Kotobanomori No.678

■言葉の森新聞 2000年9月1週号

文責 中根 克明(森川 林)

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  9月からまたがんばって

 今年の夏休みは、ずいぶん暑い日が続いたようです。長い夏休みは、勉強にスポーツに遊びに、ふだんの生活とは違うことがたっぷりできたと思います。

 9月は、7〜8月のまとめの時期にあたります。項目表に書かれている課題が全部できるようにがんばってやっていきましょう。

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  アンケート葉書を送ります

 今学期のアンケート葉書を送ります。

 教室に対するご意見やご希望を自由にお書きください。

 これまでのアンケートの内容は、「父母の広場」に掲載しています。↓

http://www.mori7.com/nohara/hubo.html

 参考までに昨年12月からのアンケートの内容と回答を題名と文字数だけ一部紹介します。

【000313】楽しく書けるようになってほしい (175字)

《回答》インターネットも利用して (247字)

【000312】「継続は力なり」を実感 (612字)

《回答》説明が長いと忘れてしまうことも (302字)

【000311】たとえを無理矢理使うと不自然な文になることも (468字)

《回答》表現項目は次第になじむようになる (390字)

【000310】文章がしっかりと書けるようになった (102字)

《回答》しっかりした文章を書くことを目標に (241字)

【000309】核のある作文が書けるようになった (293字)

《回答》中心を決めることは意外と難しい (289字)

【000308】記述式の問題もできるようになった (139字)

《回答》長文を読み始めると成績に反映 (127字)

【000307】自分から勉強しようとする姿を見ると嬉しい (151字)

《回答》電話のあとすぐに書くことをこれからも続けて (61字)

【000306】名言集に解説を。言葉の森新聞にページをふるな (210字)

《回答》ことわざを家庭でも活用して (215字)

【000305】長文にとまどいもあるががんばりたい (233字)

《回答》難しい長文もすぐに慣れます (129字)

【000304】親子で話し合って作文の準備を (650字)

《回答》親の関わり方 (248字)

【000303】先生のアドバイスが励みに (134字)

《回答》読む力をつけることが大事 (148字)

【000302】通知票に「表現力が高まっている」と所見 (152字)

《回答》成果がわかるように今後工夫を (131字)

【000301】電話のあと集中して書いている (159字)

《回答》電話のあとすぐに書くことが大事 (187字)

《回答》父母の広場が表紙から行けるように (161字)

《回答》そのうち里から丘へ - 篠原捷太 (195字)

《回答》ローマ字を習う4年生までは (407字)

【991221】教室の運営の都合による講師交代が多い。長文は説明文中心でよい。 (175字)

《回答》担当の先生は、生徒との距離を配慮して。生徒の希望も生かせるように。 (341字)

【991220】高学年になると本の好き嫌いがはっきりしてくるので、読まない本も。 (166字)

《回答》好き嫌いは尊重しつつ、読書そのものは必ず続けるということで。 (167字)

【991219】学校でも音読の宿題があると負担。 (64字)

《回答》宿題よりも家庭学習を優先させたほうが一貫性のある勉強ができる。 (268字)

【991218】ていねいな指導に感謝。算数はわからない問題を繰り返してくれるのでありがたい。 (177字)

【991217】ていねいでわかりやすい話。 (38字)

【991216】推薦図書を教えて。子供はシールも楽しみに。上手な教え方に感心。 (236字)

《回答》易しい本と難しい本をバランスよく。いい著者の名前を覚えておく。 (446字)

【991215】長文が難しく興味がもてない。作文は楽しく書いている。 (48字)

《回答》長文の好き嫌いはある。繰り返し読んでいると面白くなる。 (263字)

【991214】よく考えられたシステム。点数はわかりやすくてよいが、悪い点数のときは点数に気をとられてしまうことも。 (140字)

《回答》点数のいいときは点数を、点数の悪いときは中身のいいところを。 (159字)

