KotobanomoriNo.757

 

言葉の森新聞

 

2002年7月2週号

文責 中根克明(森川林)

  「作文の丘」の使い方(その2)

(8)「作文の丘」は作文を送るところ、「サツキの丘」などはその学年の作文を見るところです。

 

(9)「サツキの丘」など学年別の丘に行ったあと、「送信元コード」に自分の生徒コードを入れて検索ボタンを押すと、自分が送った作文だけが表示されます。

 

(10)再び全員の分を見たいときは、「送信元コード」などを削除して空欄にしてから、検索ボタンを押します。

  中学生・高校生に英語長文

 中学生・高校生の生徒には、英語の長文集(日本語の翻訳つき)をお送りしています。これらはそれぞれ、高校受験・大学受験の入試問題から主に論説文のものを取り上げて編集したものです。

 日本語の翻訳がついているので、感想文の課題としても取り組めます。書く場合は、もちろん日本語でね(笑)。

  賞状は来週7.3週に

 4−6月の投票賞・字数賞などの賞状は、今週発表する予定でしたが、ホームページ作成が遅れているために、来週7.3週に発表することにしました。

 現在、毎学期の賞状をインターネットの画面で見られるようにするために、ホームページの工事をしています。データベースと連動したページですので、学期末まで待たずに、自分が今どの位置にいるのかがわかるようになっています。

 また、賞品交換のページも、現在カラーで作成中です。これも、来週7.3週までお待ちください。

 

  夏休み中の授業について

 言葉の森の7−9月の予定は、課題フォルダの中の予定表に書いてあるとおりです

 夏休みは帰省したり塾の夏期講習に行ったりするために、通常の時間に授業を受けられない場合も多いと思います。

 しかし、ここで簡単に8月は一ヶ月間休みということにしてしまうと、それまでに継続していた自習の習慣もなくなり、9月以降の勉強にマイナスとなるケースがよく見られます。

 国語の学力は、学習塾で講義を聴いたり問題を解いたりするなかでは上がりません。言葉の森の長文音読を毎日行ない、その上で毎週作文・感想文を書くなかで上がるものです。ところが長文音読のような単調な自習は、いったん中断すると再開することが難しくなります。

 したがって、一ヶ月の休会というかたちはできるだけ避けて、他の曜日や時間に振り替えたり、7月または9月の間に休みの分をカバーしたりするなど、工夫して継続していってくださるようお願いします

 夏休み中に限り、授業の振替による電話指導は、平日午前9時〜午後8時(土曜午前9時〜午後1時)まで行ないます。作文を書く時間がとれるときに、直接教室(0120−22−3987)にお電話ください。希望の週の課題を説明します。

 教材の送付先を田舎などの帰省先にすることもできます。数週間田舎などに滞在する場合は、ご連絡をいただければ教材の送付先をその滞在先にして郵送します。また、先生からの毎週の説明電話もその滞在先にすることができます。ただし曜日や時間を変更する場合は、先生から生徒にはお電話しませんので、生徒から教室にお電話をして説明を聞いてください。

 また、事情により休会せざるを得ないという方は、次のような扱いになりますので、ご了承ください。

 ただし、(A)海外にホームステイで出かける場合、(B)病気治療のため入院する場合など、電話連絡のとれない状況での休会と、(C)受験の1ヶ月前に休会する場合は別途考慮しますので、ご相談ください)

