言葉の森新聞
2019年9月1週号 通算第1577号 https://www.mori7.com/mori |
森新聞 |
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■【再掲】【重要】9月1週は次学期の進度の参考試験 |
9.1週は、これまでの2ヶ月間の勉強の実力を見て、次の学期からの進度の参考にする実力試験として行います。 ただし、今学期から受講を開始された方は、実力試験の結果にかかわらず原則として自動進級します。 【課題】 課題はその週の作文又は感想文の課題です。 【評価】 課題フォルダの構成・題材・表現・主題の★印と字数が全部できていることが評価の基準になります。(表現の項目などで二つ以上の項目が指定されている場合はどちらかができていればその項目は◎です)。 キーワードと字数が採点の基準ですので、指定された字数以上で必要な項目が全部入る作文を書いてください。項目を入れたところには、項目マークを必ず書いておいてください。 【時間】 時間制限はありませんが、参考のためにかかった時間を作文用紙に記録しておいてください。時間は、課題を見てから書き終えるまでの時間です。 【締切】 作文実力試験の提出締切は、8日ポスト投函までです。 |
■【再掲】言葉の森のフリーミアム教育(永年無料9月2週から) |
言葉の森のオンライン教育に参加したいが、オンラインで続けられるかどうかわからないという方も多いと思います。 そこで、永年無料で見学参加のできるフリーミアム教育のコースを作りました。 見学参加ですが、読書紹介や暗唱発表には毎週参加できます。 また、保護者懇談会にも参加できます。 お申し込みは参加フォームから。(先着順) ■作文クラス、自主学習クラス、発表学習クラスの見学参加が永年無料でできます 言葉の森のオンライン教育に興味があるが、どんなことをしているのかよくわからない、また、続けられるかどうかわからないという方のために、見学参加のフリーミアム教育コースを作りました。 これは、それぞれのクラス(約45分)に見学という形で参加できるコースです。 見学という形であっても、ほかの人の発表を聞いたり、勉強の様子を見たりすることによって、自分の勉強の参考にすることができます。 ■毎週の読書紹介、又は暗唱発表に参加できます 見学参加のコースの方も、毎週の読書紹介、又は暗唱発表ができます。 みんなの前で読んでいる本を紹介したり、練習している暗唱を発表したりできるので、読書や暗唱の家庭学習の動機づけに役立ちます。 読書紹介をまだうまくやれる自信がない場合は、読んでいる本と面白かったページを見せるだけでもかまいません。 暗唱発表は、暗唱検定に参加する前の予行演習としても活用できます。 ■毎月のクラス別保護者懇談会に参加できます それぞれのクラスで、毎月1回程度、保護者懇談会を行います。 これは、子供の勉強や生活に関する質問や相談を話し合う機会です。 ご自分の質問や相談だけでなく、ほかの保護者の質問や相談を聞くことも参考になります。 ■フリーミアム教育のお申込みはお電話で――言葉の森の生徒以外の方も参加できます クラスによって曜日・時間・参加可能人数が異なりますので、参加のご希望は、参加フォーム又はお電話でお申込みください。 なお、フリーミアム教育コースは、言葉の森生徒以外の方も参加できます。 ▼参加フォーム https://www.mori7.com/jform_pre.php?f=tkg201909 ■フリーミアム教育コースへの参加をご紹介いただいた方に図書カードプレゼント 既にそれぞれのクラスのいずれかに参加されている方が、見学参加コースを他の人にご紹介くださった場合、ご紹介いただいた方に500円の図書カードをプレゼントします。 (ただし紹介された方が1か月以上継続して参加された場合。ご紹介はご兄弟の場合も有効です。) |
■【再掲】9月2週から幼長、小学1、2年生の生徒向けの発表学習クラス(家庭文化コース)が始まります |
