言葉の森新聞2013年9月4週号 通算第1290号
文責 中根克明(森川林)
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■■9月23日(月)は休み宿題(再掲)
9月23日(月)は、休み宿題です。先生からの電話はありませんが、その週の課題を自宅で書いて提出してください。先生からの説明を聞いてから書きたいという場合は、別の日に教室までお電話をして説明をお聞きください。(平日午前9時ー午後7時50分。電話0120-22-3987)
電話の説明を聞かずに自分で作文を書く人は、ホームページの「授業の渚」か課題フォルダの「解説集」を参考にしてください。
「授業の渚」 http://www.mori7.com/nagisa/index.php
「ヒントの池」 http://www.mori7.com/mine/ike.php
■■9月30日(月)は休み
9月30日(月)は、第5週でお休みです。先生からの電話はありません。振替授業もお休みです。
■■第4週は清書。幼稚園生は作文
幼稚園年中と年長の生徒は、第4週も普通の作文を書く練習です。自由な題名で作文を書いてください。
小学1年生以上の生徒は、清書を行います。
清書をしたあと、時間に余裕のある場合は、読解マラソン集にある読解問題をしてください。
■清書の意義と方法
清書とは、これまでに書いた作文の中で内容がよかったものを書き直すことです。内容がよいとは、個性、感動、共感などがあるということです。
書き直すときは、次の点に留意してください。
(1)漢字で書けるところは漢字で書く。
(2)たとえや自作名言を工夫できるところがあれば工夫する。
(3)似た話や続きの話を書くことによって字数を増やす。
(4)作文用紙の空いているところに絵などをかいてもよい。
■清書の投稿
清書した作文は、小学生新聞や一般紙などに投稿してみましょう。
手書きの清書の原本を、新聞社に投稿したり、コンクールに応募したりする場合は、清書のコピーの方を先生に送ってください。
新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。
(1)本名とふりがな(2)学年(3)自宅の住所(4)自宅の電話番号(5)学校名とふりがな(6)学校所在地(町村名までで可)など。
投稿する際は、ペンネームを本名に訂正しておいてください。作文の中に友達の名前が固有名詞で入っている場合は、イニシアルなどに直しておいてください。投稿する作文の内容は、保護者がチェックしてあげてください。
同じものを複数の新聞社やコンクールに送らないようにしてください。これは二重投稿といって、もし両方に掲載されてしまった場合、掲載先に迷惑をかけることになります。
●朝日(あさひ)小学生新聞の投稿先
104-8433東京都中央区築地3-5-4朝日小学生新聞「ぼくとわたしの作品」係
(毎日(まいにち)小学生新聞は、作文よりも俳句を中心に掲載しているようです。)
※清書した作文を投稿しない場合でも、額などに入れて家の中に飾っておきましょう。
■手書き清書の送り方
手書きの清書も作文と同じように先生に送ってください、翌月の1週の作文と一緒に返却します。
パソコンで清書を入力した場合、手書きの清書は必ずしも先生に郵送などで送る必要はありません。
手書きの清書のスキャン画像を作文の丘からアップロードした場合も、先生に郵送などで送る必要はありません。
■■読解問題の答えの書き方、送り方
清書が早く終わり時間に余裕のあるときは、読解マラソン集で読解問題をしてみましょう。
読解問題は、小学校高学年以上の生徒が、国語の選択式問題のコツをつかむために作られています。高校生の場合は、センター試験などの選択式問題と同程度の問題です。ですから、小学校4年生以下の生徒は、無理に読解問題に取り組む必要はありません。
問題を解く時間が取れない場合は、読解問題は省略するか最初の2問だけをやる形でも結構です。適当に全問やっても勉強にはなりません。じっくり取り組める範囲で取り組んでください。
読解問題の答えを作文用紙に書く場合は、問題の番号と答えがわかるように書いてください。書き方は自由です。
読解問題の用紙は返却しませんが、選んだ番号と正解は山のたよりに表示されます。
読解マラソンの問題のページから答えを送信すると、その場で採点結果が表示されます。
(この場合、作文用紙に答えを書く必要はありません)
※図解の説明は、「学習の手引」の「10.読解問題と清書の仕方」をごらんください。
http://www.mori7.com/mori/gate.php
■■パソコン入力清書の送り方
4週の清書は、手書きで清書をした場合も、そのあと、できるだけパソコンで再入力したものを「作文の丘」から送ってください。これは、作文の進歩を生徒が実感できるようにし勉強の意欲につなげていくためです。
清書を送る場合、週は必ず「4週」を選択してください。ほかの月や週を選択すると、その月と週の作文と講評が上書きされてしまいます。感想文を清書にする人は、三文抜き書きや要約の部分は省略するか、自分の言葉に直して書くようにしてください。
ワードなどのワープロソフトは改行の際のスペースが正しく表示されないので、いったんメモ帳などにコピーしてメモ帳の上でスペースをつけてからインターネットで送るようにしてください。
自宅でパソコン再入力ができない場合は、先生に(有料で)パソコン入力を依頼することもできます。その場合は、手書きの清書の住所シールの余白に「入力依頼」とご記入ください。
(入力依頼の料金は1文字1円で、翌月の受講料に加算して引き落としいたします)
パソコンからの清書の送り方は、「学習の手引」の図解を参考にしてください。わかりにくいときは事務局に直接お電話をしてお聞きください。