【991213】評価の数字の意味がよくわからない。評価結果を子供にどう返したらいいか。 (193字)

《回答》数値は学年平均との比較。数字をもとに指導すると子供も納得する。 (621字)

【991212】文を書く力は将来も必要。中学校で作文の授業がないのは不思議。 (249字)

《回答》学校ではごく普通の文章力の指導を。書くことがおもしろくなるように。 (146字)

【991211】教室に楽しく通っている。作文を見て、本人の成長を感じる。 (170字)

《回答》楽しいのがいちばん。小論文の過去問の相談を。 (199字)

【991210】電話の声が小さくて聞き取りにくいことが。 (46字)

《回答》聞き取りにくい場合はご相談を。 (93字)

【991209】ていねいな指導で人間味のあるやりとりに感謝 (133字)

《回答》いろいろな学年を見ていると、子供にアドバイスできることも。 (184字)

【991208】先生からの電話が楽しみに。自習はこなすのが大変。 (219字)

《回答》「学習の手引」をわかりやすく。毎日の勉強の最初に長文短文と、最後に読書を。 (337字)

【991207】電話を楽しみに待っている。感想文が苦手。 (153字)

《回答》漢字集は年一回。低中学年では感想文は苦手が普通。 (232字)

【991206】小5、6年の感想文に物語文の教材も (51字)

《回答》説明文中心で、たまには物語文も。 (114字)

【991205】教室の見学をしたいが。 (33字)

《回答》教室の見学は自由に。将来は会員限定のページで放映も。 (161字)

【991204】作文の中に自分の思ったことが書けてよかった。長文は難しいが家族の話題に。 (753字)

《回答》電話機を通じるようにしました。長文を通じて親子の対話を。 (324字)

【991203】電話の直後に書くシステムはよい。先生の声のトーンが明るい。感想文はもう少し書きやすい教材で。 (239字)

《回答》明るさは大事。感想文は低中学年では難しい。 (262字)

《回答》学校の宿題で自習がなかなかできず。慣れたころに先生の交代が。長文は新鮮。 (264字)

《回答》家庭での勉強は、学校の宿題よりも優先させて。担当の先生の希望があればご相談を。 (492字)

《回答》成績欄がよくわからない。教材を増やしてほしい。 (257字)

《回答》成績は同学年との比較で表示しています。 (991字)

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  「ヒントの池」のマンガ

 ヒントの池には、毎週の課題のヒントが絵と音声で載っています。作文を書くときの参考にしてください。

(印刷版には、「小1小2相当8.2週のマンガ、金魚すくいのコツ」を載せています)
http://www.mori7.com/mine/ike/8.2/01282.html

  ■光る表現(小1−小3) 2000年9月1週号

●しょうさん(あゆの/小1)の作文より(メグ先生/8.3週)

  (ぬけた歯を)家までもってかえれなくてざんねんでした。はじめてぬけたはだったのに。評:翔くんの、ざんねんに思う気持ちがつたわってきます。

●あやこさん(ありろ/小2)の作文より(洋子先生/8.3週)

 わたしがいちばん心にのこったところは、グランドキャニオンです。グランドキャニオンは、四国地方ぐらいの広さで、まるで恐竜ぐらいの大きさでした。そのとき、わたしは、「わ−すごい。はじめてみたよ。」とびっくりしたように言いました。もし、日本におあったらどうでしょう。どのぐらい広いでしょう。私は、そう思いました。評:夏休みのアメリカ旅行でいろいろなところへ行ったようですが、そのなかでとくに印象深かったグランドキャニオンを取り上げて書いてくれました。「いちばん———は、———です。」を使って書いたので、文の中心が決まりましたね。大きさも000ぐらいの大きさとかいてくれたので、その広さがいったことのない人にもとてもよくわかりますね。もしも日本にあったらどうだろうと想像してみたのもすごくよかったですよ。おどろいた絢子ちゃんの会話文もはいってよい作文になりました。グランドキャニオンはアメリカの大自然の象徴みたいなものですものね。さぞかしその景観は、すばらしく、神秘的だったことでしょう。きっと地質や恐竜などにも興味がわいてきたことでしょうね。映画の「ジュラッシック、パ−ク」をおもいだしたのではないかな?すばらしい旅行ができ、夏休みのよき思いでができてよかったですね。

