言葉の森新聞2002年9月4週号
文責 中根克明(森川林)
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■■教材を19日に発送。(体験学習中の人にも)
新学期の教材を、9月19日(木)に発送しました。早い人は20日ごろに届くと思います。
25日を過ぎても届かない場合は、配達先不明で迷子になっている可能性があります。教室までご連絡ください。
なお、新学期の教材は、現在体験学習中の方にもお送りしています。
■■9/23(月)休み宿題、9/30(月)休み
9月23日(月)9.4週は休み宿題です。通信クラスは、担当の先生からの電話がありません。通学クラスは、教室が休みになります。
月曜クラスの生徒のみなさんは、山の便りを参考に、清書の作文を選んで清書してください。なお、23日の分を、ほかの日にふりかえて受講することもできます。
9月30日(月)は休みです。宿題はありません。
■■9.4週の清書は黒のペン書きで
9月4週は清書です。これまでに書いた作文のうち、上手に書けたものを書き直して提出してください。
手書きの場合は、黒のペンで書いてください。
パソコン書きの場合は、インターネットの作文の丘から普段の作文と同じように送ってください。
くわしくは「学習の手引」(http://www.mori7.com/mori/gate.php#27)をごらんください。
■■父母の広場より
4月から6月にかけて「父母の広場」(http://www.mori7.com/nohara/hubo.html)に書かれた発言をご紹介します。
■インターネットでの放送開始について(小1母)
本日、今までの言葉の森オンライン全てに目を通しています。やっと、2000年5月分まで読み終えることが出来ました。そこで気になったのですが、この2000年5月4週号にあるインターネットの放送の開始という記載文です。
もしも、今現在、こうした事が続いているのでしたら、是非、この放送分の見方を教えていただけませんでしょうか。WEBを使った勉強方法には、大変興味がありますので。宜しくお願いします。
■放送は(言葉の森)
何年か前にしばらくやっていましたが、そのころはインターネットに常時接続している人も少なく、視聴者の反響がほとんどないようなので、やめました。(笑)
今はブロードバンドも普及してきているので、またインターネット放送の条件ができたようなので、そのうちに機会を見て再開したいと思います。
今度は、テレビ放送のようなものになると思います。
■ローマ字入力について(父母)
言葉の森新聞が、とてもためになるので、読むのがたのしみです。ところで、パソコンを子供に触れさせるとき、最初から、ローマ字入力がいいとのことですが、私自身は、ひらがな入力をしているせいか、どう見ても、一字打つのに二文字を打ち込むのは、時間がかかりすぎるように思います。文章を打ち込むという作業が中心の場合は、ひらがなのブラインドタッチをマスターしたほうが将来いいように思います。
メールアドレスや数字を打ち込むときに、切り替えをしなければならないという点は大変ですが、これも、慣れればたったひとつ打つだけなので、たいしたこともないと思います。・・・・と主人に申しますと、主人は、ローマ字入力派なので、「英語を打ち込んだりするときも、便利だ。指を動かす範囲が限られているので、打ちミスが少ないじゃないか。最初から、ローマ字入力で覚えたほうが便利だ。君は、日本語だけ打っているから、そう思うのでしょう。」といいます。この件に関して、ご意見お願いします。
意見が割れている夫婦より。
■英語をどのくらい使うかがポイント(言葉の森)
実は、私も、最初は「かな入力」でした。なぜかというと、最初に使ったのが、ひらがなタイプライターだったからです。
でも、その前に、英文タイプライターも使っていたので、英語は「ローマ字入力」で、日本語は「かな入力」でと使い分けていた記憶があります。しかし、日常生活のほとんどはもちろん手書きでした。
