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3月の課題は27日(土)までに送信を
4月1日(木)から新学期
4月からの教材は26日までに到着予定
「塾・家庭教師の選び方」発売中
清書の書き方と投稿の仕方
森リン解説 「どんな春、こんな春」小5で80点台
のりたまのような星空(ミー(あみ)先生の学級新聞より)
最初はみんなと同じ子ども(こう(ふつ)先生の学級新聞より)
言葉の森新聞 2004年3月4週号 通算第832号
文責 中根克明(森川林)

http://www.mori7.com/mori/
3月の課題は27日(土)までに送信を
 3月28日から、ホームページのデータが一斉に入れ替わります。インターネットを利用して作文を送っている方は、3月の課題を3月27日(土)までに「作文の丘」から送信してください。それ以降は正しく送信できなくなります。
4月1日(木)から新学期
 4月1日(木)から新学期が始まります。4月からの教材の説明は、教材に同封してあります。
 教材の説明は、「学習の手引」にも載っています。
Http://www.mori7.com/mori/gate.html
4月からの教材は26日までに到着予定
 4月からの教材を3.4週に発送します。国内の生徒の場合、26日になってもまだ教材が届かない場合はご連絡ください。(海外の生徒は到着が多少遅れます)
 今回は、教材と一緒に住所シール・項目シールも送っています。
「塾・家庭教師の選び方」発売中

 馬場先生の「塾・家庭教師の選び方」が発売されました。
 書店に置いてない場合は、ふきのとう書房のページから注文できます。
Http://www.fukinoto.co.jp/index1.html
 言葉の森の「図書の広場」のリンクから行くこともできます。
清書の書き方と投稿の仕方
 清書の仕方はいつもと同じですが、次の点だけご注意ください。
作文用紙すべてに生徒コードとページを書いてください。
友達の清書を読んで感想を書くことができるようにしました。
 清書は、人によってかなり時間差があります。清書が早く終わった人は、3.4週の山のたよりに載っている友達の先月の清書を見て、感想を書いてください。
 感想は、清書のあと2行以上空ける形で書いてください。これはインターネットから清書を送る場合も同じです。
┏━━━━━━━━━┓
┃   題名    ┃
┃      名前 ┃
┃ ここから清書……┃
┃………………………┃
┃……………。   ┃
┃         ┃←2行以上空ける
┃         ┃
┃ ここからほかの人┃
┃の清書への感想……┃
┃……………。   ┃
┗━━━━━━━━━┛
 初めて清書をする人のために、以下、清書の仕方を説明します。