■発表学習クラス(家庭文化コース)の目的 1.生活力をつける 小さいころから身の回りを整理し、必要なことをきちんとやり遂げる習慣をつけます。 2.文化力をつける 日常生活における礼儀、作法、思いやり、気働きなどの日本文化を身につけます。 3.対話力をつける 親子の対話、先生や友達との対話など、対話を通して考える力を育てます。 4.個性を発見する 多様なテーマに取り組む中で、子供の個性・関心・興味を発見します。 ■どんなことをするのか 1年間を通して、それぞれの季節に合った家庭の文化を実行します。 その結果を写真や動画などに撮り、同じクラスの人の前で発表します。 生徒どうしが、互いの発表についての質問や感想を述べ合います。 ■教材は下記の3冊の中からいずれかをお選びいただき、ご家庭でご用意ください。 これらの本と、言葉の森の資料室を参考に、家庭で取り組んでみたいものを親子で実行します。 ●「できるよ!せいかつ366(頭のいい子を育てる)」(主婦の友社) ●「しぜんとかがくのはっけん!366(頭のいい子を育てる)」(主婦の友社) ●「理科好きな子に育つふしぎのお話365:見てみよう、やってみよう、さわってみよう体験型読み聞かせブック」(誠文堂新光社) ■お母さんお父さんにしていただくことは次のとおり ・その週の発表学習のテーマを決めて、日曜日などに親子で取り組み、写真や動画で記録します。 ・記録をGoogleフォトなどにアップロードし、リンク先を言葉の森に通知します。 ・授業はZoom会場に参加しておこない、それぞれの生徒の記録を順に発表し、質問や感想を述べ合います。 ・読んでいる本の紹介や、保護者懇談会なども行います。 ・必要な機材はパソコン・タブレット・スマホのいずれかです。 (新たに子供用にパソコンを購入される場合はクロームブックがおすすめです。約4万円。ただしZoomのアイコン表記がまだ英語です) ■見学参加も自由 見学参加は、言葉の森のフリーミアム教育で永年無料で行っています。 ■有料で受講される場合は 新たに言葉の森に参加される方の毎月の受講料は7810円(消費税含まず。基本料4810円+受講料3000円)です。 既に言葉の森の作文・発表学習・自主学習のいずれかに参加されている方の毎月の受講料は3000円(消費税含まず)です。 ■お申し込みは フリーミアム教育の参加フォームにある「発表」のクラスにお申し込みいただくか、又はお電話でお申し込みください。 案内をお送りします。 ▽参加フォーム https://www.mori7.com/jform_pre.php?f=tkg201909 (「発表」のクラスにお申し込みください。) |
■「小学生のための読解・作文力がしっかり身につく本」の重版決まる |
「小学生のための読解・作文力がしっかり身につく本」の重版が決まりました。 この本の内容はかなり難しいので、読み切るには時間がかかると思いますが、ここに書かれている読解問題の解き方を理解できると、国語の成績がすぐに上がるはずです。 実際に、これまで言葉の森で、この読解の方法で国語の勉強法のアドバイスをした子は、例外なく成績が上がりました。 ただし、アドバイスは、その生徒が実際に解いた問題をもとに行うので、一人について2時間ぐらいかかります。 そういうやり方では、全員にアドバイスすることはできないので、その読解問題の解き方のコツをこの本に載せました。 これは、子供が直接読むよりも、お母さんが読んで、子供の国語の試験を分析する際に使う方がよいと思います。 この本に関するご質問やご意見は、オープン教育の掲示板でお願いします。 https://www.mori7.com/ope/index.php?k=38 重版を記念して、レビューを書いていただいた方に、小冊子「国語力、読解力のつけ方」(A5サイズ32ページ)をお送りします。 レビューの内容はどのようなものでも結構です。内容は問いません。 レビューを書いてくださった方は、下記のページでご連絡ください。 https://www.mori7.com/jform_pre.php?f=spp201902 |
■読書習慣が学力を決める――「致知」9月号を読んで |