(1)8月休会の場合の受講料

 金融機関からの自動引き落としは通常と同じかたちで行なわれます。上記(A)(B)(C)以外は受講料の返金はありません

(2)8月休会の場合の郵便物

 言葉の森新聞などの印刷物は毎週同じようにお渡しします。

(3)8月休会の場合の授業の振替

 その学期中(7〜9月)の間であればいつでも授業の振替できます。

  7.1週ランキング表示にミス

 7.1週の「山のたより」で、字数ランキング136−180位の表示が抜け落ちていました。

順位

名前

コード

学年

平均

順位

名前

コード

学年

平均

137

彩花

いへゆ

小4

628字

161

青ちゃん

ひえ

高1

590字

138

上原

いきあ

小5

628字

162

ミニパン

あもろ

小4

590字

136

友里

あむろ

中3

628字

163

ともっち

いえさ

小5

590字

139

ヤマネ

いてせ

小5

624字

164

MOMO

いたと

中1

589字

140

はるる

くあ

中3

622字

165

あいあい

いまさ

小5

588字

141

ピエッパ

にお

高1

618字

166

早織

いむゆ

小6

587字

142

紀久

いたも

615字

168

ヨーリン

いみろ

小4

586字

143

プー

いはれ

小5

614字

169

りんご

いしも

小6

586字

144

裕介

いまお

小4

614字

167

たごさく

あによ

中2

586字

145

裕帆

いみて

中3

608字

170

美絵

いさほ

中2

584字

146

あやこ

ありろ

小4

607字

171

あずさ

ありな

小6

583字

147

チップ

いまも

小4

607字

172

スマイル

いにわ

小4

583字

149

スマイリ

いのめ

小4

606字

173

クラッシ

いふて

小4

583字

150

晃章

あらか

中2

606字

174

フレディ

いせそ

小4

582字

148

シュン

あよぬ

中1

606字

175

りょう

いつみ

小2

580字

151

まなピー

あやた

中2

604字

176

武志

あひは

高2

580字

152

ミーミー

いちさ

小5

603字

177

パンダく

いひは

小2

580字

153

ユ−ロ−

いせむ

中2

602字

178

スヌーピ

いうわ

中1

580字

154

いゆほ

小6

600字

179

たこたこ

こむ

高2

579字

155

メロディ

いふす

小3

597字

180

たんぽぽ

いそく

小5

578字

156

なっちゃ

いひく

小4

595字

157

里紗

いなは

小1

593字

158

いふめ

中2

592字

160

たぬき

のと

中2

592字

159

泰佑

あるい

中1

592字

  光る表現(幼長−小3) 2002年7月2週号

●まりりんさん(いほけ/幼長)の作文より(かすみ先生/6.3週)

 おとうさんが「このクッキーおみせでかったようなクッキーだね。」といいました。わたしはうれしかったです。(評)とてもじょうずにやけたんですね。すごいなあ! ながいかいわ文もじょうずになりましたね。

●リョウマさん(いまね/小1)の作文より(スピカ先生/6.2週)

 ぼくのとばしたくつはみずたまりにジャボンとはいってしまいました。おともだちのとばしたくつもぞくぞくとはいりました。みずたまりにはいるのがたのしくて、なんどもとばしました。 評:雨の中、くつをとばして遊んだようすをじょうずに書けました。生き生きと楽しげなようすがよく伝わってきます。「ジャボンと」「ぞくぞくと」というのがうまいね。

●玲さん(いるよ/小1)の作文より(メグ先生/6.3週)

 あさがおのはっぱをかんさつしてえにかきました。まるでかえるのようでした。あさがおのはながはやくさくといいなあとおもいました。【評】あさがおのはっぱは、いろもかたちもかえるににているね。じょうずなたとえがつかえました。

●ルギアさん(いそは/小2)の作文より(メグ先生/6.3週)

 まるで、ぼくがようかいにかこまれて、おたん生日をくらくよろこんでいるかんじでした。【評】ユニークなたとえだね。ルギアくんとしては、みんなにもっとよろこんでほしかったのね。

●パンダくんさん(いひは/小2)の作文より(けいこ先生/6.2週)

 (金魚のドルフィンは)えさが食べたいとき口をパクパクします。食べるまえに「ありがとう。」という顔で、目をくりくりさせて私の顔を見ます。その顔はとてもかんしゃしている顔でした。 評:金魚のことをよくかんさつできたね。言葉はかわせなくても、パンダさんとドルフィンは気持ちがつうじているみたいだ。

●元基さん(いへぬ/小2)の作文より(かすみ先生/6.3週)

 ・・とまほうをかけられライオンがてんしにへんしんしたみたいです。ぼくのおかあさんはりょうりがじょうずで、まるでごはんに「おいしくなあれ、おいしくなあれ〜」といいながらごはんにまほうをかけているみたいです。(評)たとえをじょうずにつかえるようになりましたね。すてきなひょうげんですよ!

