1996年4〜6月  第1週号 通算第475号              言葉の森

言葉の森新聞

住所 〒234横浜市港南区港南台4−7−29−A201         定価130円

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                       234横浜市港南区港南台4-7-29-A201

                           言葉の森       

                                          

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新学期は4月1日から

 新学期は4月1日から始まります。

 まだ、春休みのところが多いと思いますので、休む方は、別の日に教室に電話をして説明を聞いてください。

新しい教材の説明

 新しい教材を開く前に、これまでの教材(課題ファイルや作文用紙など)は全部かたづけておき、新しい教材と古い教材がまざらないようにしましょう。

 お送りした教材は、次のとおりです。

(1)かだいフォルダ

 課題集などが入っています。なくさないように、新しい広場名(表紙の住所ラベルに書いてあります)と名前を書いておきましょう

 最初のページは項目表です。作文の書き方のおおまかな目安が書いてあります。作文は、この表を見ながら書いていきましょう。しかし、最初から全部できなくてもかまいません。12週のおわりまでに全部の項目ができるようにしていきましょう。

 次は、課題集です。毎週やることは、作文の問題・漢字の問題・短文の問題・読書の記録・広場へのひとこと・まちがえた字の練習の六つです。時間の目安は1時間です。最初のうちは全部やっていると、時間が長くなりすぎてしまうことがあります。1時間で全部終わらないときは、途中で終わりにしてそのまま提出して結構です。作文の題名の選択A,B,C,Dで空欄になっているところは、自由な題名で書いてよいという意味です。

 次は、漢字問題集と漢字集です。毎日の自習でここに載っている漢字を覚えておきましょう。ただし、まだ学校で習っていないものはやらなくて結構です。毎週の漢字の問題は、漢字問題集の中から自分で適当に5問選んでやりましょう。そのあと、裏の漢字集で答えを確かめて自分で○や△をつけておきましょう。

 次は、短文集です。短文集○○級と書いてある十数題の短文を、毎日の自習で覚えておきましょう。毎週の短文の問題は、短文集を見ないで続きの文を書き、そのあと、短文集を見て正しく書けたかどうか確かめておきましょう。

 ABCD級の人には、このほかに、「短文集/たとえ」と書いてあるものが入っています。これは、たとえというものを理解するための参考にしてください。この「短文集/たとえ」は、自習や問題でやる必要はありません。

 EFGHIJKL級の人には、「短文集/名言」が入っています。これは、「名言の引用」という作文の項目を練習するときの参考にするためのものです。この「短文集/名言」は、自習や問題でやる必要はありません。

 次は、一緒にお送りした図書の一部分が載っているページが全部で10ページあります。これを長文と呼びます。この長文は、毎日の自習で1日1ページ音読していきましょう。毎週の作文の問題で「選択B」の感想文を書く人は、この長文を読んで書きましょう。ただし、4年生以下の生徒の場合は、感想文はまだ難しいので、特別の要望がある場合以外は指導しません。

 次は、生徒の書いた作文が10〜12ページ載っているページがあります。これを参考作品と呼びます。作文の選択Dの課題を書くときは、この参考作品を参考にしましょう。ただし、参考作品は、作文を書くきっかけとして利用するためのものですから、項目表の項目どおりにはなっていません。

 次は、通信クラスでの学習の仕方が書いてあるページがあります。通学クラスの生徒の方には、このほかに、別冊で、通学クラスの学習の仕方(パソコンの使い方)をお渡しします。ほかんファイルに、はさんでおきましょう。

 次は、自習表というページがあります。毎日の自習は、ここに記録をつけておくとよいでしょう。空欄になっているところは、言葉の森の自習以外に自分で毎日やっていること(掃除、算数の勉強など)を書いておくとよいでしょう。教室の休みの日は、この自習表に書いてあります。

(2)さくぶんようしフォルダ

 通信生のさくぶんようしフォルダには、作文用紙が14枚入っています。これは、6月末までの分です。作文用紙が足りなくなった場合は、市販の原稿用紙に書いて結構です。(教室からは追加分の用紙はおくりません)

