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  6月30日(月)は休み
  新学期の教材を発送しました
  【重要】暗唱チェックは、毎日暗唱の自習をしている人には今後も継続
  【重要】自習検定の申し込み期間は不要に。ただし試験期間は毎月第4週の間のみ
  【再掲】夏休み中の授業について
  手書き作文を画像で送るときのウェブ添削について
  7月の実行課題集をウェブに表示しています
  第4週は清書。幼稚園生は作文
   清書の意義と方法
   清書の投稿
   手書き清書の送り方
  読解問題の答えの書き方、送り方
   パソコン入力清書の送り方
  塾の時代のあとの独学の時代のあとに来るもの(4)考える国語を楽しむ勉強
 
言葉の森新聞 2014年6月4週号 通算第1327号

https://www.mori7.com/mori/

森新聞
6月30日(月)は休み
 6月30日(月)は、第5週でお休みです。先生からの電話はありません。振替授業もお休みです。
新学期の教材を発送しました
 新学期の教材を6月16日(月)・17日(火)に発送しました。
 国内の生徒で24日になっても届かない場合はご連絡ください。
【重要】暗唱チェックは、毎日暗唱の自習をしている人には今後も継続
 6.3週号の言葉の森新聞で、「暗唱チェックを自習検定に移行することで検討中」という記事を載せました。
 この記事に関して、主に小学校低学年の生徒の保護者から、「暗唱チェックが励みになっているので継続してほしい」との声が寄せられました。暗唱チェックは、もともとそういう形で子供たちの毎日の勉強の励みになることを目的として始めたものです。ですから、暗唱の自習をちゃんとやっている人については、これまでどおり暗唱チェックを継続していきます
 しかし、一方で、課題フォルダを見ながら暗唱チェックをしてもらっている生徒(保護者が近くにいないなどの理由で)、週に1日か2日しか暗唱の練習をしていないために、講師が何度も助け舟を出してやっと暗唱らしきものができているという生徒などがいます。本人がそういう勉強でよいと思ってしまうとかえってマイナスなので、そのように暗唱の自習がちゃんとできていない生徒に関しては、講師が甘く対応するのではなく、自習検定の基準で対応するようにしていきたいと思います。
 なお、自習検定については、申し込みの期間と、実際の試験を受ける期間の二つがあるので、うっかり申し込みを忘れてしまうことがある、とのご意見がありました。
 申し込みの期間を設けたのは、言葉の森の生徒以外の受検希望者がいることを考慮したためですので、今後、言葉の森の生徒に関しては、自習検定の申し込みは必要ないようにしたいと思います。(後述)
【重要】自習検定の申し込み期間は不要に。ただし試験期間は毎月第4週の間のみ
 毎月の自習検定について、最初に申し込み期間(1日~18日)があり、その後受検期間(22日~28日)があるというやり方だと、申し込みを忘れてしまうことがあるとのご意見をいただきました。
 申し込み期間を設けたのは、言葉の森の生徒以外でも試験を希望する人がいることを考慮したためですが、言葉の森の生徒に関しては、今後、自習検定の申し込み期間は不要にしたいと思います
 ただし、受検期間は第4週(22日~28日)の間のままです。
http://www.mori7.com/jks/
 
【再掲】夏休み中の授業について
 夏休みは帰省したり塾の夏期講習に行ったりするために、通常の時間に授業を受けられない場合も多いと思います。その場合は次のようにしてください。
(1)通常の電話指導を受けられない分を、他の曜日や時間に振り替えて受講できます。平日午前9時-午後7時50分、土曜午前9時-午前11時30分の間に、直接教室にお電話ください。希望の週の課題の説明をします。事前の予約などは必要ありません。8月に休む分を7月や9月に振り替えることもできます。
電話0120-22-3987(045-830-1177)
(2)山のたよりの送付先や電話の宛先を、自宅以外にすることができます。帰省先や滞在先などで授業を受けることを希望される場合はご連絡ください。ただし曜日や時間を変更する場合は、先生から生徒にはお電話しませんので、生徒から直接教室に振替の電話をして説明を聞くようにしてください。
(3)8月のみ休会されるという場合でも受講料の返金はしませんので、できるだけほかの曜日や時間に振り替えて授業を受けてくださるようお願いします。ただし、(A)海外にホームステイで出かける場合、(B)病気治療のため入院する場合など、電話連絡のとれない状況での1ヶ月以上の休会は受講料の返金をしますのでご相談ください。
(4)いったん退会する場合、再開するときは再入会の扱いになります。その際、課題の進度は新規の入会と同じようにその学年より下の学年から始まります。
 なお、8月11日(月)より8月16日(土)までは、振替などの電話の受付もお休みとなりますのでご了承ください。
 夏休みは、通常と違い多忙になることが多いので、つい「1ヶ月休んで」と考えてしまいがちです。しかし、振替授業を受けたり、字数を短くして提出したりとできるだけ休まない形で続けていく方が、その後の子供の勉強意欲にとってプラスになります。
手書き作文を画像で送るときのウェブ添削について

