http://www.mmjp.or.jp/shine/ 1999年3月3週号 通算第610号 shine@japan.email.ne.jp

言葉の森新聞

文責 中根克明(森川林)

  3.4週は清書です

 教室に通っている生徒は、自宅においてある3月からの作文をわすれずに持ってきましょう。

  合格速報

 小山君、早稲田大 理工学部/滝川君、横浜国大 教育人間科学部/磯崎君、早稲田大 政経学部法学部に合格

  3.3週のヒント

  小1・2年生 3.3週 ●自由な題名

 小学1・2年生の人は、書くことを見つけておきましょう。

  小3・4年生 3.3週 ●ふいに、わたしは(感想文)

 学校でも、男の子と女の子が同じ場所で別の遊びをしていて、おたがいに「じゃまだぞ。どけよ」「そっちこそ、向こうでやりなさいよ」なんて言い合うことがあるでしょう。

 また、急に大きい声でどなられたりすると、おどろいて何と答えていいかわからなくなってしまうことなどもあります。

 うそをつくつもりではないのに、うそをついたと思われた、という悲しいにた話がある人もいるかもしれませんね。

 いろいろなにた話を考えてみましょう。

 しかし、それにしても「ひばしやほうきをもって、すっとんでくるおばさん」というのは迫力(はくりょく)がありますね(笑)。みなさんのうちの近所には、そういう元気なおばさんがいるかな。

  小5・6年生 3.3週 月ができた原因(感想文)

 科学は決して完成したものではなく、これからも新しい考えが出て古い考えが否定されることがある。自分の考えをどんどん科学界にぶつけていこう、という話です。学校で勉強をしていることは、すでにほとんど確実になった知識ばかりですから、昨日まで正しかったものが今日から間違いになるということはあまりありません。日本一高い山は昨日までは富士山だったが今日からは円海山になったというようなことがしばしばあったら大変です。しかし、日本一古いお金は「和同開珎(わどうかいちん)」ではなく「富本」だったというようなことはこれからもありそうです。言葉の使い方でも、昔は「つずく」が正しい書き方でしたが今は「つづく」が正しくなっています。ヨーロッパの中世のころは「太陽が地球の周りを回っている」が正しい答えでしたが、今、理科でそういう答えを書いたら×です。最近では、太陽系の水・金・地・火・木・土・天・海・冥のうち、冥王星が惑星からただの小惑星に格下げされるかもしれないという話題がありました。

 理科や社会の知識で、今、小学生のみなさんが学校で習っていることと、お父さんやお母さんが小学生のときに習っていたことが違うというような例を聞いてくるといいでしょう。

 ことわざは、「142、例外のない規則はない」。「52、塞翁が馬」なども使えそう。

  中学生 3.3週 科学における発想と(感想文)

 科学の本などを読んだり、数学の証明問題を解いたりしていると、世の中にある知識はすべて「AがBだから、CがDとなって……」と論理的な思索の結果生まれてきたような印象を持ちがちですが、偉大な発明や発見のほとんどは偶然の思い付きによるもののようです。ニュートンの万有引力の発見も、X線の発見も、狂犬病ワクチンの発明も、どれも偶然見つけられたものばかりです。

 結果という外側だけを見ていると、外側がすべてであるかのように思いがちですが、実はその内側に見えない本当のきっかけがあるということです。論理よりも直観、数値よりも実感というふうに主題化してもいいでしょう。

 似た例を探してみると、「孔雀の真似をしたカラス」などが使えそう。また、「花咲かじいさん」が飼っていたシロを使って自分も大判小判を掘り当てようとした欲張りじいさん。「こぶとりじいさん」の真似をしてこぶを二つももらってしまったよくばりじいさん、なども考えられそうです。

  高校生 3.3週 井戸端園の(感想文)

 お茶は、花に栄養をまわさないことによって葉に栄養を蓄積するような仕組みにしているようです。チューリップでも、いい球根をとるためには、花が咲いたとたんに花のところだけ切りとってしまわなければなりません。

