言葉の森新聞
2012年3月4週号 通算第1217号
https://www.mori7.com/mori/ |
森新聞 |
|
■新学期の教材を発送します(再掲) |
新学期の教材を3月21日(水)~23日(金)に発送する予定です。 国内の生徒で29日になっても届かない場合はご連絡ください。 住所シールも同封します。 |
■3月29日(木)・30日(金)・31日(土) は休み |
3月29日(木)・30日(金)・31日(土)は、第5週でお休みです。先生からの電話はありません。振替授業もお休みです。 |
■4週は読解問題と清書。幼稚園生は作文 |
幼稚園年中と年長の生徒は、第4週も普通の作文を書く練習です。自由な題名で作文を書いてください。項目シールは、予備のものを使ってください。 小学1年生以上の生徒は、読解問題と清書を行います。読解問題の時間がかかるため清書の時間が取れない場合は、読解問題は省略するか最初の2問だけをやる形でも結構です。 |
●読解問題の答えの書き方、送り方 |
読解問題の答えを作文用紙に書く場合は、問題の番号と答えがわかるように書いてください。書き方は自由です。 読解問題の用紙は返却しませんが、選んだ番号と正解は山のたよりに表示されます。 読解マラソンの問題のページから答えを送信すると、その場で採点結果が表示されます。(この場合、作文用紙に答えを書く必要はありません) ※図解の説明は、「学習の手引」の「10.読解問題と清書の仕方」をごらんください。 http://www.mori7.com/mori/gate.php?ki=gate#27 |
●手書き清書の送り方 |
手書きの清書は、翌月の1週の作文と一緒に返却します。 パソコンで清書を入力した場合、手書きの清書は必ずしも先生に郵送などで送る必要はありません。手書きの清書のスキャン画像を作文の丘からアップロードした場合、先生に郵送などで送る必要はありません。 |
■パソコン入力清書の送り方(図解) |
4週の清書は、手書きで清書をした人も、パソコンで再入力したものを「作文の丘」から送ってください。これは、作文の進歩を生徒が実感できるようにし勉強の意欲につなげていくためです。 清書を送る場合、週は必ず「4週」を選択してください。ほかの月や週を選択すると、その月と週の作文と講評が上書きされてしまいます。感想文を清書にする人は、三文抜き書きや要約の部分は省略するか、自分の言葉に直して書くようにしてください。 ワードなどのワープロソフトは改行の際のスペースが正しく表示されないので、いったんメモ帳などにコピーしてメモ帳の上でスペースをつけてからインターネットで送るようにしてください。 自宅でパソコン再入力ができない場合は、先生に(有料で)パソコン入力を依頼することができます。その場合は、手書きの清書の住所シールの余白に「入力依頼」とご記入ください。 (入力依頼の料金は1文字1円で、翌月の受講料に加算して引き落としいたします) |
|
■新学年は、家庭学習を新しく始めるチャンス |
もうすぐ4月、新年度です。新しい月の始まりは、新しい勉強を始めるチャンスですが、特に4月は新しい学年になるということで、子供も前向きの気持ちになっています。 こういう機会を生かして、これまでの勉強を見直し、親子でじっくり新しい勉強の計画を立てていきましょう。 言葉の森の自習は、選択の幅がありますから、無理なく続けられる範囲を自分で決めていってください。大事なことは毎日続けることですから、原則として1日も休まないように続けていきましょう。 忙しい日が2、3日続いて自習のできない日があると、そのあと自習の継続ができなくなることがあります。そういうときは、必ずお母さんやお父さんが、「ちょっと休みが入ってしまったけど、また、明日からやろうね」と優しく軌道修正してあげてください。 自習の内容は、次のようになります。この中から、自分で続けられそうな範囲を決めていってください。 ●1、読書 まず読書10ページ以上。これは、全学年共通です。しかし、受験の最中は読書の時間が取れないこともありますから、そういうときは問題集読書で文章を読む時間を確保していってください。 ●2、音読 次に、長文の音読。小1と小2は、読解マラソン集の長文を毎日1題音読していきましょう。しかし、負担が大きい場合はやらなくてもかまいません。小3以上は、課題の長文を毎日1題音読していってください。長文は、何度も繰り返し音読する中で内容をより深く把握できるようになります。 ●3、対話 そして、親子の対話。毎日の長文の音読をもとに、子供がお父さんやお母さんに長文の内容と次の週に書く作文の話題を説明するという日を1週間の間に1日設けてください。