉子焼きについてです。食事のメニューや、お弁当の中に玉子焼きが入っていると、なぜか、ほっとして嬉しい気分になります。なんとといっても、あの黄色いまろやかさが、たまりませんね。玉子焼き料理には、だし巻き卵や、目玉焼き、スクランブルエッグなど色々あります。どれでもいいですから、まずは、作ってみてください。そして、それぞれの項目を確認しながら書き進めていきましょう。
第一段落●題名の工夫。作文の中身を直感できるように、「○○○○な玉子焼き」の形でくふうをこらしてみましょう。 作文を書き終えてから題名を考えてみても良いですね。
第二段落●たとえ・いろいろな言った。
たとえは、「まるで〜のように、みたいに」という言葉で、たとえの表現を考えてみましょう。色や形、それから香りなどを、たとえを使って表現できそうですね。
会話の「言いました」以外の言葉を使って書いてみましょう。
【例→】つぶやきました。ほめてくれました。にっこり笑いました。味わってみました。
「……だよ。がんばってね。」と励ましてくれました。
第三段落●前の話聞いた話
お料理をしているときの[ジュー。パチパチ]「カシャカシャ」というような音、香りなどもよく思い出してみましょう。
第四段落●自分だけが思ったこと
出来上がったたたまごやきは、家族に「おいしい」とほめてもらったり、あるいは、自分で「ちょっとしょっぱかったかな? 」と感じたりしたりしたなら、その感想を書いてみてください。また、「ちょっとむつかしいかもしれないけれど、この次は、、親子どんぶりや、茶わん蒸し、フーヨーハイ作りにちょうせんしてみよう! 」などと、心の中で思ったこと、をありのまま、書いてみて下さい。
11.2週
●買い物に行ったこと、わたしの先生
買い物に行った話を書いてみましょう。お母さんやお父さんに頼んで、自分ひとりで買い物行ってみるという経験をすると、いい話が書けるでしょう。または、お母さんと一緒に夕飯のおかずを買いに行ってそのようすを書くというのもいいかもしれません。
自分の目と耳をよく働かせて、周りのようすを観察してきましょう。
小3 11.2週 ●買い物に行ったこと
「はじめてのお買い物」というテレビ番組がありますが、誰でもはじめて一人で買い物をするときはドキドキするものですね。たぶん家で待っているおかあさんもはらはらして待っていると思います。そんなはじめてのお買い物の話を書いてもいいし、お母さんといっしょに夕飯のおかずを買いに行ったというような話を書いてもいいでしょう。
今はスーパーで買い物を済ませてしまうことが多いでしょうが、八百屋さん、魚屋さんなどに行くとスーパーとはまたちがった雰囲気が味わえるかもしれません。
お店の人との会話なども入れながらそのときのようすをよく思い出して書いてみましょう。
●買い物に行ったこと、わたしの先生
おうちの人におつかいをたのまれて、近所のお店やさん、市場やスーパーへかいものに出かけたことはありませんか? お母さんといっしょに、遠足のおべんとうの材料を買いに行った……というような話を書いてもいいでしょう。あるいは、ショッピングセンターなどへ家族で行き、ランチを食べたりした後、手にいっぱいの買った荷物を車につみこんで、家に帰ったような思い出でもいいです。
今でも、しっかり覚えているいるお買い物のようすを思い出して、書いてくださいね。 お店の中の光景や、売り場の人とおしゃべりしたことなどを、[まるで○○○○みたいに、ように……]のたとえや、会話のやりとりを入れて書いてみましょう。
一人でメモを片手に、初めてお買い物に行った体験のある人は、「ちゃんと買えるかな」と心配になったり、お店の人に「一人でかいものに来て、本当にえらいね。」とほめてもらって、うれしくなったりしたことなど、心の動きをおりまぜながら、書き進んで下さい。一人で、買い物をすませて、家に帰りついて、お母さんに「ありがとう」とねぎらってもらったら自信がつき、少し大人になったような気分がして、とてもうれしい気持ちになったことなどを、むすびに書きあらわして下さい。
それから、
会話の「」のあと、≪言いました≫のかわりになる言葉で、ひょうげんしてみると良いですよ。
【例→】
「行ってきます」と、元気よくドアをしめて出かけました。
前からほしかったものを買ってもらい、「やったー」と、ガッツポーズをしました。
11.3週
●かれはすぐ(感)
内容:アインシュタインは、プリンストン大学の名誉教授になりました。博士は、十歳の女の子の算数の宿題を教えてあげたこともありました。アインシュタイン博士は、身なりをかまいませんでした。古いセーターに、サンダルばき、靴下をはかず、散髪も大嫌い。だれかが忠告すると「肉を買って、包み紙のほうがりっぱだったら、わびしくないかね」とやりかえしました。おしゃれをする時間があれば、研究の時間のほうにまわしたいと思っていたのです。
