KotobanomoriNo.742

言葉の森新聞

2002年1月1週号

文責 中根克明(森川林)

  新学期は1/4(金)から

 新年度は1月4日(金)からスタートします。新しい課題集をよく見ておきましょう。

  住所ラベルを同封

 1.1週は、先生の住所ラベルを同封しています(通信生の場合)。1月の作文から、この住所ラベルを使ってください。

  1.1週の「山のたより」には賞状が載っています

 10月3週〜11月4週の作文評価をもとに、賞を決めています。

 合計点で賞状を出しているので、学期の途中から教室に入った生徒は、まだ賞は出ていません。次学期からがんばってください。

 賞状の点数をもとにクラウン数を決めます。これまでのクラウン数の合計は、「山のたより」右上に表示されています。

 このクラウン数は、賞品と交換できます。賞品との交換は、後日「言葉の森新聞」で連絡します。

  賞品交換

 賞品交換の用紙を同封しています。オンラインで受講している生徒のみなさんは、下記のページをごらんください。

http://www.mori7.com/crown/crown.html

  終了報告の留守電は、なしに

 作文が終わったときに終了報告の留守電を入れてもらうようにしていましたが、1月からこの留守電は入れなくていいことにします。

 しかし、留守電に入れる必要がなくなっても、作文は必ずその日のうちに仕上げるようにしていってください。

 ただし、引き続き留守電を利用したいという人は、利用しても結構です。

 

 

 

 

  1月からの教材の説明

 前学期と変わっているところにはアンダーラインが引いてあります

 新しい学期の教材が届いたら、これまでの古い教材はかたづけておいてください。

 自習用紙の説明

 自習用紙は、作文を送る際の封筒としても使います。

 自習は、毎日やっていきましょう。

 小学校低学年の人で長文を全部読むのが大変な場合は、○行まで読むというようにしてください。

 幼稚園生には、お母さんが読み聞かせをしてあげてください

 教室や先生へのご質問ご連絡は、「先生へ」の欄にお書きください。

 自習用紙は、封筒を兼ねています。作文用紙を自習用紙にはさみ、先生の住所ラベルを貼り、まわりをセロテープなどでとめて、80円切手を貼り、ポストに投函してください。

 インターネットから送信する場合、自習用紙は送らなくていいです。インターネットの自習の記録の欄に日数を入れておいてください。

 作文用紙の説明

 作文用紙の上の欄にある生徒コード・週・曜日・先生の名前などは、必ず書いておいてください。

 作文用紙の下の欄にある、国語問題の解答・投票・自習の日数も書いておいてください。

 清書用紙の説明

 清書用紙は、毎月第4週の清書のときに使います。作文用紙と似ていますのでまちがえないようにしてください。

 清書もホームページから送信することができます。週の部分で「*.4週」を選ぶと自動的に清書扱いになります。

 課題フォルダの説明

 中学生以上で名言集をなくしてしまう人が多いので、課題フォルダの表紙の裏側に名言集を印刷しています。

 (1)おもて表紙の項目表

 項目表の●印の項目ができるように勉強していきましょう。

 ●印の項目が十分にできる人は、◎印の項目も勉強していきましょう。

 (2)うら表紙の作文課題集

 課題集は、授業のはじまる前までに見ておき、何を書くか決めておきましょう。小学1、2年生は自由な題名が中心です。小学3、4年生は、決められた題名が中心です。授業の前までに、書くことを準備しておきましょう。その週に何を書くのか決めていないまま電話に出たり、感想文の長文を読んでいないまま先生の説明を聞いたりしてもいい作文は書けません。感想文のもとになる長文は、あらかじめ何度か読んでおいてください。小学5、6年生の課題(特に感想文の課題)は、難しいものが多いので、書きにくい場合はほかの題名で書いてもかまいません。しかし、やさしいものをたくさん書くよりも、難しいものを少し書く方が力がつきますから、無理のない範囲でできるだけ作文課題集の●印の課題に取り組んでいきましょう。

