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1998年10月3週号 通算第590号 shine@japan.email.ne.jp言 葉 の 森 新 聞
10.3週のヒント
小3・4年生 10.3週 でもね、お母さん(長文2)
3・4年生の人は、今学期はじめての感想文です。感想文は作文にくらべて書きにくいので、字数は少なくなってもかまいません。でも、できるだけ学年の百倍(小3は300字、小4は400字)以上書くようにがんばりましょう。
似た話を見つけることが大事ですが、似た話が見つからない時は、「もし、ぼく(わたし)がそのときのアルバート(アインシュタイン)だったら、こうしただろうなあ」と想像した話を書いてみましょう。
今回の長文の似た話は、(1)学校がつまらないので行きたくなくなったこと、(2)学校で習わなかったことをお父さんやお母さんに教えてもらったこと、(3)バイオリンなどの楽器を自分で弾けるようになったこと、などいろいろ考えられそうです。
小5.6年生 10.3週 あれは小学校三年の頃(長文2)
昆虫の成功のひけつとして、ほかの生き物があまり手をつけない「葉っぱ」に目をつけたことが挙げられています。青虫などを飼ったことのある人は、その食欲に驚いたことがあるでしょう。しかし、成虫になって軽やかに飛び回るようになると、葉っぱでは具合が悪くなります。チョウチョウがキャベツをむしゃむしゃ食べているところなんて想像できません。軽い体を維持して飛び回るためには、葉っぱではなくて花の蜜のような濃縮された栄養が必要なのですね。
ことわざは、それぞれの生き物は自分にあった食べ物を食べているという意味で「88、蓼(たで)食う虫も好きずき」。幼虫のときと成虫のときは別々の食べ物だというところで「110、二兎を追う者は一兎をも得ず」。体の長所があるときには短所になることもあるというところで「92、長所は短所」などが使えそうですね。
データ実例は、自分の知っている昆虫のことを辞典などで調べてみましょう。チョウやセミなどがいつごろどういう食物をとってどのくらい生きているかなどというデータがわかるといいですね。調べられなかった人は、データ集を参考に「11、外食で食べたいもの 1位寿司13.5% 2位ハンバーグ9.3%……」。人間は、葉っぱだけとか蜜だけということはなく、なんでも食べてしまうから、こんなに繁栄したのでしょうね。
参考データ:「昆虫は非常に種類が多く、地球上の全動物数の約三分の二を占める。最古の化石はデポン紀(4億年〜3億5千万年前)の地層から発見されている」「セミの幼虫は地中で5〜10年過ごして成虫になる。成虫の寿命は平均10日ぐらい。世界に約1500種、日本には17種が分布」「チョウは世界に約13000種、日本には約250種が分布」(「学研新世紀百科辞典」より)
中学生 10.3週 社会は個人から(長文2)
「日本人の多くは世間の中で暮らしている」というところがこの長文のテーマです。電車の中でグループで騒いでいる人たちというのは、よくいるでしょう。そのグループの中という世間で生きているので、ほかの乗客という社会が見えなくなってしまうのです。会社ぐるみの汚職なんていうのも、会社という世間だけが視野に入って、社会というより大きな視野を持てないところから来るのでしょう。しかし、日本人の感覚としては、たとえ社会的に見て悪いことであっても会社のためにやったという人を評価するところがあるから難しいですね。学校の中でいじめなどが顕在化しにくいのも、「あいつがちくった」とクラスという世間から爪はじきされることが嫌だからということがありそうです。「個人」「社会」「世間」などという言葉をキーワードにして考えてみましょう。
データ実例は、「世代別ストレス解消法」などが使えそう。「四季を代表する旬の食べ物」なども使い方によっては生かせるかもしれません。
高校生 10.3週 フランダースの犬」は(長文2)
(誤字訂正:上の段17行目 アンバンマン→アンパンマン)
アンパンマンというのは絵本ではいい話なのに、テレビアニメになると、ワンパターンの水戸黄門のようになってしまいます。毎週放映というノルマがあるので、制作する側もつい手を抜いてお決まりのパターンで作ってしまうのでしょう。アンパンマンを見て育った子供は、将来「悪いやつは倒さなければいけない」という偏狭な正義感を持つようになるかもしれません。
テレビゲームでも、悪役のセリフはだいたい決まっています。「ふははは。それでは最後に教えてやろう。」なんて大事なことをべらべらしゃべったあとに、正義の味方が急に登場して、「ぐっ、何、こんなばかな……」。ところが正義は最初は悪役に負けそうになります。もうだめかと思ったときに急に正義の頭にグッドアイデアがひらめいて大逆転。こういうゲームばかりやっていると、何でも自分の都合のいいように世の中が動いてくれると思ってしまう人が増えてしまいそうですね。