●稔さん(あわき/小2)の作文より(ももんが先生/8.2週)

 また、山口にいって、もっともっとあそびたいよ。三日もあそんだのに一時間ぐらいしかあそんでないようにおもえたよ。【評:たとえの表現もつかって、心の中で思ったこと、とてもじょうずに書けましたね。稔くんの気持ちがよくつたわってきます。たのしい時間は、あっという間にすぎちゃうのよね…(;^_^A 。】

●悠平さん(いいし/小2)の作文より(めもま先生/8.4週)

 作文をじっくり書くことにだんだん慣れてきたようですね。高田君が興味を深め、楽しいことがたくさんあると、それを題材として書くことがさらに面白くなると思います。ご家庭でも興味を深められそうなことや面白いことなど色々相談をして高田君の成長に役立つ体験が増えていくと、作文を書くことも一層楽しみになりますね。

●ビーバーさん(あにい/小3)の作文より(めもま先生/8.4週)

 昆虫博士で植物博士で・・・・。大好きなことや興味あることについてとことんくわしく作文に書いてくれるので、読む方もとても一生懸命になることが出来ます。池添君が作文の題材としたくなるような楽しい体験をお家の方が積極的にさせてくださっているのですね。これからも、池添君の成長に役立ち楽しい出来事がだくさんありますように!!楽しみにしております。

●秀雄さん(あろう/小3)の作文より(ももんが先生/8.2週)

 次に、パンダを見に行きました。パンダは一ぴきしかいませんでした。それにおしりを見せていましたから、あとで、見ることにしました。(中略)…(ゴリラが)高い岩をのぼってタオルをかぶりました。日にやけないようにしているのでしょうか。(中略)…それからさいごに、もう一回パンダを見に行きました。まだ、おしりをむけていました。でも、ちらっと顔を見せてくれてよかったです。【評:動物たちのようすを、じっくりとかんさつしながら、その時に思ったことや考えたこともじょうずに書けましたね(^o^)。】

●一休さんさん(わら/小3)の作文より(けいこ先生/8.3週)

 ノーベルは頭がよく、勇気があるということに、気がつきました。もし、ノーベルになりたかったら、いつもいつも、自分のことは、自分で、人からヒントをもらっても一人ですべて考え抜く、これがノーベルになる必要なポイントです。 評:「ノーベルになる必要なポイント」という表現がおもしろい。わら君はノーベルになれるかな?

 

  ■光る表現(小4−小5) 2000年9月1週号

●裕生さん(あてい/小4)の作文より(ふじのみや先生/8.3週)

 クワガタ虫は、相手をなげとばしてしまいました。もしぼくだったらそんなに長いりっぱなつのがあっても おもくてうごけなかったと思いました。 ☆クワガタ虫に変身してみると、「虫は力持ちだなぁ」ということがわかりますね。

●直人さん(あゆる/小4)の作文より(はるな先生/8.3週)

 ぼくは、このお話を読んで、よくばりが、いいこころになるのは、ミッキーのクリスマスキャロルと同じだということに、気がつきました。(中略)・・・・よくばりがなおったら、みんながよろこんだので、「ほんのちょっとの気づかいで、みんながよろこぶのだから、いい心は大切だなあ」と改めて思いました。 (講評);よくばりが良い心になるというところで、ミッキーの「クリスマスキャロル」のおはなしを、おもいだしたのも、とてもいいですね。正直に心の中をうち明けた結果、後の世まで、みんながよろこぶような役に立つ、本当にいい仕事ができて、なによりでした。老人も海蔵さんも、大満足だったことでしょう。