 (3)先生の住所ラベル

 通信で自宅で勉強している生徒には、先生の住所ラベルが入っています。自習用紙にこの住所ラベルを貼って郵送してください。

 (4)予定表

 予定表には、6ヶ月の予定が載っています。

 授業のない日は、言葉の森新聞などでもお伝えしますが、予定表をよく見て確かめておいてください

 (5)長文集

 長文集は、全部で8ページあります。毎日1ページ、声を出して読みましょう。小学生の場合は、できるだけお母さんやお父さんのいる前で声を出して読むようにしましょう。声を出して読むということは、内容を理解するためだけに読むのではなく、言葉と言葉のつながり方や文のリズムを味わいながら読むということです。最後まで読み終えたら、また、最初から戻って読んでください。長文は、自分の好きなものを繰り返し読んでいくとよいと思います。ただし、感想文の課題がある週は、その感想文のもとになる長文をよく読んできてください。

 読みにくい漢字には、末尾に読み方を書いています。漢字はできるだけふりがなをふらずに読めるようにしておいた方が読む力がつきます。読めない漢字をお母さんやお父さんに聞いたときは、その漢字にふりがなをつけずに漢字のまま読めるようにしておきましょう。

 長文の音読は、表現力と読解力を育てます。特に、高校生以上で、文章を書くのが遅い人、長く書けない人、語彙が乏しい人、国語の読解が苦手な人などは、長文を繰り返し音読していきましょう。国語の読解が苦手な人は、長文の音読と合わせて、現代文の問題集の問題文を復読する練習もしていきましょう。

 (6)短文集

 短文集は、4ページになっています。順番にやっていきましょう。

 短文筆写は暗唱できるようにしましょう。お母さんの方で暗唱できるかどうか見てあげてください。初めのうちは暗唱ということに慣れないので時間がかかると思いますので、無理のないようにゲーム的な感覚で勉強してください。

 短文の暗唱・筆写は、表現力と記憶力を育てます。

 (7)解説集

 課題のうち主なものに解説をつけています。追加の解説は、ホームページの「ヒントの池」でごらんください。

 追加のヒントやほかの生徒の作文は、ホームページの「ヒントの池」で見ることができます。

 http://www.mori7.com/mine/ike/iike.html

 (8)漢字集

 漢字集は、年に1回4月にカラー刷りのものを配布します。なくしてしまった人はご連絡くださればお送りします。漢字集には、小学生の場合、その学年で習う漢字を載せています。

 「あいうえお」などのひらがなは、文字の書き方を練習するためのものです。

 漢字集や短文集の文字は、教科書体というフォントで印刷しています。この文字のとおりに書くようにすると、読みやすい文字を書く練習にもなります。

 (9)ことわざ集・名言集

 小5以上の生徒には、年に1回4月にカラー刷りのことわざ集・名言集を渡しています。なくしてしまった人はご連絡くださればお送りします。

 

  光る表現(小1−小3) 2002年1月1週号

●りょうさん(いつみ/小1)の作文より(みのり先生/12.3週)

 なんどきいてもみんなはただ「おいしかった。」としかいってくれませんでした。けれどもぼくは、とってもおいしくて(こんなのはじめてたべたよ。)とおもいました。(評)「みんな、もっとなんとかいってよ。」というかんじですね。あれこれいえないぐらいおいしかったのかも・・・

●カムイさん(いぬや/小1)の作文より(えみ先生/12.3週)

 マチスはジャックラッセルです。マチスはハム太ろうににています。【評】マチスがどんなこ犬がじょうずにせつめいできています。マチスはきっととってもかわいいこ犬なんだろうなぁ♪

●樹里杏さん(あろも/小2)の作文より(ゆうこ先生/12.3週)

 そして、わたしは、おじさんが頭にタオルをしているのと同じで犬のしたはひふなんだなと思いました。わたしはべんりだなと思いました。【講評】人間の体にはべんりがいっぱいだね!

●リッチさん(いしれ/小2)の作文より(けいこ先生/12.2週)

 (クッキーの)ぬき型でぬいた男の子や女の子(天し)があったんだけれど、てっぱんにもっていくとき、首がビヨーンとのびて、ろくろくびになってしまいました。 評:ジンジャーマンや天しが、ろくろくびになった! でも、ろくろくびクッキーがかざってあるツリーもおもしろいかもね。味はいっしょだしね。

●慧人さん(いそゆ/小2)の作文より(ゆうこ先生/12.2週)

 ママの作ってくれるりょう理は、とてもおいしいです。のこすときもあるけどおいしいです。ぼくが大人になったらりょう理がどのくらいおいしいか、知ってみたいです。【講評】お母さんのおいしいお料理をいっぱい食べてがんばってくださいね!

