言葉の森新聞2014年3月4週号 通算第1315号
文責 中根克明(森川林)
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■■3月29日(土)・31日(月)は休み
3月29日(土)・31日(月)は、第5週でお休みです。先生からの電話はありません。振替授業もお休みです。
■■新学期の教材を発送しました
新学期の教材を3月17日(月)・18日(火)に発送しました。
国内の生徒で25日になっても届かない場合はご連絡ください。
■■4月の実行課題集を小2までの課題の生徒に
4月の実行課題集(全4ページ)を小2までの課題の生徒にお送りしました。家庭での作文の材料としてご利用ください。タイトルは、次のとおりです。
「楽しい嘘の日」
「山菜採りに出かけよう」
「お花見と食事」
「作って遊ぼう笛とゼリー」
http://www.mori7.com/jk/
■■通学教室のプレゼン作文発表会は
ウェブカメラとプロジェクタで
通学教室で前回行ったプレゼン作文発表会は、誰でもどこでもできるようにということで、紙芝居風のプレゼンテーションにしました。
しかし、最近はプロジェクタのある家庭も多いようなので、今回は、プロジェクタを使ったプレゼンテションにします。
プロジェクタをパソコンにつなげ、パソコンにウェブカメラを取り付け、そのカメラの画像がそのままスクリーンに映る形にする予定です。
通信で勉強しているみなさんも、家庭で撮影した作文発表の動画がありましたら、youtubeの限定公開でアップロードし、3月31日までにそのURLをご連絡ください。撮影のスタイルは自由です。
■■4月5日(土)11:30から公中講座スタート
4月5日(土)11:30から、インターネットで公立中高一貫校講座(以下、公中講座)をスタートします。その後、毎週土曜日の11:30に定期的に開催することを予定しています。
インターネットでは、google+のオンエア機能を使うので、google+に登録している方は、リアルタイムで質疑応答などもできます。google+に登録していない場合でも、放送は見ることができます。
しばらくは、一般公開で行いますが、後に言葉の森の生徒のみの限定公開にする予定です。
▽オープン教育の「公中講座」
http://www.mori7.com/ope/index.php?b=2&k=14
▽google+で放送する予定のページ
https://plus.google.com/104453788501370641583
(「中根克明 google+」で検索すると見つかります。)
■■第4週は清書。幼稚園生は作文
幼稚園年中と年長の生徒は、第4週も普通の作文を書く練習です。自由な題名で作文を書いてください。
小学1年生以上の生徒は、清書を行います。
清書をしたあと、時間に余裕のある場合は、読解マラソン集にある読解問題をしてください。
■清書の意義と方法
清書とは、これまでに書いた作文の中で内容がよかったものを書き直すことです。内容がよいとは、個性、感動、共感などがあるということです。
書き直すときは、次の点に留意してください。
(1)漢字で書けるところは漢字で書く。
(2)たとえや自作名言を工夫できるところがあれば工夫する。
(3)似た話や続きの話を書くことによって字数を増やす。
(4)作文用紙の空いているところに絵などをかいてもよい。
■清書の投稿
清書した作文は、小学生新聞や一般紙などに投稿してみましょう。
手書きの清書の原本を、新聞社に投稿したり、コンクールに応募したりする場合は、清書のコピーの方を先生に送ってください。
新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。
(1)本名とふりがな(2)学年(3)自宅の住所(4)自宅の電話番号(5)学校名とふりがな(6)学校所在地(町村名までで可)など。
投稿する際は、ペンネームを本名に訂正しておいてください。作文の中に友達の名前が固有名詞で入っている場合は、イニシアルなどに直しておいてください。投稿する作文の内容は、保護者がチェックしてあげてください。
同じものを複数の新聞社やコンクールに送らないようにしてください。これは二重投稿といって、もし両方に掲載されてしまった場合、掲載先に迷惑をかけることになります。
●朝日(あさひ)小学生新聞の投稿先
104-8433東京都中央区築地3-5-4朝日小学生新聞「ぼくとわたしの作品」係
(毎日(まいにち)小学生新聞は、作文よりも俳句を中心に掲載しているようです。)
※清書した作文を投稿しない場合でも、額などに入れて家の中に飾っておきましょう。
■手書き清書の送り方
手書きの清書も作文と同じように先生に送ってください、翌月の1週の作文と一緒に返却します。
パソコンで清書を入力した場合、手書きの清書は必ずしも先生に郵送などで送る必要はありません。
手書きの清書のスキャン画像を作文の丘からアップロードした場合も、先生に郵送などで送る必要はありません。
