構成 | 複数の理由一 |
キーワード | 理由 <<構成>> |
説明 | …の理由は第一に |
指導 |
是非の主題の展開部分として理由を書く練習です。
小学生までの指導では実例を考えればよいとしていましたが、中学生以降は、理由を考えて、その理由に対応した実例を考えるという書き方になります。 しかし、理由を考えるということはものごとを抽象的に考えることなので、語彙の少ない中学生のころは書きにくいことが多いものです。先生の方である程度、見本を示して指導する必要があります。 理由の考え方は次のようになります。 AがよくてBが悪いという意見の場合:(1)Aのよい理由、(2)Bの悪い理由、(3)Aでないのが悪い理由、(4)Bでないのがよい理由。 普通は、(1)(2)だけで間に合います。言葉の上での違いだけのようですが、実際に書いてみると、異なる理由と実例の展開になります。 例:(あだなはよいか悪いかという主題について)あだなはよいと思う。その理由は第一に、あだなで呼ぶと親しみがわくことが多いからである。例えば……。 |