データ実例は、「一ヶ月に読んだ本」や「企業の宣伝費」などが使えそう。
10.4週は清書、10月29・30・31日は休み
来週10.4週は清書です。今学期から、作文はそのつど返却するようにしていますから、10月に入ってから返してもらった作文をなくさないように保管しておきましょう。
10月29・30・31日は、お休みです。先生からの電話はありません。教室もありません。宿題もありませんから、この日はゆっくり本を読んだり外で遊んだりしてください。
夜、寝る前に叱らないで
寝ているときは、体も心もいちばん無防備になるときです。
起きているときは多少寒い風に当たっても平気ですが、眠っているときに風に当たると途端に風邪をひきます。日光浴をするときも、起きていれば日焼けだけで済みますが、うっかり寝てしまうと火傷に近い日焼けになってしまいます。寝ているときは、体のコントロール機能が低下しているので外界の影響がじかに体内に入ってしまうのです。
同じことが心についても言えます。起きているときには、苦しいことがあっても心がそれに抵抗してバランスを保とうとしますが、寝ているときにはバランスを保つ力がなくなります。起きているときには叱られてもしょんぼりするぐらいで済みますが、寝ているときは心の奥深くまで傷つきます。
夜中に、「どうしてこんなことがわからないの!」とか「なんで、宿題早くやらなかったの!」とたっぷり叱られてから、「もう寝なさい」と言って寝かせられる子供は、寝ているときに深く心を傷つけながら眠っているのです。
頭も体も性格もいい、丈夫な子に育てたいと思ったら、叱ることは昼間の間だけにとどめ、少なくとも寝る前だけは、やさしく幸福な気持ちでふとんに入れるようにしてあげてください。コツは簡単です。寝る前に、「今日はちょっときびしく言ってしまったけど、本当は、君にはいいところがたくさんあるんだよ。たまたま今日は悪いところを注意したけど、その悪いところはほんの少しで時間がたてば必ず直るところだから、自分のいいところに自信を持って、今日は寝なさい(ちょっと長いけど)」と言ってあげることです。もっと簡単に言えば、「今日は、強く叱ってごめんね。本当は○○君はとてもいい子なんだからね」だけでもいいのです。
人を裁いたあとというものは、裁いた人自身も後味が悪いものです。人を許してあげたあとは、許した人自身も心がさわやかになるものです。子供を叱り飛ばして「あー、さっぱりした」という人はいないでしょう。叱ったあとは、叱った人自身も傷ついているのです。
叱るのは昼間の間だけ、夜、寝る前はすべてを許してふとんに入るのが、子供にとっても自分自身にとってもいいことなのです。
長文音読は気長に聞いて
小学生が長文を音読するのを聞いていると、はじめは必ずつっかえたり読み間違えたりします。特に小学5・6年生の長文はその学年の生徒が普段普通に読む文章よりだいぶ難しい文章を載せているので、はじめからすらすら読める子はまずいません。
読んでいる本人にとっても、これは苦しい勉強です。ここで、聞いているお母さんやお父さんが「ほら、また間違えた」とか「なんていう読み方をしているの」とか「意味わかるの」ということを軽い気持ちで言ってしまうことがあります。しかし、こういう言葉は高学年の子供のプライドをかなり傷つけます。ほかの勉強はするが長文の音読だけはいやがるという場合、お母さんやお父さんの対応の仕方を工夫してみる必要があります。
子供が読み間違えたときは、「そこはこう読むんだよ」と教えてあげてください。しかし、そこで子供をからかったりけなしたりせずに、必ず「そういう難しい長文をよくがんばって読んでいるね」と感心する気持ちをこめることが大切です。時には言葉に出して、「こんな難しい長文をよく読めるようになったね」とか「読み方がだんだん上手になったね」とか、もっと奮発して「こんな難しい文章を読んでいる子なんて、ほかにいないだろうね」という言葉をかけてあげてください。
叱られたり、笑われたり、馬鹿にされたりしながらする勉強が好きな子はひとりもいません。子供たちはみな、ほめられたり、感心されたり、励まされたりしながら勉強をしたいのです。もし、お母さんやお父さんが、つい子供の勉強を見ていてミスをからかってしまうことが多いとしたら、それは、お母さんやお父さんが子供のころにやはりそういう育てられ方をしていたからです。
人間は、自覚によって自分を変えることのできる生物です。ほめて育てられることの少なかったお母さんやお父さんは、自分のその性格を自覚して子供にはたっぷりほめて育てるようにしてあげてください。
見られることによって美しくなる
見られることによって美しくなるもの、というと、家でも服装でもそうですが、作文でもまたそういうところがあります。
人をよく呼ぶ家というのはきれいです。
