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  10月22日(火)は休み宿題
  子供のころに自然の中に連れて行く
  オンラインで作文の予習の話が弾む作文クラス
  レベルの高い会話が続くオンライン作文クラス
  思考力をつけるパズルなんてない
  10月の読解検定は無料キャンペーンとして実施します――この機会にぜひ読解検定の体験を
 
言葉の森新聞
2019年10月3週号 通算第1583号

https://www.mori7.com/mori

森新聞
10月22日(火)は休み宿題
 10月22日(火)は、休み宿題です。
 先生からの電話はありませんが、その週の課題を自宅で書いて提出してください。先生からの説明を聞いてから書きたいという場合は、別の日に教室までお電話をして説明をお聞きください。(平日9時~19時50分、土曜9時~11時)
 電話の説明を聞かずに自分で作文を書く人は、ホームページの「授業の渚」か課題フォルダの「解説集」を参考にしてください。
 課題の説明の動画「授業の渚」 http://www.mori7.com/nagisa/
子供のころに自然の中に連れて行く
 私は、自然の中にいると心がとても落ち着きます。
 そして、空を見たり海を見たり川を見たり山を見たりしていると、それだけで幸せな気持ちになります。
 たぶん、それは子供のころ、そういう景色をよく見ていたからだと思います。

 私はまた、生き物が近くにいると、例えば、犬や小鳥が近くにいると、それだけで嬉しい気持ちになります。
 これもたぶ小さいころから、いつも家に犬やアヒルがいたせいだと思います。

 食べ物では、ムール貝を見ると、懐かしい気持ちになります。
 これは昔小学生のころ、近くの海に行き1日遊び、昼になってお腹がすくとカラス貝を焼いて食べていたという思い出があるからです(原始的(笑))。

 三陸にホヤという海産物がありますが、これは好きな人は好きなのでしょうが、私は何度か食べてみたもののその後も食べたいとは思いませんでした。
 小さいころ、ホヤを食べた経験がなかったからだと思います。

 私の祖先は平氏なので、子供のころ納豆を食べる機会はあまりありませんでした。
 だから今でも、納豆は出されれば食べてそれなりにおいしいとは思いますが、自分から進んで買ってこようとは思いません。

 このように、子供のころの経験がその後の人生に影響しているのを見ると、小さいころにさまざまな自然や生き物に触れさせておくことがその子の幸福感の幅を広げることになるのではないかと思います。

 今は、ゲームをしているときしか幸福な気持ちになれないという子も、少しずつ増えてきているのではないかと思います。
 できるだけ自然の中へ、そして、生き物と一緒に遊ぶ暮らしを作っておくことがいいのではないかと思います。
オンラインで作文の予習の話が弾む作文クラス
 先日の水曜1700の作文クラスは、小6と中1の生徒に見学参加の小5の生徒が加わり5人で行いました。
 この5人という人数が、全員が話ができ、実習もでき、個別指導もでき、読書紹介もできる最適の人数です。
 3人だとちょっと寂しく、7人だとちょっと多いという感じだからです。

 授業の始め、1人2分ぐらいの見当で、その週の作文の予習を話します。
 小5以上になると、感想文課題の文章が難しくなるので、事前の予習が重要になってきます。

 このクラスは、あまりしっかり予習していないクラスですが(笑)、それでも、みんなで自分が書くことを発表してから一斉に書き始めるので、みんなそれなりに充実した作文を書きます。

 授業の最初の1人2分程度の発表の様子をアップロードしました。
 こういう話が弾み勉強にも集中できる作文クラスを、これから広げていきたいと思っています。
https://youtu.be/9J854dnTeys

 ご興味のある方は、オンライン作文クラスの見学をお申し込みください。
レベルの高い会話が続くオンライン作文クラス
 先日、紹介したのは、「話が弾む」作文クラスでしたが、今回特に印象に残ったのは、「レベルの高い」作文クラスでした。
 昨日、17時と19時の作文クラスを見てきましたが、みんな書くことをよく準備してきているのはもちろんですが、ほかの人の話をよく聞いていて、質問や感想がいずれも的確でした。