●さくらんぼさん(いそら/小2)の作文より(スズラン先生/12.3週)

 わたしも小さいタオルをいつも一まい持っています。夏のあついときは、タオルを水でぬらして顔にあてたりすると、気持ちがいいかんじがします。:評:暑いときにぬれたタオルの気持ちよさを体験していたのですね。似た話にぴったりです。

●すいみいさん(いつり/小2)の作文より(けいこ先生/12.2週)

 わたしはおかしが大好き。おかしのためならなんでもやるし、おかしがないと生きていけない。 評:大げさなくらい強調(きょうちょう)したのがおもしろいね。本当に好きなのだなぁ、と読み手もなっとく!

●ひまわりさん(いにこ/小2)の作文より(けいこ先生/12.3週)

 (お楽しみ会のリレーで走っていると)風の音が、びゅーん、びゅーん、びゅーんと聞こえてきます。バトンをわたしました。ほっとしたけれど、心の音は「どっくんどっくん。」と聞こえてきます。いきも「はっはっはっは。」という早いいきでした。……(わたしは、わたしの一番のはやさをだしたんだから、まけてもかってもぜんぜんこうかいしてないよ。)と自分に言い聞かせました。そうしたら、心音もだんだんしずまってきました。いきもだんだんしずまってきました。 評:走っているときのイキイキとした様子、走り終わってからの感そうを、とてもていねいにまとめられた。「こうかいしない」と思ったことで、気持ちもおちついてきたのだね。

●ミニリュウさん(いにと/小2)の作文より(ぴのこ先生/12.3週)

 チョコレートケーキを食べようとしたら、南くんがぼくのようすのじっきょう中けいをするので、おかしくて食べれませんでした。【評】そんなことされたら食べられないね。おかしくて、楽しいパーティでよかったね。

●秀範さん(いぬへ/小2)の作文より(さかな先生/12.2週)

 (マラソンの)とちゅうでおなかがいたくなりました。ぬかされそうでした。でもがんばって一いになりました。★評:苦しくてもさいごまで走りぬいて優勝。がんばったね。おめでとう!

●大和さん(いぬむ/小2)の作文より(ゆうこ先生/12.3週)

 「買いたいよ、クレープ買って。」とぼくが言ったら、おとうさんが「何いってんのー。食べない。あとでね。」と言いました。ぼくはあとででも食べれるからいいやーとおもいました。【講評】じょうずに会話文をいれられたね!

●ビョークさん(いぬも/小2)の作文より(えみ先生/12.3週)

 クリスマスとお正月がむねがわくわくするほどたのしみです。【評】さいごに思ったことを書いて作文をじょうずにまとめています。先生もクリスマスとお正月のことをかんがえてむねがわくわくしているよ(^o^)/

●ウサリンさん(いねめ/小2)の作文より(ゆうこ先生/12.3週)

 そのゴーヤをたべると、長いきします。わたしも、そのゴーヤをたべて長いきしたいです。ちゅらさんというドラマにゴーヤマンというキャラクターもいます。ゴーヤマンも元気そうでした。【講評】沖縄の人の長寿(ちょうじゅ)の秘訣(ひけつ)はこんなところにもあったのですね!

●由華さん(いはこ/小2)の作文より(えみ先生/12.3週)

 まるで自てん車が走っているみたいに、とべました。【評】なわとびで後ろとびをしたときのようすをおもしろいたとえをつかって表現できたね♪自てん車みたいにグルグルとスピード出してたのかな?