だれかに食べさせる必要があるとき、料理はうまくなりますが、ひとりで食べる食事はみすぼらしくなりがちです。ひとりでする食事のときは、ラーメンを鍋で作って、そのまま鍋から直接食べてくちびるをやけどしたり、というようなことがよくあります。(私の場合)
毎日、電車やバスに乗って出かける人の服装はこぎれいになります。毎日、家にいる人の服装はどうでもよくなりがちです。
インターネット経由で作文を送信するようになってから、中高生の作文が変わりました。これまでもそれなりに一生懸命に書いていたのですが、自分の作文が人に読まれるということを意識するようになって、もう一段、文章に気合が入ってきたようです。
先生に見られるだけなら、多少手を抜いてもいいだろうとはこれまでも思っていなかったと思いますが、自分がAさんの作文を読んで参考にできるように、Aさんも自分の作文を読んで参考にするのかなあ、と思うと、やはりあまりいいかげんなことは書けないという気になってくるのでしょう。
いま、インターネット経由で作文を書いている人は、教室に通っている人以外では十人前後ですが、これから多くの家庭でインターネット経由で作文を送信できるようになると、さらに力作が掲示板を埋めるようになると思います。
光る表現コーナー
98年9月11日〜98年10月9日皆さんが書いた最近の作文の中から、光る表現を選んで載せています。
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髙津さん(あうれ/小4)の作文より(スズラン先生/月日918)今年は雨がふらないので、みかんの木の葉や、花が水がほしくてしおれています。かれる木も多いことでしょう。評:香川県は雨がすくなかったのですね。木や花のようすを良く見ていますね。
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みみデカさん(あえほ/小4)の作文より(かつみ先生/月日915)「わっスゲエデッケーたんこぶこしらえてる。はやく保健室いかないともっとたんこぶが大きくなってミミデカをおおってしまうぞ」といった。触ってみるとまるでみかんのような大きさだった。【評:ユーモアたっぷりと、いたいことを表現していますね。笑ってしまうけれど、みかんの大きさのたんこぶは、やっぱりいたいよね。】
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岡根さん(あその/小4)の作文より(かつみ先生/月日924)(ともだちの)だいきは体が大きいので体をもってくれました。評:とげが刺さって、歩けないときだいきくんが助けてくれたんだね。たよりになるともだちがいてよかったよかった。いつか、おんがえしをしないといけないね。
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ダヤンさん(そら/小4)の作文より(スズラン先生/月日921)いたみというものは、自分のもう一つのかげのようなもので、私のあとからついてくるように、しつこくじんじんいたませて、私がどんなに逃げてもついてくるので、私といたいのがおにごっこをしているみたいでした。評:痛いときは、その痛さを切り離すことができないものね。かげのようなもの、というのがおもしろいたとえでしたね。
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古尾谷さん(なみ/小4)の作文より(もとばと先生/月日917)私は、「どれくらい(ドッチボールが)うまいの。」と母に言われますが、あまりうまくありません。「好きこそ物のじょうずなれ」ということわざがありますが、私はその逆です。評:むずかしいことわざを上手に使っていますね。
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清原さん(ねる/小4)の作文より(洋子先生/月日908)そういえば、五歳のころヤカンにはいっていた熱湯がうでにかかってやけどをしたことがあります。その時はものすごくいたかったです。でも(今回の)木のぼうで手首をけがしたほうが二倍いたかったです。(「いたかったこと」の作文でまえのはなしがうまく感想を入れてかけていました。ケガには、くれぐれも気をつけて。
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しっぽさん(ほし/小4)の作文より(スズラン先生/月日914)できものは、ますますはれて、ズキズキ痛くなりました。私には、できものが私をからかって、笑っているように思えました。評:できものが痛くなったときの気持ちがでていますね。ぐっと我慢していたこともわかりますよ。