 話は飛躍しますが、人間でもあまり若いうちから花を咲かせてしまうと肝心の蓄積が足りなくなるということが考えられそうです。

 そうすると昔話は「ウサギとカメ」などかな。(^^ゞ

  3.2週の山のたよりで一部郵送されていないものがありました

 水曜日の生徒を中心に、山のたよりが郵送されていない人がいました。再送しますのでご連絡ください。

  オンライン作文コース 7月スタートに向けて準備中

   大学生・社会人の生徒は4月から試行的にスタート

 7月から、インターネットを利用したオンライン作文コースをスタートさせる予定です。

 これは、これまで郵便と電話を利用していた作文と評価のやりとりをすべてインターネットで代替するものです。

 必要なものは、(1)インターネットに接続しているパソコン、(2)ダウンロードなどを効率よく行なうための自動巡回ソフト(Windows用は500円程度から)、(3)手書きの作文を送る場合はそのためのハードとソフト(お絵描き用のボードとペン(Windows用Mac用とも16000円程度から)とお絵描き用ソフト(Windows用は無料))、です。

 このようにいくつかのソフトとノウハウは必要ですが、すべてオンラインで行なえるので、諸費用は下記のように低く設定できます。インターネットに接続している時間も、自動巡回ソフトなどでダウンロードすれば短時間に抑えることができます。

 また、オンライン作文コース開設に合わせて、主に学生と社会人の生徒を対象に、多忙な時期にも作文の勉強を継続できるように、オンライン月2コース、オンライン月1コースも併設します。

 さらに、言葉の森を卒業(中退)した生徒などを対象に、教材のダウンロード・言葉の森メーリングリストへの参加・言葉の森の掲示板への登録などができるオンラインMLコースも併設します。言葉の森メーリングリストについては、在籍生とその父母は無料で参加できます。

諸費用の比較

学年

現在の作文コース

Online作文

 

Online月2

(学社のみ)

Online月1

(学社のみ)

受験短期

英数国理社

(通学生のみ)

OnlineML

 

(遠方通信費)

小学生

7,500円

(1,500円)

6,000円

     

5,000円

100円

(年1,200円

在籍生と

その父母は

無料)

中学生

8,500円

6,500円

     

6,000円

高校生

9,500円

7,000円

   

25,000円

(全7回

 

学生

社会人

9,000円

7,000円

3,500円

1,750円

 

入会金

5,000円(共通)

 

内容の比較(教室に通っている生徒は「郵送」ではなく「手渡し」となっています

 

現在の作文コース

Online作文コース

3か月ごとの教材

郵送される

ホームページからダウンロードする

(ダウンロードに要する時間は数分から数十分)

3か月ごとの貸出図書

郵送される

なし

(将来はホームページで注文できるようにする予定)

毎週の「言葉の森新聞」

   「山のたより」

郵送される

ホームページからダウンロードする

(ダウンロードに要する時間は数秒)

毎週の「みんなの作文」

郵送される

ホームページで閲覧する

(ダウンロードする方法も検討中)

パソコンで書いた作文

郵送・ファクスなどで送る

ホームページの掲示板からの送信も可

ホームページの掲示板から送信する

(送信に要する時間は数秒)

手書きで書いた作文

郵送・ファクスなどで送る

ホームページの掲示板で画像を変換し

そのあと掲示板から送信する

(画像の変換と送信に要する時間は数十秒)

作文の返却

毎週、先生から返却される

ホームページに掲載されているので、

返却はなし

指導

電話による説明と「山のたより」の講評

「山のたより」の講評のみ

質問

電話指導の際に質問する

自習用紙に書いて質問する

ホームページの掲示板で質問する

回答は同じく掲示板で(電子メールも可)

その他

(インターネットに接続していれば、現在の作文コースの人もできます)

同学年のほかの生徒の作文を読んで参考にできる(リアルタイムで掲載されています

ほかの生徒の作文に感想を書いたり手紙を書いたりすることができる

(その場で書くと時間がかかるのでダウンロードしたものに書いてから送信することをおすすめします)