●ひまわりさん(いりに/小2)の作文より(ポプリ先生/6.3週)

 プール再度というのは水色のプールサイドにつながっているもも色のステージです。そこに立って、私はハアと大きく息をすってお中から声を出しました。発表したあと、私の声のように大きなはく手が聞こえました。そのとき本当にうれしかったです。評:大きなはく手をもらいました。よかったね。

●さくらさん(いるか/小2)の作文より(ひまわり先生/6.3週)

 わたしは、ララがしんぱいでした。つぎの日もまるでかたつむりみたいにのろまでした。いつもは元気にとびはねてるのにとわたしは思いました。 【評】ぐあいのわるいララちゃんのようすを、「まるでかたつむりみたい」と、うまくたとえることができたね。いつもはとびはねているララちゃんが、そんなにのろまになってしまったら、とてもしんぱいになるよね。

●リッチさん(いしれ/小3)の作文より(けいこ先生/6.3週)

 (試合のハーフタイムの)休みの時は、おふろあらいしながら「日本、トルコ……日本、トルコ……。」と言っていました。弟は「にほぉんモルモルコーにほぅぉぉぅんモァムルモァルォォォコォ。」とでたらめなことを言っていました。 評:小さな子もせいいっぱい日本をおうえんしていたのに、日本がまけてしまったね。ざんねんだったなぁ。

●真水さん(いすく/小3)の作文より(きりこ先生/6.3週)

 この文章を読むたびに、南の国にかえった子つばめはどうするのかなあ。わたしのそうぞうで言うと、人間みたいに、いつかお母さんのもとをはなれるのかなあ、とわたしの体の中ぜんたいにこの文しょうをよんで思ったことやかんじられたことがどんどんこみあげてくるからこの文しょうをえらびました。<まみちゃんの心の中を上手に表現できたね。>

●裕子さん(いせて/小3)の作文より(メグ先生/6.3週)

 わたしの家の近くにはとりの名まえのだんちが多いです。それは、つぐみや、ひばりや、こまどりや、うぐいすや、おおるりや、めじろや、かもめや、ちどりなどです。町の中心には、バーズというお店があります。バーズは、えいごでとりといういみです。バーズには、人がたくさんあつまってきます。まるで、わたりどりのような人たちです。かいものの間だけやって来るわたりどりです。【評】かいものにやって来る人たちをわたりどりにたとえたところがユニークです。

●昂生さん(いせぬ/小3)の作文より(メグ先生/6.3週)

 ぼくはつばめのすを見たことはありませんが、ひなが口をあけてえさをまっているそうです。一わでえさをはこぶのはたいへんだなと思いました。どうしてかというとひなは一わではないからです。もしぼくがひなだったら、おなかがすいてもがまんします。【評】おなかがすいてもがまんするなんてえらいなあ。

 

 

●慧人さん(いそゆ/小3)の作文より(ゆうこ先生/6.1週)

 まるでオムレツやきの名人みたいです。なぜ名人なのかというと、具がいっぱいはいっていうるのにフライパンでうまくととのえるからです。具は、ねぎとチーズがはいっているのがすきです。ぼくもたまごをわったりまぜたりお手つだいをしています。もうすこし大きくなったらパパに作り方を教えてもらいたいです。【評】

●さくらんぼさん(いそら/小3)の作文より(めもま先生/6.3週)

