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  7月17日(月)は「休み宿題」
  夏期講習が始まります――読書感想文、国語読解、算数数学、プログラミングなど
  【連絡】国数英の確認テストは毎月1週目から――確認テストの点数が低かった人は、問題集の切り替えを
  低学年のときほど、作文クラスの楽しい授業を――勉強で大事なことは長続きすること
  国語の成績アップなんて超簡単
  塾に行かなくて済む勉強――本当の勉強はコミュニティ教育――自習室はこれからカメラオンに
  夏休みは自習室を利用して勉強しよう
  暗唱検定のこれまでの結果がわかるページができました――総合学力クラスでは暗唱ミニ検定
 
言葉の森新聞
2023年7月3週号 通算第1763号

https://www.mori7.com/mori

森新聞
7月17日(月)は「休み宿題」
 カレンダーに記載してあるとおり、7月17日(月)は祭日のため「休み宿題」となります。
 作文個別と作文クラスの生徒は、ホームページの「授業の渚」か課題フォルダの「解説集」を参考に自宅でその週の課題を書いて提出してください。他の日に振替授業を受けることもできます。
「授業の渚」http://www.mori7.com/nagisa/index.php
「ヒントの池」http://www.mori7.com/mine/ike.php
 作文以外のクラスの生徒も他の日に振替授業を受けることができます。
夏期講習が始まります――読書感想文、国語読解、算数数学、プログラミングなど
 2023年は、7月21日(金)~8月27日(日)を夏期講習期間とします。
 夏期講習は、在籍生か、在籍生のご兄弟か、自動振替を手続きを取られた方が参加できます。
 非在籍生で、夏期講習を希望される方は、あらかじめ自動振替の手続きをおとりください。

 夏期講習は、いずれも1コマから受講できます。
 簡易一覧表は、こちらをごらんください。
https://www.mori7.com/mori/online_class.php?kid=yy

 それぞれの講座の詳しい説明は、オンラインクラス一覧表の「発」と書いてある発表室に書かれています。
https://www.mori7.com/teraon/shlist.php?kjb=20230723

●小学3~6年生の読書感想文

(平日朝8:00~8:45)ささみ先生
(平日朝9:00~9:45)ささみ先生、あおかに先生
(1コマ2,200円)
 指定図書のいずれかを選択し、その本について4日間で1200字の読書感想文を書きます。
 課題図書は、「宇宙人のいる教室」「川は生きている」「道は生きている」「杜子春」「モモ」です。

 宇宙人のいる教室(さとうまきこ フォア文庫)[小3~小6向き]
 予習シート
 川は生きている(富山和子 講談社青い鳥文庫)[小4~小6向き]
 予習シート
 道は生きている(富山和子 講談社青い鳥文庫)[小4~小6向き]
 予習シート
 杜子春(芥川龍之介 講談社青い鳥文庫)[小5~小6向き]
 予習シート
 モモ(ミヒャエル・エンデ 岩波書店)[小6向き]
 予習シート
(複数の出版社から出ている本については、どの出版社のものでもかまいません。)

●小4~中3の算数数学

(月・水・木・土朝9:00~9:45)ゆほやこ先生
(1コマ1,925円)
 夏期講習ということで、新しい教材に取り組むと、モチベーションは上がりますが、途中までやって終わりという結果になることが多いです。
 まずは、持っているテキストの基礎部分を1冊きちんと終わるようにサポートします。
 通常授業でかなり進んでいると思うので、例題類題は飛ばし、練習問題を確実にしてもらいます。そこでできない問題は例題に戻る形で学習します。

●中学1~3年生の国語読解とディスカッション

(平日朝9:00~9:45)なね先生
(1コマ1,925円)
 発展新演習の国語問題文をもとにディスカッションをし、そのあと読解問題を解き、間違えたところを理詰めに説明する練習をします。
 この講座で、読解問題の解き方がわかり、短期間で国語力がアップする講座です。
 教材は、全員共通のものにするため、どの学年の方も、「発展新演習国語中3」をご用意ください。
▽自主学習教材注文フォーム
https://www.mori7.com/teraon/jgkyouzai.php

●小4~高3対象Excel初歩から関数・VBAプログラミングまで

(平日朝10:00~10:45)みわ先生
(1コマ1,925円)
Excel入力の初歩から関数、VBAまでレベルに合わせた受講が可能です。
初心者→入力の基礎から始め、表の簡単な集計を目指します。
中級者→関数、VBAを使って計算ドリルのプログラミング作成をします。
テキストは、各自ご用意ください。
◆初心者(入力の基礎から始めたい人)
「いちばんやさしいエクセル超入門」
https://www.amazon.co.jp/dp/4815608962
◆中級者(関数やVBAに挑戦したい人)
「Excel VBAのプログラミングのツボとコツがゼッタイにわかる本[第2版]」
https://www.amazon.co.jp/dp/4798065188
 保護者の方も参加できます。

