言葉の森新聞
2014年10月4週号 通算第1343号
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森新聞 |
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■10月29日、30日、31日は休み |
10月29日、30日、31日は、第5週でお休みです。先生からの電話はありません。振替授業もお休みです。 |
■第4週は清書。幼稚園生は作文 |
幼稚園年中と年長の生徒は、第4週も普通の作文を書く練習です。自由な題名で作文を書いてください。 小学1年生以上の生徒は、清書を行います。 清書をしたあと、時間に余裕のある場合は読解問題をしてください。 |
●清書の意義と方法 |
清書とは、これまでに書いた作文の中で内容がよかったものを書き直すことです。内容がよいとは、個性、感動、共感などがあるということです。 書き直すときは、次の点に留意してください。 (1)漢字で書けるところは漢字で書く。 (2)たとえや自作名言を工夫できるところがあれば工夫する。 (3)似た話や続きの話を書くことによって字数を増やす。 (4)作文用紙の空いているところに絵などをかいてもよい。 |
●清書の投稿 |
清書した作文は、小学生新聞や一般紙などに投稿してみましょう。 手書きの清書の原本を、新聞社に投稿したり、コンクールに応募したりする場合は、清書のコピーの方を先生に送ってください。 新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。 (1)本名とふりがな(2)学年(3)自宅の住所(4)自宅の電話番号(5)学校名とふりがな(6)学校所在地(町村名までで可)など。 投稿する際は、ペンネームを本名に訂正しておいてください。作文の中に友達の名前が固有名詞で入っている場合は、イニシアルなどに直しておいてください。投稿する作文の内容は、保護者がチェックしてあげてください。 同じものを複数の新聞社やコンクールに送らないようにしてください。これは二重投稿といって、もし両方に掲載されてしまった場合、掲載先に迷惑をかけることになります。 |
●朝日小学生新聞の投稿先 |
104-8433東京都中央区築地3-5-4朝日小学生新聞「ぼくとわたしの作品」係 (毎日小学生新聞は、作文よりも俳句を中心に掲載しているようです。) ※清書した作文を投稿しない場合でも、額などに入れて家の中に飾っておきましょう。 |
●手書き清書の送り方 |
手書きの清書も作文と同じように先生に送ってください、翌月の1週の作文と一緒に返却します。 パソコンで清書を入力した場合、手書きの清書は必ずしも先生に郵送などで送る必要はありません。 手書きの清書のスキャン画像を作文の丘からアップロードした場合も、先生に郵送などで送る必要はありません。 |
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■4週目の読解問題(小1以上) |
小1以上の生徒には、課題フォルダに、4週目の長文をもとにした読解問題を2問載せています。時間のある人は取り組んでください。 問題数を少なくして、問7と問8の2問だけにしたのは、じっくり解いて満点にすることが目標だからです。 問1~6も含めた全問を解きたい方は、「問題のページ」で長文と問題をごらんください。ただし、その場合も、必ず全問正解になることを目標に解いてください。 http://www.mori7.com/marason/ki.php |
■理想の勉強スタイル(つづき) |
【前号までの記事】 毎日、家庭で同じことができ、それを毎日先生がチェックしてアドバイスできるように作ったシステムが寺子屋オンエアです。 これは、ネットを利用して、自宅で勉強している子供たちを先生が見る仕組みです。 しかし、先生が見るといっても、従来の学習のように、先生が何かを教えるのではありません。先生に教わるのではなく、子供が自分で1冊の問題集又は参考書を毎日こなしていくのです。 ==== 小中学生の勉強には、誰かに教わらなければできないというような難しいものは何もありません。難しく見えるのは、受験で差をつけるためにパズルのような問題が出されることがあるからです。 そのパズルのような問題も、解法を読めばほとんどができるようになっています。解法を読んでもまだわかりにくいという場合は、ただその問題に慣れていないということなのです。 しかし、それでもどうしても何度解法を読んでもわからないというときだけ、先生に聞けばよいのです。 ただし、受験の場合でも、大事なのはそのような超難問ができることではありません。受験は難問の出来で合否が決まる世界ではなく、全教科の総合点で合否が決まる世界ですから、全部の教科にわたって普通の問題がしっかりできていることが大事なのです。(つづく) |
■【重要】森リン大賞が復活しました |
サーバー移転のため、7月と8月は森リン大賞を表示していませんでしたが、この9月4週から再び表示できるようになりました。 長い間、お待たせして申し訳ありませんでした。 今後は、この森リン点を使って、作文の進歩のあとが客観的にわかるようにしていきたいと思っています。 http://www.mori7.com/oka/moririn_seisyo.php |
■1月の学力テストの募集(国内生徒対象) |
