サツキ の山 6 月 2 週
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○自由な題名
○私の夜(よる)
★カタツムリを見つけたこと、がんばったこと
○家ちくといっしょにテントのたび(感)
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家ちくといっしょにテントのたび――モンゴルの人のくらし――
【1】わたしたちのくらしかたは、まず家をつくって、そこにおちついてくらします。
学校へいくのも、おつとめにでるのも、その家からです。
よほどのことがなければ、ひっこしはしません。
【2】ところが、村ぜんたいが、いつもひとところにおちついていないで、家をもって、あちこち、ひっこしてあるく人たちがいます。
モンゴルの人たちが、そうです。
【3】モンゴルは、あつささむさのちがいが、たいへんはげしいところで、しめりけがすくなく、土地がひじょうにかわいています。
そのため、さばくやひろい草原がひろがっており、おおくの人びとが、牛、うま、らくだ、ひつじ、やぎなどをかってくらしています。【4】そして、いつも水や草のあるところをさがして、つぎつぎとひっこしてあるくのです。
ふつう一けんの家で、ひつじを二、三百頭、牛を五十頭、馬を二十頭くらいもっています。【5】ですから、村全体がひっこすとなると、たいへんなさわぎとなります。
しかし、家は、ごくかんたんなもので、おりたたみができますから、たいしてせわはありません。
【6】やなぎの木をくみあわせて、ほねぐみをつくり、それにひつじの毛がわを、すっぽり上からかぶせただけのすまいです。この家のことを、パオといっています。
【7】パオは、くみたても、とりはずしも、二、三時間でできてしまうたいへんべんりな家です。
モンゴルの人たちのたべものは、おもに、ひつじや牛のちち、にくなどです。【8】朝は、チャオミイといって、ひつじのちちをいれたお茶に、いった粟をいれてたべます。夕はんは、ゴリルといって、ひつじのにくに、うどんをまぜてにたものです。そして、一日のうちに、なんかいもお茶をのみます。【9】このお茶は、ひつじの毛がわととりかえて、手にいれます。
ねんりょうには、ひつじや牛のあぶらのほか、牛のふんをかわかしたものをつかっています。パオも、ひつじの毛がわでつくったものです。【0】
(「世界ふしぎめぐり三年生」より抜粋)