●ミニ・ビブリオバトル(定員6名)

(火・木朝10:00~10:45)あおかに先生
(1コマ1,925円)
 ミニビルリオバトルで本の紹介をして、チャンプ本をめざします。
1、普段から読んでいる本の中からおすすめしたい本、面白いと思った本を一冊選び、約3分程度の紹介スピーチを準備してご参加ください。(公式ルールの発表時間は5分ですが、このクラスでは3分とします。)
2、順番に1人3分で本の紹介をします。
3、発表の後は参加者全員でその発表に関するディスカッションを2?3分行います。
4、全ての発表が終了後に読みたくなった本に投票をして、最多票を集めた本をチャンプ本とします。
★こちらのクラスでは、一週間前に参加生徒が3人未満の場合はキャンセルとさせていただきます。

●小5~高3対象のホームページ作成

(平日・土朝11:00~11:45)みわ先生
(1コマ1,925円)
FTPソフトを使い自分のホームページを作成します。ソフトのインストールができる生徒専用のパソコンをご用意ください。
テキストは、各自ご用意ください。
「改訂版 高校生からはじめるプログラミング」
https://www.amazon.co.jp/dp/4046052228/
【連絡】国数英の確認テストは毎月1週目から――確認テストの点数が低かった人は、問題集の切り替えを
 確認テストを本格的に行ったのは6月4週からです。

 生徒にあまり負担がないように、その月の分の確認テストをするようにしました。
 しかし、そうすると、6月4週に欠席した生徒は、確認テストができないことになってしまいます。

 そこで、7月からは、1週目も含めてできるだけ早い時期に確認テストに取り組み、そのあとの週は間違いの見直しをするというふうにします。


 ところで、中学生の確認テストは、難しい問題集をもとにしていたため、点数の低い生徒もいました。

 点数の低かった生徒は、現在の問題集ではなく、標準的な問題集に切り替えて勉強を進めていってください。

 教材注文のページで、標準新演習の問題集を注文し、それをもとに、毎回100点が取れることを目標に勉強していってください。
https://www.mori7.com/teraon/jgkyouzai.php
低学年のときほど、作文クラスの楽しい授業を――勉強で大事なことは長続きすること
 言葉の森の作文指導は、小1から高3まで幅広く行っています。
(実際には、幼長の生徒も、社会人の生徒もいますが。)

 小1や小2のころの作文の勉強は、最初のうちは、家庭でお母さんが教える形でも進めることができます。

 しかし、やがてお母さんが教える作文指導では、子供は嫌がるようになるのです。
 それは、お母さんが教えすぎるからです。

 作文は、教えすぎると苦手になります。
 学校でも、作文指導に熱心な先生のクラスになると、多くの子が作文が苦手になります。
 得意になるのは、いつも褒められる数人の子だけです。
 作文は、教えすぎてはいけないのです。


 言葉の森では、作文個別指導と作文クラス指導のふたつの指導形態があります。
 作文個別は、先生とマンツーマンで教えてもらう指導です。
 作文クラスは、5人以内のクラスで、みんなで一緒に作文を書く指導です。

 どちらの方が子供の勉強が長続きするかというと、明らかに作文クラスの方なのです。

 その理由は、言葉の森の先生は教えすぎることはほぼありませんが、ほかの生徒が見えない中で、自分の子の作文だけを見ているお母さんが教えすぎてしまうからです。

 お母さんが教えて書かせる作文は、最初のうちはとても上手です。
 そのままコンクールに応募できるような立派な作文を毎回書きます。
 手抜きをして書くようなことは全くありません。

 そういう作文を書いている子が、突然やる気がなくなり、作文を書くことを嫌がるようになるのです。
 それは、教えられすぎたからです。

 作文クラスの場合は、同学年のほかの子の作文を見る機会があります。
 どんなことを書くか、互いに発表し合う時間もあります。
 読書紹介や一人一言の自由発言の時間もあります。

 そういう対話と交流の中で、多少上手な子やそれほどでもない子がいても、みんな、ほぼ同じような経験したり、考えたり、書いたりしていることがわかります。
 だから、作文の勉強に無理がないのです。