勉強の進め方で最も大事なのは、自分の今の実力を知ることと、受験の場合は志望校の過去問の傾向を知ることです。 言葉の森では、小中学生の生徒が自分の実力を把握できるようにするために、4月、8月、12月、1月の3~4回にわたって、家庭でできる全国学力テストを実施しています。(12月は小6・中3のみ) 小1~3は国算、小4~6は国算理社、中1~3は国数英理社で、小4~6と中2~3は、非受験型と受験型のいずれかを選べます。 受験料は、小1~3が2,000円、小4~6が2,600円、中1~3が3,000円で、希望される方は受講料と一緒に引き落とします。参加は自由で、受験する月も自由に選択できます。 全国学力テストですので、お子様が現在学習塾に通われている場合、その塾と同じテストになる可能性もあります。特徴は、学力テストのあとに実力強化問題集としてPal、Paljr、BPalなどの小冊子(A4サイズ)が配られることです。同じ学力テストだった場合は、通われている塾の方の学力テストを優先してくださって結構です。 なお、この学力テストは受験対策用のものなので、平均点が60点前後になるように難しく作られています。学校で通常行われる100点を取ることを目的とした易しいテストとは性格が異なります。そのことを事前にお子様に話しておいてください。 |
▼受験型(Bテスト)(12月は小6・中3生のみ)
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●日程 |
◆10月受付→1月試験
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●受験料(1回分) |
○小1~3(2教科)…2,000円 ○小4~6(4教科)…2,600円 ○中1~3(5教科)…3,000円 (非受験型も受験型も同じ料金です) (受験科目を減らすことはできますが受験料は変わりません) |
●お申込み |
詳細とお申込みは、ウェブからお願いします。 http://www.mori7.com/gakute/ (お申込みは、お電話でも受け付けています) |
■問題集読書を低中学年から計画中 |
国語の実力をつけるための最も役に立つ方法は、多読と精読です。多読とは、自分の好きな本をたくさん読むことです。精読とは、難しい本を何度も繰り返し読むことです。 国語の力をつけると言って、問題集を解くような勉強をしている人も多いと思います。しかし、問題集は、その問題が解けたときは、もともと解かなくてもできたはずの問題ですから、その問題を解いただけ時間の無駄なのです。解けなかったときは、説明を聞いても、次回解けるようになるわけではないので、やはり時間の無駄なのです。 問題を解く勉強は、読むだけの勉強に比べて5倍から10倍時間がかかります。忙しい思いをしているわりに実力が伸びないのは、解く勉強に時間を割いているからです。 国語の力をつけるためには、まず文章を読む力をつけることです。それが、多読と精読です。 多読によって、文章を早く読み取る力と味わって読む力がつきます。精読によって、考えて読む力がつきます。 ところが、読む力がついても、それですぐに成績が上がるわけではありません。成績を上げるのは、上げるためのコツが必要だからです。 しかし、読む力のある生徒は、わずか1、2時間の説明で、成績を上げるコツをつかみます。とは言っても、その1、2時間の説明は、一般的な説明ではなく、その生徒の実際に解いた問題に即しての説明なので、一斉指導はできません。 解き方のコツは、家庭でお父さんお母さんがその子の実際に解いた問題に則して説明してあげるのがいちばんいいと思います。 ▽参考ページ 「国語の勉強法」 http://www.mori7.com/as/769.html 「読解力をつけるには」 http://www.mori7.com/as/514.html 「国語の成績を上げるために――読解問題の解き方、記述の仕方」 http://www.mori7.com/as/1795.html 以上まとめると、国語の実力をつけ成績を上げるためには、(1)多読による速読力、(2)精読による難読力、(3)国語の問題を解くコツ、の三つが必要だということになります。 この中で、最も難しいのが、難読力をつけることです。 速読力は、読書の好きな子ならば自然についています。問題を解くコツは、受験の数ヶ月前でも間に合いです。しかし、難しい文章を読み取る力は、なかなかつけることができないのです。 難読力をつける方法は、しかし、単純です。それは、難しい文章を繰り返し読んで、その文章に慣れることです。 言葉の森では、小学校高学年の生徒や、中高生で、国語力をつけたいと思っている人には、問題集読書を勧めています。入試問題集の問題文を読書がわりに読み、そういう文章に慣れる練習です。 この問題集読書は、これまで小学校高学年以上の生徒にしか勧めていませんでした。しかし、小学校低中学年の生徒でも、ある程度難しい文章を読む練習は必要です。 そこで、今考えているのは、小学校低中学年の生徒も、その学年に応じた問題集を読書がわりに読む練習です。 ところが、この問題集読書は、難しく退屈なわりに、やっていて張り合いのない勉強なので、家庭では取り組みにく面があるのです。そこで、今考えているのは、寺子屋オンエアの中で、小学校低中学年からの問題集読書を見ていく仕組みです。 問題集読書は、問題を解かなくてもいいのですが、せっかく問題があるのですから、解き方のコツは、知っていてもいいと思います。読んだ長文に関する問題の中で、1問だけ自分で答えを見て、なぜその問題で、その答えになるのかを説明させるようにしていきたいと思っています。 |