 

●大介さん(あよう/小3)の作文より(けいこ先生/12.3週)

 (アインシュタインの研究が戦争に使われたように)たとえば、ほうちょうや金ぞくバットでもちゃんと使えば料理ができたりヒットを打ったりできて、べんりだけど、使い方をまちがえて、人をさしたりなぐったりして(は)、人をころすことになります。 評:使い方をまちがえてしまう・悪い使い方をしてしまうと、すぐれたけ研究も便利な道具も、人を傷つけ殺してしまう可能性があるのだね。使う人間の責任は大きいね。

●りゃりゃさん(いいに/小3)の作文より(ゆうこ先生/12.3週)

 十一月のすえにうちの家のクリスマスツリーをかざりました。きれいに、流れ星のように光がひかりわたしの心もきれいでさわやかで明るくなりました。【講評】ツリーのように美しい表現がたくさん光っていますね(^_^)

●崇さん(いえの/小3)の作文より(クマのプーさん先生/12.3週)

 僕も友達とけんかをして、仕返しをしてしまったことが何回かありました。終わった後に、やらなければよかったとこうかいしていました。【評】9/11のテロに対するアメリカの仕返しにふれて、自分がけんかした時の心を思い返して考えとことを、うまくまとめていますね。

●瑞幾さん(いおね/小3)の作文より(ドラえもん先生/12.2週)

 「もっと友達のいいところをみつけようっと。」「そしてみんなに発表していいところをみんなにしってほしいなぁ。」「ず〜っといい所をみつけていいクラスにできますように。」もっといいクラスになってほしいというきもちはみんなおなじだとおもいます。「きっといいクラスになるよ。」【評】友達を大切にしている気持ちや、もっといいクラスになってほしいという気持ちを、瑞幾くんらしくとてもじょうずに表現することができました。きっといいクラスになるよ!(^o^)丿

●ラーメンさん(いおら/小3)の作文より(ふじのみや先生/12.1週)

 (うなぎがとてもおいしいので)まるで、ほっぺたがおちていまにもおどりだしそうになりました。 ぼくの、頭の中で「幸せ。」という文字がいくつもうかびあがりました。 【評】今すぐ、うなぎを食べたくなるほど、おいしそうな〈●たとえ〉でした。

●くろくるくんさん(いかゆ/小3)の作文より(さかな先生/12.3週)

 そして、いっぱいかきまぜたら、まるで血のように赤くなりました。★評:注意深くすすめたゼリー作り。様子をしっかり観察したんだね。たとえもグーでした。

●春まきくんさん(いせね/小3)の作文より(メグ先生/12.3週)

 今でもアメリカとアフガニスタンがせんそうをはじめてしまっている。はかせ(アインシュタイン)は天国でないているだろう。【評】確かにその通りですね。平和を愛するアインシュタインは、天国で嘆き悲しんでいることでしょう。想像したことがうまく書けたね。

●スマイルさん(いにわ/小3)の作文より(さかな先生/12.3週)

 「友達の・・・(略)・・・」と歌い出すと、男の子が「すげ。」」とか「マスターしてんじゃん。」と言ってたので、下を向いてクスッと笑いました。歌い終えたあと、男子が「もう一回。」と言ったけどことわっておきました。★評:クリスマスの出し物の歌は、大好評(だいこうひょう)。練習したかいがありましたね。

●くにさん(いのか/小3)の作文より(ゆうこ先生/12.3週)

 冷たいのをさらにほうっておいて、それをずっときていると風邪をひいてしまうのです。だから先生はいつも、「体育ぎをもって帰ってください」と言ったり、体育係が「今日体育をやったので、体育ぎを持って帰ってください。」と言うのです。【講評】風邪をひく前に、晋弘くんの作文を読んでおくべきだったな( ;_; )

●知恵理さん(いはさ/小3)の作文より(メグ先生/12.3週)

 わたしが、色の中で一番すきなのは、にじ色です。にじ色は、まるで本当のにじみたいにきれいな色でした。 【評】きれいなにじ色が目にうかんでくるようです。

  光る表現(小4−社) 2002年1月1週号

●わかさん(あにほ/小4)の作文より(メグ先生/12.3週)

 私は、このお話しを読んで一番びっくりしたことは、『米づくりのための水をもとめて内戦をしている。』ということです。なぜかと言うと、今では、お米は、買えば手に入るからです。まるで今とは、全然違いますね。でも頭に矢が刺さった人骨なんて、聞いただけでも内戦の様子が目にうかびます。【評】頭に矢が刺さった人骨から、激しい戦いの様子を想像することができたね。まさに、命をかけて、豊かな水源を求めたのですね。