 〜だけど、まだ、ことばが上手じゃなくて、コチョコチョのことをチョコチョコと言ったりして、ほんとうにまだあかちゃんだなぁと思ったりします。でも、今度からも、楽しくすごして行きたいと思います。(評)3才の弟のいたずらに閉口しながらも、かわいがっているお姉さんのやさしい心がにじみでている作文ですね。

●理沙さん(いたて/小3)の作文より(ゆえ先生/6.3週)

 夏になって、あつーくなるのは、きらいですが。そのりゆうは、あつくて、あつくてあせが出るのがきらいだからです。◆評◆「あつーくなる」という言葉が、ほんとにあついんだなあって、読む人に感じさせてくれます!先生もあついのはにがて。理沙さんといっしょに、あつーい季節を元気にすごしたいと思います。

●ピロコさん(いつち/小3)の作文より(メグ先生/6.3週)

 もし、わたしがつばめだったらずっと外国や日本の空をとびたいです。【評】どこでも自由にとび回ることができたら楽しいでしょうね。

●ウサリンさん(いねめ/小3)の作文より(ゆうこ先生/6.3週)

 わたしたちのまわりにいる鳥は、すずめ、カラス、ハトです。たまに空で列ができています。まるで、ありの行列みたいです。それに、えい語のようです。【評】USARINさんのお名前が空に見えるかもしれません……。

●ロコちゃんさん(いへか/小3)の作文より(かすみ先生/6.3週)

 もしわたしがわたり鳥だったら、ドイツやイタリアに行ってみたいです。なぜかと言うと、スパゲッティが食べたいからです。(評)考えるだけでも楽しいですね。私もイタリア料理が好きだから、おともさせて(笑)。

●くじらさんさん(いへせ/小3)の作文より(スピカ先生/6.3週)

 この長文を読んで、一番すごいと思ったのは、わすれないで帰ってくるところです。ぼくだったらすぐわすれてしまって、「来年いけばいいや。」と言ってしまいそうです。 評:渡り鳥の話についての感想文の書き出し。毎年同じ場所に帰ってくる渡り鳥への賛嘆が素直に表れています。同時に「自分だったら」と考えて、ユーモラスに書くことができました。

●慈奈さん(いほて/小3)の作文より(きりこ先生/6.2週)

 きれいな金色のかがやきはまるで私たちをかんげいしているようでした。とぶすがたは何かの絵をえがいているようでした。<たとえを使ってほたるの美しさを表現したんだね。上手にできたね。>

●はっしーさん(いむあ/小3)の作文より(メグ先生/6.3週)

 もしぼくが鳥だったらスズメのように同じ場所でしあわせにくらしたいです。【評】できれば危険な旅などしたくないものね。

●るびハムさん(いらせ/小3)の作文より(クマのプーさん先生/6.3週)

 お兄ちゃんは、小学校5年生なので、もうちょっと、一、二こぐらいなおしたほうがいいんじゃないかなあ、と妹のわたしは、思います。【評】やんちゃなお兄ちゃんとしっかりした妹、という感じですね。れいせいにお兄ちゃんのことを見ているところがほほえましいですね。

  光る表現(小4−小5) 2002年7月2週号

●ハリーさん(いかゆ/小4)の作文より(スピカ先生/6.2週)

 (ドッジボールで)一人、また一人と、どんどんあたっていきました。「ホ、フ、ヒ、ヘ、ワ。」と、ぼくはよけるのがうまいので、声を出しながらよけました。 評:「声」がとってもユニーク。リズミカルなその声が聞こえてくるようでした。おもしろい表現になったね。

●春まきくんさん(いせね/小4)の作文より(メグ先生/6.3週)

 「怪我の功名」じゃなくてただの「功名」がいいです。【評】たしかにそうなのですが……(笑)。 

●くにさん(いのか/小4)の作文より(ぱんだ先生/6.3週)

