言葉の森新聞
2008年7月1週号 通算第1037号
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森新聞 |
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■7月1日(火)から新学期 |
7月1日(火)から新学期が始まります。7月からの教材の説明は、課題フォルダの表紙の裏側に書いてあります。 教材の説明は、「学習の手引」にも載っています。 http://www.mori7.com/mori/gate.php |
■【重要】住所シールの貼り方 |
作文用紙には、自分の住所シールを貼ってください。 古い作文用紙は、貼る位置が違いますので使わないようにしてください。 http://www.mori7.com/mori/gate/seal_mihonn.gif |
■課題フォルダの表紙の裏の印刷切れ |
7月からの課題フォルダの表紙の裏の印刷で、タイトルが途中で切れています。これは、左右逆に印刷してしまったためです。 内容の上では問題はありませんので、申し訳ありませんが、そのままお使いくださるようお願いいたします。 |
■海外の作文はファクス送信かパソコン送信に |
海外から受講している生徒の作文送信については、これまで、次のような方法がありました。 (1)教室へのファクス送信(2)ウェブへのパソコン作文送信(3)ウェブへのPDFアップロード(アップロードできない場合はメール添付)。 7月から、送信方法を、(1)ファクス送信と(2)パソコン作文送信の二つに絞りたいと思います。(理由はPDFのアップロードやメール添付が、意外と手間がかかるようだったため) いずれも、24時間受付です。費用等の変更はありません。 よろしくお願いいたします。 |
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■毎日の自習の仕方 |
(1)毎日、課題フォルダのその週の長文を1編音読しましょう。→毎週、先生が長文問題を出します。(特に希望しない人には出しません) (2)毎日、読解マラソン集(小1以上に配布)の長文を1編以上音読しましょう。→毎月第4週に読解問題を出します。(最初の月は1〜4番の長文から、次の月は5〜8番の長文から、最後の月は9〜12番の長文から問題を出します) (3)毎日の勉強の終わりに読書をしましょう。(ページ数の目安は、小1=10ページ以上、小2=20ページ以上、……、小5以上=50ページ以上) ※低学年の生徒で、長文を全部読むのに時間がかかる場合は、「『。』3つ分まで読む」など無理のないやり方にしてください。 ※長文を音読するかわりに、高速聴読や速読問題を行うこともできます。 |
■4月〜6月の賞状を同封 |
6月1週の進級試験で、字数が規定以上、構成・題材・表現・主題の4項目のうち3項目が◎で1項目が○以上、の人には認定証を同封しています。字数賞・自習賞・作文賞・皆勤賞は、金賞10クラウン、銀賞5クラウン、銅賞1クラウン、賞外0クラウンです。認定証は10クラウンです。 金賞は点数の上位10%、銀賞は10〜20%、銅賞は20〜80%。それ以外は賞外です。 それぞれの賞で点数がなかった人や、6月1週に在籍していなかった人には、賞状は入っていません。 なお、3ヶ月の学期の途中から入会された方は、日数の関係で賞状の点数が低くなっております。次の学期からは、正しく表示されるようになりますのでご了承ください。 |
■夏休み中の授業について |
夏休みは帰省したり塾の夏期講習に行ったりするために、通常の時間に授業を受けられない場合も多いと思います。その場合は次のようにしてください。 (1)通常の電話指導を受けられない分を、他の曜日や時間に振り替えて受講できます。平日午前9時〜午後7時50分、土曜午前9時〜午前11時50分の間に、直接教室にお電話ください。希望の週の課題の説明をします。事前の予約などは必要ありません。8月に休む分を7月や9月に振り替えることもできます。 電話0120−22−3987(045−830−1177) (2)山のたよりの送付先や電話の宛先を、自宅以外にすることができます。帰省先や滞在先などで授業を受けることを希望される場合はご連絡ください。