●勇之さん(あよか/小4)の作文より(ミルクティ先生/8.3週)

 去年作った受信機に、今年作ったオルゴールをつなげて、リモコンのスイッチをおすと、電子オルゴールがなるようにしようかなとも考えています。<評>去年の話と今年の話をうまくつなげて「これからの希望(予定)」を書けたね。時間の広がりが感じられるよ。(^o^)v

●将也さん(あれう/小4)の作文より(さかな先生/8.3週)

 妹が追いかけてきます。だから僕は、逃げました。僕がうきしまに上って、妹がきたらとびこんで逃げました。★評:テンポが良い表現だね。動きが生き生きと伝わるよ。「・・・きます。」という現在形が利いている

●茜さん(あろさ/小4)の作文より(ももんが先生/8.2週)

 金パツのロングヘアーに、青色のサンドレスは、なんだかすずしい感じになってきます。【評:リカちゃん人形の洋服を手作りしたという茜ちゃん。茜ちゃんが書いてくれたように、色には、あたたかさやすずしさのような温度を感じさせたり、さわやかな気持ちや元気な気持ちにさせるような、ふしぎな力がありますね。そんなことをしっかりと感じとって、表現できたのがとてもいいですね。】

●キキさん(あろの/小4)の作文より(メグ先生/8.3週)

  もし私が海蔵さんだったらお母さんの言葉に深く反省すると思います。海蔵さんは、鬼にもひとしい心になったけれど、本当はやさしいと思います。評:「もし私が海蔵さんだったら・・・」と想像したことが書けましたね。海蔵さんは、本当はやさしい人だからこそ、お母さんの言葉に胸をつかれたのですね。

●キティさん(とあ/小4)の作文より(かつみ先生/8.3週)

 マドレーヌ人形の大きさは、赤ちゃんくらいの大きさです。   評:結構大きい人形なんだね。赤ちゃんくらい・・・というところがとてもいいですよ。

●弘将さん(やあ/小4)の作文より(ゆり先生/8.2週)

 ぼくは、図工で木を使って恐竜を作ったことがあります。その名(は)「物置きかいじゅうモッシー」です。なぜ物置きとつけたかと言うと体をほそ長くして物を置けるようにしたからです。<評>こうすけくんが作った恐竜のこと、分かりやすく説明できたね。おもしろい名前もついているんだね!

●星の王子さん(あねく/小5)の作文より(森川林先生/8.2週)

 花を見る時に限らず、人間を見る時も最初からその人のイメージを取り払うべきだと思う。この前、こんなことがあった。転校生が来る時、ぼくは、はずかしそうにしている子だ、と決め付けていた。評:身近な例にあてはめるとよくわかるね。

●俊輔さん(あやゆ/小5)の作文より(かつみ先生/8.3週)

 その瞬間、体中に痛みが走った。   評:その瞬間、・痛みが走った。という使い方、読む人に伝わりやすく、またイメージもしやすい表現だね。いろいろなときに、様々な形でつかえるね。

●ベフラッタさん(すゆ/小5)の作文より(ふじのみや先生/8.2週)

 やすみ時間に走りまわったあと教室にかえってきたら、なんだかあたまがさえたように思えます。 評:体中で、「元気」が走り回っているのでしょうね。体の感覚をうまくとらえたね。

●ちっピーさん(ちこ/小5)の作文より(ふじのみや先生/8.3週)

 自分が「これが好きでやってみたい」という気持ちがないと暗記も計算もかざりでしかない。 評:好きだ、やってみたいという気持ち、それが偉大な勉強(!!)に結びつくのでしょうね。かざり、という言葉に鋭さがあります。

●イフリートさん(らよ/小5)の作文より(ミルクティ先生/7.4週)