 怪我の功名というのは、そんなに毎回起こるものではありません。…(中略)…僕は、怪我の功名をきたいしません。ちゃんといるものや大切なものなどは、おちついて考えて用意しないといけないと思います。★評:ことわざの意味以上に多くのことを考えていることを感じさせます。堅実、現実的な考え方を示してくれました。

●スマイリーさん(いのめ/小4)の作文より(メグ先生/6.3週)

 この長文を読んで、失敗はよい結果につながることもたくさんあるんだなあ、と思いました。「失敗はせいこうのもと」とよく言いますがまさに本当だなあ、と思いました。これからも、失敗を大切にしていこうと思いました。 【評】だれでも失敗してしまうことはあります。その失敗を生かしていくことが大切ですね。

●イエス・キリスさん(いまゆ/小4)の作文より(メグ先生/6.2週)

 「できた!」水の道に水を通すと水がながれながらキラキラしていました。【評】やっとでき上がった水の道。さくらちゃんの心もかがやいていたのではないかな?

●MIZUさん(いみち/小4)の作文より(ゆえ先生/6.3週)

 なぜなら冬は、こたつに入っているか、ねているかすれば、かまわないからです。◆評◆すなおな気持ちが書かれてあって、先生も思わず「うん!」ってうなずいてしまいました!今はもう、夏に近づいているけど、寒いときにはこたつにあたってテレビをみているときがいちばん、幸せですものね!

●MIZUさん(いみち/小4)の作文より(ゆえ先生/6.4週)

 ぼくがツバメだったら、ちゃんと自分のすに帰れないかもしれなせん。ぼくはものわすれが多いので、半年の間に、自分のすのある場所を忘れてしまって、まいごになりそうだからです。◆評◆自分とわたり鳥を比べて、「もし、自分が鳥だったら」を、うまく考えることができましたね!それにしても、鳥は字も読めないし、地図(ちず)も持っていないのに、どうやって巣(す)にかえれるのか、先生もほんとにふしぎです。鳥に「なぜ?」ってきけたらいいのにね。

●理紗さん(いよの/小4)の作文より(けいこ先生/6.3週)

 (サッカーの)市川さんは泣いていました。それを見ると心がキューンとなって、私も泣きたくなりました。日本かわいそう、くやしい、そんな気持ちでいっぱいになりました。私が書いた「負けるな」の紙は、風に「元気出せよ」と言われているように、しょぼんとなっています。 評:日本対トルコ戦を見て、同じような気持ちを抱いた人が、たくさんいただろうね。

●ヨッチーさん(いらし/小4)の作文より(かすみ先生/6.4週)

 まるで、ドラえもんにでてくるのび太が、がけから落ちて、木にひっかかっているようでした。(評)まさにそうですね。じょうずにたとえを入れましたね。でも、わらっていられるのはアニメの世界だけ。これからは気をつけてね。

●健志さん(いるた/小4)の作文より(はるな先生/6.3週)

 お母さんは、すごくがんばりやです。なぜかというと、料理は、ほっぺたがおちるぐらいすごくうまいからです。料理のうでは、2級ぐらいです。お父さんは、3段くらいです。・・・{中略}・・・おこると泣く子もだまるようにこわいです。お父さんを本気でおこらせるとこわいけど、ニコニコすると本当のところ、最高にやさしいのです。(講評);料理上手なご両親を、とてもおもしろい表現法で説明したのが、印象的ですね。また、お父さんの人柄を、たとえをつかって大変ユーモラスに、楽しく表現できました。

●みかんさん(いこい/小5)の作文より(ももんが先生/6.2週)

 私は先生に、やさしい感じの黄緑色の苗をもらって、田に入ったら、ズブッと足が入ってこけてしまいそうだった。【評】緑色にも、いろいろな緑色があります。苗の色の表現、とてもいいですね(^o^)。

●淳也さん(いしな/小5)の作文より(メグ先生/6.3週)

 川村先生は、まるで二重人かくみたいに、こわくない先生からこわい先生に変わることが分かった。【評】こういう先生、いるよね。

●アミーゴさん(いそと/小5)の作文より(ゆうこ先生/6.1週)

