主題 | 一般化の主題 |
キーワード | 人 人間 一般化 <<主題>> |
説明 | …は人間にとって…である |
指導 |
作文の結びに大きくとらえた感想を書く練習です。
小学6年生以上は、ものごとを一般化して書く力がついてきます。例えば、「私の家族」という題名で作文を書いた場合、中学年では、「これからも楽しい家族でいたいです。」のようなまとめ方で終わることが多いものですが、高学年では、「家族というものは人間にとって、心のよりどころとなるものだと思う。」のようなまとめ方ができるようになってきます。 しかし、この一般化の力はまだ充分ではありませんから、先生の方でヒントを指示してあげる必要があります。 高校生以上で一般化の主題を書く場合は、構成メモの段階で先に一般化の主題を考えておき、その主題に合わせて実例を書くという書き方をしていくのが理想です。小学生では、そこまでは要求できないので、実例を複数書いてから、その実例に合わせて一般化したまとめ方をするように指導していきます。 例:(私の友達という作文を書いたあと)友達というものは、人間にとってその人を映す鏡のようなものだと思う。類は友を呼ぶということわざがあるように、私も友達にふさわしい人間になっていきたい。 作文の結びに、個人的な感想ではなく、大きくとらえた感想を書く練習です。最初のうちは「人間にとって」「日本人にとって」などという言葉を入れてまとめてあればよしとします。その作文のテーマが友達であれば、「人間にとって友達とは○○○である。」、テーマが自然であれば「人間にとって自然とは○○○である。」という形にします。○○○のところは、先生が例を言って指導します。 |