●秀雄さん(あろう/小4)の作文より(ゆうこ先生/12.3週)

 でも、クリスマスは、一年に一回なので三百六十五日か三百六十六日またなければこないのです。でも、あと五日です。いままでの苦労が幸福に変わりそうです。【講評】個性的な表現力が光っていますね♪

●諒さん(あろつ/小4)の作文より(森川林先生/12.1週)

 なかでも一番うれしかったことは、目をつぶって、山田さんがどういう感じでエディーと歩いているか体験できたことです。エディーは思ったより速く歩いたので、ぼくは「おっとっと」と引っぱられるように歩きました。◆評:自分でやってみたというところがいい。盲導犬にひっぱられて歩いてみるなんて、なかなか経験できないことだものね。

●駿作さん(いしと/小4)の作文より(メグ先生/12.3週)

 昔、人がみんなの力を合わせて水田を作ったから、今、人がいるのかもしれないと思います。【評】その通りですね。水田を作り、守り続けてきた人々に感謝しなければね。

●アミーゴさん(いそと/小4)の作文より(ゆうこ先生/12.2週)

 わたしは、一つ、がんばりたいワザがあります。それは、一回転ジャンプです。わたしはいつも、一回転ジャンプを練習したら、転んでしまったり、半回転になったり、しっぱいしてしまうからです。けれど、しっぱいは成こうのもと、ということわざがあるので、しっぱいしたからといって、がっかりすることではありません。練習すればするほど、うまくなるからです。【講評】しっぱいするたびに、どんどん上達していきますね!ガンバレ♪

●萌さん(いたわ/小4)の作文より(ふじのみや先生/12.2週)

 メダルも家に帰ってからなんどもなんどもみつめていました。首にかけてピースをするとまるで、高橋尚子さんになったような気がしました。 【評】今年のできごとをとらえて、たとえとして生かしてみたのですね。 うれしい気持ちを読んでいる人に伝えるのに、ぴったりの使い方ですね。

●卓哉さん(いなと/小4)の作文より(こあら先生/12.3週)

 (家で飼っている犬について)ウィンディをめざましテレビの「今日のわんこ」に出したいくらいだ。【評】是非、出して下さい。(笑)放送が決まったら、必ず連絡下さいね。

●PINPAさん(いなに/小4)の作文より(みのり先生/12.3週)

 一日でも早く、一時間でも、一分でも、一秒でも早くこの世界が平和になってほしい。その気持ちはきっとみんないっしょだろう。(評)本当ね。平和を願わない人なんていないはず。でもひとりひとり平和のかたちが違うのかもしれない・・・むずかしいね。時間を使うことによって、あかねちゃんの平和に対する強い思いが伝わってきます。

●まりさん(いにほ/小4)の作文より(こあら先生/12.2週)

 なぜ、ひそひそ声でわたしだけにわたしだけに話したのかは、はっきりとはわかりません。けれども、わたしはなんとなく2つの理由があると思います。1つ目は〜(後略)【評】作文に出来事だけでなく、自分の考えを入れているところがとてもいいね。

●キティさん(いぬこ/小4)の作文より(ゆうこ先生/12.3週)

 不可能を可能にできるのが人間だと思います。でも、いろいろな物は勝ち取ることはできても、平和だけはなかなか勝ち取れません。もうあのアメリカの十才の女の子のような悲しい子供を増やしたくありません。私はじいさんのような科学者にはなれないかもしれないけれど、核廃絶戦争反対のことを勉強して努力していきたいと思います。これからも地球人として平和に、そして幸せに生きていきたいからです。【講評】大きな題材に取り組んでくれました。アインシュタイン博士も作文を読んでくれることを祈りつつ……

●れもんさん(ふれ/小4)の作文より(さかな先生/12.2週)

 「ヤッター!さよならホームランだ!!」 私はいつのまにか読売巨人軍のとりこになっていました。★評:プロ野球の巨人への思い入れを表した作文の書き出しにふさわしいね。テレビの前で、目をきらきらさせているれもんさんの姿が目に浮かびます。