 そして、将来、もっと大事になることは、小学1年生のころから一緒のクラスで作文を書いていた子は、高学年になり、中学生になり、高校生になったときに、幼馴染(おさななじみ)の生徒どうしになることです。

 上の学年になったときは、作文以外に、国数英の勉強を一緒にしたり、創造発表やプログラミングの勉強を一緒にしたりするかもしれません。
 小学校低学年のころから一緒に勉強していた子と、大きくなってからも一緒に勉強できるということは、なかなか得られない貴重な経験になります。


 人間は、知識だけを合理的に吸収する勉強をしているわけではありません。
 その勉強の中で、同じ場所と時間を共有する友達や先生と一緒に勉強しています。
 これがコミュニティ教育という概念です。

 今は、学校や塾が、このコミュニティの役割を果たしていますが、やがて少子化の進展の中で通学の教室には限界が出てきます。
 しかし、単に動画を見るだけのオンライン教育では、生徒どうしのつながりはできません。
 5人以内のオンラインの少人数クラスで、いつも同じ友達と一緒に勉強する仕組みがこれから必要になるのです。


 このことは、まだ多くの人に理解されていないように思います。
 生徒どうしの読書紹介や、発表と質問と感想の時間や、一人一言の自由発言の時間を、無駄なおしゃべりの時間と思っている保護者の方もいると思います。

 しかし、それはそうではないのです。
 対話と交流の中で勉強することが、これからの教育の最も重要な要素になります。

 小学校低学年のクラスでは、読書紹介や一人一言の時間に、みんな生き生きと発言しています。
 こういう生きた時間を共有することが、これからの教育には必要になるのです。


 ところで、5人以内の少人数クラスを多数運営することは、きわめてコストのかかる経営形態です。
 1対1の個別指導や、10人以上の集団指導であれば、もっと低コストで運営することができます。

 しかし、今後の教育を考えた場合、個別指導でも、集団指導でもなく、少人数のクラス単位の個別指導が重要だと考えるので、言葉の森では、これからもこの少人数クラスを運営していくつもりです。


 今回は、9月からの作文受講料の引き上げをすることになり、誠に心苦しく思いますが、ぜひ事情をご理解くださるようお願い申し上げます。
国語の成績アップなんて超簡単
「国語の成績アップなんて超簡単」というのが、私の実感です。

 前に、何度か書きましたが、大学入試前の高3の生徒4、5人に、8月ごろ、センター試験の国語を試しにやらせたら、みんな、平均点近くの60点ほどでした。

 その生徒たちは、みんな、私立の高校に通っていて、成績のいい生徒ばかりです。

 それで、生徒1人について2、3時間、なぜその選択が違うのかということをじっくり説明すると、次の週から、みんな100点近い成績を取るようになったのです(笑)。

 ただし、説明文の難しい本をあまり読まず、小説のような本ばかり読んでいる子は、易しい文章では高得点を取れるようになったのに、少し難しい文章になると、なかなかいい点数が取れませんでした。


 国語力は、難読力と理詰めの読解力の2つでできてます。
 小学生の場合は、そこに速読力が入ります。

 速読力は、速読の練習で身につくのではありません。
 小学校低中学年のころに、楽しく読書をした経験によって身につきます。

 だから、言葉の森では、毎日の読書、毎日の問題集読書、毎月の読解検定の分析という勉強法をしているのです。

 しかし、国語読解クラスの勉強は、まだ不充分なところがあり、授業には毎週出ているのに、あまり読書をしていない子、あまり問題集読書をしていない子、読解検定の分析をあまりしていない子などがいます。
 国語の勉強は、数学や英語の勉強と比べ、手が抜きやすいのです。


 そこで、今度、夏期講習で、中学生を対象に国語読解講座を開くことにしました。
 本当は、高校生も対象にしたいのですが、共通の教材で勉強する方が話がしやすいので、中3の教材をもとに、中1から中3の生徒対象の国語読解講座にしました。


 そして、私は、勉強は、知識を吸収するだけでなく、自分で発表したり対話をしたりすることが大事だと思うので、夏期講習の国語読解講座は、「国語読解とディスカッション」というタイトルにしています。

 国語読解には、正解がありますが、ディスカッションには正解がありません。
 大事なことは、自分なりの考えを言えることです。

 その考えは、今はまだ未熟なものでいいのです。
 偉い人の話を受け売りすることではなく、間違ってもいいから自分で考えたことを言うのが大事なのです。

 国語読解の力をつけたい人、自分の考えを言いたい人は、ぜひ夏期講習の国語読解講座に参加してください。
塾に行かなくて済む勉強――本当の勉強はコミュニティ教育――自習室はこれからカメラオンに
 三題噺(ばなし)のようなタイトルになりましたが。