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宮崎さん(あたつ/小5)の作文より(かつみ先生/月日924)それは、いつもの五時間目だった。台風の過ぎ去った快晴の空…だったが、嵐は突然起きた。評:わくわくするね。読みたいという気持ちにさせるよね。こういう文章力は、テクニックなので、いろいろな案を考えておくと、後々役に立ってくるよ。
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岩田さん(にの/小5)の作文より(洋子先生/月日918)「お母さん、お母さん、見て見て、風船爆弾の番組をやっているよ」と僕は、興奮しながらお母さんを探した。(戦争の話をおばあさん、おじいさんから聞いたときの作文の出だしのところです。おばあさんに聞いた風船爆弾のことをテレビでやっていたのに気がついたのですね。読む人をひきつける書き方でうまいですね。)
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後藤さん(わゆ/小5)の作文より(かつみ先生/月日915)デパートやせんもん店に行ったり来たりしていたので、この一日は長いな、と思いました。【評:買い物に付き合っている時間は、本当に長く感じるよね。もっと見たいところがたくさんあるのに、そういう気持ちが伝わってきます。】
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ロンさん(わわ/小5)の作文より(ひかり先生/月日917)プ−ルの底を行ったり来たりして五回がすぎたところで「ゴオ———」とすごい波がきました。昨年は、ほんの小さな波だったのに、今年は成功しました。来年も頑張って、成功したいです。「評」人工の波づくりを競う水泳教室の企画。とても珍しい競技ですね。「ごお————」すごい波がきました。昨年今年来年を比較したり、希望を結びとしているところで、たつのすけくんのこの競技にかける、思い入れがよくわかる作文になりました。
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ドリカムさん(うせ/中2)の作文より(ひかり先生/月日918)朝、学校へ行くまで友達と待ち合わせていくが————「中略」————言葉もしゃべらずに心が通じ合うことは、とても素敵なことだ。言葉だけの世界だけだと心の中まではみえない。だからこそ、そのような日本の文化を大切にしなければならない。「評」言葉なくても心が通じた体験実例をあげて、だからこそこのような日本独特のコミュニケ−ション文化を大切にしなければならないと結びに自分の意見をしっかり書けたのはりっぱです。
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FD3Sさん(あしあ/高1)の作文より(あかね先生/月日918)もし浦島太郎が詰め込み型の教育を受けていたら、柔軟な考え方が不足しているために竜宮城などある訳がないと思って冷たく亀を突き放してしまうだろうし、亀がしゃべった時点で驚いて逃げてしまうかもしれない。(評)おっしゃるとおり! 見事な例えです。
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堤さん(いし/高1)の作文より(ミルクティ先生/月日918)確かに今までの日本は一流大学に入れば一流の会社という時代だった。しかし、今では超一流の大手会社もあっという間に倒産する時代。なんのための一流なのか。そんな暗い時代なら私は小さな会社のトップで時代を変える生き方の方が人間らしくて楽しいんじゃないかと思う。評:「鶏口がよい」という意見を、社会状況に照らして展開しているところがいいね。
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坂本さん(おて/高1)の作文より(ミルクティ先生/月日918)人は、井の中の蛙、大海を知らず、もとい「点数の上位者、社会を知らず」になってはならないと私は考える。やはり、広い視野をもってこそ、良い人間になれるのではないだろうか。鶏口に甘んじず、牛後からでも、牛口を目指した方が、人としても成長していけるのでは、と私は思う。評:「鶏口で満足してしまってはいけない。むしろ牛後から牛口を目指す生き方がよい。」という意見に、ことわざの加工をうまく使えたね。
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横山さん(あえま/小2)の作文より(かつみ先生/月日1006)いよいよあしたがうんどうかいです。 評;なんだかわくわくするようなかきだしだね。
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ペンギンさん(しろ/小2)の作文より(かつみ先生/月日1010)「てん校やだなー」永野小学校さいごの日がおわったとき、ぼくはいった。 評;かぎかっこのかきだし。とてもユニークなかきだしだね。
