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言葉の森新聞
2017年7月4週号 通算第1476号
https://www.mori7.com/mori/ |
![]() 森新聞 |
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■7月29日(土)・31日(月)は休み |
7月29日(土)・31日(月)は、第5週のためお休みです。 先生からの電話はありません。振替授業もお休みです。 |
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■【重要】8月11日(金)、および8月12日(土)-18日(金)は休み宿題 |
8月11日(金)は、祝日のため休み宿題となります。 また、カレンダーに記載してあるとおり、8月12日(土)-18日(金)は言葉の森の夏休みとなり、同じく休み宿題です。 先生からの電話はありませんが、自宅でその週の課題を書いて作文を提出してください。他の日に教室に来るか教室に電話をして、その週の説明を聞いてから書くこともできます。 休み宿題のときに、電話の説明を聞かずに自分で作文を書く人は、ホームページの「授業の渚」か課題フォルダの「解説集」を参考にしてください。 「授業の渚」 http://www.mori7.com/nagisa/index.php 「ヒントの池」 http://www.mori7.com/mine/ike.php |
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■【訂正】小4「チカラシバ」の解説ページに誤り |
「チカラシバ」の課題フォルダ、7.2週、8.2週、9.2週それぞれのページに、フォルダに載っていない長文の解説が出ています。 これは、以前に載っていた長文で感想文を書く場合の内容が、そのまま残ってしまったものです。 チカラシバの感想文課題は第3週のみですので、ここの内容は参考にせず、7.2週、8.2週、9.2週ともに題名のみの作文課題で書くようにしてください。 ご迷惑をおかけして申し訳ありません。 |
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■親と子の教育的な接し方――未来の教育は喜びを語る教育 |
夏の朝です。青く広がる空の下で、お母さんが小さい子供に何か話しかけています。 「太陽が昇るのはどっち」 「ひがし」 「よくできたわねえ。じゃあ、太陽が沈むのは」 「にし」 「えらい、えらい。じゃあ……」 子供に教育的に接することは大事なことです。 しかし、それがともすれば知識中心の接し方になりがちなのが、現代の社会の特徴です。 |
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知識を教えるという接し方は、親にとっては「教える役割」、子供にとっては「教わる役割」という関係を生み出します。 この「知識を教える―教わる」という教育関係は、やがて限界が来ます。 それは第一に、知識のレベルが次第に上がってくるにつれて、親は冷たい接し方になるからです。 第二に、子供はやはり知識のレベルが上がってくるにつれて、無味乾燥な受容の仕方になるからです。 第三に、知識がやがて子供の方が豊富になってくると、そこで親子の教育関係は終わってしまうからです。 そして第四に、もっと大事なことは、知識を重視する社会がこれからなくなっていくからなのです。 現在の社会は、知識を持つ人が優遇される形になっています。 しかし、人工知能の発達によってこれから職業がなくなる分野として考えられているものは、高度な仕事とされていた豊富な知識を必要とする分野なのです。 知識の豊富な人がある資格を取得し、その資格を元に仕事をするということは、これまでは自由で高収入な仕事の条件でした。 学校教育も、そういう人を育てるような方向に編成されてきました。 しかし、人工知能の発達によって、知識を中心とする仕事はこれから急速に人間の手から離れていくようになります。 これからやって来るのは、知識を仕事の中心とする社会ではなく、喜びと創造を仕事の中心とする社会です。 その喜びと創造の力を育てていくことが、これからの教育の目標になります。 それでは、どうしたらそういう教育ができるのでしょうか。 それは「知識を教える―教わる」という関係ではなく、教える側の父また母が喜びをもって何かを「為す」又は「話す」ことによってです。 親のすることや話すことに接した子供が、それに憧れ自分もやってみたくなるという関係が、これからの教育の基本になります。 両親や上級生や友達がやっていることを見て、それに憧れた子は、自分でもそれをやってみたくなります。 そこには、もちろん基礎となる学力が必要です。 しかし、基礎学力は、教科書に準拠した参考書や問題集を反復することができれば、自学自習で十分に身につけることができます。 必要な基礎学力の上に、自分のしたいことをするというのが、これからの教育の基本的な形になっていくのです。 この知識の勉強から喜びと創造への勉強というのが、これからの教育の方向です。 このような将来の教育を実現するために、言葉の森では六つの取り組みをしています。 第一は、もちろん作文教育です。 文章を書くことを通して自分の考えを創造する力を身につけるのです。 それをプレゼン作文発表会や作文検定で勉強の目標を作りながら進めていきます。 第二は、その前提となる読む力を育てる教育です。 |