解説:えらい人でも親しみやすい人がいるという例です。
外見よりも中身が大事だ、ということばをよく聞くでしょう。身近な人で身なりにかまわない人の例などをさがしてみましょう。
みなさんも、何かに熱中しているときは、自分の身なりなどにかまっていられないでしょう。サッカーの試合をしている最中に、「ちょっと髪型が乱れたから、タイム」などという人はいません。
友達の中にも全然身なりにかまわない人がいると思います。そういう人は、もしかするとアインシュタイン博士のように、おしゃれをする時間があれば勉強のほうにまわしたいと考えているのかもしれません。
書き方の流れ
「床屋に行かなかったアインシュタイン」(のように題名を自分なりにくふうしてみましょう)
ぼくが、この話を読んでいちばんおもしろいと思ったところは、アインシュタインが大学の名誉教授になったのに、髪の毛はぼさぼさで床屋にも行かなかったというところです。(と、中心を決めます。「いちばん」という言葉が使いにくいときは無理に使わなくてもいいです。「アインシュタインは、身なりをかまわない人でした。」などと、長文の説明を書いておきましょう) ↓
ぼくも、床屋がきらいです。床屋に行くひまがあったら、ゲームをしていたいところです。この前、……(と、ここで、会話やたとえや「です、ます」などを入れて、普段の作文と同じように似た話をくわしくかきます)
ぼくのうちのお父さんも、あまり身なりを気にしません。たぶん……(と自分以外の話にも広げていくと、長く書いていくことができます。「どうして」や「たぶん」ということばを使って、自分なりに考えたことを途中で書いていきましょう) ↓
ぼくは、この話を読んで、アインシュタインもぼくと同じように自分の家で髪の毛を切っていたのかなあと思いました。たぶん、……。(と、長文の話にもどって自分らしく感想をまとめましょう)
●かれはすぐ(感)
ミニヒント→外見よりも中身が大切だ、という例として、
家族でレストランに行き、メニューのサンプルを見て「これ美味しそうだな」と感じ、注文した。期待していたのに、運ばれてきた実物のエビフライは、ひとまわり、小さくて、しかも固くて不味い(まずい)ので、がっかりしたような思い出はありませんか。
他にも、昔、一休禅師(『一休さん』のことです)という高僧が、ある日、金持ちで名門の家に、不幸があり、わざと、貧しいお坊さんのみなりで、弔いに行くと、追い返されてしまった。その後、立派な袈裟衣(けさごろも)に着替えて出向くと、その家の主は、先ほどの横柄(おうへい)な態度とはガラリと変わって、とても丁重な応対をしたので、「外見だけで人を見るものではない! 」と、説教されたという、実話なども使えそうですね。
12.1週
●ないしょの話、なにかをかんさつしたこと
ないしょの話
だれにもまだ言っていない内緒(ないしょ)の話を書いてみましょう。お父さんやお母さんに、子供のころの内緒の話を聞いてみると、作文に広がりが出てくると思います。
小3 12.1週 ●ないしょの話
今だから書けるないしょの話を書いてみましょう。題名のくふうもわすれずに。
自分の話だけではなく、お父さんやお母さんに聞いてみると小さいころのないしょの話を教えてくれるかもしれません。そのときのお父さんやお母さんの気持ちを想像して「たぶん」というキーワードを使って書くことができそうです。「お父さんは、たぶんおばあちゃんにおこられるのがこわかったのだと思います。」など。
また、「言いました」を使わずに動作や表情だけで会話を書いてみましょう。「お父さんは「ないしょだよ。」とウインクをしました。」など。
●ないしょの話、なにかをかんさつしたこと
【ミニヒント】● いろいろな言ったの表現
会話のあと、「……」と言いました。以外の言葉をつかってみるくふう をしましょう。動作や表情で書きあらわすと、その場のようすがいきいきと伝わってきますよ。
たとえばこんなかんじです。
「ヤッター!」と思い切りジャンプしました。「……?」と、首をかしげました。
他にも
「……」と、わらいました。「……」と力づけてくれました。「……」とびっくりしていました。
「……」とよろこびながら言いました。「……」と、どなりました。「……」とつぶやきました。
さらに
がっくりしました。やさしく声をかけてくれました。はげましてくれました。うなずきました。にっこりしました。うなってしまいました。しょんぼりしました。ガッツポーズをしました。
などなど。
他にも数え切れないほど、「言った」の代わりになる言葉がいろいろあります。出来事を頭の中で思い起こしながら、その時の声の種類や大きさにふさわしい表現を考えてみましょうね。
12.2週
●私の友達、おてつだいをしたこと