作文を送信したときに、字数が目標を超えていると音楽のプレゼントがあったり、その場で項目に◎印がつくなど、ゲーム的なおもしろさがある

作文以外に、自分のかいた絵や写真なども送れる

 現在の作文コースからオンライン作文コースへの移行や、オンライン作文コースから通常の作文コースへの移行は随時行なうことができます。

 4月からの学生・社会人を対象にしたオンラインコースへのお申し込みはお電話で。0120-22-3987

 7月からの全生徒を対象にしたオンラインコースへのお申し込みについては、後日紙上で詳細をご連絡します。

 

  光る表現コーナー 1999年3月3週号

ペンギンさん(しろ/小2)の作文より(かつみ先生/3.1週)

 十日ぐらいたって小さい小さいアリと同じくらいのめがでてきました。 評:小さい小さい、というくりかえしと、アリと同じぐらい、という表現がいいね。

川島さん(そて/小2)の作文より(スズラン先生/3.1週)

 「ラップの芯でゴムボーガンをつくって」こんなかんたんな材料でおもしろいものが作れるなんて、ゆめにもおもいませんでした。評:工夫をすれば、おもしろい遊び道具ができるという驚きがわかりますね。

秋間さん(つて/小2)の作文より(とも先生/3.1週)

 (6年生をおくる会に出られなくなってしまったかわりに、折り紙のお花を作った時に思ったこと)六年生は、たぶん(二年一組は、でられなかったけどこんなにかわいらしいお花を作ってくれてうれしいな)と思うかな、と思いました。・・・評:6年生をおくるためのお花を、心をこめていっしょうけんめい作っている様子が伝わってくるね。

北川さん(てく/小2)の作文より(ゆり先生/3.1週)

 そしてとうとうわたしたちのがっそうが、はじまりました。みんなきんちょうしていました。もちろんわたしも、きんちょうしていました。評:でばんがあとのほうだったから、よけいにきんちょうしたんだね。ぶたいの上に立つと、本当にドキドキするものだよね。

ゆみちゃんさん(あとき/小3)の作文より(とこのん先生/3.1週)

 その病院の先生がやさしくて、ぼくは、その先生が気に入りました。なぜかというと、声が風船の様なふわっとした声をしているからです。 評:とてもすてきな表現ですね。きっと、あたたかみのある、やさしい声なんだろうね。

まなみっちさん(しあ/小3)の作文より(スズラン先生/3.1週)

 お母さんの所に行ったら、「熱かな?」と言われたので、もし、インフルエンザで死んじゃったらどうしようかと思いました。評:頭が痛かったようですし、心配になった気持ちがでていますね。

飯田さん(あいい/小4)の作文より(かつみ先生/3.1週)

 「はぁ〜」(題名) 評:具合の悪いときって、熱いため息と、この言葉しかでてこないよね。

髙津さん(あうれ/小4)の作文より(スズラン先生/2.2週)

 学校に行くと、めずらしく雪がふったせいか、みんなうかれていて、教室はからっぽで、みんな校庭に雪合戦に行っていたので、ぼくも大急ぎでいきました。評:暖かい高松市で、雪合戦ができるほど雪が降っためずらしさと、うれしさがわかりますね。

龍さん(あきの/小4)の作文より(かつみ先生/3.1週)

 僕はいっしゅん「15人だって」と頭の中が不思議になりました。 評:出席した数が7人、休みの方が多いなんてあまりないよね。そんなわすれんぼうの名人といわれるほどわすれていません。 評:…と言われるほど○○している、していない、という書きかたはとてもいい表現です。これからもいろいろ考えてどんどん使っていこうね。

ミッキーさん(けく/小4)の作文より(かつみ先生/3.1週)

 これが私がパンダと会える最後の日でした。 評:このような小説風な書き方が自由自在に書けるようになるといいね。

こずっちさん(さへ/小4)の作文より(ゆり先生/3.1週)

