ムベ の山 11 月 2 週
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○自由な題名
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○If you have ever 英文のみのページ(翻訳用)
If you have ever flown across several time zones, you have experienced jet lag. You arrived in a new time zone, but your body was still living on the time in the old zone. You were not sleepy at all and were ready for dinner in the middle of the night, and you wanted to sleep all day.
People experience jet lag because all living things have a biological clock. Plants and animals are all in rhythm with the natural divisions of time -- day and night and the seasons.
At sunrise, plants open their leaves and begin producing food. At night, they rest. In the temperate zone of the earth, trees lose their leaves in fall as the days become shorter and there is less sunlight. In the spring, leaves and flowers begin growing again as the days become longer.
Rain sets the rhythm of desert plants. Plants in the desert may look dead for months or even years, but when it begins to rain, the plants seem to come to life suddenly. The leaves turn green, and flowers appear. The plants produce seeds quickly, before the rain stops. These seeds may lie on the ground for years before the rain starts the cycle of life again. The plants' biological clock gave the signal for these things to happen.
At sunrise, most birds wake up and start singing. When the sun goes down, they go to sleep. When spring arrives, they start looking for a mate. When winter comes, some birds fly to a place with a warmer climate. Their biological clocks tell them the time to do all of these things・
Animals live near the sea and get their food from both the land and water have biological clocks set with the tides. When the tide goes out, they know it is time to look for the food that the sea left behind it. Some insects, like honeybees, have a very strong sense of time. Some French scientists did an experiment with honeybees. They put sugar water out every morning at 10:00, and the bees came to drink the water at the right time. Then the scientists started putting the sugar water out at 8:00 p.m. It took the bees a week to find it at the different hour, but from then on, they came to eat in the evening instead of in the morning.
Later the scientists took the honeybees to New York. The bees came for the food at the time their bodies told them, though it was 3:00 p.m. New York time. Their bodies were still on Paris time.
Humans, like other animals, have a biological clock that tells us when to sleep and eat. It causes other changes, too. Blood pressure is lower at night, the heartbeat is slower, and the body temperature is a little lower. We even go through several levels of sleep, cycles of deep and light sleep.
Other things happen in cycles, too. More babies are born between midnight and sunrise than at any other time. More natural deaths happen at night, but more heart attacks happen early in the morning. Most deaths from diseases in hospitals happen between midnight and 6:00 a.m. Some police say there are more violent crimes and traffic accidents when there is a full moon.
The honeybees in the experiment reset their biological clock for different feeding hours. Humans do this, too. People who work at night learn to sleep during the day and eat at night. Students who fly across the world to study in another country get used to the new time zone after a few day. When they go home, they change back again. Our bodies are controlled by a biological clock, but we can learn to reset it at a different time.

★私たちが日常(感)
 【1】私たちが日常、ことばを使っているときは、普通表される内容がまずあって、それを持って運ぶ手段としてことばがあるというふうに考えています。【2】私たちの関心はもっぱらこの内容のほうにあるわけで、それを運ぶ仲介役としてのことばが入っていても、ことばそのものにはあまり注意を払いません。ことばというのはあるようでないようなもの、存在しながら、存在していないような、何か透明になってしまっているような感じがするのではないでしょうか。
 【3】ところが、「かっぱ」のような詩を読みますと、俄然ことばが、私たちの前にふさがって、それに私たちが頭をぶつけている――そんな印象を持つのではないかと思います。【4】ことばがそこでは不透明になって、私たちの意識が素通りすることを許してくれないわけです。日常あまり意識してないことばそのものの存在ということを、否応なしに意識させられてしまいます。【5】こういう状況は、詩によく出てきます。詩のことばは日常のことばと同じではありません。そのため私たちはそこで一度立ち止まって、考えなくてはいけないということが起こってきます。【6】つまりことばが不透明なものになってしまい、私たちがことばというものを改めて認識することになるのです。
 そういう意味でもう一度「かっぱ」の詩に戻ってみましょう。【7】使われている単語はそんなに多くも難しくもありません。「かっぱ」が出て、それから「かっぱらった」が出てきます。【8】たとえばこの「かっぱ」と「かっぱらった」ということばは、日常のことばとして考えている場合は、私たちはこの両方がよく似た形をしたことばであるという意識を持つようなことはないでしょう。【9】ところが、ことばが不透明になって私たちの前に立ち現れますと、「かっぱ」と「かっぱらった」は、形が非常によく似ているという意識を否応なしに持たされます。【0】そうしますと、ことばについての非常に素朴な感覚として、語形が似ていると語の意味も似ているのではないかというふうな発想が働きはじめます。つまり、「かっぱ」と「かっぱらった」とでは「かっぱ」という所が共通である。そうすると意味のほうでも関係があるのではないか。たとえば、「かっぱ」というのはいたずら好きな生物だから、「かっぱらう」という行為も、何かもともと「かっぱ」のするようなことをいうのではなかったのか。もちろん語源的にはそういうことはないでしょうけれ∵ども、そんな印象をきっと持つでしょう。日常のことば遣いですと、「かっぱ」と「かっぱらう」は私たちの頭の中の全然違う所にしまい込まれていて、相互に連想するなどということもないでしょう。しかし二つ並べられてみますと、語形が互いによく似ている、そうすると語の意味も似ているのではないかと考えたくなるわけです。私の場合ですと、かっぱの口の先の逆みたいな形をしている――そんな類似点を連想します。あるいはまた、かっぱが鳴くとするとらっぱのような音を出すのではないか――そんなことを思ったりもします。(中略)
 私たちの日常の生活では、ことばのきまりというものが習慣的に決まっています。そして、私たちはいちおうきまりの範囲内でことばを使うことで満足していて、それを超えるというようなことは比較的まれです。前に言いました二つのことばの使いかた――経験が先行してそれをことばで表すことと、ことばが新しい経験を生み出すこと――これは「伝達」と「創造」ということでとらえることもできますし、あるいはことばの「実用的」な働きと、ことばの「美的」な働きと言われることもあります。この後者のほうは詩のことばに典型的に見られるということで、ことばの「詩的」な働きという言い方をすることもあります。
 私たちのことばについての認識は、ふつうその実用的な働きのほうに大変かたよっていて、もう一つの詩的な働きのほうは忘れられがちです。それは、この詩的な働きがよく現れるのは、詩のことばであるとか、子どものことばとかどちらかといいますと、ことばの「中心」でない部分だからでしょう。そういうことばの詩的な働きというものが日常のことばにおいてよりも重要な役割を果たすという意味で、子どものことばと詩のことばとは似ているということができます。(中略)
 普通の人が、日常的な経験を日常的なことばで表現して満足しているのに対して、「詩人」と呼ばれるような人たちは、日常的な経験を超える経験をもつでしょう。そして、それを表そうとすると、もはや日常のことばの使い方では不十分なはずです。そこで、どうしても、日常のことばの枠を超えるということが必要になってくるのです。
 参考:「かっぱ」の詩(谷川俊太郎作) かっぱかっぱらった/かっぱらっぱかっぱらった/とってちってた/かっぱなっぱかった/かっぱなっぱいっぱかった/かってきってくった