 そこで一句! 変わるのさ 心の底から 絶対に この心が一番大切だと思う。もう一人の自分へ……。【評】作文の終盤にオリジナリティあふれる俳句でまとめてくれました。

 

●ミーミーさん(いちさ/小5)の作文より(けいこ先生/6.3週)

 ワールドカップで勝つのもいい。でも、本当は何のためにあるのだろうか? 私は思った。ワールドカップでは、いろいろな国と試合をする。相手と話が通じなかったり、相手が何を言っているかわからなくても、こうして試合をしているうちに、心の中で相手としゃべっている。……こうして、世界はもっと友達になれる。 評:確かに国単位で試合をしているけれど、もっと大きな「サッカー」という円の中に、いろいろな国の人が一緒に入っているのだね。

●花織さん(いなも/小5)の作文より(ももんが先生/6.2週)

 だれでも大切なものは、すてたくないと私は思う。たとえぼろぼろでも、それにはそれでいいところがある。インドの人たちは、地球の問題もあるのかもしれないけど、すてたくないからすてないのかもしれない。日本は、心がないというか、すてられるものがどんな気持ちかわかってないのかな?【評】一つ一つの文章から、ものを大切にする気持ちがとてもよく伝わってきます。じっくり考えて、自分の思いを表現できましたね(^o^)。

●まりさん(いにほ/小5)の作文より(クマのプーさん先生/6.2週)

 五百円で買える時計でも五十円しかもらえない人がたくさんいるのでむだには、できません。【評】聞いた話で中国と日本の経済の違いを紹介し、豊かだから何をしても良いのではなく、世界中の他の人のことも考えてむだにできない、と思ったことを順を追って組立てる事ができました。

●サビオラさん(いはら/小5)の作文より(かすみ先生/6.3週)

 サッカーだけでなく、色々なことを失敗をおそれずにいこうと心の中で思いました。(評)大切なことだよね。悪いのは、失敗することではなく、失敗から何も学ばないことだよね。サビオラ君にはたくさんの可能性がつまっているのだから、どんどんチャレンジしていってください。がんばれ!

●にゃむさん(いひむ/小5)の作文より(ゆり先生/6.3週)

 『百聞は一見にしかず』といいますが、一見したとしても、その人の性格は分かりません。ウワサを聞いたり、本人からきいてみて、やっと分かるのです。だから「百聞」も大事なことなのです。【評:ことわざを使って自分の意見をうまく表現できていますね。】

●昌尭さん(いよあ/小5)の作文より(はるな先生/6.3週)

 ゆでたまごを作ろうとして、あわてて生卵にひびをいれてしまった。そのひびは、小さかったので、田の卵と一緒にゆでた。ゆであがって、からをむいて、一個だけつるりとむける卵があった。・・・・・他の卵はとてもむきづらかった。なんの気もなくひびを入れてしまったたまごが、あんなにむきやすかったということは、まさに怪我の功名だ。(講評);ひびが入って逆に皮がむけやすくなったゆで卵のお話は、ことわざにふさわしい「似た話」として,大変優れ(すぐれ)ています。大発見でしたね。

  光る表現(小6−社) 2002年7月2週号

●すみすみさん(あない/小6)の作文より(スピカ先生/6.3週)

 父の話によると、父が子どもの頃の家の近くにある小川には、沢山メダカがいたそうだし、母の話では、当時の母の家の天井裏には、蛇やネズミがいて毎晩運動会を開催していたそうだ。(笑) 評:お父さんやお母さんから取材した話をじょうずに感想文に取り入れ、ユーモア表現も盛り込んで書くことができました。うまいね。<<え276み>><<え2138み>>

●寛和さん(あめね/小6)の作文より(メグ先生/6.3週)