 すっかり晴れて、すがすがしそうな朝。今、わたしのふとんは、すがすがしくありません。評:外は良いお天気なのにかぜをひいて起きられない残念な気持ちを、おもしろく表せていますね。

たまごさん(せろ/小4)の作文より(もとばと先生/3.1週)

 私はインフルエンザにかかっている時、どうも、きんがのどにすみついたようで、のどにぼうがつきささっていて、つばをのみこむごとに、そのぼうが動いて、のどのかべに穴があくようないたさでした。評:本当にのどのはれがひどいようすがよくたとえられています。

SAYAさん(そよ/小4)の作文より(まや先生/3.1週)

 私は、ふだん、軽い怪我でも、どこがいたい。ここがいたい。など、いろいろ言うので、お母さんは、いつものだな。と思い、信じてくれませんでした。まるで、それは、狼少年みたいだと自分で思いました。(評:あらあら、大変。狼少年ですか。なんだか感じがよく分かるなあ。熱の出はじめって、自分ではつらくても、人には分かってもらえないことって、あるものね。)

 

 

 

ホームズさん(なか/小4)の作文より(スズラン先生/3.1週)

 )体が動かないのです。これは、インフルエンザの後の方の苦しみです。体が動かなくて、まるで金しばりにあったようです。評:インフルエンザは、ことに体がこわばった感じがしますものね。上手なたとえですね。

寺野さん(ちて/小4)の作文より(ゆり先生/3.1週)

 わたしの好きな場所は、こんなマロンがいる部屋です。なぜかというと、成績を上げてやっとかってもらったし、おこっても、おこっても、きょとっとした顔でとってもかわいいからです。評:犬のマロンのかわいさが「きょとっとした顔」という分かりやすい書き方で表現できてますね。

南里さん(ふと/小4)の作文より(かつみ先生/3.1週)

 教室もシーンとして少しくらかったです。 評:お休みがいることを上手く表現しているね。

しっぽさん(ほし/小4)の作文より(スズラン先生/3.1週)

 音楽がおわったころは、もう、頭が痛くて痛くて、たおれそうでした。とうとう先生に、「先生、私、頭がいたい、、、。」と、蚊の鳴くような声で言ってしまいました。評:我慢ができなくなった様子が出ていますね

裕紀さん(あこま/小5)の作文より(スピカ先生/3.1週)

 (妹と一緒にインフルエンザにかかって)おきたとき、なんと無いしきのうちに「たすけてー。」と言っていたみたいだ。この時の様子は立つと上下さかさまになったみたいに頭がくらくらした。(中略、その後お母さんにもうつってしまって)お父さんは会社を休み、まるでロボットのようにせっせと後はんを作ったり三人のめんどうをみていた。<評>熱でうなされたり、ふらついたりした様子がじょうずに表現できているね。後半は、お父さんの奮闘(ふんとう)ぶりがよくわかって、家族がお互いに思い合う温かさが伝わってきます。

はみちゃんさん(あすよ/小5)の作文より(かつみ先生/3.1週)

 昨日まで元気だった友達がいきなりドッと休んだので 評:急に休まれると意表をつくね。感じが出ているよ

チョロすけさん(ふか/小5)の作文より(スズラン先生/3.1週)

 昔から風邪になるには、三つの要素があった。1.家に帰って来てもうがいをしない。2.食い物が片寄っている。3.着物を着ないでいる。この中の一つでも自分の生活にあてはまっていると、風邪を引き易くなる。評:これと反対のことをしていれば風邪も逃げていきそうな気がしました。

サイコロさん(あつと/小6)の作文より(まや先生/3.1週)

 その夜は、大好きな番組もみれずに、うんうんうなりながらねた。だがそのおかげであまりやりたくないふろそうじをやらなくて済んだ。これぞ『災い転じて福となす』だ。(評:ことわざの使い方もよく、思わずわらってしまいました。)

飯野さん(てる/小6)の作文より(みち先生/2.3週)