家族の団欒の時間として、土曜日の夕方は長文説明の日(対話の日)と決めておくとよいでしょう。 対話を面白くするコツは、子供の説明に合わせて、お父さんやお母さんが自分の体験を織り交ぜながら似た話をしてあげることです。そのための参考として、言葉の森のホームページの授業の掲示板やfacebookのグループなどを利用していくといいと思います。 ●4、暗唱 更に、毎日の自習として、朝ご飯の前に暗唱の時間を設けてください。暗唱は、覚えることが目的ではなく、繰り返し音読することが目的です。繰り返し同じ文章を音読していると、理解力、思考力、表現力がついてきます。 暗唱は、小学校低学年のころがいちばん無理なくできます。それは、低学年のころほど素直に音読に徹底できるからです。学年が上がるにつれて、文章の内容を理解して覚えようという気持ちがわいてくるため、かえって暗唱がしにくくなります。 暗唱は大人になっても効果のある勉強法ですから、子供が暗唱を渋る場合は、親も一緒にほかの文章を暗唱するようにしてください。親子で毎日暗唱を続けていれば、子供の暗唱の習慣も定着します。 中学生や高校生で、今から改めて暗唱の自習を始めるのは難しいという場合は、1か月という期限を決めて毎日やっていってください。1か月で900字の文章を暗唱できるというコツがわかれば、将来必要性を感じたときにまた暗唱の勉強を始められると思います。 ●5、問題集読書 小学校6年生以上は、国語の力をつけるために、問題集読書をしていきましょう。入試に出るような難しい文章を毎日読んでいく練習です。 1冊の問題集を何度も繰り返し読み、最終的に4回以上は読むようにしていきます。読みながら自分なりに面白いと思ったところに線を引いておきます。線はできるだけたくさん引くのがコツです。繰り返しの勉強は、音読や傍線のように手や口や耳を使ってやっていくと飽きずに続けられます。 国語力は、すべての学力の基礎です。そして、国語力は、国語の勉強よりも国語的な生活の中でより多く身につきます。週1回の勉強以外に、できる範囲で毎日の自習に取り組むようにしていってください。 |
■国語力をつける方法(facebook記事より) |
国語以外の他の教科の成績がいいのに、国語だけが振るわないという場合、その子は解き方のルールを知らないのです。 現在の国語の問題は、ひとつのゲームのようなルールの上に成り立っています。つまり、答えは必ず文章中にある、正しいものを選ぶのではなく、間違っていないものを残す、採点しやすいように設問のキーワードに沿って書く、などです。国語の問題は、点数に差をつけるために出されているので、浅く読めば×になり、深く読めば○になるようになっています。 こういう背景がわかっている子は、そのルールに合わせて深く読むから高得点が取れます。それがわかっていない子は、勘とあてずっぽうで解くので、浅くしか読めず、結果として×になります。そして、問題を作る人は、このルールを更に解きにくくするために、読みにくい問題文を選び、短時間で長い文章を読ませるようにします。 本当は、こんなゲームのような国語問題でテストをせずに、作文と面接で国語の力を見ればいいのですが、そのやり方だと時間がかかって大変なので、やむをえず国語の問題を出しているのです。 だから、対策は簡単。まず、国語の問題の解き方のルールを知ることです。そして、そのあとは、本当の実力をつけるために、難しい文章をばりばりと読んでいけばいいのです。 参考までに、「センター試験国語の解き方の例」 http://www.mori7.com/as/365.html (赤字のところだけ読むだけで、解き方のコツがわかります) |
■新年度からの教材の変更点 |
新年度の教材は、海外の生徒のみなさんには3月16日に発送しました。国内の生徒のみなさんには、3月21・22・23日に発送する予定です。 4月からの変更点がいくつかあります。 教材を簡素化し、言葉の森の作文の勉強がどこでも続けられるように、省略できる用紙やシールは省略するようにしました。 【1】項目シールがなくなります。項目のできたところは手書きでそのマークをかくようになります。 【2】構成図は、構成用紙でなく、作文用紙やほかの紙に書いてもいいようにします。(7月からは構成用紙を送りません) 【3】暗唱用紙も、普通の紙を使えるので、7月からは送らないようになります。 教材を省略するかわり、インターネットを利用して授業の説明などを充実させることに力を入れていく予定です。 「授業と予習の掲示板」 http://www.mori7.com/okajg/ |