 人の気持ちによって自然が変わるなんて自然がかわいそうだとぼくは思う。【評】自然を守るのも破壊するのも人の気持ち次第というわけですね。

●くま吉さん(いにし/小6)の作文より(けいこ先生/6.3週)

 アメリカは、他国より早く自然を破壊したから、自然保護の先進国になったのか。私は、この文を読んで、何かを破壊しなければこれをしてはいけない、ということがわからないのか? と思った。確かに『失敗は成功の元』というけれど、これでは困る。 評:ことわざを少しひねって用いたのがうまい。失敗が許されない・待ったなし! ということもあるものね。環境問題はその一つだろうな。

●ブラピさん(いまや/小6)の作文より(メグ先生/6.1週)

 二号車には、松永先生、通称松先が口を大開きしてねていたのでおかしのポッキーを口に入れたらおこっておいかけてきた。これぞまさしく、ことわざにある「鬼に金棒」ならぬ「鬼にポッキー」だった。【評】ことわざの加工がうまい!

●稜さん(いめて/小6)の作文より(メグ先生/6.3週)

 僕はイヌが湖に入ると必ず洗わなくてはいけない。僕のイヌが湖に入るとまるでビジョビジョな白熊のようだ。 【評】大型犬を洗うのは一苦労ですよね。たとえが上手に使えたね。

●真樹さん(いよち/小6)の作文より(ゆえ先生/6.3週)

 父、母、兄の行動は見えるが、自分の行動は分からない。鏡を見れば自分の顔は見えるが行動は見えない。だから、自分の長所はわからないのである。◆評◆これだけで、本1冊分くらいの重みのある言葉です。哲学的、というのでしょうか。こういう言葉のセンスはすばらしいですから、これからもどんどん書いて、読ませてくださいね。

●キリリさん(いよゆ/小6)の作文より(かすみ先生/6.3週)

 これから自分とはちがった国や文化の人々と話す機会があるかもしれない。そのときはその国の人の心になって話そうと思った。(評)とても大切なことですよね。すてきな結びになりましたね。

●比呂子さん(いりひ/小6)の作文より(ゆえ先生/6.2週)

 リサイクルや資源を大切にすることが大事だと思う。◆評◆自分の身の回りを見回して、考えてみることからはじめなきゃいけないですね。生活している中で、ゴミは必ず出してしまうけど、「他のことに生かせないかな?」と、私ももう一度、考えてみたいと思います。

●穂香さん(すよ/小6)の作文より(ゆうこ先生/6.3週)

 しかし、アメリカや日本でカマキリ・ゲンゴロウが少なくなってから守り始めるのでは遅いのだ。物がなくなって探していたら、また別の物が無くなり探すということと同じだ。一回無くなった、少なくなったら他の物も守りながら、探すべきだと思う。【評】自然保護、環境問題。社会レベルの問題の末端には私たち一般庶民がいるはずです。自然を愛する心のゆとりを忘れたくはありませんね。 

●さるっちさん(やあ/小6)の作文より(メグ先生/6.3週)

 ことわざで「後悔先に立たず」というのがあるように、絶滅してから後悔しても、取り返しがつかない。人間にとって、自然の動植物は、一度失うと、取り返しがつかないものになる。 【評】絶滅してしまってからではもうおそいのです。自然の動植物をもっと大事にしなければね。

●ハムさん(あそみ/中1)の作文より(メグ先生/6.3週)

 第一の理由として、比喩を使うことによって、相手に印象強く伝えることができるからだ。例えば、包丁で野菜を切るときの手の押え方を実際に自分で行ない見せて教えるよりも、「猫の手のように」というように教えるほうが印象強く頭の中に残るのである。【評】比喩を使う方が簡単でわかりやすいね。

●スヌーピーさん(いうわ/中1)の作文より(ゆり先生/6.3週)

