![]() |
||
言葉の森新聞
2025年2月4週号 通算第1840号 https://www.mori7.com/mori |
![]() 森新聞 |
|
![]() |
![]() |
■2月23日(日)・24日(月)は「休み宿題」(再掲) |
カレンダーに記載してあるとおり、2月23日(日)・24日(月)は「休み宿題」となります。 作文個別と作文クラスの生徒は、ホームページの「授業の渚」か課題フォルダの「解説集」を参考に自宅でその週の課題を書いて提出してください。他の日に振替授業を受けることもできます。 「授業の渚」http://www.mori7.com/nagisa/index.php 「ヒントの池」http://www.mori7.com/mine/ike.php 作文以外のクラスの生徒も他の日に振替授業を受けることができます。 |
![]() |
■2025年2月保護者懇談会資料 |
●動画 https://youtu.be/A41nJ8Iopxo ●作文学習の意義 勉強は成績がよくなるだけだが、作文と読書は頭がよくなる。 頭がよくなれば、学年が上がるにつれて成績も上がる。 逆に言うと、成績だけ上げていると、学年が上がるにつれて成績は下がる。 ●小学校低学年のうちは、コントロールしすぎない 親のペースで子育てをしていると、勉強のよくできる子になるが、やりすぎると、小4のころから反発するようになり、かえってうまく行かなくなることがある。 低学年のころは、直したり指示したりすることは少なくして、褒めることと自主性を活かすことを中心に、。 ●小学校中学年は、家庭学習の習慣をつけ、毎日決まったことをやれるようにする。 そのためには、勉強の量は少なく、決まりきったことができるようにする。 勉強以外のお手伝いの習慣も同じ。 そういう習慣がつくと、夏休みの宿題なども計画的にやるようになる。 ●中学生高校生は、読書が重要。 特に、小説ではなく説明文意見文の読書を中心に。 難しい本の読書をしていると、読書とは関係ないように見える数学や他の教科の成績も上がる。 その理由は、読書によって考える力がつくので、数学の解法なども考えて理解できるようになるから。(読む力がないと、解法を読む気がしなくなることもある) ●勉強の目標を、大学入試に置くのではなく、その先の独立起業に 昔は、いい大学に入ることが勉強のゴールだったが、これからはそうではなくなる。 本当のゴールは、社会に出て第一人者になることで、わかりやすく言えば独立して起業すること。 ●ベーシックインカムの時代は、遠い先の話ではないから、メシの食える大人になることよりも、楽しい人生を送る大人になることが目指す目標になる。 楽しい人生の条件は、常に向上心を持ち、創造的に生き、社会に貢献すること。 ●学力の基礎は日本語。 日本語の力をつけるには、読書と対話と作文と暗唱。 読書には読み聞かせも含む。 日本語の力がつくと、精神が安定し、人の言うこともすぐに理解するようになる。 学校でなにかのお知らせのプリントが配られるようなときに、すぐに読み出すような子は読む力がある。 逆に日本語の力がないと、落ち着かない、言うことを聞かない、怒りっぽくなるなどの問題が出てくることがお多い。 ●今後の学力はAIで大きく変わる。 わからないことは先生に聞くよりもAIに聞くようになる。 勉強を発展させたいときも、AIと相談するようになる。 勉強は、家庭学習+AIが基本になる。 ●AI時代のオンラインクラスの意義 基礎学力クラスは、低学年からの勉強仲間作り。 総合学力クラスは、能率のよい国語算数英語創造発表の学習。 全科学力クラスは、同じく能率のよい国語数学英語理社の学習。 プログラミングクラスは、これまでのコード学習から、これからはAIを使った作品づくりへ。 創造発表クラスは、理科・社会・プログラミングの勉強をAIで発展させて発表する学習に。 ●AI時代の作文 作文の本質は考えることで、書くことはその結果。(書きながら考える面はあるが) 構想メモを手書きで書くことが作文の中心になる。(考える作業は手書きと相性がいいので) 将来は、人間が、構成と実例と意見と名言を考え、それを書くのがAIという役割分担になる。 ●AI時代の英語 英語教育は、伝達のための英語から、文化を身につけるための英語になる。 英語以外の外国語も、文化のための外国語を学ぶ学習になる。 文化のための外国語の学習には、外国語の文章の暗唱が重要になる。 ●AI時代の入試 知識のテストは基本的なことがわかっていればいいということになる。 具体的には、オール4の成績か、共通テストで7~8割の成績。 あとは、自分の得意分野があり、それに熱中した実績など。 ただし、得意分野は、スポーツ的音楽的なものよりも学問的なもので。 将来は、作文小論文が入試の中心になる。 現在、作文が入試の中心になっていないのは、評価に手間がかかるから。 作文検定試験が広がれば、作文力が学力と見なされ、読解や記述の試験も作文に統合されるようになる。 |
![]() |
■第4週は清書。幼稚園生は作文(作文クラス) |
