言葉の森新聞
2012年1月3週号 通算第1208号
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森新聞 |
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■【重要】学年別に自習の仕方を整理しました |
国語力、作文力は、毎日の短い時間の自習によって力がつきます。しかし、学年によってやりやすい自習とやりにくい自習があるため、これまでは自習を徹底しにくい面がありました。 そこで、今回、できるだけ生徒や保護者の負担の少ない形で、最も効果のある自習に絞って取り組めるように、学年別に自習の仕方を整理しました。 文章だけではわかりにくい面があるので、youtubeで動画も見られるようにしています。(youtubeにアクセスできない方は、言葉の森のサイトでごらんになれます) 自習の取り組みやすさは個人差が大きいので、ご意見ご質問がありましたら、いつでもご遠慮なく教室にお電話でお聞きください。 |
■言葉の森での勉強の仕方、自習の仕方 |
●学年別自習の仕方 |
自習は、学年別に重点が変わります。これは、無理のないやり方でその学年に合った自習を行うためです。簡単に言うと、次のようになります。 ○小1-小2は、暗唱が重点。できれば音読にも慣れておく。読書は必ず。 ○小3-小6は、暗唱はできるだけ。音読と予習が重点。読書は必ず。 ○中高は、暗唱は無理せず。音読と予習はできるだけ。読書は必ず。問題集読書(注1)を重点に。 ◆幼長は、まだ文章を読むのに慣れていないので、暗唱は無理してやる必要はありません。暗唱を行う場合は、親が長文を読んで聞かせてあげ、それをもとに暗唱してください。 予習として、次回の作文の前までに、作文に書く予定の話を子供から親に説明させ、それをできるだけ絵にかいておいてください。 読書は、読み聞かせでもいいので、毎日読むようにしてください。 ◆小1、小2は、暗唱をしてください。暗唱長文の暗唱は短くて、すぐにできてものたりないという場合は、課題長文の暗唱(毎週1ページ)をしてもかまいません。 4週の読解問題を解くときに時間がかからないように、読解マラソン集の長文の音読を毎日1編ずつしていくことをおすすめします。しかし、時間的に負担のある場合は、読解マラソン集の長文の音読はしなくてもかまいません。 予習として、次回の作文の前までに、作文に書く予定の話を子供から親に説明させ、それをできるだけ絵にかいておいてください。 読書は、読み聞かせでもいいので、毎日読むようにしてください。 ◆小3、小4、小5、小6は、暗唱ができる人は、なるべく続けてください。しかし、暗唱は毎日10分やらないと上手にできるようにはなりません。毎日やるのが無理な人は暗唱を省略してもかまいません。 課題集の長文を毎日1編音読してください。 予習として、次回の作文の前までに、作文に書く予定の話を子供から親に説明させ、それをできるだけ構成図として書いておいてください。その構成図に家族から取材した話なども入れておきましょう。 読書は、毎日10ページ以上読むようにしてください。 ◆小6の受験生は、問題集読書(注1)を毎日5ページぐらいずつ行い、読みながら印象に残ったところに傍線を引いておきましょう。作文の授業の際に、傍線を引いた箇所を参考に、自分がいいと思った文を1文引用し、作文用紙に書いておきましょう。 |
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◆中1、中2、中3、高1、高2、高3は、暗唱ができる人は、なるべく続けてください。しかし、暗唱は毎日10分やらないと上手にできるようにはなりません。毎日やるのが無理な人は暗唱を省略してもかまいません。 課題集の長文を毎日1編音読してください。 予習として、次回の作文の前までに、作文に書く予定の話を子供から親に説明させ、それをできるだけ構成図として書いておいてください。その構成図に家族から取材した話なども入れておきましょう。 読書は、毎日10ページ以上読むようにしてください。 問題集読書(注1)を毎日5ページぐらいずつ行い、読みながら印象に残ったところに傍線を引いておきましょう。作文の授業の際に、傍線を引いた箇所を参考に、自分がいいと思った文を1文引用し、作文用紙に書いておきましょう。 ◆高3より上の生徒は、暗唱ができる人は、なるべく続けてください。しかし、暗唱は毎日10分やらないと上手にできるようにはなりません。毎日やるのが無理な人は暗唱を省略してもかまいません。 課題集の長文を毎日1編音読してください。 予習として、次回の作文の前までに、構成図を書いておいてください。 読書は、毎日10ページ以上読むようにしてください。 (注1)問題集はご家庭でご用意ください。年度は新しいものでなくてもかまいません。 ・小学生……「中学入学試験問題集(国語編)/みくに出版」 ・中学生……「全国高校入試問題正解 国語/旺文社」 ・高校生……「全国大学入試問題正解 国語(国公立大編)/旺文社」 |
●家庭での勉強の仕方 |
暗唱や音読など毎日行う短い時間の自習は、できるだけ朝ご飯の前に済ませましょう。続けるの難しいと思ったものは省略して、確実にできるものだけに絞って取り組みましょう。 |
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●自習と教室での勉強 |
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●自習の仕方の参照の動画・情報 |
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【8】問題集読書の作り方、読み方 http://www.mori7.com/douga/001/mdds.php http://www.youtube.com/embed/m7ZE8m7HZns ※分冊の表紙などは、ご家庭でご用意ください。 ※ナイフで背表紙の山を切り取るとき、刃の進行方向に、支える左手が来ないように注意しましょう。 |