●DD51さん(あある/小5)の作文より(ゆり先生/12.2週)

 機ばんに、銅線を半田づけしたり、何個もの部品をつけたりした。まるで、本当に発明をしているようにも思えた。そしてまさに、世界にちょう戦しているようにも思えた。【評:光るツリー作りは、かなり難しかったんだね。でも、「発明」しているように一生けんめい取り組んだ様子がよく分かります。】

●友葵さん(あしも/小5)の作文より(ゆり先生/12.2週)

 今年も年賀状をいざ書こうとすると、「あーあ。面倒くさい。」と思った。お母さんは、パソコンで打って、プリンターで『ウィーンガシャン。』とかやって、とっくに郵便局で送れる状態だ。私は、まるで、受験生のように、必死で年賀状を十枚ぐらい書いたら、手と首がものすごく疲れた(後略)【評:年賀状を書くときのパソコンと手書きの違いが、とてもおもしろく表現できています。】

●茜さん(あろさ/小5)の作文より(ゆうこ先生/12.2週)

 「ホゥワッフォワッオゥワ!?」私の家で飼っている犬のらいむは、ときどきこんな音(?)を出します。その時、たまにはいたりもするので、「苦しいのかな?」と思います。でも、はく時は、だいたいきまっています。はっぱをたくさん食べたときです。【講評】なんの音?……と思ったら、犬の鳴き声だったんですね。ユーモアのある作文の書き出しになりましたね♪

●りんごさん(いしも/小5)の作文より(ふじのみや先生/12.1週)

 小さな子どもにとって、おもちゃは一番信頼できる『最初の友達』だと思う。幼ち園に行く前の子たちは特に身内以外とは遊んだことが無い場合が多いので、最初で最高の友達かもしれない。 【評】子どもとおもちゃとの関係を、ていねいに説明できています。

●まもるさん(いそき/小5)の作文より(ゆり先生/12.3週)

 (サッカーの)アシストとというのは、例えばオレがボールをもっているときに、うらにパスを出して、その走っている人がドリブルでシュートを決める。そのパスした人がアシストということになる。【評:アシストについての説明がとてもくわしくできていますね。これならサッカーを知らない人にもよく分かる!】

●うさぎさん(いそに/小5)の作文より(スズラン先生/12.1週)

 まずかったことは、チーズケーキぎょうざだ。そのチーズケーキぎょうざは、父が開発した物で、ほかにも、カレーぎょうざやほうれんそうぎょうざがあった。その中の一番まずいのがチーズケーキぎょうざだった。ほかの二つのぎょうざは、みんなよく食べていたけれど、チーズケーキぎょうざは、食べたしゅんかん「うっ!」とくるから、みんなさけて、他の物を食べていた。:評:折角お父さんが新しいぎょうざを作ってくれたのに、チーズケーキぎょうざはよほどまずかったのですね。ケーキでもない、ぎょうざでもない不思議な組み合わせの味だったのですね。やっぱりちょっと遠慮しておきたいぎょうざかもしれません。

●アーサーさん(いにち/小5)の作文より(ゆうこ先生/12.3週)

 お米は自分では実らない、だから人が手をかす。そうすると人々におんがえしをしてくれるのではないだろうか?【講評】お米と日本人の深い関わり合いについて論じてくれました。

●アトムさん(いねら/小5)の作文より(けいこ先生/12.3週)

 (習字で、むずかしい字が)まっすぐ書けたり、はねるところがうまくできたり、バランスがよくなると、まるでテストで百点をとったときのような感じがします。 評:やった〜! スカッとするね。習字だと、エンピツみたいに消したりできないから、うまくかけたときのうれしさは格別だね。

●けろっぴさん(あちえ/小6)の作文より(さかな先生/12.3週)

 目的さえあれば勉強する気力はわいてくる。★評:これは実感のこもった一言だね。ぜひ大きな目標を掲げて進んでいきたいものです。

●田鳥倉部さん(あゆと/小6)の作文より(さかな先生/12.3週)

 生きていくうちに当然のように年齢が上がっていく。それにつれて、勉強も連れて難易度も増していく。★評:これからだんだん難しくなる勉強に立ち向かっていく。そんな状況をクールに言い表したね。

