主題 | 総合化の主題 |
キーワード | 総合化 <<主題>> |
説明 | 大事なことはAかBかではなくCである |
指導 |
総合化の主題は次のような流れで書いていきます。
「(要約のあと)確かに漫画はよいという意見も理解できる。例えば……。しかし、漫画はよくないという意見もわかる。例えば……。だが、いちばん大事なとこは、漫画自体がよいか悪いかということではなく、漫画以外の読書をどれだけしているかということではないだろうか。」 その結びの意見です。 総合化は、AとBの意見の単なる折衷案にならないように、別のより高い次元でまとめるように考えていくことが重要です。よくない例としては、「AもBもどちらも大切だから、要はよく考えて使い分けていくことだ」というような書き方です。しかし、これを×としてしまうと、生徒には難しくなりすぎるので、評価の上ではこういう書き方でも◎にします。 総合化の考え方には、いくつかのパターンがあります。 Aという相手もよいし、Bという相手もよいが、大事なのはCという自分自身だ。 Aという外見もよいし、Bという外見もよいが、大事なのはCという中身だ。 Aという方法もよいし、Bという方法もよいが、大事なのはCという目的だ。 Aという方法もよいし、Bという方法もよいが、大事なのはCという結果だ。 Aという目的もよいし、Bという目的もよいが、大事なのはそれを実行するCだ。 例:楽しくやるのもいい。厳しくやるのもいい。しかし大事なのはどういう結果を出すかということだ。 |