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三須さん(ああて/小3)の作文より(かつみ先生/月日1002)一番の人は、風のようにはやかったです。 評:とてもはやかったんだね。
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プリンさん(あえは/小3)の作文より(スズラン先生/月日1003)「がんばった陸上記録会」速く走るこつは、いっぱい手をふることです。その後、ボールなげをしました。これは、いきおいをつけてなげます。すると、ボールは、とりみたいにとびます。評:記録会でがんばっているようすがわかりますね。
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藤川さん(あちえ/小3)の作文より(かつみ先生/月日1005)自分で自分をはげまし、がんばってきたんだ。 評;山登りは、自分との戦いだよね。その様子がよく書けています。
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ケッピーさん(そゆ/小3)の作文より(ひかり先生/月日1005)「まるでボ−ルのようなまんまるの木の実が見つかるといいな−。」「評」木のみにも、いろんなかたちがあるので、ほんとうに、まんまるの実がみつかるといいね。木の実を上手にボ−ルにたとえましたね。
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飯田さん(あいい/小4)の作文より(かつみ先生/月日1010)(これまでうてなかったサーブがとつぜんうてて)その時は、びっくりしてぼうぜんとたって、「…。えっ?もしかして、サーブがうてた?」とよろこびました。 評;思いもしないことがおこると、ぼうぜんとしてしまうよね。
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みみデカさん(あえほ/小4)の作文より(かつみ先生/月日1010)コーンといいおとがしてボールが宙を舞う。 評;高く舞い上がっているボールの様子が思い浮かぶね。
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ミュウさん(あおゆ/小4)の作文より(とも先生/月日1007)私は九月の終わりごろから毎日一輪車にのるようになりました。なぜかというと、もうみんなすいすいのれて、運動場を一周したりしているのです。だから私もれんしゅうしてみんなと同じくらいうまくなろうと思ったからです。もう今は、おどりながらでものれるようになりました。・・・評:「なぜかというと」という理由がわかりやすく長く書けているね。途中で文の終わりを「です」にかえていることで、文全体に変化がでている。とても工夫してあるね。
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金田一さん(のと/小4)の作文より(かつみ先生/月日1005)友達に勝つとまるで試合に勝ったときのようにうれしいです。 評;まるで…が上手に使えていました。いい気分だよね。
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しっぽさん(ほし/小4)の作文より(スズラン先生/月日1009)私は、(ボールがネットにひっかからないかしら。)と思いながら、ボールが飛んでくるのを待っていました。その時、ボールが飛んできました。私は、震える手でボールを打ちました。評:どきどきしながらボールを待っていたことが良くわかりましたよ。
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大河原さん(こち/小5)の作文より(ひかり先生/月日1005)最初余り好きではなかったときも皆を見て頑張っているとだんだん好きになっていくのが分かった。「好きこそ物の、上手なれ」いくら縄跳びが下手でももっともっと練習してがんばっていきたいと思う。
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納本さん(つな/小5)の作文より(ひまわり先生/月日1008)雪が水晶のようにかがいている。「きれいだ」とぼくは思った。その水晶のような雪の上をすべる。評:雪の世界をとても美しく表現するものとなっていますね。スキーの楽しさが伝わってきま。
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後藤さん(わゆ/小5)の作文より(かつみ先生/月日1010)あせがだらだら出てきた時、雨がふり始めました。 評;気持ちよさそうだね。