 手書きの作文をスキャナやデジカメやスマホで撮影し、その画像をウェブにアップロードする形で送ることができます。
 当初、この画像に赤ペンを入れるようにしていましたが、ブラウザのバージョンアップによって、赤ペン添削が正しく表示されないようになってしまいました。(インターネットエクスプローラ11は、文字列が右側にかたまるようになり、グーグルクロムは、縦書きの文字列が横書きとして表示されています)
 今のところ、インターネットエクスプローラ11の設定で、「互換表示」のサイトとしてmori7.comを追加すると正しく表示されます。しかし、今後は、もっと別の方法でブラウザに依存しないやり方を検討していきたいと思います。
7月の実行課題集をウェブに表示しています
 7月の実行課題集をウェブに表示しています。これは、小学校低学年までの生徒の「自由な題名」の課題を補完するためのものです。
 実行課題集に載っている行事や遊びを、子供たちの作文の題材として生かしていってください。
 家族で取り組む行事や遊びは、子供たちの思考力、創造性、コミュニケーション力を発達させます。小学校中学年以上の生徒も、これらの実行課題を参考に家庭で楽しい取り組みをしていってくださるようお願いします。
http://www.mori7.com/jk/
第4週は清書。幼稚園生は作文
 幼稚園年中と年長の生徒は、第4週も普通の作文を書く練習です。自由な題名で作文を書いてください。
 小学1年生以上の生徒は、清書を行います。
 清書をしたあと、時間に余裕のある場合は、読解マラソン集にある読解問題をしてください。
清書の意義と方法
 清書とは、これまでに書いた作文の中で内容がよかったものを書き直すことです。内容がよいとは、個性、感動、共感などがあるということです。
 書き直すときは、次の点に留意してください。
(1)漢字で書けるところは漢字で書く。
(2)たとえや自作名言を工夫できるところがあれば工夫する。
(3)似た話や続きの話を書くことによって字数を増やす。
(4)作文用紙の空いているところに絵などをかいてもよい。
清書の投稿
 清書した作文は、小学生新聞や一般紙などに投稿してみましょう。
 手書きの清書の原本を、新聞社に投稿したり、コンクールに応募したりする場合は、清書のコピーの方を先生に送ってください。
 新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。
(1)本名とふりがな(2)学年(3)自宅の住所(4)自宅の電話番号(5)学校名とふりがな(6)学校所在地(町村名までで可)など。
 投稿する際は、ペンネームを本名に訂正しておいてください。作文の中に友達の名前が固有名詞で入っている場合は、イニシアルなどに直しておいてください。投稿する作文の内容は、保護者がチェックしてあげてください。
 同じものを複数の新聞社やコンクールに送らないようにしてください。これは二重投稿といって、もし両方に掲載されてしまった場合、掲載先に迷惑をかけることになります。