 毎月第4週は清書です。担当の先生の説明を参考にして、返却された作文の中から自分でいちばんよいと思うものを選び、作文用紙に清書してください。(一度清書したものは、清書しないように注意してください。また、ほかの人の作文を写して清書にすることのないようにしてください)
 清書はできるだけ黒のペンで書いてください。訂正には住所シールの余白を使うと便利です。
 ・油性のボールペンよりも水性のボールペンの方が、紙との摩擦があるので書きやすいようです。
 ・鉛筆書きのときのように下敷きを敷くと、紙との摩擦が減り書きにくくなります。下敷きを使わない方が書きやすくなります。
 ・黒のペンで書きにくい場合は、濃い鉛筆で書いてもかまいませんが、プリントが薄くなることがあります。
 生徒コードの欄には、住所シールの生徒コードを切り取って、はってください。手書きで書く場合は、ていねいに書いてください。
 新しく教室に入ったばかりの人は、返却されている作文がない場合もあります。また、返却されている作文の中に清書するものがない場合もあります。そのときは、自由な題名で作文を書いて送ってください。
 清書は、3〜6人のグループ(広場のグループ)ごとにプリントして、翌月の4週に、「山のたより」と一緒にお渡しします。この清書は、インターネットの山のたよりでも見ることができます。
 用紙の空いているところには、絵などを書いて楽しい清書にしてください。絵は、ペンではなく濃い鉛筆でかいてもかまいません。色はプリントには出ません。
 感想文を清書する場合は、最初の「三文抜き書き」や「要約」はカットするか、簡単な説明に変えておく方が作品としてまとまりがよくなります。
 中学生以上の人が清書を新聞社に送る際の字数の目安は、500字程度です。長すぎる場合は、新聞社の方でカットされて掲載されることがあります。字数を縮めるときは、いろいろなところを少しずつ縮めるのではなく、段落単位でまとめて削るようにしていきましょう。第一段落の要約と第三段落の社会実例は削除し、名言や書き出しの結びなどの表現の工夫も削除し、第二段落の体験実例と第四段落の意見だけでまとめるようにするといいと思います。
 清書は、ホームページから送ることもできます。作文をホームページから送るときと同じように送ってください。
 よく書けた清書は、自分で新聞などに投稿してください。二重投稿になる可能性があるので、教室の方からの投稿はしません。(港南台の通学生徒の場合は、教室から投稿します)
 手書きで清書を書いている人は、その清書をコピーして、原本を投稿用に、コピーを提出用にしてください。
 パソコンで清書を送信している人は、その清書をワードなどにコピーして投稿用にしてください。
 新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。
(1)本名とふりがな(ペンネームで書いている場合は本名に訂正しておいてください)
(2)学年
(3)自宅の住所
(4)自宅の電話番号
(5)学校名とふりがな
(6)学校所在地(町村名までで可)
●朝日小学生新聞の住所
 104−0045
東京都中央区築地5−3−3
朝日小学生新聞
ぼくとわたしの作品係 御中
●毎日小学生新聞の住所
 100−8051
東京都千代田区一ツ橋1−1
毎日小学生新聞
さくひん係 御中
森リン解説 「どんな春、こんな春」小5で80点台
 森リンのベスト5は、毎日、全体の点数から集計しなおしているので、少しずつ点数が変動します。
 さて、3月のベスト5で高得点を取った人が二人いました。
 一人は、ルフィ君(中3)の「共同体的な考え方」99点です。伝記実例に、秦の始皇帝・源頼朝・ルイ十四世などを入れて題材を豊富に書いたため素材語彙が150種88点と大きくなりました。また、強力語彙35個96点という点数に見られるように、よく考えながら書いている文章です。(元の文章に誤字がいくつかありそれが素材語彙の数に集計されていたので、正しい表記に直した結果点数が少し低くなってしまいました。^^;)
 もう一人は、芳本君(小5)の「どんな春、こんな春」82点です。素材語彙172種100点と、話題のきわめて豊富な事実文です。出来事中心の作文であるため、強力語彙は5個54点と低くなっていますが、これは「春を見つけたこと」という題名課題の性質上やむを得ないものです。
 この作文は、見方によっては、話題が豊富な分、中心があまり決まっていない作文と見なされることもあります。しかし、「春が来た」という主題で全体をまとめようとする気持ちが感じられるので、構成力はあります。動作情景の結びなどもよく工夫しています。今後、説明文・意見文を書く段階になったときに、更によい文章が書けるようになると思います。(パソコンで入力することがまだ慣れていなかったせいか文の途中で改行されているところがあったので、こちらで改行を一部直しました)
 森リンの点数で学年ベスト5に入る目安は、今のところ、小学校高学年で70点、中学生で80点、高校生で90点ぐらいです。
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   どんな春 こんな春
 僕は、塾に通う小学五年生だ。我輩の行く塾は二十年の歴史を持ちながら世の中に名がまわっていない、ちっぽけな塾、その名も【啓明舎 湘南校】だ。当塾の所在地は、ご存知のこと、鎌倉は大船の閑静な住宅街のど真ん中。幾分、客足もない。
 さてさて、塾の紹介はこれくらいにしておこう。
 僕ら塾生は、大船駅から徒歩六分の塾に通うため、週に三回電車やバスで、元気に通塾している。僕は、隣市の藤沢の町に住んでいて、東海道線で一駅である。今日も、塾に行く日がやってきた。僕は塾が好きで好きでたまらないと言うほどの塾大好き少年なのだ。
 ホームで電車を待っていると、無性に、ガムが食べたくなって、キオスクでガムを購入、間も無く電車到着。(ははぁん、新型かぁ)と心の中でつぶやいた。僕は、最近の電車がものすごく嫌いで、次の電車が来るまで、二、三分のときは、わざわざ一本電車を待ち、お気に入りの電車に乗車するのだ。
 大船駅まで六分乗車し、降車してからお弁当屋さんで唐揚弁当を買い、再び塾へ向かって歩き出すのだ。勿論、お弁当屋さんのおばちゃんとも仲が良い。
 塾へ到着、いつものごとく、携帯で自宅へ電話。(がんばって)の母の一言で元気付けられ、再び、階段を上って二階の啓明舎湘南校へ上がっていく。
 (こんにちは!)と受付のお姉さんと先生にご挨拶。さすが我塾、合格率がいいなあ。
 一度我塾が、朝日小学生新聞の第一面に特集掲載されたことがある。開成の合格率が、国内でトップクラスの我塾。さすが!!。
 話は吹っ飛び、四時間が経ち、この日のパラダイスタイムが終わった。
 帰りの途中、なんだか風が温かい。そういえば、春分の日って三月二十日だ、もう三月だから春も間近なんだなあ。考えてみれば、昨年の今頃は、ウチもがやがやと忙しかったな・・・、もうあれから一年経つんだァ。そんなことを考えていた。
 にしても、風は温かい。そういえば、学校でタンポポのつぼみを見た気がする。あいつが開花すれば、もう春到来か。
 大船の駅に着くと、春の日光東照宮ツアーのポスターがあった。さりげなく画鋲でとめてあるそのポスターをじっと見つめた。桜の花びらが舞い、そこに堂々と突っ立ってる。日光東照宮。こういったポスターが張り出されるってことは、春が目の前まで来たということか。つくづく、思っていた。
 ホームに下りるとまたさっきの温かい風が吹いていた。
 ちょうど、電車が来た。春の温かい風に電車のにおいが混ざっていい気持ちになった。
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のりたまのような星空(ミー(あみ)先生の学級新聞より)
 このあいだ新聞(しんぶん)をよんでいたら、江國香織(えくに かおり)さんという小説家(しょうせつか)の話がのっていました。さいきん直木賞(なおきしょう)という賞(しょう)をもらったので、知っている人もいるかもしれませんね。おかあさんにきいたら、「よんだことあるわよ。」という返事(へんじ)がかえってくるかもしれませんよ。
                              