 このキャンプのカレー作りで、だいたいの人は、火をこわがってマキをほうりすてているけれど、ちゃんと軍手をしているなら遠くからほうりこまなくてもだいじょうぶじゃないかとぼくは思いました。<評>火をおこすのがうまくて、まきをどんどんくべたというイフリートくん。カレー作りから学んだことを最後の「わかったこと」として書けたね。

 

  ■光る表現(小6−中1) 2000年9月1週号

●なりあきさん(あそき/小6)の作文より(森川林先生/8.3週)

 あまりにも寒いので、友達が、「あったかいのたのむよ。」と、言ったことがある。すると、「そんなの、あったか。」と、すぐに寒いシャレが返ってくる。評:こういう先生いるよね。

●ティディーカさん(あみせ/小6)の作文より(洋子先生/8.2週)

 「すきこそものの上手なれ」という諺あるように、私が本好きなのは、ちいさいころから沢山本を読んでいたからだと思う。小さいころの読書というのは、今、おおきくなって私たちが本を読むこことは違う大切さがあると思う。評:ちいさころからずう−と本を読んできたあなただからこそかけた感想ですね!みた人も多かったと思いますが、一昨年、テレビで皇后様が「子供時代の読書の思い出」と題されて美智子さまの幼少のころをひもときながら数々の本とのおもいをいろいろな経験を通しておはなしになられました。読書にたいする真摯なたいど、深い洞察力、お人柄がしのばれる物静かなお話し振りでした−−。小さいころきかせてもらったでんでん虫の悲しみのおはなしから始まって、田舎に疎開したおり、お父様が持ち帰られた数冊の本をいかに大事に読まれたか、神話や伝説の本からは、愛と犠牲というものについて、世界名作選からは、悲しみや喜びを感じとられたそうです。幼少の時期にいかに活字に親しむことが大切かをはなされ、幼児期の読書より、美智子さまは、根っこをあたえられ、ある時には、翼を与えられたともはなしておられましたよ。また、読書は、喜び、悲しみについておもいめぐらすチャンスを与えてくれ、自分以外のひとびとがどれほどふかくものを考えたり、多く傷ついているかを感じさせてくれたともはなされていたのをあなたの作文を読んでおもいだしました。

●美々杏さん(あろむ/小6)の作文より(ミルクティ先生/8.3週)

 ユーモアとは人間のたった一つの人生を楽しく過ごすための道具だと思う。明るく過ごすための知恵だと思う。<評>最後の段落で、しっかり「一般化の主題」を書けたね。「道具」であって「知恵」でもあるユーモア。うまく使いこなして、楽しく明るい人生にしたいものだね。

●キティさん(さあ/小6)の作文より(ゆり先生/8.2週)

 窓からいつもふいてくる風は、まるで、私をやさしくつつみこんでくれているようだ。すずしくて、やさしくて、ふわっとふいてくるお母さんのような風だ。(評)大好きな本を読んでいるときにふいてくる風。キティさんもやさしい気持ちになっているから、こんなふうに風を感じられるんだね。すてきな心だと思います。

●たまごさん(せろ/小6)の作文より(さかな先生/8.2週)

 読書の喜びとは努力がなければ得られないものだと思った。★評:そんな素晴らしい経験を一つでも多く重ねていきたいね。

●マサさん(あうて/中1)の作文より(さかな先生/8.3週)

 他人から尊重されるためにはまず自分で自分を尊重できなければならないというような言葉があるように、友達を作るためにも、まず自分に自信を持つことが大切だ。★評:名言を使った結びが成功しているね。

●GTO−Z2さん(あとべ/中1)の作文より(森川林先生/8.3週)

 要するに嫌われている人は自分から嫌われる原因を増やしていっているのだと私は思う。だから他人から尊重されるにはまず、自分で自分を尊重することが大切なのだ。評:名言をうまく消化して引用したね。

●コナンさん(あろあ/中1)の作文より(ミルクティ先生/7.4週)

