言葉の森新聞
2013年9月1週号 通算第1287号
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森新聞 |
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■【重要】9.1週作文進級テスト(再掲) |
9.1週に、作文進級テストを行います。 提出が遅れた場合は進級できません。(9月8日ポスト投函まで) 課題フォルダの字数・構成・題材・表現・主題の★印が全部できていることが合格の条件になります。(表現の項目などで「たとえ」と「いろいろな言った」など二つ以上の項目が指定されている場合はどちらかができていればその項目は◎です)。キーワードと字数が採点の基準ですので、指定された字数以上で必要な項目が全部入る作文を書いていってください。中学生以上の時間制限については、今回は採点の基準にしませんが、できるだけ時間内に書き上げる力をつけていきましょう。 手書きで作文を書く人は、項目ができたところに項目マークを書いておいてください。 構成(こうせい) 題材(だいざい) 表現(ひょうげん) 主題(しゅだい) マークが書きにくい場合は、「こうせい」「かいわ」「たとえ」などと、何を書いたつもりかがわかるような言葉で書いておいても結構です。 パソコンで作文を書く人は、キーワードを入れておいてください。 小学生の場合は、提出する前に、おうちの方が字数と項目マークをチェックしてあげてくださるとよいと思います。 小学2年生までの生徒は、試験は行いますが、全員進級扱いで先の級に進みます。7月以降に受講を開始した生徒も、試験は行いますが、全員進級扱いで先の級に進みます。ただし、いずれの場合も、賞状は出ますので、できるだけ字数と項目ができるように書いていってください。 なお、進級テストは、7月と8月のいずれの月も最低1回は作文を出していることが条件になります。7月又は8月の作文で、どちらかの月で1回も書いていない場合は、9月8日までの間に作文を提出してください。 |
■【重要】9.1週の作文はファクスでも受付 |
9.1週に限り、ファクスによる提出も受け付けます。ファクスでの提出期限も9月8日です。ただし、ファクスで提出をする人は、事前にメールアドレスを登録しておいてください。 1、ファクスが正常に送信できているかどうかは、24時間以内にメールと検索の坂で連絡をします。正しく送信できたかどうかを必ずご確認ください。 2、連絡用のメールアドレスは、検索の坂の「ペンネーム 変更」というところで登録できます。既にメールアドレスが入っている場合は、そのアドレスが登録されています。 3、ファクスで送られた作文は、作文の丘にJPGでアップロードされます。作文の返却はありませんが、添削された作文は山のたよりに表示されます。 |
■受験コースの勉強の仕方に関する質問や相談は新設の掲示板で |
公立中高一貫校の作文試験や、高校入試の作文試験などの勉強の仕方で質問や相談がある場合は、新設の掲示板「オープの川」に相談コーナーを設けましたので、ぜひご活用ください。 http://www.mori7.com/ope/ この「オープの川」では、受験以外にも、長文、勉強、遊び、生活など子供たちの勉強と生活を応援するさまざま交流の場を提供していく予定です。 |
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■プレゼン作文発表会(9月からの取り組み) |
言葉の森が9月から新しい取り組みを開始します。 その第一は、プレゼン作文発表会の企画です。 作文の勉強の大きな目標は、創造性と思考力と表現力を高めることです。 もちろん、その途中に、受験の作文小論文に合格する力をつけることもあります。また、作文力の全体になる国語力、読解力をつけるという目標もあります。しかし、子供たちの将来まで続く大きな目標は、ひとことで言えば創造性のある文章を書く力をつけることです。 しかし、作文の評価はどうしても主観的になりがちで、客観的な評価が難しいため、子供たちの勉強の目標も曖昧になりがちでした。 言葉の森では、項目に合わせて書く指導と、森リンの点数による評価という形で、作文の客観的な評価を行ってきました。しかし、作文という勉強の性格上、成果が表れるのに時間がかかるため、意欲的な勉強がしにくいという面もありました。 その点で、新聞やコンクールに応募して入選するというのは、ひとつの意欲付けにつながるものでした。実際に、朝日小学生新聞の作品欄には、言葉の森の生徒が毎月誰かが入選していますし、各種コンクールにも言葉の森の生徒の作品がよく選ばれています。