 作文用紙は、小学1・2年生には1行19文字の大きいマスのものが、小学3年生以上には1行32文字の小さいマスのものが入っています。

 作文用紙には、曜日・先生の名前・自分の名前・生徒コード・広場名などを必ず書いておきましょう。

(3)じしゅうようしフォルダ

 通信生のじしゅうようしフォルダには、〒ふうとうようし・じしゅうようしが14枚入っています。これは6月末までの分です。用紙が足りなくなった場合は、適当な紙に書いて結構です(教室からは追加分の用紙は送りません)

 じしゅうようしは、小学1・2年生には大きいマスで短文は暗唱するだけのものが、小学3年生以上には小さいマスで短文は暗唱と筆写の両方をするものが入っています。

 〒ふうとうようしは、作文用紙を送るために使います。「ふうとうのつくりかた」を参考にしてください。〒ふうとうようしには、曜日・先生の名前・自分の名前などを必ず書いておきましょう。

 〒ふうとうようしの自己採点欄は、国語・算数・理科・社会・英語などのテストと、作文の投票をする際につかいます。使い方は、おって連絡をしますので、今は何も書かなくて結構です

 「生徒から先生へ」や「父母から先生へ」の欄は、何を書いても(書かなくても)結構です。

 広場へのひとことは、適当な大きさの紙(縦6センチ・横9センチぐらい)を別に用意して、それに書いて送ってください。その際、自分の新しい広場名と自分の生徒コードは忘れずに書いておいてください。第1週は、まだ新しい「広場」を送っていないので、おなじ広場にだれがいるかわからないと思います(3月第12週「言葉の森新聞」の一覧表を丹念に見ればわかります)。第1週に書くひとことは、漠然と同じ広場のみんなあてに書いてくだされば結構です

(3)ほかんフォルダ

 ほかんフォルダには、何も入っていません。これから返却される作品や「言葉の森新聞」「広場」などをとじるのに使いましょう。ただはさんでおいて、目玉クリップなどでとめておくとよいと思います。

(4)図書類

 3月初旬までに本の返却がすんでいる人には、新しい図書が2册(中学1年生には3册)送られています。この図書は、5月末までに返却してください。通信生には「返信用封筒」が入っていますので、その封筒に入れて郵便ポストに投函してくだされば結構です。図書の返信用封筒には、作文は入れないでください。

 このほかに、小学生にはフォア文庫の目録、中学生には岩波ジュニア新書の目録、高校生以上には岩波文庫の目録が送られています。これは返却しないでそのまま家にずっと置いておいてください。

担当の先生は

 担当の先生の名前は、「かだいファイル」にはってある住所ラベルに書いてあります。

 この住所ラベルは、毎週送る教材にもはってあります。曜日・時刻・担当の先生などに変更があった場合は、毎週送る教材の住所ラベルでわかるようになっています。

評価の仕方が少し変わります

 4月から、全生徒を対象に、パソコンによる評価表「山のたより」をお渡しします

 評価する項目は、自習点・漢字点・短文点・読書の記録点の4つと、作文の項目(字数・構成・題材・表現・主題・表記)6つの、合計10項目です。(広場点の評価は4月からはおこないません)

 10項目を総合した点数「総合点」が、順位などの評価の基準の点数になります。

 自習点は、その週に自習をした日数をそのまま点数とします。したがって、1週間全部自習をした場合は7点、間に教室の休みの日などが入り2週間分全部を一度に出した場合は14点などという点数になります。

 作文の字数点は、字数そのままを点数にします。したがって、例えば700字書いた場合は700点です。ただし、800字以上はすべて800点とします。

 そのほかの項目は5点満点です。よくできていたが5点、一部できていたが3点、できていなかったが0点、という目安です。(これまでは絶対評価方式を採用していたために、評価は多少甘めにつけていましたが、これからは確率評価方式を採用し、相対評価をとりいれた絶対評価にするので、評価は多少辛目になります)

 第1週と第2週は、項目の理解がまだ十分にできていない人もいる時期だと思いますので、一応評価はしますが、その後の正式の評価の中には入れません

 毎週、学年内の確率順位を出します。これは、10項目の「総合点」の、1週からその週までの平均点の、学年1万人中の確率順位です。順位は、5000番以内なら「まあよいほう」、5000番以降なら「あまりよくないほう」と見ておいてください

 作品が提出されていないとき、評価は0点になりますが、後から出したときは、さかのぼって点数をつけなおします。