 公式試合での結果が26チーム中3位なので、ほとんど余裕の形で「かかってくるなら、いつでもこい」とやる気満々の強気で相手小学校へとむかっていった。それが、「——今日は1日お願いします」といかにも行く前の態度とはうらはらのちじまった小さな声になってしまった。それもそのはずだ、相手チームの選手は身長177もあるのだ。コーチはなんとこんなところと練習しあいを約束してしまったのだ。評:意外な出来事を前に、急変する態度をうまくかけたね。コーチの厳しい愛の洗礼をうけたようだね。

アッポさん(うえ/中2)の作文より(スズラン先生/2.3週)

 「父が父で」の感想文から。「強くなければ寛大ではありえない」という言葉があるように、強くて心も豊かであることが必要であると思う。評:名言を上手につかって、父とはこうありたい、ということを述べていますね。

ペー吉さん(うき/中2)の作文より(ミルクティ先生/3.1週)

 我々は、一度人間もまた自然の中の一つのシステムにすぎない、ということを見直すべきではないか。そうしなければ、鳥の権利はますます増え、鳥の行動が段々と大胆になっていくだろう。人権問題ならぬ鳥権問題はなにかと深刻だ。<評>「鳩や烏の害」というテーマで書いた作文の結びの部分。「鳥権問題」という造語がユニークですね。

UZI.SMGさん(そお/中2)の作文より(ミルクティ先生/2.2週)

 産業革命以来人間が歩んできた消費社会は本当に正しく、また生活が向上できたのか。この答は現代社会そのものである。考えてみれば、身の回りにあるのは余計なものばかりで、なくても生きていける。それに毎日仕事やら勉強だの時間、規則…に束縛されている。仕事といってもパソコンや書類に向かってせかせかしているだけで、生きていくために直接必要なことではない。<評>一刀両断、痛快な現代批判ですね。正直、耳が痛いです。(^^;

 

  中央公園より 1999年3月3週号

 言葉の森のホームページにある「中央公園」には、全掲示板のこれまでの書き込み情報が掲載されています。その中の一部を、作文を中心に抜粋して紹介します。でも、これらを見て自分の子供との比較はしないでね。(^o^)/

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レオナルド・ダ・ヴィンチの

 「天才」だから創造できたといってしまうと、「創造」を説明したことにならないでしょう。それでは「人間のすばらしさ」とはなにかを考えるのをなげだしてしまうことになります。かんじんなのは、それまでほかの人がやらなかった組みあわせをこころみるか、みないかです。このような脳の働きを役だて、創造のために「こころみ」をつみかさねないのは、まったく人間らしくないことになります。

 今、私のクラスでは、リレー物語という国語の勉強をしているのだ。どういう勉強というと説明しにくいんだが、簡単にいうと、物語を作る勉強なのだ。でも、ただの物語を書いているのではないのだ。じゃあどういうのというと、一つの物語を四人ぐらいの人数で仕上げるのだ。ちなみに私の物語の内容は、ゾウの赤ちゃんが、ライオンにおそわれるん抱けどもそれは夢だった。という話なのだ。まっ、それはさておき。友達とでも一つの創造ができるかもしれない。もしかしたら、有名な物語になるかもしれないと思った。

 私は、ついこの前マンガにあった、あるハガキに応募した。そのハガキは、二つある。

 まず一つは、懸賞である。これに応募するには、アンケートを書かなくてはいけない。そのアンケートの中にこんなアンケートがあった。「また、このマンガでモデルや、声優の応募があったら応募しますか?」と、書いてあった。私は、声優の方に「はい」と、書いた。なぜならば私は、声優になるのが夢だから、だめでもともとの気持ちで「はい」と、書いたのだ。でも、なれることに希望を持って。

 もう一つは、マンガの中のキャラクターのファションを書いて送るやつで、グランプリをとると豪華賞品がもらえるやつに応募した。私は、絵が下手なので写し絵をしたやつを送った。本当はいけないから、これもだめでもともとで、応募した。でも、賞品がもらえますようにとかすかに祈っているのだ。