 参加生徒の学年が離れているクラスもありましたが、高学年の生徒が高度なことを言うのを、低中学年の子もそれをしっかり聞いていて、自分の話をしっかり述べているのが印象的でした。

 しかし、このため、発表と質問感想の時間が長くなってしまい、実習の時間が少ししか取れませんでしたが、これはやむを得ないかと思っています。
 ただし、今後、人数の多いクラスは二つにわけて、もう少し時間的な余裕のある運営にしていく予定です。

▽発表の様子
https://youtu.be/CSojTfxuupg

 言葉の森の通信作文指導は、先生と直接対話ができるという点で、熱心に取り組む子が多いのですが、中には電話では楽しく話をするが、その後ひとりでは作文がなかなか書けないという子もいます。
 そういう生徒も、ほかの生徒と一緒に勉強すれば、スムーズに書き出せるようになります。

 オンラインのZoomのクラスで行う作文や発表や自習の学習は、まだ経験したことがない人がほとんどなので、実感がつかめないと思いますが、試しに見学してみると、そのよさがわかると思います。

 作文の学習というものは、まだ公立中高一貫校受験の作文などが目標になることが多いのですが、本当は受験と離れても勉強の中で最も重要なものだと思っています。
 それは、作文力が国語力の集大成であり、国語力は全教科の出発点から到達点までをカバーする学力だからです。

 今後、高校入試でも、大学入試でも、作文小論文の力が求められるようになってきますが、そこで評価されるのは、単に文章を書く力ではなく、深く考える力と自分らしく創造する力です。そこに、美しく表現する力も加わりますが。

 作文の勉強の理想は、小学1年生から始めて、高校3年生まで続けることです。
 そして、文章を書くことに関しては、自信が持てるというところまで勉強していってほしいと思います。
 そのためには、途中で挫折しないように、オンラインクラスでみんなと励まし合いながら勉強を続けていくといいと思います。

▽オンラインクラスの案内を希望される方は、下記のフォームからお申し込みください。
https://www.mori7.com/teraon/teraform_an.php
思考力をつけるパズルなんてない
 先日、インターネットで、「思考力をつける○○」という記事があったので読んでみました。
 すると、算数の図形のパズルを解くような問題の解説でした。
 図形の問題は、確かに見ただけではわかりそうでわからない問題が多く、答え方のコツがわかると一気にわかるというところがあります。
 その一気にわかるというところが、発見の喜びに似ていて、あたかも考える力がついたような気がします。
 しかし、このような勉強で思考力がつくわけではありません。
 算数のパズルですから、面白いことは面白いのでやってみるのはもちろんいいのですが、思考力がつくと思ってやっていると努力の方向が違ってきます。
 先日、小学校低学年の保護者の方からも、思考力をつけるために算数の図形の問題をやらせているという話がありました。
 図形の問題は面白いから、やることはいいと思いますが、図形の問題を解いて思考力がつくわけではありません。
 また、図形のセンスが養われるということもよく言われるようですが、入試に必要な図形のセンスは、入試の図形の問題を解くことによって身につくものです。
 では、思考力はどこでつくかというと、それは言葉によってつくのです。
 具体的には、難しい文章を理解することによってつくのです。
 小学校低学年で難しい文章を理解するというのはどういうことかというと、お母さんやお父さんが子供と楽しく難しい話をすることによってです。
 難しいといっても、長い文と複雑な文で話を進めるという程度のことですから、特に難しく考える必要はありません。
 思考力とは本質的に言葉を駆使する力です。
 深い言葉を使うことによって深い考えが育ち、浅い言葉を使うことによって浅い考えが育ちます。
 図形の問題を解く練習では、図形の問題を解く力はつきますが、そこで言葉を使った思考力が育つわけではありません。
 一見平凡に見えることですが、小さいころは、家族の対話が子供の思考力を最も育てるのです。
 その家族の対話のきっかけとなるのが、ひとつは作文の勉強で、もうひとつは創造の勉強です。
 作文の勉強では、子供が似た話を親に取材する場面があります。
 そこで親子の対話が自然に生まれます。
 創造の勉強とは、子供が自分の好きなテーマで自由に研究したことをみんなの前で発表する勉強です。
 既に用意されている答えを見つける勉強ではなく、自由な研究に自分らしい創造を付け加える勉強ですから、そこで自然に考えたり相談したりする場面が出てきます。
 こういう親子の対話の機会に、お父さんやお母さんが楽しく考えながら話をすると、その話の中で子供の語彙力が育ち、思考力が育ちます。
 机上の勉強によってではなく、日常生活の中の知的な対話によって子供の思考力は育つのです。
 思考力を育てることは、これからの学力の中心になります。
 覚えた知識を再現することは、AIに次々と移行されるようになります。
 これまでの勉強は、その覚えた知識を再現することがほとんどでしたから、多くの人はそれ以外の勉強というものを実感できません。
 例えば、「漢字の書き取りが苦手なのでどうしたらよいか」という相談をよく受けますが、漢字書き取りの勉強はもちろんしていいのですが、本当に力を入れるのは、漢字を書くことではなく、読書を通して漢字を読む力を育てることの方です。
 そして、読む力が育てば、書く力はわずかの時間の練習で身につくようになるのです。
 明治維新の直前に、馬術や剣術の練習に力を入れているのと同じようなことが、今の勉強の中で行われています。
 馬術や剣術の練習はもちろんしてよかったのですが、本当に力を入れるのは、当時は、西洋の学問を学ぶことでした。
 そこに早く気がついた人と、そうでない人とがいたのです。