友達の話を書いてみましょう。書くことはたくさんあると思いますが、いちばん印象に残るエピソードを特にくわしく書いていきましょう。お母さんやお父さんの小さいころの友達の話を聞いて、話題をふくらませてみましょう。
小3 12.2週のヒント ●私の友達
友達の説明だけではなく、その友達との印象に残るエピソードを書いていきます。友達に親切にしてもらった話、けんかをしてしまった話など一つか二つに中心を決めて書いてみましょう。「たぶん」というキーワードは、友達の気持ちを推測して書くときに使います。「たぶん、とてもさびしかったのだと思います。」など。また、友達の会話を「言いました」を使わずに動作や表情で書いてみましょう。「「ありがとう。」とわらいました。」など。
お父さんやお母さんが子供のころに仲の良かった友達について聞いて書いてもいいでしょう。
●私の友達、おてつだいをしたこと
今週は、「わたし(ぼく)の友だち」について聞かせて下さい。 同じクラスや、近所のお友だち、いっしょに習いごとをしている、とっても仲良しの友人など、についてですね。
☆題名の工夫
作文の内容をピンと直感できる「○○○○な友達」というような、くふうをしてみましょう。
【例→】「しんせつな友だち」、「ぼうけん仲間の○○○○君」
☆前の話聞いた話
「このあいだ、こんなことがありました。……」というふうに、そのお友だちにまつわる出来事を、くわしく書いてみましょう。学校で図工の時間、絵の具が切れてしまったととき、となりの席の友だちが、足らない色を使わてくれた。それをきっかけに仲よくなったことなど、知り合った思い出を書いてみて下さい。
また、秘密基地(ひみつきち)を作って遊んだとか、いっしょに、お菓子作りをしたこと、二人で自然公園の探検(たんけん)に行ったことなど、エピソードをくわしく書くといいですよ。
つぎに、お父さんやお母さんから聞いた話を書きいてみましょう。お父さんやお母さんが、子どものころ仲良しだったお友だちについて、話してもらったことを、会話のやり取りで、書いてみると良いですよ。その頃のお友だちが「一生のお友だち」として、続いていることもあるようですね。
☆たとえ;いろいろな言った
会話のあと、は、≪教えてくれました。やさしくはげましてくれました。≫のように、「言いました」の代わりになる言葉を考えて書いてください。「まるで〜のように、みたいに」というたとえ方をくふうして、その場のようすを表現してみましょう。
☆自分だけが思ったこと
心の中で、自分だけが、仲よしのお友だちに対して感じたことを、ありのまま書いてみましょう。
12.3週
●その日から(感)
内容:アインシュタインは、アメリカ国民に対して原子力の危険性を忠告しました。しかし、核開発合戦は過熱し、世界はアメリカ側とソ連側にわかれてにらみあうようになりました。博士は、原子力発電所をはじめとする、原子エネルギーの平和利用についても、かなり慎重な考えをもっていました。
解説:戦争というのは、国どうしのけんかのようなものです。日本に対して原爆を使ったアメリカは、アインシュタインらの核廃絶と戦争反対の声を無視して、ソ連との核開発競争に進んでいきます。友達とけんかするとき、「あいつがああやったから、こっちはこうやる」「それなら、こっちはこうだ」とだんだんエスカレートしてしまうことがあります。話し合って仲良くすればいいのにね。
最近、原子力の燃料工場で事故がありました。原子力は大きな力を持っているだけに、いったん暴走すると人間の力ではコントロールできなくなるところがあります。「風の谷のナウシカ」という映画を見た人がいると思いますが、ここに出てくる巨神兵というのが、この原子力の象徴のようですね。
小3 12.3週のヒント ●その日から(感)
第一段落は、「この話を読んで私がいちばん……と思ったところは……です。」などのように、どこを中心にするか決めましょう。例えば、「いちばん感心したのは、アインシュタインが核兵器の開発をやめようと言ったことです。」
第二段落は、似た話です。戦争は国どうしのけんかのようなものというところから、友だちとけんかをしてしまったことなどを思い出して書いてみましょう。「たぶん……」という言葉を使って、そのときの友だちの気持ちも考えてみましょう。
第三段落は、もう一つの似た話です。戦争や原子力などのことをお父さんやお母さんに聞いたり、調べたりして書いてみましょう。似た話がどうしても見つからない場合は、「もし……だったら」という言葉で想像した話を書いていってもいいです。「もし、ぼくがアインシュタインだったら、やはり戦争に反対したと思います。」というような書き方です。
第四段落は、長文全体の感想です。「私はこの話を読んで……と思いました。」と、自分らしい思ったことを書いていきましょう。例えば、「ぼくも、将来大きくなったら、アインシュタインのように、いいことをしたいと思いました。」