 その新聞のなかで、江國さんのさくひんは、“夜”をあらわすのに『のりたまのような星空』『ようかんのような闇(やみ)』というような書きかたをしていてみずみずしい、とほめてありました。

 『のりたまのような星空』『ようかんのような闇(やみ)』・・・。どこかで聞いたことがありませんか? そうです。みなさんがことばの森でいつもべんきょうしている『たとえ』ですね。
              
・『まわりの空気が、ゼリーでできているよう…』(これは、みんながきんちょうして重苦しい空気がただよっているとき)
・『まるでコーラのたんさんが消えるように…なくなりました。』
・『だれもいないトイレのようにシーンとした教室』
これらは、みなさんの作文のなかにでてくる『たとえ』ですが、江國さんにまけないくらいじょうずです。

 みなさんはおとなにくらべると、とてもやわらかい頭をもっています。『たとえ』もおとなには考えつかないようなものばかりで、先生はいつもおどろかされています。

ふだんの生活のなかで、いろいろなものをたとえてあそんでいる、というおはなしを聞いたことがありますが、ゲームのようにたとえを考えるのは楽しそうですね。皆さんもゲームかんかくで楽しみながらすてきな『たとえ』を書いてみてくださいね。
最初はみんなと同じ子ども(こう(ふつ)先生の学級新聞より)
 みなさんこんにちは。
 立春を過ぎても春は暦の上だけというほど寒い日が多いものですが、今年は違いますね。もうすっかり春の陽気。梅の花もたくさん咲いています。 何年か前にバザーで買って、たいして世話もせず、庭に直接植えてしまったムスカリも元気に花を咲かせています。


 項目表の●項目に<前の話、聞いた話>を作文の中に書くというものがあります。
 みなさん、お父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃんにいろいろ聞いて書いてくれています。

 その日の出来事を両親にいろいろ話すこともあるかもしれませんが、学年があがり、大きくなると、そういう機会は減っていきます。
 そんなとき作文を役立ててください。

 「お母さん(お父さん)はどうだったの?」という質問で、自分の知っているお母さん(お父さん)の意外な一面を発見できることもあるでしょう。
 「お母さん(お父さん)にも自分くらいの頃があったんだよね」と再認識。そうそうお父さんもお母さんも最初から大人で親ではなく、みんなと同じ子どもだったのです。
 これって当たり前だけど、つい忘れてしまうことではないでしょうか?

 食卓で台所で、そういえば…と話の花が咲くことを想像するとわくわくします。

 暦の上だけでなくそろそろ本格的に春です。花粉症のつらい季節でもあります(涙)
 4月からの新しい生活に向けて、終わり良ければ全すべて良しということわざもあります。
 締めくくりの3月。
 はりきって作文を書きましょう。
 先生もはりきって電話します。
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