1996年1ー3月 第7週号 通算第469号 言葉の森
言葉の森新聞
〒234横浜市港南区港南台4−7−29−A201 定価130円
電話 0120−223987 留守番電話・FAX 0120−723987
今回、一緒に送ってあるシールは、ペンで書く清書のときの訂正用として使います。いろいろなマークがついていますが、このマークは何も関係ありません。シールの白い部分だけを使ってください。
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生徒コード・広場名・曜日先生名を忘れずに
生徒コードと広場名と曜日先生名は、どの用紙にも必ず入れておいてください。先学期は、先生の名前も自分の名前も何も書かれていない作文や自習用紙が十通近くありました。これらの作文や自習用紙は、結局だれが書いたかわからないので、採点することも本人に返却することもできません。コードや名前は、いちばん初めに書くようにしましょう。
ペンネームは変更できます
これまで、ペンネームは、住所データの容量が小さかったために、漢字2文字(半角のカタカナ・アルファベット4文字)以内に制限していましたが、2月からは、漢字6文字以内に拡大して受け付けます。ペンネームの変更を希望する人は、自習用紙の「生徒から先生へのひとこと」欄に書いてください。
ペンネームをつけるときは、あまり凝った名前や、いまの流行の名前(「桜木花道」などのように)にすると、あとで変更したくなりますから、よく考えてつけてくださいね。
清書以外の作品もどんどん載せます
現在、「広場」には清書した作品を順番に載せるようにしていますが、これからは、清書意外の作品もどんどん載せるようにしたいと思います。どの作品が載ってもいいように、字はいつもていねいに、誤字がないように確かめて書いておいてください。
マルチメディア時代の文字情報
これからの世の中は、カラフルな画像の情報がふんだんにやりとりされるようになりますが、文字の情報は決して時代おくれになるわけではありません。テレビの時代でも新聞は残りますし、カラーの絵の具がある時代でも水墨画は生き残ります。しかも、現代の文化のかなりの部分は文字情報によって支えられています。
いま、パソコンでも買おうかと考えている家庭は多いと思いますが、言葉の森で使っているパソコンは、CPUもハードディスクもひと昔まえのものです(ふた昔まえという声も…)。しかし、文字情報をやりとりする分にはこれで十分です。
文字情報をパソコン通信でやりとりするだけならば、現在、新品でも7・8万円で十分役に立つ機械を手に入れることができます。
言葉の森では、当面、文字のやりとりでできる範囲のことを、進められるところまで進めていきたいと思っています。
成績のよい子、頭のよい子
子どもたちをみていると、成績のよい子には、共通点があります。それは、ひとことで言うと勉強の習慣がついているということです。成績は、基本的には勉強の時間に比例しています。成績のよくない子は、勉強のやりかたや能率以前に、まず、勉強の時間が毎日確保されているかどうかを見直す必要があります。学校の宿題があるときは勉強をするが、ないときは勉強をしないというのでは、やはり成績は上がりません。
しかし、成績のよしあしとは別に、頭のよしあしというのもあります。頭のよしあしは、生まれつきのものではありません。これも、成績と同じように努力で向上するものですが、その向上のさせ方は、成績の向上のさせ方とは異なっています。頭のよい子は、勉強をしていない間は、成績も上がりませんが、いったん勉強に本格的に取り組み出すとどんどん成績を上げていきます。
頭のよい子に共通する特徴は、難しい本を読む力があるということです。小学校低学年のうちから、説明文の本も含めた読書の蓄積があると、高学年になっても難しい本を抵抗なく読めるようになります。読書は、スポーツと同じように、慣れないうちはくたびれるだけですが、慣れてくると、だんだんおもしろくなってきます。
読書の苦手な子は、なんでもいいから何しろ毎日10ページは読む、という習慣をつけることから始めていきましょう。