http://www.mori7.com/mori/gate.php
■■【重要】9月4週の清書を
10月4週のプレゼン作文発表会に使う予定
10月4週に、通信の生徒も含めて、ウェブでプレゼン作文発表会を行う予定です。(ただし、希望者のみ)
そのプレゼン作文には、9月4週に清書した作文を使う予定です。
詳細は、これから「オープン教育」の「プレゼン作文発表会」掲示板、及び「言葉の森新聞」でお知らせします。
9月4週の清書を選ぶ際は、画像や音声なども一緒に紹介できるものを選ぶようにするといいと思います。ただし、画像や音声は必須ではありません。
■■「オープン教育」掲示板スタート
言葉の森の「オープン教育」掲示板がスタートしました。
これは、子供たちの勉強に関するご質問やご相談にリアルタイムでお答えするとともに、併せて、保護者の皆様と言葉の森の講師の間の意思疎通をスムーズに行っていくためのページです。
勉強がうまく進まない、成績がおもわしくない、などのご相談のほとんどは、コツがわかれば簡単に解決の方向に向かいます。しかし、ひとりで悩んでいると、まるで出口がないように思えるものです。
「オープン教育」の掲示板では、皆様からの問題点にお答えすると同時に、ご家庭で取り組んでうまく行った例などもご紹介していきたいと思います。
言葉の森では、普段の授業以外にも、さまざまな取り組みを行っています。
オープン教育掲示板には、次のようなご要望にお応えするページがあります。
◇作文の授業の予習をしたい。
→
小1 小2 小3 小4 小5 小6 中1 中2 中3 高1 高2 高3
(現在、全学年が小1のところにまとめて入っています。後日、学年別に分ける予定です。)
◇子供にいい遊びを教えたい。→
オープン遊び
◇暗唱をうまく続けるコツを知りたい。→
長文暗唱検定
◇日本の行事と文化を伝えたい。→
日本の行事と文化
◇子供にいい本を読ませたい。→
オープン読書
◇受験コースの勉強の進め方を知りたい。→
受験作文小論文
◇漢字の読みの先取り勉強をしたい。→
漢字暗唱検定
◇国語読解問題の満点を目指したい。→
読解問題満点対策
◇算数数学の勉強を家庭学習だけで進めたい。
→
小1 小2 小3 小4 小5 小6 中1 中2 中3
◇英語の音読の勉強を家庭学習だけで進めたい。→
英語暗唱検定
◇言葉の森の長文作成に参加したい。→
オープン長文
その他多数。
※各種掲示板の管理運営アシスタントも募集中。
上のQRコードをスマホで読み込むと、オープン教育のページに行けます。
■■オープン教育「森の予習室」より
「森の予習室」掲示板には、作文の準備を家庭で行う際のヒントが掲載されています。
保護者の皆様からも、「こんな例を話してみた」という情報をお寄せください。
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● 小3 シオンの山 9.2週 「何かを作ったこと」
「何かってどんなものでもいいの?」
そんな質問が毎年出ます。いいんです! 工作でも手芸でも、料理でも。そして、できたものをただ紹介するだけでなく、作った時の苦労話や、作品の自慢話、みんなの反応など、「作ったこと」にまつわるエピソードをどんどん入れましょう。
おうちの方からは、子どもの時に作ったもので印象深いもの、いつも作っていたもの、また、現在の話でもOK.です。
<実例1>
母「えっ、作ったこと? ああ、お母さんは子どもの頃から、手芸が好きだったから、しょっちゅう何かを作っていたわよ。」
子「子どもの時からそうだったのね。」
母「そうなの。秋冬は編み物、夏はレース編みや袋もの作りをよくしていたなあ。」
子「どうして手芸が好きだったの?」
母「そうねえ。作っている過程もワクワクして楽しいし、できたものを人にあげたり、自分で使ったりするのも喜びひとしおなのよね。そんなところが魅力かな。」
子「ふうん、そうなんだ。楽しそうだなあ。でもお母さんみたいに器用でないとできないよね?」
母「あら、お母さんも最初は不器用で全然できなかったのよ。おばあちゃんに見よう見まねで習ってやっているうちにどんどんできるようになったのよ。」
子「そうなのー! じゃあ私にもできるかな。」
<実例2>
父「それにはあの話がぴったりだな。」
子「ねえねえ、どんな話?」
父「昔ね、犬を飼うことになってね。兄貴といっしょに犬小屋を作ったんだ。ちょうどお前くらいの頃かな。家の骨組みは兄貴が作って、パパは屋根の担当だったんだ。」
子「うわーそうなの。屋根ってだいじな部分だよね。」
父「そうなんだよ。やり方を習って、金槌でトタンを切ったのを打ち付けた。」
子「大工さんみたいだね。」
父「うん、実はその時、初めてだったんだけど、うれしくてね。薄暗くなるまでかかって、二人で仕上げたんだ。」
子「犬、入れたの?」
父「もちろんだよ。小さい柴犬だったんだけどね。毛布を敷いてやったらすぐに慣れてうれしそうに転がってたよ。」
子「わあ、よかったね。大成功だったんだ。」
父「そ、それが……。」
子「えっ!?」
父「その晩、台風が来て、庭の木が折れるくらいの強風が吹いたんだよ。それで、朝見に行くと、なんと……。」
子「えっ! どうしたの!!」
父「……パパが作った屋根がなかったんだ。」
子「ええええええっ! 吹き飛ばされちゃったの!?」
父「……らしい。釘の打ち込みが甘かったのか、打った場所が悪かったのか……。」
子「子犬は無事だったの!?」
父「うん、その晩は家に入れていたからね。……それにしても……。」
大人の失敗談は、いつも大人気です。おもしろいエピソードをつけて、「作ったこと」の話を聞かせてあげてくださいね。
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