 私(森川林)は、昔の世代なので、塾や予備校に通ったことはありません。
 昔は、それが普通でした。

 だから、うちの子2人も同じでした。
 しかし、みんなから珍しがられたようです。


 私は、勉強はひとりでやった方が能率がいいのだから、人に教えてもらうのは時間の無駄だと思っていました。

 しかし、今は、学校の教育力が低下しています。
 行事などが盛んなわりに、勉強は塾や家庭でカバーしてもらっているようなのです。


 ネットの記事で、ChatGPTが家庭教師の代わりになるという話が載っていました。
「ChatGPTを家庭教師にした子の成績「驚きの結果」、家庭教師を雇えなかった子にも教わるチャンス」
https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/ad3f91aa442c74a7020c8ab6ddadde35ad20247e

 今はまだ、ChatGPTは、子供にとってそれほど使いやすいわけではありません。
 しかし、近い将来には、子供が、解いている問題をパソコンのカメラでChatGPTに見せて、音声で、「どうして、この答えがこうなの」と聞くと、ChatGPTが音声とテキストでていねいに答えてくれるという時代になります。

 わざわざ塾に行ったり、家庭教師に来てもらったりする必要はなく、自宅でChatGPTと対話をして勉強していけばいいのです。


 では、学校の役割は何になるかというと、これは誰もが言っていることですが、リアルな人間関係や自然との関わりを学ぶ場になります。
 勉強は家庭でやって、学校は遊ぶ場になるということです。
 塾や家庭教師は、要らなくなります。

 しかし、本当は、実は学校も要らないのです。
 学校は、30人から40人の生徒をまとめて教えるという制約から、子供に対する管理が強すぎます。
 決まった時間に、決まったやり方で、決まったことをしなければ叱られます。
 学校に行くメリットよりも、学校に行くデメリットを感じる子が多いから、今のように不登校が年々増加しているのです。


 子供たちの教育で大事なことは、知識を学ぶことが一方ではありますが、それは家庭でのAI教育で間に合うようになります。
 もうひとつ大事なことは、友達との発表や対話や交流というコミュニティ活動の中で、個性と創造性を生かして学ぶことです。
 コミュニティと個性の両方が必要です。
 個性と創造性を生かす教育とは、作文、創造発表、プログラミングなどの教育です。

 そういう新しい教育ができるのは、塾でも学校でもありません。
 それが、言葉の森が進めているオンライン少人数クラスの寺子屋的な教育なのです。


 しかし、勉強には、個性や創造性の前に、ある意味で退屈な基礎学力の習得という面があります。
 基礎学力が伴わない個性や創造性は、あまり社会に役立つものにはなりません。
 退屈な勉強もしっかりやっておく必要があるのです。

 その退屈な勉強を、自宅で一人でやるのではなく、友達のいる中でやるのが、オンラインの自習室です。
https://www.mori7.com/teraon/js.php

 また、自宅で読んでいる本を発表する場が、オンラインの読書記録です。
https://www.mori7.com/teraon/ds.php

 自習室は、当初、誰もが参加しやすいように、カメラオフで参加してよいとしていました。
 しかし、何人かの子が、カメラオンで、カメラを机上に向けて勉強していました。

 勉強で大事なのは、周囲の雰囲気です。
 ほかの人がやっている様子が見えると、自分も自然にやる気が出ます。

 そこで、今後、カメラオンを基本にし、できればカメラは机上に向けるようにするということにしました。
 カメラを机上に向けるには、外付けカメラが必要になります。
 外付けカメラが用意できない場合、自分の顔をわざわざ映さなくていいので、カメラを天井などに向けて何しろカメラオンでやっていくということにします。


 勉強のよくできる子は、毎日の勉強時間がほぼ決まっています。
「小学生が宿題をするタイミング、「学校から帰ってすぐ」がダントツ1位 =「おうち教材の森」調べ=」
https://ict-enews.net/2023/07/07arinna/

 しかし、小学校高学年や中学生になると、勉強時間が本人任せになるので、勉強のきっかけがなかなかつかめない子や、テストの前だけ集中するムラのある勉強をする子が増えてきます。

 オンライン自習室に入る時刻を家庭で決めておけば、家庭学習も取り組みやすくなります。
 保護者が仕事のために家に戻れない場合でも、子供の自習記録を見れば、どういう勉強をしていたのかが一目でわかります。
 また、仕事からの帰宅の途中に、スマホで自習室に入り子供の勉強の様子を見ることもできます。(やる人はいないと思いますが(笑))