その後、ワープロが出始めたころ、キャノンの新製品を買おうとすると、お店の人に、「キーボードが新JIS規格になった」とわけのわからないことを言われ、JIS規格の「かな入力」から、新JIS規格の「かな入力」に切り換えました。仕事で使いながらのキーボードの切り換えですから、大変。打つ速度が百分の一ぐらい遅くなりました。それでも何とか新JIS規格のキーボードに慣れたころ、その新JIS規格のキーボードはうやむやのうちに廃止になっていたようです(笑)。今ではどこにも見当たりません。
それで、新しいワープロに買い換えるのを機会に、「ローマ字入力」で打つことにしました。このときも、仕事で使いながらの移行なので大変。またまた打つ速度が百分の一ぐらいに低下し、その後数ヶ月して元のスピードに戻っていきました。
このような経験をもとに考えると、日本語を打つだけならばどちらでもいいと思います。スピードだけで言えば、「かな入力」の方が速いと思います。
しかし、これからの時代には、日本語で打つのと同じぐらいの頻度とは言いませんが、かなりしばしば英文を打つ必要性が出てくると思います。そのときに、日本語は「かな入力」で、英語は「ローマ字入力」と使い分けようとすると、どちらも指がもたつきます。
ということで、今、「かな入力」に慣れている大人の場合は、わざわざ苦労して「ローマ字入力」に切り換える必要はないでしょうが、子供たちは、最初からローマ字入力に慣れておいた方がいいと思います。
言葉の森でも、かなり前から、パソコンで作文を書くことを子供たちにすすめていますが、どんな小さい子でも「ローマ字でなければだめ」としています。
■ローマ字入力はいつごろから(幼長母)
ローマ字入力はいつ頃から始めさせたらいいのでしょうか? 英語をやっているのでローマ字での読み書きも半分くらいできているのですが、まだ漢字が少ししか書けないのでローマ字入力は早すぎるかと思っています。ローマ字入力に慣れると漢字が読めても書けなくなるのではないかと心配なのです。ただ、作文を書いているのを見ていると、一箇所を書き直すのにその段落全体を消して書き直さなくてはならなくなることもあり、それがとても大きなストレスになっているようで、作文は作文、漢字は漢字でべつに練習させるようにして、できるようならローマ字入力で書かせてもいいのかなとも思うのです。早くからローマ字入力を始めるメリットとデメリットやその時期の目安など教えてください。
■ローマ字入力の低年齢化(言葉の森)
低学年からのローマ字入力によるメリット・デメリットについては、まだよくわかっていません。
しかし、昔、筆で書いていたものをペンや鉛筆で書くようになったときに生じたメリット・デメリットと同じようなものが生じてくると予想されます。ですから、いい面も悪い面もあるが、避けられないものであれば、できるだけ弊害の少なくなるように工夫していくしかないということになると思います。
現在、ローマ字は小学校の四年生ごろから導入されていますが、近い将来もっと低年齢化していくと思います。教室でも、一、二年生の生徒が、遊び半分にローマ字で打っていますから、作文のときにローマ字入力で書くということはそれほど大きな問題はないと思います。
その前に、今、手書きで書いている作文ですが、一箇所を書き直すときに段落全部を消しゴムで消すというところまではしなくていいです。一、二文字の間違いでしたら消しゴムを使いますが、それ以上のときは二本線で消すようなかたちでいいと思います。また、書きなれてくると、次第に、消しゴムを使わずに最初から直すことのない文章を書けるようになります。
それから、話は変わりますが、この秋ごろに、今よりもはるかに使いやすいペン入力用のペンが開発される見通しです。低学年の生徒は、このペン入力で手書きでパソコンを書くというかたちが将来主流になると思います。
■ソフトでの勉強(小5母)
このごろ、ソフトで勉強する子供が増えているようです。実際うちの子供もソフトだと結構喜んでやっています。ソフトでの勉強について、良い点、または、問題点など、先生のお考えをお聞かせください。
■紙媒体で密度濃く(言葉の森)
水をさすようですが(^^ゞ 勉強というものは本来苦しいものです。その苦しみの中に楽しみや喜びがあるとわかるようになるのが高校生になってからではないかと思います。
ソフトによる勉強の多くは、勉強の密度を薄めて楽しい要素にしているところがあります。同じ時間をかけるのであれば、紙媒体の教材で密度の濃い勉強をして、空いた時間をたっぷり遊ぶというようにするといいと思います。
