項目の説明
構成 動作情景の結び/作文
キーワード 動作の結び 情景の結び <<構成>>
説明 作文の結びを動作や情景で書く
指導  作文の結びを「思いました」のような平凡な書き方ではなく、動作や情景で結んでいく練習です。

 例:僕は思わず駆け出した。

 例:お母さんは大笑いをした。

 例:校庭には秋の夕日が差していた。

 例:僕は「ようし、やるぞ」と腕組みをした。

 高学年で動作・情景の結びを指導すると、子供が気恥ずかしくてなかなか書けないということもあります。そういうときは、先生が直接「今日は練習で、このように書いてまとめてね」と具体的な文を指示して書かせるようにすると書けるようになります。

 これまでは、作文の最後を感想でしめくくってきましたが、感想の後に、さらに動作や情景を表す一文を入れて結ぶ練習です。感想以上に、書き手の思いが伝わるような余韻のある結びを工夫します。あえて感想は入れずに、誰かの動作やその場の情景だけをさらりと書くのがポイントです。色や音などを入れて印象的な結びを工夫します。慣れるまではむずかしいので、最初のうちは先生が具体的な文を示します。