 私は、当初、勉強は自分ですればいいのだから、自習室をわざわざ利用する人はそれほど多くないだろうと思っていました。
 しかし、高校生ぐらいになっても、勉強は自宅でするよりも、図書館などに通った方が気持ちが切り替えられるという人は多いと思います。

 家庭で、子供の自習時間を決めておき、その時間になったら、とりあえず自習記録をつけて自習室に入り、自分で決めた時間だけ自習室で勉強するというようにすれば、自宅学習もやりやすくなります。

 そのために、カメラオンで自習室に入るということをこれからの基本にしていきたいと思います。

 次々に、話が広がってしまいましたが、塾不要――コミュニティ教育――自習室というのは、ひとまとまりの新しい教育の話なのです。
夏休みは自習室を利用して勉強しよう
 夏休みは、夏期講習に行く人も多いと思います。
 夏期講習は、勉強のきっかけを作ることには役立ちます。

 言葉の森の夏期講習にも、今年は、作文、国語、算数数学、プログラミングなどの講座があります。

 しかし、夏期講習で1日のほとんどの勉強をするというのは、いいやり方ではありません。
 人に教わることが中心になる勉強は、自分が本当にしたい勉強とは違っているからです。

 夏休みの勉強の仕方でいちばんいいのは、自分で予定を立てて勉強することです。
 しかし、これは、勉強の自覚ができた高校生のころなら何とかできますが、小中学生の間に、自宅でひとりで勉強するというのはなかなかできません。

 もちろん、宿題があったり、両親が見守っていたりする中で、学年×15分ぐらいの勉強をすることは、大して難しくありません。

 また、小学生のころは、勉強に時間をかけるよりも、もっと新しい経験や読書に時間をかけていことが大事なので、長時間の勉強は必要ありません。

 しかし、中学生や、受験を考えている小学校高学年の生徒は、ある程度の時間をかけて勉強する必要があります。
 それは、今の受験が、まだ知識中心の試験になっているからです。

 そこで、難しくなるのは、夏休みなどの長期休暇のときに、学校で勉強するのと同じ感覚で、ある程度の勉強時間を確保することです。

 多くの生徒は、そこで夏期講習などに行くことになるのだと思いますが、最初に書いたように、塾や予備校の夏期講習は、本人の勉強にとっては無駄もまた多いのです。

 言葉の森では、現在、オンラインの自習室を開いています(無料です)。
https://www.mori7.com/teraon/js.php

 まだ始めたばかりなので、参加する生徒は毎日5人ぐらいですが、これから次第に増えていくと思います。

 カメラはオンにして机上に向けて参加するようにしたので、みんなの勉強の雰囲気がわかります。

 夏休み中は、毎日の勉強の予定を立て、中学生、高校生や、受験を目指す小学生は、午前2時間、午後2時間、夕方2時間などと時間を決めて参加していくといいと思います。
 30分程度で区切り、休憩を入れながら勉強していってください。
暗唱検定のこれまでの結果がわかるページができました――総合学力クラスでは暗唱ミニ検定
 暗唱検定®は、言葉の森で2015年から始めました。
https://www.mori7.com/askt/

 初段の5級は、約3000字を7分間で暗唱します。
 これには、大体3か月かかります。
 5級を合格した生徒は、すでに100名を超えました。


 3級の百人一首がかなり難しく、ここで進めなくなる生徒が多いです。
 なぜ難しいかというと、百人一首をただ覚えるだけでなく、順番どおりに暗唱しなければならないからです。

【動画】暗唱検定3級に合格した生徒の暗唱例(小4生)
https://www.youtube.com/watch?v=NMElbTeQMr4

 しかし、暗唱のコツがわかると、その先の暗唱課題も進めていけるようになります。
 現在、暗唱検定文集は、二段までしか作っていませんが、すでに二段を合格した人もいます。


 総合学力クラスでは、3週目に暗唱の授業があります。
 この暗唱の授業を、ただの練習で終わらせないように、総合学力クラスでは、暗唱ミニ検定に取り組むことにしました。

 これは、5級の3000字全部の暗唱ではなく、5級の1頁の1番の約100字だけの暗唱ができても、それをミニ検定として合格を認めるという仕組みです。

 小学2年生までは、暗唱力が最も伸びる時期です。
 ぜひ、この暗唱検定を活用していってください。


※これまでの暗唱検定結果で、データが漏れている方がありましたら、ご連絡ください。
 
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