 第二の理由は、外国とふれ合い、協力しないと、より便利な世の中にならないという事だ。例としてだが、EU(ヨーロッパ連合)は一つの国ではやっていけないので協力し合って、今では大国アメリカにも対抗できるまで成長した。<評>社会の授業で習ったことをうまく作文に生かせて書けたね。(^o^)v

●駿介さん(らる/中1)の作文より(ミルクティ先生/8.1週)

 ぼくも、人間が作った物は役に立つから良いものだと思っている。しかし、人間が作った物よりも、自然の方が、はるかにすばらしい。自然が無くなると地球はいつか、ほろびてしまうし、木や緑が無くなってしまうと、人間もほろびてしまう。つまり人間が自然をこわすということは、自分達をほろぼそうとしている事なのである。だから、ぼくは、自然を大切にしていきたいと思っている。<評>最後の段落で主題を展開した部分。自分の意見がしっかりした文章で書いてあり、力強さを感じましたよ。

 

  ■光る表現(中2−社) 2000年9月1週号

●チョコさん(あかき/中2)の作文より(メグ先生/8.3週)

  姉も、とてもユーモアのある人で、いっしょにいると永遠に笑っていられると思います。評:ユーモアのあるお姉さんについて、ユーモアのある表現で表すことができましたね。

●ピエッパさん(にお/中2)の作文より(ふじのみや先生/8.2週)

 人間はかならず、他人に頼らなければ生きていけない。それと同じように、見知らぬ土地に行くときは、地図という他人が作った物にたよるのは普通だと思う。そして、それが犬などの動物と違うところであり、人間の特徴の一つでもある。また、人間は能率のよさを大切にしているとぼくは思う。 ☆短いたとえを巧みに使って、意見をのべていますね。わかりやすく、説得力のある文です。

●惇平さん(あはえ/中3)の作文より(さかな先生/8.3週)

 『行動するためには、多くのことに無知でなければならない』という言葉があるが、自分は絵を描く時には自分の個性を大切にしたいと思うし、それだけで回りが見えなく何ないように他の人の意見をよく聞いていきたいと思う。★評:名言になぞらえる生き方と、その逆の見方とのバランスをとったまとめになったね。

●たこ星人さん(こむ/中3)の作文より(きょうこ先生/9.1週)

 「人間は、自分に都合のいいものだけ友達にする。しかし、大自然に(にとって)は自分の都合の悪いものも含めてみんな大切なのだ。」この一文に今回の作文で主張したかったことがぎゅっとこめられているね。要約の後に入れられたこの文がキラリと光っていたよ☆

●拓馬さん(ねき/中3)の作文より(まさみ先生/8.3週)

 個性とは、「個人の性質」と書いてそう読む。他の誰でもない、自分自身。評:短くまとめていますが、とても印象に残る言葉ですね。自分自身を大切にしたいですね。

●さやかさん(あおべ/高2)の作文より(けいこ先生/8.2週)

 「パソコンでお墓参りができる」というのがある。お寺のホームページにアクセスして自分の家のお墓をクリックすると、お線香をあげたり、お経を読んでもらえるというものだ。そもそもお墓参りというのは、お墓に直接行って、死んだ人と話しをするために行くものであるというのが、日本古来の伝統である。お寺のホームページにアクセスすると、死者の霊が電話線を伝ってパソコンに現れるとでも言うのだろうか。 評:長文の話題にうまく合った具体例を見つけ出せた。後半、風刺のきかせ方がうまい。

●あやのさん(あしわ/高3)の作文より(森川林先生/8.3週)

 そこで私が最も強調したいことは、基礎知識を養うことを最重要視すべきだということだ。それも従来のように「先生から教わる」のではなく、基礎知識を自らが開発して体得できるように教師側はあくまでもサポートという形で生徒が分からない箇所を徹底的に納得できるよう、個人のペースを基調にして進められるシステムが良いと思う。評:さすが当事者だけあって、提案が具体的。こういうふうに自分なりの対策を提案するのはいいことだよ。

 

 

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