 私はハンドボール部に入っていて、先輩と友達と3人でキャッチボールをしていた。(中略)先輩が「オージービーフ知ってる?オージービーフのマークを手で作ってその形でキャッチしてみー。」と言った。その子は先輩が言ったような手の形でキャッチをしていた。すると、失敗も少し少なくなった。【評:「しっかり受けて」と言われるより、そんなふうに比喩を使って教えてもらえる方がずっと分かりやすいね。】

●はせぽくんさん(いなあ/中1)の作文より(ふじのみや先生/6.3週)

 「問題とはそこにあるものではなく、自分で作るものである」という名言があるが、これはこう置きかえられる。「比喩とはそこにあるものではなく、自分で作るものである」というふうに。自分で作れば、作ったことを覚えられるので一石二鳥である。 【評】比喩にはユーモアも含まれているね。どんどん作って楽しもう。

 

●正人さん(いなり/中1)の作文より(ゆえ先生/6.2週)

 学校の勉強は、みんな真似できるが人それぞれにある感受性は、真似できない。◆評◆それぞれの感受性が、「その人らしさ」ということですね!他人の意見に左右されず、いつも自分らしさを大事にしていきたいと、私も思いました。

●ひろりんさん(あしゆ/中2)の作文より(とこのん先生/6.2週)

 「木はもともと何百年と生きる生命である。長い間生きてきた木を人間の都合で切らせてもらって、その挙句に十年ぐらいでポイ、というのは木に対して失礼ではないだろうか。」評:確かに、木はそのままの状態なら、数百年は生きられるはず。ということは、使い方次第では、一生ものとして使いつづけられるだけの寿命を持っている。「失礼」、という言葉はぴったりかもしれません。

●日本太郎さん(あねひ/中2)の作文より(クマのプーさん先生/6.3週)

 例えば、自動改札機なども今では当然{田舎を除く(笑)}だが、自動改札機の開発者は、ある日偶然にも磁気テープ(音楽)を聞いていた。そして偶然、思いついた。「切符の裏に磁気を塗ればいいんだ」このような思いつきが発明を助けることにもなる。【評】現在当たり前の様に目にしている物を具体例にして、思いつきやひらめきが開発に生かされたことを、効果的に表現できました。

●あつしさん(あむら/中2)の作文より(ゆうこ先生/6.2週)

 百年以上の家具を使うということは自分たちの文化を作るということにつながる。家具と人は一心同体のようなものであるといえるのではと思う。【評】家具に刻まれる生活の跡は、家族の文化の歴史でもありますね。

●ルフィさん(あわせ/中2)の作文より(かすみ先生/6.3週)

 大切なのは何かを達成しようという意欲なのではないか。(評)そうですね。熱意と意欲があるから、物事が発展していくのだと思います。

●奈央さん(いしえ/中2)の作文より(メグ先生/6.3週)

 「朝の来ない夜はない。」という名言もあるように、「結果のない問題はない。」と思う。どんなに遠回りをしていたとしてもたどり着くのは結果である。最後まで結果を出しやり遂げるという自分の意志の強さが大事だと思う。 【評】道順を考える前に、結果までたどり着こうとする強い意志が必要ですね。

●尚志さん(いても/中2)の作文より(クマのプーさん先生/6.3週)

 例えば、ニュートンの万有引力は、木からリンゴが落ちるのを見て発想し、発見されたものである。【評】とてもいい具体例を引用することができましたね。

●○○○○さん(うい/高3)の作文より(森川林先生/5.3週)

 負けたもの、劣っているものが必ずしもこの世界に不必要で、滅ぶべきものであるのだろうか。決してそうではない。今のパンコムギの源流であるヒトツブコムギは、パンコムギを形作るために必要なものであって、そのものの価値よりも存在そのものに意味がある。人間においては、負けた者、弱い者だから不必要というのではない。その人間がその状態で精一杯幸福を追求しようとすることそのものに、大きな意味があるのだ。 ◆評:具体例がユニーク。勝ち負けとは異なる価値観があるというのは微妙だけど大事な見方だね。

 

 

 

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