しかし、そのように他の機関に頼った評価は、通常の指導とは結びつけにくいため、すべて保護者に任せる形で行ってきました。 そこで、言葉の森が今回計画しているのは、自分の作文が発表されるような機会をこれまであまり持たなかった生徒のための作文発表会です。当面は自由参加にしたいと思います。 作文発表会は、これまで、港南台の通学教室で何度か行ってきました。最初は、みんなの前で作文を読む形でしたが、暗唱できる生徒は暗唱したものを発表するということも取り入れました。 今度は、この発表の形を更に発展させ、プレゼンテーションを行うような形でのプレゼン作文発表会にしたいと思っています。 プレゼン作文ですから、文章だけでなく、画像や音声や動画も組み合わせてひとつのビジュアルな作品を作ることを考えています。そのビジュアルな作品を表示しながら、発表者は、原稿やメモを見ずに、聴衆に語りかけるような形で自分の作品を発表します。 発表会は、これまでは通学教室でないとやりにくい面がありましたが、今度は、インターネットを利用して動画で発表することを考えています。ただし、ネットすから、個々の生徒の発表は、非公開、部分的公開、公開のいずれかを選択できるようにしたいと思っています。 こういう発表会を繰り返すことによって、作文に取り組む姿勢が、自分らしい個性、創造性を伸ばすという方向に発展していくと思います。 このプレゼン作文発表会の最新情報は、今後、オープン教育コミュニティ「オープの川」で随時お知らせしていく予定です。 http://www.mori7.com/ope/ |
■全教科無料自習オプションと各種検定試験(9月からの取り組み) |
言葉の森が9月から新しい取り組みを開始します。 その第一は、プレゼン作文発表会の企画です。 第二は、全教科無料自習オプションと各種検定試験です。 子供たちの勉強の様子を見ていて、いろいろな問題点を感じることが増えてきました。 その問題点のひとつは、低学年からの詰め込み勉強で成績はよくなっているが、学力の厚みのない子が増えているように思えることです。つまり、テストに出るような問題にはすぐに答えられるが、日常生活の咄嗟の判断や応用力に弱さを感じることが多いのです。言い換えれば、成績はいいがたくましさに欠けるような感じがする子供たちが増えていることです。 そういう子供たちの多くは、勉強の仕方にも問題があり、塾の先生やお母さんに手取り足取り教えてもらい、テストの成績で競争させられ、自分で勉強しているのではなく勉強させられているような形の勉強が多いのです。 こういう勉強をしてきた子供たちは、小学生のころこそいい成績を取っていますが、肝心の自分の力で勉強を始める高校生のころになっても、自分の意志で勉強を進めるということができなくなりがちです。そのため、高校生になっても、塾や予備校に引っ張ってもらわないと勉強ができないという状態になってしまうのです。 高校生の勉強は、自分で計画して自分のペースで進めるから能率がよくなるのですが、塾や予備校の一斉指導に頼る勉強だと、時間ばかりがかかり実力が伸びません。 これも、すべて小中学生のころに、自分で試行錯誤しながら進める勉強をせずに、手っ取り早く他人任せの勉強をしてきたためです。 私(森川林)自身の子育ての経験から、中学3年生までの勉強は基本的なものですから、難しいとは言ってもすべて家庭で充分にできるものばかりです。それは、どんな難関校でも同じです。 塾を利用するのは、模擬試験で自分の位置を確認し合格可能性判定をするためだけで、日常の勉強まで塾に通って行うのでは、本当は能率が悪いのです。 ただし、独学で行うことができると言っても、ゼロから始めるのでは、遠回りになりすぎます。どういう方向で勉強したらいいかをアドバイスしてくれる人がいて、その人の意見を参考に家庭で独学で勉強することができれば、それが最も能率のよい勉強の仕方になります。 こういう独学スタイルの勉強の仕方をしてきた子は、高校生になって大学入試の勉強をする際にも、予備校などに頼らず自分で計画して勉強していくことができます。今は、そういう生徒は少数になっているようですが、このように自立して勉強してきた生徒は、学力の面でも精神力の面でも、一回り大きく成長します。 そこで、言葉の森では、小1から家庭で自学自習ができるように、教材を指定し、自習の仕方をアドバイスし、インターネットの掲示板などで相談に答えられるような全教科無料自習オプションを計画しています。 しかし、アドバイスと相談だけでは、形骸化してしまう可能性もあるので、ときどき進度に合わせた検定試験と電話チェックも行う予定です。