00アカシア の山 4 月 3 週
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★自由(じゆう)な題名(だいめい)
○学校(がっこう)へ行くとちゅうのこと
○ねこのしたは、どうしてざらざら(感)
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ねこのしたは、どうしてざらざら
【1】どうぶつえんのおじさんに、きいてみますと、したがざらざらしているのは、ねこばかりではないそうです。【2】とらでも、ライオンでも、ひょうでも、くまでも、もうじゅうのしたは、たいがいざらざらしているそうです。
よくしらべてみますと、ねこのしたには、たくさんのとげがついています。
【3】ねこは、とらや、ひょうのなかまで、まえは、山の中で、けものや鳥をつかまえて、そのにくをたべて、くらしていたもうじゅうでした。
【4】もうじゅうたちが、にくのついているほねをしゃぶるときには、このざらざらしたしたが、とてもやくにたちます。なめらかなしたでは、にくをけずりとってたべたりすることが、むずかしいからです。
【5】かなあみについている、さかなのにくののこりなどを、ねこは、じつにきれいにとってなめてしまいます。
【6】いまでも、外国の山にすんでいる山ねこは、よわいけものや、鳥をつかまえて、たべているもうじゅうです。
【7】ねこは、にんげんにかわれるようになって、いまのように、おとなしくなったのですが、したは、もうじゅうのすがたを、のこしているわけです。
【8】ですから、草や木のはっぱを、たべている牛や馬やきりんやしたのしたは、なめらかで、ざらざらしているところが、あまりありません。
【9】にんげんのしたも、いくらかはざらざらしていますが、これは、おもに、あじをしったり、たべものをこねまわすためなのです。【0】
「理科なぜ? なぜかな」(宮下正美(みやしたまさみ)著 偕成社)より