幼稚園年中と年長の生徒は、第4週も普通の作文を書く練習です。自由な題名で作文を書いてください。 小学1年生以上の生徒は、清書を行います。 |
●清書の意義と方法 |
清書とは、これまでに書いた作文の中で内容がよかったものを書き直すことです。 内容がよいとは、個性、感動、共感などがあるということです。 書き直すときは、次の点に留意してください。 (1)漢字で書けるところは漢字で書く。 (2)たとえや自作名言を工夫できるところがあれば工夫する。 (3)似た話や続きの話を書くことによって字数を増やす。 (4)作文用紙の空いているところに絵などをかいてもよい。 |
●清書の投稿 |
清書した作文は、小学生新聞や一般紙などに投稿してみましょう。 手書きの清書の原本を、新聞社に投稿したり、コンクールに応募したりする場合は、清書のコピーの方を先生に送ってください。 新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。 (1)本名とふりがな(2)学年(3)自宅の住所(4)自宅の電話番号(5)学校名とふりがな(6)学校所在地(町村名までで可)など。 投稿する際は、ペンネームを本名に訂正しておいてください。作文の中に友達の名前が固有名詞で入っている場合は、イニシアルなどに直しておいてください。投稿する作文の内容は、保護者がチェックしてあげてください。 同じものを複数の新聞社やコンクールに送らないようにしてください。これは二重投稿といって、もし両方に掲載されてしまった場合、掲載先に迷惑をかけることになります。 ●小学生新聞の投稿先 ■104-8433東京都中央区築地3-5-4 朝日小学生新聞「ぼくとわたしの作品」係 ●新聞社に送る清書は市販の原稿用紙に 新聞社に送る清書は、市販の原稿用紙に書いてください。 その理由は、清書は個人で送るものなので、自分で用意した原稿用紙に書くのが、社会的なルールとなるからです。 ※清書した作文を投稿しない場合でも、額などに入れて家の中に飾っておきましょう。 |
![]() |
■森リン点を2月から調整します――それぞれの語彙の説明 |
思考語彙のうち、「たら」という言葉が、原形の「た」という言葉で集計されている例が多かったので、思考語彙からはずしました。 表現語彙のうち、「の」が名詞として集計されていますが、「の」と表示されてもわからないと思うので、表現語彙からはずしました。 ほかに、あらかじめはずしているものは、数字の1、2、3……などです。 以上の調整をしたあと、全学年のほぼ中間に位置する中1の1~2月の採点をし直し、新しい平均点と標準偏差の数値を作りました。 その新しい基準で、2月からの森リン点を採点し直します。 なお、それぞれの語彙の簡単な説明は次のとおりです。 ・思考語彙……考える言葉、説明、意見、感想など。 ・知識語彙……知識実例、調べた話など。 ・表現語彙……話題の多様性。語彙の多様性。 ・文化語彙……具体的な例。主に体験実例。 これらの語彙は、単純な個数の集計ではなく、種類の数の集計なので、同じ語彙がある場合は1つとして数えています。 どの語彙も多いほうがいいと思うかもしれませんが、多すぎるとかえってマイナスになることがあります。 ・思考語彙が多すぎると……理屈の多い、読みにくい文章になる可能性があります ・知識語彙が多すぎると……難解な言葉や知識実例が多く、読みにくい文章になる可能性があります ・表現語彙が多すぎると……話題は豊富ですが饒舌で、考える内容の薄い文章になる可能性があります。 ・文化語彙が多すぎると……身近な実例や体験実例が多く、浅い内容の文章になる可能性があります。 しかし、現在はまだ、特定の語彙が多すぎることによるバランス上の減点は行っていません。 |
![]() |
■合格速報 |
●自由学園中等部 N.J.さん <担当講師より> 読書好きで、語彙力、表現力に長けていることはもちろんですが、自分にしかできない体験を通して感じたこと、考えたことを、自分の言葉で伝えることができる聡明な生徒さんです。 願書作文では、入学への思いが伝わる文章をしっかりと書くことができました。 中根先生からも「願書の模範のような願書です」とお墨付きをいただいていました(^^ 「平和・環境・人権を大切に学び、誰一人とり残されることのない社会を実現するために貢献できる人になりたい」という目標に向かって学びを続け、それを実現できる人になってくれると期待しています。 ●筑波大学附属高等学校・開成高等学校 S.K.さん <担当講師より> 受験期間の2週間だけお休みされましたが、直前まで作文も粛々と取り組んでくれていました。ユーモアセンスがあり、鋭い視点で個性あふれる文章を書いてくれます。高校でのさらなる成長と活躍を期待しています。 ●奈良県立大学付属高校普通科・奈良育英高校普通科選抜コース N.N.さん <担当講師より> 中2のうちに『発展新演習英語中3』の全単元を終了して英検3級に合格。中3になってからは同問題集の入試対策問題や中根先生のお勧めで購入した高校入試過去問題集の問題に取り組んできました。今も3月の第一志望校入試に向けて英語はライディングを中心にがんばっています。 |
![]() |