●たかやんさん(いくの/小6)の作文より(スズラン先生/12.3週)

 「勉強は自分のためにする」(題名)「勉強」というものへのぼくの考えは、自分のためにすること、具体的にいうと、これから社会にでるための出発点、準備というものである。:評:題名がいいですね。勉強をするということを、小学生として、今の立場でしっかりと考えていますね。自分を大きくしていくものでしょうね。

●黎さん(いてし/小6)の作文より(えみ先生/12.3週)

 勉強とは人生の道をつないでいる人生の「橋」ではないかと考えられる。【評】たとえをつかって印象的な名言をつくっています。勉強とは目的ではなく手段だ、ということがよく表現できているね♪

●トノチュウさん(いなさ/小6)の作文より(みのり先生/12.3週)

 自分の道を自分でさがしていくかぎり、めんどくさい勉強はぜったいについてくるものなのだ。そしてその勉強をうちやぶらなければならないのだ。(評)自分の道を自分でさがしていく過程(過程)は決して苦痛だけではなく充実感や喜びもいっぱいあるはず。無限の可能性がある今この時を大切に楽しもう♪

●史子さん(いぬは/小6)の作文より(こあら先生/12.2週)

 (感想文のはじめに)不思議な物語でした。【評】最初にこういうふうに言ってもらうと、感想文を読む人がそのつもりで読んでいくから、とても展開がわかりやすいよね。

●たごさくさん(あによ/中1)の作文より(ゆうこ先生/12.3週)

 第二の理由は、昔その道具にぴったりの名前を考えた人に敬意を表したいからである。たとえ、ぼくたちがつり皮をつりビニールといったとしても、それは前の言葉に手を加えただけである。本当にかしこいのはそれにぴったりの名前を考えた人達なのである。【講評】第二の意見ではたごさくさんの「個性」をアピールすることができたね♪

●SAPPHIREさん(ああす/中2)の作文より(ゆうこ先生/12.2週)

 お互いの文化を認めないと、国際化ではなくなる。郷に入っては郷に従えのように、いろいろな国の文化に触れてみることができればいいなぁと思っている。【講評】

●ムッちんさん(との/中2)の作文より(クマのプーさん先生/12.2週)

 座りたい、でも座ったら自分は周りの人からいやな目で見られる。こうした理性と本能が拮抗した精神状態で二通りの答えは自ずと出てくる。【評】理性と本能が拮抗した、というところが字面だけでなく、実感として思い出せるような表現だと思います。

●太一さん(あうけ/中3)の作文より(ゆうこ先生/12.3週)

 しかし、死から逃げてはいけないと思う。いつまでも生きていくなんて不可能なんだし、どんなことにも始まりがあるなら終わりがある。この宇宙だっていつかは必ず終止符が打たれる。死というものは自然に起こるものなのだ。だから、死というものを特別視しないで、そのことから学び、経験して人生経験を豊しかし、死から逃げてはいけないと思う。いつまでも生きていくなんて不可能なんだし、どんなことにも始まりがあるなら終わりがある。この宇宙だっていつかは必ず終止符が打たれる。死というものは自然に起こるものなのだ。だから、死というものを特別視しないで、そのことから学び、経験して人生経験を豊富にして生きていくことが大切だと思う。<p><p>

●TERUさん(ふり/中3)の作文より(ゆうこ先生/12.3週)

 しかし、宝物というのは、何も「もの」でなくてもよいのではないかと思う。例えそれが「もの」として存在しなくても、少なくとも自分の中では存在しているもの・・・。私にとってそれは「思い出」だ。

●稔央さん(いつや/社)の作文より(森川林先生/12.2週)

 例えば教育現場では教師がどのような授業を子供に提供しているかというのは保護者にとって完全にブラックボックスの中に入れられた状態にある。保護者が満足な授業が行われているかどうかを知る術は子供との会話や年に数回行われる授業参観、保護者会といった限られたものしかない。乏しい情報を元に推測するしかないわけだから現状を把握しにくく、いじめや学級崩壊といった重大な問題の兆候を見逃してしまうかもしれない。◆評:オープンソースという問題を、教育界のように身近な分野にあてはめて具体的に論じたところがいいね。

 

 

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