 私は、上の文書を書いてるうちに思ったことがある。それは、こんなことだ。だめでもともとでも、やってみる価値はある。やってみてそんすることはない。なにかをやるということが人生の始まりということが分かった。それと、もう一つ。わたしも、いろいろなそうぞうができるようになろうと。

 

● Online作文ネコヤナギの苗 ラッキー7 ● seaより 05432 99/03/09 19:54:07

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鳩と人間

 近くのイトーヨーカドーには、たくさんの鳩がうようよたまっている。その鳩に喜んで餌をあげている人もいれば、上からふんが落ちてこないかと心配している人もいる。鳩は見た目はかわいいかもしれない。しかし、実際は人間にとって邪魔なものだとうけとりやすい。カラスも同じだ。ゴミ袋をひっかきまわす、迷惑な鳥だ。人間と、鳩又はカラスは一緒に生活している。近くにいるものだからこそ、あいての悪い面がよく分かるようになってきたのだ。

 共に暮らす仲間としてどのようにしたら理解しあえるのだろうか。それは、どちらかが我慢をするしかないのだ。まず、一つ目は鳩が我慢をする方法である。おそらく、人間はこちらの方を望んでいるにちがいない。ふんを落とされたら、石を投げてやりかえす。人間にとっては、すっきりすることだろうが、鳩にとっては不快なことだ。しかし、鳩がこれにこりてもうふんを落とさなくなると思えばそれは、大間違いであろう。きっと、鳩はまた、人間の頭にふんを落としつづけるにちがいない。

 もう一つの方法は人間が我慢をするということだ。鳩にふんを落とされても「動物だからしかたがない」と思える大きな心を人間が持つことができれば、この問題は簡単に解決することができる。しかし、そう簡単に人間は変われるのだろうか。

 共に暮らしていて問題がおきてしまう例は他にも多々ある。ついこの前のことだが、朝鮮学校の女子生徒の制服チマ、チョゴリの通学時着用が見合わせになった。普段、朝鮮人と共に暮らしていなければ、そんな問題はおきなかったのだろうが、朝鮮人と共に生活していたからこそ、日本人が乱暴してしまったのだ。人間とは相手と接近しすぎると、悪い結果を起こしやすいのだ。

 よって、鳩と人間との話に戻ると、よりよい解決法はあまりないのである。しいていえば、近すぎず、遠すぎずの関係を保ち、どちらも平和に暮らそうとすれば、どちらともゆずりあい、遠慮しあう。そんな関係が必要なのだと思う。これは、鳩と人間だけに限らず、親子関係、友人関係にもいえることだ。特に友人だと、おもわず相手との距離を縮めてしがいがちだが、友情関係を保とうとするのなら、一定の距離を保つことが必要なのだ。

 近くのイトーヨーカドーにたくさんいる鳩と一定の距離をおくというと分かり難いが、ゆずりあいながら生活日ができるだけ早くきて欲しいものだ。

 

● Online作文ベニバナの苗 りさ ● aisuより 08431 99/03/06 18:11:57

 

 

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創造の大切さ

 創造はあまりにも謎めいているので「天才」にだけできることとかたずけてしまいがちです。人間は何もないところから、魔法の地からでそれをうみだすのではないわけです。それまであったものをいろいろ組み合わせて、そのできたいくつもの新しい組み合わせの中から、美しいもの、心にうったえるもの、正しく自然を説明できるものをえらびだし、世の中の人達がその価値をみとめたものが創造です。だめでもよいからためしてみるのは、高等生物、とくに人間にしかできないことです。コンピューターはあたえられたプログラムのとおりにしか、はたらきませんから、コンピューターに創造は不可能です。だから、創造こそ人間がやるにふさわしい仕事です。

 私の母は、よく、本にはのっていないお料理を作ってくれる。いいかえれば、「冷蔵庫のおそうじ料理」なのだが、、、、、、。でも、いつもいつも違う味だと、晩ごはんが楽しみになる。たぶん、こういうことが、「創造」なのだろう。考えてみれば、創造というものは、私たちの身近な生活にたくさんあると思う。たとえば、学校でかく工作や絵、作文などだ。