検定試験と電話チェックは有料になりますが、これは自由に選択できるようにします。 今のところ、この自習に合わせた検定試験として考えているのは、 ●長文暗唱検定……長文暗唱の検定試験を行い、目標を持てるようにします。(小1以上) ●漢字暗唱検定……言葉の森オリジナルの漢字集をもとに、漢字の読みを学年よりも先取りします。(小1以上) ●算数数学問題検定……市販の算数数学問題集をもとに、その問題集を百パーセントできるようにします。(小1以上) ●英文暗唱検定……英語の絵本をページごとに暗唱し暗写できるようにします。(小4以上) などです。 こういう検定試験を目標に、毎日家庭で自習をする習慣をつければ、時間的に余裕のある自主的な勉強で学力をつけることができます。 この全教科無料自習オプションと検定試験の最新情報も、今後、オープン教育コミュニティ「オープの川」で随時お知らせしていく予定です。 http://www.mori7.com/ope/ |
■言葉の森オープン教育コミュニティ |
言葉の森が、オープン教育コミュニティ「オープの川」という掲示板システムを作りました。 そのページの説明です。 http://www.mori7.com/ope/ (オープン教育コミュニティは)子供たちの勉強、遊び、生活などの素材を作るサイトです。 自分の子供のために、みんなの子供のために、こんな教材や素材があったらいいと思うものを作成しシェア(共有)してください。 これからの教育の流れは、 1、受験のための教育から、実力のための教育へ 2、学校に任せる教育から、家庭で進める教育へ 3、点数で評価する教育から、文化に目を向ける教育へ 4、競争を目的とした教育から、独立を目的とした教育へ と変化していきます。 そして、それらの変化は、大きく創造の教育へとつながっていきます。 その前提になるのが、当事者である子供と親と周りの大人たちが教育の主体として参加することです。 このサイトの特徴は、教材を作成し共有するだけでなく、その教材をもとに行われた子供たちのアクション(行動)を紹介し交流することです。 例えば、オープン長文は、子供たちが読む1200字程度の長文を作成するページです。 そして、その長文をもとに行われた子供たちの音読、暗唱、長文感想文などを紹介し交流します。 オープン勉強は、国語、算数数学、理科、社会、英語など子供たちの勉強の素材を作成するページです。 その問題と解説をもとに行われた子供たちの勉強や親子の対話を紹介し交流します。 オープン読書は、子供たちに読んでほしい本を紹介するページです。 その読書をもとに行われた子供たちの感想や親子の対話を紹介し交流します。 オープン遊びは、子供、友達、兄弟、親子で楽しめる遊びを考案するページです。 その遊びをもとに行われた子供たちの映像、作品、作文などを紹介し交流します。 オープン生活は、子供たちの健やかな成長と生活の仕方を提案するページです。 その提案をもとに行われた子供たちの取り組みの結果を紹介し交流します。 オープン教育には、多くの可能性があります。しかし、同時に大きな壁もあります。 その壁は、オープンがある程度の大きさになるまで、自立的な発展が期待できないということです。 ある程度の大きさになったオープンとは、例えば、ネットスケープ、リナックス、青空文庫、ウィキペディア、クックパッド、youtubeなどで、これらは世代交代しながら次々に新しく生まれ変わっています。 これらのオープンの案は、誰でも考えついたものかもしれません。しかし、たまたま加速する波に乗って自立できるサイズまで成長したものだけが世の中に残っているのです。 そこで、言葉の森がここで提案するのは、子供の教育の実践を中心にしたオープンのコミュニティです。 このオープンコミュニティは、サイズは小さくてもかまいません。サイズの大きさで自立するかわりに、子供たちの勉強と連携する形で自立できるからです。 単なる情報の紹介にとどまらず、実践の結果も紹介し合うので、サイズが小さくても自立できるだけの価値が生まれるのです。 自由な参加で、手作りの教材と方法を創造しシェアしていきましょう。 オープの川の掲示板は、誰でも閲覧できます。 投稿するには、メール登録が必要になります。メール登録は、こちらからお願いします。 →森友メール登録 http://www.mori7.com/hasi/moritomo.php ■書く川▽オープン長文 ■読む川▽オープン勉強▽オープン読書 ■遊ぶ川▽オープン遊び ■健や川▽オープン生活(ジャンルはこれから増えていきます。) |