ソフトの内容にもよりますが、遊びと勉強を兼ねられるような優れたソフトはまだ出ていないのではないかと思います。
-pb-
■■光る表現(幼長−小4) 2002年9月4週号
■たかぼん太郎さん(いりそ/小1)の作文より(ひまわり先生/9.2週)
ぼくはおかあさんはまるでてんしみたいに、たのもしいです。こんなおかあさんがいて、ぼくはしあわせです。 【評】よんでいると気もちがあたたかくなってきます。てんしみたいなおかあさん。ステキなたとえができたね。
■ちび丸あんさん(いふち/小2)の作文より(けいこ先生/9.2週)
すず虫ははじめてのところで、きんちょうしてなけないのかシーンとしていました。いもうとが「しんじゃったのかな?」と、しょんぼりとしたようにいいました。しばらくへやをくらくしてわたしたちはへやを出ました。それから15分くらいした時、「リーンリーンリリリリリリーンリーンリンリーン」とまちにまったすず虫の音がくたいのえんそうがいよいよはじまりました。そっと足音をたてずにちかづいてみました。すると、一しゅんなき声がとまりました。わたしたちはあわててかくれました。そうしたらまた何ごともなかったようにえんそうをつづけました。 評:ちび丸あんちゃんの家にやってきた音がくたいは、とてもすてきなえんそうを聞かせてくれたのだね。すず虫のなき方のとくちょうをよくとらえているね。
■元基さん(いへぬ/小2)の作文より(はるな先生/9.1週)
魚の尻尾(しっぽ)が水中にはいったとき、ピラニアは群れになって食べました。ピラニアはあっというまに食べました。まるで、えものをみつけてたべようとしたライオンみたいでした。《講評》ピラニアが、えさを食べる様子を実によく観察しましたね。<<え1013み>> 「えものをみつけてたべようとしたライオンみたい」というたとえの表現で、ピラニアの凶暴さ(きょうぼう)さを迫力いっぱいに説明できたので、感心しました。(^_^)/
■元基さん(いへぬ/小2)の作文より(はるな先生/9.2週)
ゆうしょうしたとき、ぼくは、うれしすぎて、もう家に帰るときは、すごいスピードで走りながら帰りました。そのとき、ぼくはまるでワールドカップでゆうしょうしたみたいな気持ちでした。《講評》決勝戦まで勝ち進み、てごわい相手の一組と戦って、あなたが最後の一人にあてた球(たま)で優勝することができて、実によかったですね!(^^)! そのときのうれしさと、ちょっぴり誇(ほこ)らしげな気持ちを、とてもタイムリーなたとえであらわしましたね。<<え6460み>>
■ノレリーさん(いらた/小2)の作文より(みち先生/9.2週)
つっかえたり、すべったりするところをローラーで、まるでゆえんちのように、あそぶからです。わたしとあいちゃんはこうじやさん、だいくやさんになりました。【評】『子供はあそびの天才』でこぼこのこうえんもアイディアでゆうえんちのように楽しく遊べるようにしてしまったのですね。
■一ちゃんさん(いりみ/小2)の作文より(はるな先生/9.2週)
「あ、やっと八段とべたあ」わたしは、八段がとべないのでいっしょうけんめい、れんしゅうをしました。・・・・(中略)・・・・最後の一回、ふみきりを思いっきりけってバッタの大きいのがとぶみたいにピョーンととびました。《講評》うれしいさけびの書き出しが、たいへん印象的(いんしょうてき)で、なかなかすてきですね。とびばこ八段が、やっととびこえられたあなたの、はじけるようなうれしさが、実感を込めてかきあらわせました。バッタのうごきと重ねあわせて、とてもじょうずにたとえられました。
■博さん(いろみ/小2)の作文より(メグ先生/9.2週)
百二十円を入れておとうとに「何がいいんだよ。」と聞きました。おとうとは、「コカコーラがいいんだぜ。」といいました。ぼくは、ずいぶんなまいきなやつだなと思いました。【評】ちょっぴりなまいきだけど、にくめないね。
■祐子さん(ういせ/小2)の作文より(なび先生/9.2週)
わたしのクラスではべんきょう中とてもにぎやかで、まるでカラオケやさんみたいです。でも、先生はおにになります。【評】カラオケやさん!!すごくたのしそうなクラスだね。パーティしているみたいなこどもたちと、どなっている先生。思わずわらってしまいました。