 創造って、すごく大切なものだと思う。だって、だれかが創造をしなくては、いまあるものは存在しなくなってしまうからだ。電球や、炊飯器がない生活なんて、かんがえられるだろうか。

 私は、創造するのがあまり得意ではない。失敗は成功の元。だから、これから、創造を好きになっていこうと思う。創造は、人間がやるにふさわしい仕事なのだから、、、、、、。

● Online作文ネコヤナギの苗 はるる ● kuaより 05432 99/03/08 19:36:09

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鳩や烏の害

 この頃、家の近所にもハトが来るようになってハトの糞害が多くなった。そのためハトが飛んでくるたびに追っ払っている。このような公害を起こしているのもハトだけでなく、カラス、イノシシ、サルなどにも言える。なぜこんなことが起きたのか?昔ハトは神社などにいて、餌などをやったりするだけの関係だった。しかし、この関係はなくなりつつある。これは、私たちと動物との間に一定の距離があるからこそ私たちは動物をかわいがることが出来るし、触れ合っていたのかもしれない。人間同士にも同じ事が言える。

 カラスだって昔からゴミを荒らすような鳥ではなかった。カラスは日本の文学にずっと出てきた、人間と親しい動物だった。しかし森林を伐採し、動物たちの住家である大切な自然を壊したのは私たち人間である。だから動物たちは人間の住む所にしか行き場がなくなり仕方なく人間界に降りてきたのだろう。もとはと言えば、人間は被害者ではなく、加害者であったことを忘れてはいけない。

 共存をするという事はとても難しいものである。その距離が離れすぎていても何も分からないし、近づきすぎても欠点、醜さなど様々な相手の嫌なところが見えてきてしまい、利害が生まれてきて対立することになる。

 「舌きり雀」の話では、人間の世界に入り込みすぎた雀がおばあさんに罰として舌を切られた話だが、やはり「人間と動物」「親と子」「男と女」「自分と友達」の間にはある一定の距離が必要だと思う。近づきすぎるとけんかをしてしまうのだ。

 見ている分にはかわいい動物も一定の距離を超えて近づきすぎてしまうとハトなどの様に人間と対立してしまうことがある。共存するということはそれなりに難しいことだが、人間だけが必ずしも被害者ではないことを忘れずに将来お互いに共存して生きていかれたらなと思う。

● Online作文ゲンゲの苗 遠藤加奈子 ● seteより 11431 99/03/08 19:10:40

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3つの武器

私は、この1年を振り返ってみると、いいことがたくさんありました。明るくなれたこと、ボケとツッコミがうまくなったこと、そして、強気になれたことです。

 まず、「明るい」というのはクラスの中で大胆な行動をとれる、ということです。例えば、みんなの前であわおどりをおどったり、大声で叫んだりすることです。これはけっこう楽しいです。

 次に、「ボケとツッコミ」は、ボケがタイミングがよくなり、みんなを笑わせるネタができたことです。

 そして1番なってよかったのは、「強気」です。両親に対して反抗的な言葉を言ったり、えらそうな口をたたいたりします。これが意外に楽しい!!(笑)女王様になった気分で、相手をこらしめられるからです。

 こうした3つの武器を会得できたのは、私の親友のおかげです。

 親友はすっごく気が強くて、クラスの気の強い友達と口ゲンカしてなかなか終わらなかったほどです。私とのケンカでもいつも親友が勝っていて、ずるい、くやしい、うらやましい、と私は思っていました。

 私には人の特徴をコピーする機能が加わっていて、いつのまにかそれが働き、親友の性格を移したのです。

 そうして私は強くなり、両親に反抗ができるようになったのです。

 私はほんとーに親友に感謝しています。もし出会っていなかったらウジウジしてるばっかりの地味人間だったと思います。今10歳の私が、地味ではなく、明るいタイプの人間で本当に良かったと思います。サンキューベリマッチ親友!!

● Online作文テイカカズラの苗 馬場 尋子 ● asiyuより 04432 99/03/08 19:02:58

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