10月の読解検定は無料キャンペーンとして実施します――この機会にぜひ読解検定の体験を
 10月の読解検定は、無料キャンペーンとして実施します。
 対象学年は、小学1年生から高校3年生までです。
 保護者の方も希望の学年を選択して読解検定を受けられますので、ぜひご参加ください。
 検定試験の時間は45分間です。
 試験問題はあらかじめ郵送しますので事前に読んでおいて結構です。
(海外から受講される方は試験問題をウェブでごらんください。)
 検定試験のあと、30分間保護者説明会を行います(参加自由)。
 保護者説明会では、読解検定の結果をどのように見るかということを中心に、国語力をつける勉強法についての説明をします。
 11月以降の毎月の読解検定は、言葉の森の生徒も、言葉の森の生徒以外の方も、同一料金の550円(消費税込み)とさせていただきます。
 読解検定は、毎月第4週の日曜日を予定していますので、ウェブの表示でご確認ください。
 国語力をつける方法として、いろいろなドリルや問題集が紹介されていますが、言葉の森の読解検定で満点を取ることがいちばんの近道です。
 ぜひ多くのみなさんが、この読解検定を利用して、国語力をつけていってくださるようお願いします。
▼対象学年
小学1年生~高校3年生
社会人の方も受検できます。(社会人の方は、学年欄に検定試験を受ける希望の学年をお書きください)
▼受検料
10月の検定試験は無料です。
(11月以降は、1回550円。言葉の森の生徒は受講料と合わせて自動振替とします。言葉の森の生徒以外の方は所定の銀行口座にお振込みいただきます)
▼申し込み締切り
10月の検定試験の申し込み締切は、10月20日(日)です。
(締め切りを過ぎてお申し込みされた場合は、試験問題をウェブからプリントしてごらんください)
▼読解検定要項と検定結果サンプル
https://www.mori7.com/dokken/youkou.php
▼日程
(1)10月25日(金)検定試験18:00~18:45/保護者説明会18:45~19:15
(2) 〃    検定試験19:30~20:15/保護者説明会20:15~20:45
(3)10月26日(土)検定試験18:00~18:45/保護者説明会18:45~19:15
(4) 〃    検定試験19:30~20:15/保護者説明会20:15~20:45
(5)10月27日(日)検定試験18:00~18:45/保護者説明会18:45~19:15
(6) 〃    検定試験19:30~20:15/保護者説明会20:15~20:45
(保護者説明会の参加は自由です。)
▼会場
読解検定の会場は、■中庭(Zoom)です。
試験当日の15分前から入れます。
▼学年別問題文
https://www.mori7.com/dokken/
▼試験問題
試験問題は、当日、読解検定申し込みフォームのページに表示されます。
▼お申し込みは
下記の参加フォームからお願いします。
https://www.mori7.com/jform_pre.php?f=dks201910
 
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