メギ2 の山 2 月 1 週
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○自由な題名
○節分、マラソン
○ひとりでいることと友達といること、緊張したこと
○A lot of people feel 英文のみのページ(翻訳用)
A lot of people feel that pollution is among the biggest problems we have in the world today. But when we talk about pollution, what do we really mean? Well, when you pollute something, you make it dirty or dangerous for other people or animals. If you put engine oil in water, you will pollute it; nobody will be able to drink it or wash in it. All over the world, there are people polluting the land, the sea and the air.
The main reason for pollution is waste -- something which is no longer needed. Waste can be many things. It can be yesterday's newspaper, an old car, your dirty bath water, or smoke from a factory chimney. Some waste is dangerous because it contains poisons. This kind of waste is called toxic waste, and the problem of toxic waste is worrying many people -- and governments
-- today.
All living things, especially people, make waste. There are six billion people in the world. They all need to eat, dress and travel about. Most of them need to heat their homes as well. They buy things, they use them and they throw their old things away. Today, we live in a 'throw-away' world.
Farms and factories produce the things that people need. When they produce these things, they produce waste too. Cars, trains and buses, ships and planes carry people from place to place. They produce waste too. Everyone adds to the problem of waste, just by being there.
By the way, how much rubbish do you throw out every week? If you live in Los Angeles, you probably throw away about twenty-one kilograms of rubbish every week. Every man, woman and child in London throws away six kilograms of rubbish every week. The figure for Tokyo is seven kilograms. Mexico City throws away only three kilograms for each person. Imagine the mountains of rubbish in a big city like New York. It throws away 170,000 tonnes of rubbish every week (more than thirteen kilograms for each person)! Most of this rubbish is useful and valuable material. We can use it again by recycling it. (To recycle means to keep materials and energy by using things again instead of throwing them away.)
In some countries, there are laws about pollution and recycling. Their governments punish people who pollute the environment. Their governments also try to teach people about recycling. In other countries, there are no laws against pollution and their governments do not encourage recycling. So Europe and the USA send a lot of their waste to some Asian, African and South American countries. Rich countries have laws against polluting the environment. Many poor countries have no laws against pollution -- and they welcome the money which richer countries give them for dumping waste.

★(感)技術と人間の関係について
 【1】ここで、技術と人間の関係について考えておきたいと思います。科学の技術化の進行とともに、生活は便利で快適になりました。情報の交換は、コンピューター・ネットワークを通じて、時間的にも(瞬時につながる)、空間的にも(国際的につながる)、実に効率的に広がっています。【2】グローバルな(地球規模での)人間のつながりが可能になり、これまでの「国家」に閉じ込められた発想を越えることができるようになるだろうという予感をもっています。二一世紀には、この流れは、よりいっそう加速されてゆくでしょう。【3】これを「情報革命」あるいは「情報化社会」と呼んでいます。コンピューターだけでなく、これまで思いもつかなかった機械や道具が、マイクロマシンやナノテクノロジーから生み出されてくると思われます。技術の発展が人間の新しい可能性を拓いていくのです。
 【4】確かにそうなのですが、技術の発展と人間の関係について、気をつけるべき二つのポイントがあります。
 一つは、いくら素晴らしい性能をもつ製品でも、その能力は使う人間の技術レベルで決まっているということです。【5】私のワープロには実にさまざまな機能が組み込まれていますが、私はその一部しか使えません。せっかく便利に作られていても使いこなせなければ、その技術は生きないのです。この点は、ワープロだけでなく、あらゆる技術にいえるでしょう。【6】技術の真の価値を利用するには、それを使う人間の技術レベルも上げなければならないのです。そのためには、技術の内容を理解し、論理的な思考や全体のつながりを把握する力をもっていなければなりません。そうでない限り、技術は、それを有効に使えるエリートだけのものになってしまうでしょう。
 【7】しかし一方では、私たちは新しい技術に使われ、追い立てられることにもなります。そのため、じっくり考える余裕を失うかもしれません。私は、コンピューター社会で落ちこぼれかかっているのですが、考える時間を確保しようとすると、次々と新しいソフトや新しい情報処理方法についてゆけなくなるからです。
 【8】今や、パソコンは計算をするだけでなく、ワープロ・表計算・英文タイプ・図表製作にも使え、ネットワークを通じて、手紙・図・写真・音声まで交換できるようになりました。パソコンは、筆箱・電卓・コンパスや物差し・電話・タイプライター・写真フィル∵ムなど、さまざまな道具を一つに集めたようなものです。【9】しかし、それらを使いこなすためには、相当な時間が必要になります。その時間を惜しむと、パソコンはただの電脳箱に過ぎません。むろん、より使いやすくはなるでしょうが、技術を常に追いかけねばならない時代に、真の知が開花するだろうか、というのが私の心配なのです。
 【0】もう一つは、「情報革命」の問題点です。情報は、知っていると楽しくもあり、豊かな気分になりますが、それを使わない限り価値を生みません。お金と似ています。だから、情報を有効に使わないと革命は起こらないのです。人間の知的レベルを上げなければ、情報を有効に使えないでしょう。つまり、技術を使いこなすだけでなく、世界を広い視野で見、将来を深く洞察する能力が不可欠なのです。情報革命は、人間のレベルを上げない限り、「情報オタク」を生み出すだけとなるでしょう。その結果、情報を有効に使える大企業や政府が利益を得るのみなら、新しい人間の可能性を拓いたり、国境の壁が破れることにはなりません。現在と本質的に同じ状態だからです。つまり、個々人が情報に埋もれず、情報を有効に使う能力が、二一世紀には強く望まれているといえるでしょう。
 さらにつけ加えておきたいことは、情報化社会となると、すべての仕事が机の上でできるようになって、三K(キツイ・キタナイ・キケン)の仕事がなくなるような幻想がふりまかれていますが、それは間違いです。確かに、毎日会社や学校に行かなくても仕事や学習ができる部分はあるでしょう。しかし、パソコンを作る人、それを運ぶ人、運ぶ道路(トラック)や鉄道(貨車)を作り整備する人、その資材を作る人、その原料を掘り出す人……と、パソコン一つをとっても多数の人々の労働の結晶なのです。その労働自身は、決してなくなることはありません。私たちの生活の中で必要とする、食べ物も住宅も着物も電気も、あらゆるものに労働が必要なのも確かです。情報革命は、人間の知的レベルの革命であって、生活や労働を変える革命ではないことを、しっかりと押さえておく必要があると思います。

(池内了(さとる)の文による)