■かっぴーさん(いくす/小3)の作文より(けいこ先生/9.1週)
わたしは、こげ茶や、黒っぽい色のカレーより、茶色の色をしたカレーがとくにすきです。どうしてかというと、こげ茶や黒っぽい色は、口に入れたらたまにからい時があります。けれど、茶色の色をしているカレーだと、少しあまさを感じます。だから茶色の色をしているほうのカレーがすきなのです。 評:こげ茶や黒のカレーは、大人むけでからいのだね。そういわれれば、カレーのしゅるいはいろいろあるなぁ。
■くじらさんさん(いへせ/小3)の作文より(スピカ先生/9.2週)
お母さんはすこしあきれたようにわらって、「このはっくつはこんなかんじかな、というものなのよ。あなたがほってもここにか石はでてこないわよ。」と言いました。となりでほっていたおじさんが「そんなげんじつてきなことを言わなくても」と言いました。お母さんは「だって一時間もほっているんですよ」と言うと、そのおじさんはさすがにびっくりしていました。ぼくはそのはっくつたいけんラボから切りはなされてしまいました。 評:会話とその人の表情がよくわかるように書けました。夢中になって「はっくつ」をしたことと、そこから離れるのがとても心残りだったことがよく伝わってくるじょうずな表現でした。
■るびハムさん(いらせ/小3)の作文より(クマのプーさん先生/9.2週)
おこられてもやりたくなっちゃうほど楽しいトランポリン。おとなは、ぜったいにベットでやらないほうがいいと思います。〔評〕ベットでやらないように注意されたことを受けて、トランポリンがすごく楽しいことをうまく表現していますね。
■ミニパンダさん(あもろ/小4)の作文より(はるな先生/9.2週)
私のお子様カレーはとっても甘かったのに、お父さんのカレーはまるで、口から火の出るほどからかったのです。「こんなカレーなんでたのんだの?」ときくと、「おいしいから」と言いました。その時私はとっても不思議に思いました。でも、みんなカレーが大好きなのです。やっぱり家族だなと思いました。《講評》みんなが大好きな、カレーも辛さの度合い(からさのどあい)が、やはり一人ずつちがうようですね。<<え1913み>>でも、やはり、食べ物の嗜好(しこう)が、よく似ているのは、それだけ家族が強い絆(きずな)で結ばれている証拠(しょうこ)なのでしょうね。むすびにそのことが、とても上手に書き表せました。(~o~) お父さんが食べられたカレーの辛さがたいへんうまくたとええられました
■あやこさん(ありろ/小4)の作文より(クマのプーさん先生/9.2週)
いつも家でやっている時、「今日はどんなもんだいかな?」「あっこれはたのしそうだ」とか言っています。〔評〕ただ好きな理由をかくのではなく、家でやる時の気持ちをかぎかっこに入れて表現したので、よりくわしい説明になっていますね。
■春まきくんさん(いせね/小4)の作文より(メグ先生/9.2週)
ぼくがつくったときは回ったり回らなかったりして、まるで気まぐれなねこのようです。【評】うまいたとえだね。
■スマイリーさん(いのめ/小4)の作文より(メグ先生/9.3週)
この話を読んで、人を信用する大切さがとてもよく分かりました。でも、人に信用されるには自分が人を信用しなければいけないのだと思います。【評】そのとおりですね。
■奈さん(いふれ/小4)の作文より(はるな先生/9.2週)
ぼくは、学校の授業の中で一番すきなのは社会です。・・・・(中略)・・・・今やっているのは、浄水場や下水道のことについてです。・・・・・ぼくたちが飲んでいる水は川の水をきれいにして飲んでいると分ったので、「へえ。そんなんだ。」と思いました。《講評》大好きな社会科のお勉強で、特に最近、あなたが興味(きょうみ)をもったことがらを、とても具体的に説明できたのが、たいへんよかったです。「好きこそ物の上手・・・」ということわざがありますが、まさにそのとおりですね。社会がどうしてすきなのか、その理由が、この作文を読んで、とてもよく分りました。
■イルカさん(いゆり/小4)の作文より(みち先生/9.2週)
「そりゃ、とにかくおいしいからだぞ」と、お父さんが大声で言うと私はぷっとふき出してしまいました。お父さんは、まるでおわらいのおじさんのように見えました。【評】好物を思い浮かべたお父さんの顔を、分かりやすいたとえで表現し見えるようです。