ただし曜日や時間を変更する場合は、先生から生徒にはお電話しませんので、生徒から直接教室にお電話をして説明を聞くようにしてください。 (3)8月のみ休会されるという場合でも受講料の返金はしませんので、できるだけほかの曜日や時間に振り替えて授業を受けてくださるようお願いします。ただし、(A)海外にホームステイで出かける場合、(B)病気治療のため入院する場合など、電話連絡のとれない状況での1ヶ月以上の休会は受講料の返金をしますのでご相談ください。 なお、8月11日(月)より8月16日(土)までは、振替などの電話の受付もお休みとなりますのでご了承ください。 夏休みは、通常と違い多忙になることが多いので、つい「1ヶ月休んで」と考えてしまいがちです。しかし、振替授業を受けたり、字数を短くして提出したりとできるだけ休まない形で続けていく方が、その後の子供の勉強意欲にとってプラスになります。 |
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■読解マラソン集の使い方 |
1、読解マラソン集(小1以上に配布)は、毎日1編以上を音読しましょう。 2、最初はルビ付きの長文を読み、慣れてきたらルビなしの長文を読みましょう。 3、ホームページの読解マラソンのページで、記録をすることができます(希望者のみ)。 http://www.mori7.com/marason/ (1)読解マラソンの「自分のページ」に行き、生徒コードを入れます。 (2)「状態の確認」を送信します。 (3)その学期に読んだ読解マラソン集の長文を「○回目の○番目」という形で記録します。 (4)マラソン選手をクリックすると、「ゲームの森」に行けます。 (5)ゲームをクリアすると、アイテムが手に入るので、「自分のページ」に戻ります。 (6)自分のページで「状態の確認」をすると、アイテムの着脱ができます。 (7)アイテムショップで、アイテムの売買ができます。 (8)ホームページで読解マラソンの記録をするのは、希望者だけで結構です。 |
■「反復」と「感動」(その2) |
受験のときに出た問題の内容は、何年かたったあとも覚えていることが多いものです。それは、その問題を解くときに、精神がいつもより集中していたためです。 また、大人になって小学校時代の勉強を思い出すとき、先生や友達と楽しくやっていたころの学年の記憶はたくさんあるのに、楽しくなかった学年のころの記憶はあまりないということがあります。 勉強の能率を高めるためには、勉強の質を高める必要があります。そのためには、勉強をするときの感情を活性化しておく必要があります。それが、勉強における感動の大切さということです。 その勉強に感動をもたらすための方法はいくつかあります。 第一は、楽しい雰囲気の中で勉強を行うことです。勉強をしたあとに褒められると、その勉強の内容も定着します。 第二は、目標をもって勉強を行うことです。目標には、将来の大きな目標ももちろんありますが、それよりも、もっと身近な目標をうまく生かすことです。例えば、制限時間内に行うことは、勉強に取り組む気持ちを活性化します。 長い時間をかけているわりには成績が上がらないという子がいます。それは、長い時間をかけているために逆に集中度が低下しているということもあるのです。 小学校低中学年のころは、制限時間で勉強をするよりも、ページ数などで目標を決めて、早く終わればあとは遊べるというふうにしておいた方が集中力が高まります。よくないやり方は、子供ががんばって早く終えたときに、「時間があるから、もう一題」と追加してしまうことです。こういうことをしてしまうと、子供はだらだら勉強する癖を身につけてしまいます。 「よく学びよく遊べ」というのは、勉強の密度を高めるためにも大切な考え方なのです。 感動を高める第三の方法は、緊張感を持つことです。そのためには、悔しさをバネに勉強する、叱責をきっかけにして勉強するというのも、いい方法です。しかし、ネガティブな動機をもとに勉強することは、勉強の密度を高めはしますが、上手に工夫しないと、身体や精神に負担をかけることになります。子供を叱るときは、叱ったあとのフォローが大切で、「君ができるはずだと思うから叱ったんだよ」と叱った動機を明るく伝えておくことが必要です。 緊張感を持つためには、このほかに、五感をフルに活用して勉強するということも大切です。