 
●朝日(あさひ)小学生新聞の投稿先
 104-8433東京都中央区築地3-5-4朝日小学生新聞「ぼくとわたしの作品」係
(毎日(まいにち)小学生新聞は、作文よりも俳句を中心に掲載しているようです。) 
※清書した作文を投稿しない場合でも、額などに入れて家の中に飾っておきましょう。
手書き清書の送り方
 手書きの清書も作文と同じように先生に送ってください、翌月の1週の作文と一緒に返却します。
 パソコンで清書を入力した場合、手書きの清書は必ずしも先生に郵送などで送る必要はありません。 
 手書きの清書のスキャン画像を作文の丘からアップロードした場合も、先生に郵送などで送る必要はありません。
読解問題の答えの書き方、送り方
 清書が早く終わり時間に余裕のあるときは、読解マラソン集で読解問題をしてみましょう。
 読解問題は、小学校高学年以上の生徒が、国語の選択式問題のコツをつかむために作られています。高校生の場合は、センター試験などの選択式問題と同程度の問題です。ですから、小学校4年生以下の生徒は、無理に読解問題に取り組む必要はありません。
 問題を解く時間が取れない場合は、読解問題は省略するか最初の2問だけをやる形でも結構です。適当に全問やっても勉強にはなりません。じっくり取り組める範囲で取り組んでください。
 読解問題の答えを作文用紙に書く場合は、問題の番号と答えがわかるように書いてください。書き方は自由です。
 読解問題の用紙は返却しませんが、選んだ番号と正解は山のたよりに表示されます。
 読解マラソンの問題のページから答えを送信すると、その場で採点結果が表示されます。
(この場合、作文用紙に答えを書く必要はありません)
※図解の説明は、「学習の手引」の「10.読解問題と清書の仕方」をごらんください。
http://www.mori7.com/mori/gate.php
パソコン入力清書の送り方
 4週の清書は、手書きで清書をした場合も、そのあと、できるだけパソコンで再入力したものを「作文の丘」から送ってください。これは、作文の進歩を生徒が実感できるようにし勉強の意欲につなげていくためです。
 清書を送る場合、週は必ず「4週」を選択してください。ほかの月や週を選択すると、その月と週の作文と講評が上書きされてしまいます。感想文を清書にする人は、三文抜き書きや要約の部分は省略するか、自分の言葉に直して書くようにしてください。
 ワードなどのワープロソフトは改行の際のスペースが正しく表示されないので、いったんメモ帳などにコピーしてメモ帳の上でスペースをつけてからインターネットで送るようにしてください。
 自宅でパソコン再入力ができない場合は、先生に(有料で)パソコン入力を依頼することもできます。その場合は、手書きの清書の住所シールの余白に「入力依頼」とご記入ください。
(入力依頼の料金は1文字1円で、翌月の受講料に加算して引き落としいたします)
 パソコンからの清書の送り方は、「学習の手引」の図解を参考にしてください。わかりにくいときは事務局に直接お電話をしてお聞きください。
http://www.mori7.com/mori/gate.php
塾の時代のあとの独学の時代のあとに来るもの(4)考える国語を楽しむ勉強
 国語力のある子は、高校生の後半から大学生にかけて、哲学をはじめとする難解な学問に強い関心を持つ傾向があるようです。哲学に限らず、物理学でも、経済学でもいいのですが、要するに難解なものに魅力を感じるのです。
 小中学生の段階では、まだそのような難しい学問に取り組む動機を持つ子供はいませんが、作文の勉強というものは、その子らしい、創造性、思考力、表現力を発揮できるという点で、国語の勉強を発展させるひとつの方向になると思います。
 算数数学の成績がよくても、算数的数学的に考えることが得意でない子がいるように、国語の成績がよくても作文を書くのは得意でないという子がいます。
 これからの学力でどちらが大事かといえば、ただ算数数学が得意な子よりも、算数数学の難しい問題を考えるのが好きな子の方です。
 同様に、国語力に関しても、これから大事になるのは、国語の成績がよい子よりも、自分らしい作文を書くのが好きな子になってきます。
 言葉の森では、この創造性のある考える作文を評価するために、今後、作文オリンピックのような形の学習も考えていきたいと思っています。
 現在の小学校高学年から高校生にかけての作文、特に感想文の課題は、ヒントなしに生徒本人が書くのであれば、ほとんどの子がまともには書けないと思います。ところが、中にはそういう難しい課題を自分なりに考えて書こうとする子が、ごく少数いるのです。そういう子供たちが、将来の作文オリンピックの候補者です。
 そういう国語的に難しいことを考えるのが好きな子が、小中学生時代に身につけた考える作文力をもとに、高校生の後半から大学生にかけて学問コースで勉強を発展させていく仕組みを考えています。

 では、考える国語という勉強を家庭で進めるためには、どのようなことができるでしょうか。
 作文の勉強というのは、家庭ではなかなか取り組みにくいものです。1200字程度の文章を書くにも、1時間から2時間はかかります。そういう勉強を定期的に家庭で行うことは無理があるので、家庭でできる創造性のための勉強としておすすめしたいのが、親子の考える対話です。
 この対話は、ただたくさん喋ればいいのではなく、親子で考えながらそれぞれができるだけオリジナルに話をしていくということが大事です。
 同じ対話でも、中身のあまりないお喋りは、かえって思考力を低下させます。それは、読書でも、易しい本ばかり読んでいると読解力が低下するのと同じです。
 創造的で考える対話を親子でするためには、親自身が、物事を自分なりに考えて、自分なりに表現することが好きでなければなりません。大事なのは、知識が豊富であるかどうかということではなく、自分らしく考えることが好きであるかどうかということです。知っている知識を披露するだけの話は、むしろ中身のない話に入ります。
 この「答えのない世界を楽しむ」というのが、これからの創造的な学力の中心となるものです。
 
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