■玲さん(いりて/小4)の作文より(はるな先生/9.2週)
「あ、分った!」ひらめきのいなずまが頭の中を走りました。私は算数が好きです。今までずっと考えていた問題がとけると、とてもうれしくなります。《講評》難しい算数の文章問題がとけた瞬間(しゅんかん)のうれしさが、とてもすてきなたとえの表現であらわせました。
■健太郎さん(うかる/小4)の作文より(うさぎ先生/9.2週)
みんなはいろいろな、顔をしてきます。おもしろいです。まわりはまるで遊園地のようです。楽しいです。【評】ドッジボールをしているときに見た様子感じた様子をいきいきと書けました。
-pb-
■■光る表現(小5−社) 2002年9月4週号
■ビーバーさん(あにい/小5)の作文より(メグ先生/9.2週)
ぼくの弟は躾けても躾けても悪いことをする。他の人は言うことを聞いているのに……(T_T)。弟はまるで反省をしない日光ザルのようだ。【評】弟さんには悪いけれど、光る表現に載せてしまいました。ごめんね。○○君。
■ハッピーさん(あろる/小5)の作文より(メグ先生/9.2週)
そんな太郎も見た目は、すごくハンサムで、しっぽも立派。しかし、さきほど言ったとおり、困るほど元気いっぱいなので、ことわざでいえば『人は見掛けによらぬもの』だが、この場合は、『犬は見掛けによらぬもの』だ。もう少し、おとなしくしてくれれば、私もうれしいのだが・・・。 【評】ことわざの引用だけでなく、ことわざの加工もできたね。
■りんこさん(いしか/小5)の作文より(ふじのみや先生/9.1週)
あと五メートル、あと一メートル。ついた!あれっ…私は左を見た。だれもいない…まけた。一しゅん、そう思った。けれども次々に人がプールの中から。五人あらわれた。私は勝ったんだ。 【評】ゴールした時の場面を、あざやかにえがきだすことができたね。短い文をつなげたのが成功のひけつかな。
■きのこさん(いすこ/小5)の作文より(ゆうこ先生/9.2週)
そして主人公は無事にストームを消した。外に出ると、乗る前ふっていた雨がうそのようにあがっていた。ストームライダーが雨雲をやっつけてくれたのかな?【評】ディズニーにふさわしい夢のある語り口にうっとり(^-^)
■まりさん(いにほ/小5)の作文より(クマのプーさん先生/9.2週)
大使館の犬と日本のしょ民の犬とでは差が大きすぎる。まるで、インゲンマメの温度で発芽するかしないかを片方は水をやって、もう片方は水をやらないもので実験するのと同じことだ。〔評〕極端な二つの事例を比べていることをうまく指摘できました。なかなか思いつかないたとえを考えることができました。
■薫さん(いねむ/小5)の作文より(のり先生/9.1週)
「私は、走ることだけに夢中になり周りの友達なんか気にしていなかった。ただひたすら走り続けた。気がつくと、一位の旗の前に立っていた。まるで、夢でも見ていたように・・・。」ここの表現がとても良いですね。「夢」への文のつなげかたと「・・・」の終わりかたがさすがです。
■祥己さん(いわう/小5)の作文より(メグ先生/9.1週)
このとき(虫の音を聞いているとき)のぼくの気持ちは、まるでどこかのコンサートに入って、良い音楽でもきいている気持ちだ。【評】うまいたとえだね。
■玲菜さん(ういな/小5)の作文より(なび先生/9.4週)
最後のひもを通した時、心の中で風船がわれたような気持ちになりました。ずっと「やったやった!」と叫んでいました。【評】物を作り上げた瞬間の達成感がとてもよく現れていますね。
■友葵さん(あしも/小6)の作文より(ゆり先生/9.2週)
もちろん、鯉の池は役に立たない物のひとつだ。しかし、今まであった鯉の池がなくなってしまったら、その場所も空くだけでなく、心にも穴がぽっかりと空いてしまうだろう。だから、役には立たないかもしれないが、必要な物なのだ。 【評:鯉がいなくなった『鯉の池』でも^^;)、学校のみんなにとってはなくなるとさみしいよね。】
■まもるさん(いそき/小6)の作文より(ゆり先生/9.2週)
前半15分ぐらいまで、サンガがおしていたけど、前半16分から35分ぐらいまでがコンサドーレがおしていた。サンガがシュートをしてはずれていっしゅんだけしずまりかえった。【評:時間までくわしく覚えていたんだね。読んでいる人にも、スタジアムの雰囲気が伝わってきます。】