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読書、音読、暗唱に力を入れることによって、多様な知識を吸収する力を身につけていきます。 暗唱については、暗唱検定で勉強の目標を作っていきます。 第三は、自主学習クラスです。 他人に頼らずに自分自身で勉強し、そのきっかけとして友達や先生と学ぶ場を共有するという仕組みです。 暗唱という自学自習も、この自主学習クラスを利用すれば容易に続けていくことができます。 第四は、思考発表クラブです。 自分なりに考え、その結果をみんなの前で発表することによって、相互に知的な向上心を高めていく学び方です。 第五は、今年、読書作文キャンプとして行なっている自然寺子屋合宿です。 実際に自然や友達と接することよって、勉強ばかりでなく人間や自然との交流も学んでいきます。 そして第六は、これらの教育を実現するための組織作りとしての森林プロジェクトによる作文講師資格講座です。 これらのトータルな企画で、日本のこれからの教育をよくしていきたいと思っています。 青い空を見て、「太陽が昇るのはどっち」という話をするだけでなく、お母さんが子供に、「あの空を見ると、お母さんは、またいつか夏山に登ってみたいなあと思うのよ」と自分の喜びを語るような接し方が、未来の教育的な接し方になっていくと思います。 |
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■【再掲】読書感想文の書き方は言葉の森のホームページで |
夏休みの読書感想文の宿題については、言葉の森のホームページの「読書感想文」のカテゴリーをごらんください。ここを見れば、全学年の感想文の書き方がわかります。読書感想文指導をこのような形で行ったのは、言葉の森が最初です。 http://www.mori7.com/beb_category.php?id=28 また、普段の作文の勉強の中で感想文の練習をしている人は、これまでに書いた感想文の中でよく書けたものをふくらませていってもよいと思います。 なお、言葉の森では夏休みの宿題の指導はしませんので、感想文の宿題は各自で取り組んでいくようにしてください。感想文コンクールの入賞を目指すなどの理由でどうしても感想文を見てほしいという場合は、申し訳ありませんが有料になりますのでご了承ください。(添削料5,400円) |
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■第4週は清書。幼稚園生は作文 |
幼稚園年中と年長の生徒は、第4週も普通の作文を書く練習です。自由な題名で作文を書いてください。 小学1年生以上の生徒は、清書を行います。 清書をしたあと、時間に余裕のある場合は読解問題をしてください。 |
●清書の意義と方法 |
清書とは、これまでに書いた作文の中で内容がよかったものを書き直すことです。 内容がよいとは、個性、感動、共感などがあるということです。 |
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書き直すときは、次の点に留意してください。 (1)漢字で書けるところは漢字で書く。 (2)たとえや自作名言を工夫できるところがあれば工夫する。 (3)似た話や続きの話を書くことによって字数を増やす。 (4)作文用紙の空いているところに絵などをかいてもよい。 |
●清書の投稿 |
清書した作文は、小学生新聞や一般紙などに投稿してみましょう。 手書きの清書の原本を、新聞社に投稿したり、コンクールに応募したりする場合は、清書のコピーの方を先生に送ってください。 新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。 (1)本名とふりがな(2)学年(3)自宅の住所(4)自宅の電話番号(5)学校名とふりがな(6)学校所在地(町村名までで可)など。 投稿する際は、ペンネームを本名に訂正しておいてください。作文の中に友達の名前が固有名詞で入っている場合は、イニシアルなどに直しておいてください。投稿する作文の内容は、保護者がチェックしてあげてください。 同じものを複数の新聞社やコンクールに送らないようにしてください。これは二重投稿といって、もし両方に掲載されてしまった場合、掲載先に迷惑をかけることになります。 |
●小学生新聞の投稿先 |
■104-8433東京都中央区築地3-5-4 朝日小学生新聞「ぼくとわたしの作品」係 ■100-8051(住所はいりません 毎日小学生新聞「さくひん」係(600字以内) ※清書した作文を投稿しない場合でも、額などに入れて家の中に飾っておきましょう。 |
●手書き清書の送り方 |
手書きの清書も作文と同じように先生に送ってください。 翌月の1週の作文と一緒に返却します。 |
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■4週目の読解問題(小1以上) |
小1以上の生徒には、課題フォルダに、4週目の長文をもとにした読解問題を2問載せています。時間のある人は取り組んでください。 読解マラソンのページには、全8問の問題とそれに対応した長文がありますが、問題数をしぼり問7と問8の2問だけにしているのは、じっくり解いて満点にすることが目標だからです。 問1~6も含めた全問を解きたい方は、「問題のページ」で長文と問題をごらんください。 ただし、その場合も、当てずっぽうで全部解くのではなく、必ず全問正解になることを目標に解くようにしてください。 http://www.mori7.com/marason/ki.php |
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