今月の「致知」9月号は、子育て中のお母さんに必読の記事を含んでいます。 その一つは、「読書習慣が学力を決める」(土屋秀宇、川島隆太)で、もう一つは「ゼロ歳からの『論語』」(こども論語塾安岡定子)です。 読書については、本を読まない子が何時間も勉強してやっと一定の成績をおさめることができるのに対し、読書をしている子はそれをもっと短時間でやり遂げると言う調査結果が出ていました。 これは私の経験とも一致します。 読書とは一見関係のないような学力や生活態度も、本を読むことによってきちんとしてくるのです。 よく小学生のうちは本を読んでいれば勉強しなくてもよいと言われていますが、これは自分の体験からも自分の子供たちの体験からも身近な人たちの話からも大きくいって当てはまることだと思います。 今の世の中は今すぐの成績を上げることに追われて、「本を読んでいる暇があったら漢字の一つでも覚えたり計算問題の一つでもやったりした方がよい」と考える傾向があります。 しかし、そういう勉強のさせ方をしていると、その時は成績が上がるように見えても、長い目で見ると考える力が低下してかえって成績が伸び悩むのです。 それが調査の結果として出ていたというのが説得力のある話でした。 もうひとつの「こども論語塾」の話は、言葉の森の暗唱検定などでも感じることで、暗唱することによって学力や学力以外の生き方の骨格のようなものができてくるという話です。 これらの記事を読むと、よいことはすでに世の中にいくつも生まれているのに、それが広がらないところに問題があると思いました。 よい教育を広げる場として考えているのが、言葉の森の寺子屋オンライン教育と、それを支える森林プロジェクトの企画です。 |
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■算数の勉強は軽く何度も教えて解法に慣れること――同様のことは国語にも |
算数の勉強法でいちばんよいやり方は、答えを横に置き、自分が解いた問題の採点をすぐその場で自分で行うことです。 そのことによって、間違えたときの対応が早くなります。 間違えた問題は、解法を見てなぜ間違えたのかを理解し、問題集のその問題に三角印をつけておきます。 そして、間をおいてもう一度その問題に取り組むのです。 2回目に取り組んでも同じように間違えた場合、三角印を追加して、3回目4回目というように繰り返しその問題を解く練習をします。 小学校高学年の難しい問題の場合は、4回ぐらい解き直して初めてできるようになるということもあります。 1回や2回ですぐにできるようになるのは、小学校低中学年までの間だけです。 ところで、解法を見ても子供が理解できない場合、お父さんやお母さんに聞くことがあります。 そのときに、お父さんお母さんが子供に説明するやり方は、基本はその問題集の解法のとおりの説明です。 親が自分なりに工夫して説明するやり方は、意外と自己流で子供には分かりにくいことが多いものです。 さて、親が一生懸命に説明しても子供がなかなか理解できない場合、いちばんよくないやり方は、時間をかけてその日のうちに理解させようと頑張ることです。 算数の理解は、慣れでできるようになるという要素があるので、1回目は軽く教えて子供が理解できても理解できなくてもそのまま終わりにし、また2回目にその問題に当たったときも同じように軽く教えて、3回目にも軽く教えるというように、軽い説明を何度も繰り返しているうちに子供が次第に理解できるようになるというところがあります。 その日のうちに1日で頑張って教えようとすると、子供は算数を難しく感じるようになり、親はつい子供に厳しく接するようになります。 算数は、考える勉強ではなく慣れる勉強だと考えておくことが大切なのです。 サマーキャンプで算数の勉強に取り組んだ子供たちの中には、学校で勉強しているところよりも先の問題をやった子が何人もいました。 そうすると、最初から分からない問題が出てきます。 それを答えを見ながら理解して勉強を進めるというふうにすると、最初のうちは分からなくても次第に答え方に慣れてくるのです。 家庭での算数の勉強も、分からない問題はその問題に慣れるというような位置づけでやっていくといいと思います。 勉強には、理解が大切ですが、理解が身につくのは、その理解に慣れることによってです。 同様のことは、国語力にもあてはまります。 国語力の本質は、難しい文章を読み取る力ですが、その力をつけるコツはやはり難しい語彙に慣れることなのです。 問題集読書は、そのための勉強法です。 国語は、国語の問題集を解くことによって力がつくのではありません。 国語の問題集の問題文を読み慣れることによって力がつきます。 その読む力の土台の上に、解く力が結びついて国語力がつくようになるのです。 |