■アーサーさん(いにち/小6)の作文より(ゆうこ先生/9.2週)
でも、役に立たないものは楽しい気がする。投入口のない自動販売機やタイヤのない車、穴があいていて座れないベンチなど、見ているだけで楽しくなってくる。【評】ユーモアの精神で穏やかに町を楽しみたいものですね。
■ブラピさん(いまや/小6)の作文より(メグ先生/9.2週)
意味のないものとは人間にとって実は焼くに立ち、悪いイメージを良いイメージに変えるはたらきがあると思う。【評】一見意味のないように思われるようなものの存在価値について考えることができたね。
■海亀航さん(いるせ/小6)の作文より(森川林先生/9.2週)
噴水は、ただ水を噴き上げていればいいのである。意味の無いものなのである。 僕は意味の無い物を持っている。例えば、カメの絵がプリントされている服は、別にカメの絵がプリントされてない服でもいい。洋服としての昨日だけを考えると、カメのプリントは意味の無いものだ。しかし、カメが大好きな僕にとってはカメの絵が書いてあるだけで気が落ち着く(笑)。 ◆評:カメの絵がプリントされている服とは、珍しいね。こういうこだわりのある例は、個性的な体験実例になる。
■さるっちさん(やあ/小6)の作文より(メグ先生/9.2週)
ことわざで「角を矯めて牛を殺す」というように、一部の欠点を直そうとして度をすごし、全体をだめにしてしまうことがある。だから、役にたたないからといって切り捨ててしまうと、一番大切なものを見失うことになりかねない。【評】ことわざを引用しながらまとめることができたね。
■ マー君さん(あうこ/中1)の作文より(きりこ先生/9.1週)
「十人十色」ということわざがあるように、十人いればいろいろな顔があるように、自分の長所短所も人それぞれである。自分一人の長所短所は自分の個性がでているので大切にしたほうがいいと思う。<ことわざを引用して自分の意見をしっかり書けましたね。>
■雅貴さん(あめす/中1)の作文より(ももんが先生/9.2週)
「同じ飯盒の飯を食った仲」と言うのも、釜よりも飯盒の方が小さいからこそ親密感がますのではないかと思った。(笑) 【評】なるほど! おもしろいことわざの加工だね(^o^)。
■正人さん(いなり/中1)の作文より(ゆえ先生/9.1週)
確かに今の時代は、はっきりいって人に頼りすぎだ。◆評◆確かに、恵まれた生活の中では「自分でなにかをする」「なんでも自分の力でやる」ということをしなくなって、人を頼ってばかりになりますね。そういう生活から抜け出すには、どうしたらいいのかしら?
■オヨヨさん(いひす/中1)の作文より(ひまわり先生/9.1週)
第二の理由として、家畜的でないということは自分の好きにできる=何もすることはなく自由に動ける。そのようなことを人間が続けたとすれば、脳のおとろえにより、現代社会が破滅(?)するかもしれない。まずぼくなら勉強はしませんね(爆)。 【評】人間は自由でありすぎてもダメになりそうだね。確かにそんな社会は恐ろしいね。 ◎ユーモア表現、(爆)を上手に使えました。
■ウルフさん(すふ/中1)の作文より(メグ先生/9.2週)
確かに正直に言うのはよいけれど相手の気持ちを考えるのも大事だ。【評】「うそも方便」ということわざもあるものね。
■日本太郎さん(あねひ/中2)の作文より(クマのプーさん先生/9.2週)
学校で大津市内を歩く授業があった。それは、自分たちで学校作成のしおりを参考にして行きたい所を自分たちで回るというものだった。しかし、行きたい場所を決めようとしても、「どこでもいい」と言う人が多かったことだ。【評】他人依存の顕著な例を身近な題材から見つけていますね。「どこでもいい」という中学生の声が聞こえてくるようです。
■ペライアさん(いひお/中2)の作文より(うさぎ先生/9.2週)
しかし、気をつけなければならないのは、必ず少し考えてから教わることである。そうしないと、ただの悪い意味である依存になってしまうからだ。【評】文章の内容から考えを深め、自分の言葉として的確に表現できました。
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