カキ の山 6 月 2 週
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★自由(じゆう)な題名(だいめい)
○私の夜(よる)、カタツムリを見つけたこと
★がんばったこと、水たまり(できるだけ自由な題名で)

○さばくのかいぶつ(感)
 さばくのかいぶつ――サボテンのいろいろ――

 【1】アメリカのアリゾナしゅうとかメキシコへいきますと、やけるようにあついさばくの中に、きみょうなすがたをしたしょくぶつが、にょきにょきとはえています。
 【2】まるで、かいぶつが手をつきだして、おどっているように見えるのです。
 ところで、このかいぶつのからだは、水でいっぱいなのです。
 【3】どこか、くきのところをきりとって、しぼってみますと、おいしい水がとれるのです。
 水のないさばくをりょこうする人たちは、このサボテンの水をのんで大だすかりをします。
 【4】ところが、このたかいくきのてっぺんに、すをつくるとりがあるから、おもしろいではありませんか。
 サボテンふくろうというとりで、ふくろうのうちでも、いちばん小さいとりです。すずめぐらいしかありません。【5】こんなたかいところの、とげだらけの中にいればあんぜんだと、すましています。
 このサボテンふくろうはちゃっかりもので、そのすも、じつは、きつつきがすんだことのある、あきやのあなをしっけいしているのです。
 【6】サボテンには、四千いじょうのしゅるいがありますが、どれも、はもえだもない、くきばかりのしょくぶつで、からだにいっぱいとげがはえています。
 ずいぶんかわったすがたのしょくぶつですがこれでなくては、さばくのようなところではそだたないのです。
 【7】さばくは雨のすくないところで、地(じ)めんも、水けのないすなか、いわばかりのところです。
 ですから、サボテンは、からだぜんたいに、水けをいっぱいふくんでいるのです。
 はっぱがないのにも、わけがあります。【8】はっぱがあると、そこからすいぶんをどんどんはきだしてしまいますから、いくらくきが水をたくさんもっていても、たちまちすいぶんがなくなって、かれてしまうのです。
 【9】そこで、はっぱは、ほそいとげにかわって、やたらとすいぶんをそとにはきださないようになってしまったのです。【0】

(「世界ふしぎめぐり二年生」より抜粋)