何かを覚えるときは、ただ読むだけでなく、手で書いたり声に出したりすると効果があります。昔の人の中には、英語の辞書を覚えるときに、覚えたページを1枚ずつ食べた人もいたそうです。それぐらいの気迫で覚えると、記憶も定着するということです。 心理学の実験で、吊り橋の上で待ち合わせをすると、その待ち合わせた人に好意を持つというものがあります。緊張のある状況で遭遇した人物や事物は深く印象に残るからです。同じようなことを勉強にも適用することができます。 第四は、潜在意識の活用です。子供に限らず人間は、無意識のうちに自分に対する限界を設けています。その限界は、自分に対して大きな影響力を持っていた人が、無意識のうちに言った言葉や動作が自分の潜在意識の中に入ったところから来ています。言葉や動作には、常に二重三重の情報が含まれています。例えば、大人が子供に、「こんなのができないなんてダメだぞ」と言ったとき、子供の顕在意識に伝わる言葉の意味としては「ダメだぞ」だけです。しかし、その言葉を言った人の気持ちの中に、「本当にこいつはダメだ」という思いがあれば、その思いが同時に子供の潜在意識に伝わります。しかし、言った人の気持ちの中に、「こいつはできるはずだ」という思いがあれば、その思いが子供の潜在意識に伝わります。言われたことが事実になるのではありません。当然のように言われたことが、その当然さ実現するために事実になるのです。 だから、子供に対して大きな影響力を持つ親の役割は重要です。親は常に自分の子供に対して、「この子は、絶対にいい子になるに決まっている」と思うことが大事なのです。 |
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■音読は食事の前に!のすすめ(さふらん/さんご先生) |
言葉の森では、毎週電話指導の後に作文を書くことのほかに、次の3つを自習として毎日やることになっています。 (1)課題フォルダのその週の長文を1編音読する。毎週、先生が長文問題を出します。 (2)読解マラソン集の長文を1編以上音読。毎月第4週に読解問題を出します。 (3)読書(ページ数の目安は、小1=10ページ以上、小2=20ページ以上、……、小5以上=50ページ以上) 長文や読解マラソン集の音読は、毎日10分ほどのことですから、習慣になれば難しいことではないのですが、習慣にまではなっていない、という生徒さんも多いようです。 毎日の長文音読が習慣になっている生徒さんはいいのですが、電話指導の前にあわてて長文を読んでいる生徒さん、なかなか音読ができないという生徒さんに向けて、「音読は食事の前に」とおすすめしたいと思います。 どうして食事か、というと、ご飯は毎日食べますから、音読と朝ごはん、または音読と晩ごはん、をセットにしてしまって、「いただきます」と言うのと同じように音読を習慣化すればいいと思うからです。 ご家族の方々には、食事の準備をしながらでかまわないので、お子さんの音読を毎日聞いてほしいと思います。上手に読めないことをからかったり笑ったりせず、毎日「昨日より上手になった」などとたくさんほめてあげてください。もちろん、難しい場合は、最初の段落だけから始めるなどして、お子さんを励ましてあげてください。 では、どうして食事の前がよいか。 言葉の森の長文は、ちょっとした豆知識的なものが多いので、それらを食事中に話題にすることができるからです。 例えば、「死海」についての長文(小2)。 「6倍も塩気が多い」の6倍ってどういうこと? →算数の話題に発展。 蒸発ってどういうこと? →理科の話題に発展。 死海ってどこにあるの? →社会の話題に発展。 このように、話題はどこまでも膨らみますから、楽しく知識を広げることができます。わからないことは、後で調べてみよう、というのでもいいと思います。 「○○ちゃんが音読してくれたおかげで、お母さん(お父さん)もものしりになっちゃった〜! ありがとう!!」 という具合に、楽しくやるのがコツです。 また、長文の内容について、こんなこともあったよ、などとご家族からお話が聞けたら、そのままその週の感想文の「似た話」「前の話聞いた話」として書くこともできることでしょう。 自習の仕方については言葉の森新聞などにも度々載っていますから、自分に合った方法を見つけて、楽しく毎日続けてくださいね。 |