言葉の森新聞
2021年3月2週号 通算第1650号 https://www.mori7.com/mori |
森新聞 |
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■3月20日(土)は休み宿題 |
3月20日(土)は、休み宿題です。 先生からの電話はありませんが、その週の課題を自宅で書いて提出してください。先生からの説明を聞いてから書きたいという場合は、別の日に教室までお電話をして説明をお聞きください。(平日9時~19時30分、土曜9時~11時) 電話の説明を聞かずに自分で作文を書く人は、ホームページの「授業の渚」か課題フォルダの「解説集」を参考にしてください。 課題の説明の動画「授業の渚」 http://www.mori7.com/nagisa/ |
■受験用の作文指導では何が必要か |
▼動画 https://youtu.be/wMjArN8DtZA 1.実力をつけるための勉強と、勝負に勝つための勉強は異なる。 2.通常の作文指導は,項目をもとに行っているが…… 3.受験のための指導は、項目よりも、題材と表現と主題の内容のよさがポイントになる。 4.また、作文の課題そのものが、身近な生活作文ではなく、意見文的なものになることが多い。 5.そこで、中学生以降の作文指導で行う項目や構成が必要になることがある。 6.具体的には、理由や方法や意見による展開という構成、自作名言、データの引用など。 7.プレ受験作文コースでは、小5からそういう指導を行う予定。 近日中に、小5以上の生徒を対象にしたプレ受験作文コースを開講する予定です。 その理由は、通常の作文指導と受験作文指導とでは、少し性格が異なるからです。 プレ受験作文は、なぜ小5からで、小4からでないかというと、小4はまだ抽象的に考える力がないことと、小4のころは身近な生活作文でたっぷり内容のいい作文を書いていた方があとでいい思い出になるからです。 |
■作文は褒めるだけで力がつくのか |
▼動画 https://youtu.be/mDUcO92aDUk 1.褒めるだけで上達するのは、事前指導があるから。 2.しかし、作文力が上達するのは時間がかかる――森リン点で年2ポイント程度。 3.褒める指導の反対の直す指導をすると、短期的にはその分作文が改善されるが、 4.やがて子供が作文を書くことを負担に感じるようになり、 5.上達に最も大事な継続ができなくなる。 6.親子の作文指導がうまくいかないのはこのため。 7.言葉の森の項目指導を信頼して、無条件に褒め続けることが大事。 作文の勉強を初めたばかりの生徒の保護者からよく受ける質問が、「褒めるだけで力がつくのですか」というものです。 その答えは、「はい、そうです」で、その説明を載せました。 褒める指導の反対は直す指導ですが、直す指導をすると、子供がくたびれるだけでなく、教える方もくたびれるのです。だから、教わる人にとっても、教える人にとっても、褒める指導を中心にすることが大事なのです。 |
■必ず国語の成績が上がる国語読解クラスの勉強の仕方 |
▼動画 https://youtu.be/5p79GHg7-tM 作文の勉強で国語の力はつきますが、国語の力はそのまま国語の成績になるわけではありません。 国語の成績を上げるには、国語の力とは別に、成績を上げる解き方のコツを身につける必要があるからです。 何年か前、中3のよくできる生徒がお母さんと一緒に相談に来ました。 「作文はよく書けるよになったが、国語の成績が今ひとつ伸びない」と言うのです。 そこで、国語の成績の悪かった問題を持ってきてもらい、1問ずつ説明してあげました。 全部詳しく説明するので、2時間ほどかかります。 すると、そのあと国語の成績が上がるようになり、やがて国語がいちばんの得意教科と言うまでになりました。 もちろん、第一志望の高校には合格です。 以前は、中学生や高校生を対象に、こういう個別説明をたまに行っていましたが、そのうち時間がとれなくなったので、国語の個別アドバイスを行わないようになりました。 しかし、その個別アドバイスのかわりに、国語読解クラスで国語力と読解力をつける学習をすることにしました。 現在、火1800のクラスで国語読解クラスを開いていますが、これを今後広げる予定です。 国語読解クラスは、国語の勉強と読解の勉強をします。 国語の勉強とは、読む力をつける勉強です。 読む力をつけるためには、読むことが大事です。 問題を解くことで読む力がつくのではなく、問題を解くために問題文を読むことで力がつくのです。 だから、いちばんいいのは、本人にとって少し難しい文章を繰り返し読むことです。 しかし、ただ読むだけでは張り合いがないので、先生が読んだ文章の内容についていろいろ質問をします。 これが国語読解クラスの国語の勉強です。 ところで、読む力をつけるだけでは、国語の成績はすぐには上がりません。 国語の成績に影響するのは、読む力とともに解く力だからです。 この解く力をつけるのが。国語読解クラスの読解の勉強です。 国語読解クラスの教科名のリンクから読解問題を見ると、前月までの問題が表示されます。 先生が最初に正しい答えを言うので、生徒はなぜそういう答えになるのかを説明できるように問題文を読みます。 間違えやすい問題は、言葉は違っていても内容が同じなので○という場合と、言葉は似ていても必ずしもそうとは言えない部分が入っているので×という場合です。 この答えの理由を説明することによって、厳密に読み解く力がつきます。 読む力がすでにある生徒は、解き方のコツを理解すれば、次の週からすぐに成績が上がります。 読む力がまだ十分にはない生徒は、読む練習と解く練習を並行して行っていくので、成績があがるのには少し時間がかかります。 しかし、ほかのどんな国語の勉強よりも短期間で確実に国語の成績が上がるのが国語読解クラスの国語と読解の勉強です。 |
■これからの勉強で必要なものは何か |
▼動画 https://youtu.be/yXZ2vmcmrgM 1.今は明治維新の前夜と同じ 2.当時の人たちもほとんどは何が起きているかわからなかった 3.今も未来の予測はオープンに語られているが、日常生活の中では実感できない。 4.これまでよかったことが無意味になり、これまで知らなかったことが脚光を浴びるようになる時代。 5.例えば、AIの時代には、旧来の勉強ができること=記憶力がよいことは価値がなくなる。 6.例えば、今ある安定した仕事と思われているものの多くは、ロボット化される→グローバル時代には、ロボット化を進めた企業が勝つ=ロボット化できない企業は負ける。 7.こういう時代に生き残るには、個性を伸ばすしかない。 8.個性+創造性とその土台としての学力←学力だけが突出していた時代は過去のものになっている。 |