■■読解問題の答えの書き方、送り方
清書が早く終わり時間に余裕のあるときは、読解マラソン集で読解問題をしてみましょう。
読解問題は、小学校高学年以上の生徒が、国語の選択式問題のコツをつかむために作られています。高校生の場合は、センター試験などの選択式問題と同程度の問題です。ですから、小学校4年生以下の生徒は、無理に読解問題に取り組む必要はありません。
問題を解く時間が取れない場合は、読解問題は省略するか最初の2問だけをやる形でも結構です。適当に全問やっても勉強にはなりません。じっくり取り組める範囲で取り組んでください。
読解問題の答えを作文用紙に書く場合は、問題の番号と答えがわかるように書いてください。書き方は自由です。
読解問題の用紙は返却しませんが、選んだ番号と正解は山のたよりに表示されます。
読解マラソンの問題のページから答えを送信すると、その場で採点結果が表示されます。
(この場合、作文用紙に答えを書く必要はありません)
※図解の説明は、「学習の手引」の「10.読解問題と清書の仕方」をごらんください。
http://www.mori7.com/mori/gate.php
■■パソコン入力清書の送り方
4週の清書は、手書きで清書をした場合も、そのあと、できるだけパソコンで再入力したものを「作文の丘」から送ってください。これは、作文の進歩を生徒が実感できるようにし勉強の意欲につなげていくためです。
清書を送る場合、週は必ず「4週」を選択してください。ほかの月や週を選択すると、その月と週の作文と講評が上書きされてしまいます。感想文を清書にする人は、三文抜き書きや要約の部分は省略するか、自分の言葉に直して書くようにしてください。
ワードなどのワープロソフトは改行の際のスペースが正しく表示されないので、いったんメモ帳などにコピーしてメモ帳の上でスペースをつけてからインターネットで送るようにしてください。
自宅でパソコン再入力ができない場合は、先生に(有料で)パソコン入力を依頼することもできます。その場合は、手書きの清書の住所シールの余白に「入力依頼」とご記入ください。
(入力依頼の料金は1文字1円で、翌月の受講料に加算して引き落としいたします)
パソコンからの清書の送り方は、「学習の手引」の図解を参考にしてください。わかりにくいときは事務局に直接お電話をしてお聞きください。
http://www.mori7.com/mori/gate.php
■■大学合格のお知らせのメールが卒業生から
言葉の森の卒業生からときどき言葉の森あてや担当の講師あてに、大学合格や就職決定のお知らせが届きます。
先日も、その合格のお知らせのメールが届きました。
読むと、とても感動的な内容でしたので、紹介させていただくことにしました。(固有名詞のところは○○としています。)
この元生徒の○○さんは、小学校低学年のころからずっと真面目に、しかし楽しく作文を書いていました。
長年続けていたので、曜日や時間の変更があったため、担当の先生が何人か入れ替わりましたが、早速、それらの先生たちにも連絡しておきました。
中根先生、こんばんは。
2001年に入会し、9年間お世話になりました、○○○の○○○○です。
この度、東京大学文科二類に合格致しましたので、ご報告させていただきました。
国語をはじめとして、私の勉強の基礎は言葉の森にあったと感じています。
国語は一番の得意教科で、模試でも全国順位一桁台をとっていました。
毎週文章を書き添削をしていただいたこと、毎日長文を音読していたことで、国語力がつき、小論文や他の科目の論述も全く困ることがありませんでした。
言葉の森でついた力はこの先もずっと役立つと思います。
小さい頃からどのように勉強していたのかと最近よく聞かれますが、私はいつも真っ先に言葉の森と珠算だと答えています。
私は、毎週楽しく作文を書き国語力がついたということはもちろん、電話での受け答えに慣れたことなど勉強以外の点でも言葉の森に感謝しています。
春から新しく大学生活が始まりますが、言葉の森で学んだことを生かして、また新しい様々なことを学んでいけたらなあと思います。
本当にありがとうございました。
■■家庭での自習のコツ
勉強の仕方には、コツがあります。
よいやり方をすれば、親も楽で、子も楽しく勉強でき、しかも実力がつきます。
よくないやり方をすれば、親もくたびれ、子も自信をなくし、しかも力がつきません。
人間の能力は、もともと変わりません。ちょっとしたコツの違いだけなのです。
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自習のコツは、こんなふうに。
1、毎日やることを決めておき、子供が条件反射的に流れ作業でどんどんやれるようにします。
だから、長文音読、長文暗唱、漢字暗唱、算数問題集、(英語音読)、問題集読書、読書など、分量をあらかじめ決めて、その内容が変わらないようにします。
2、しかし、分量は、親から見て、ちょっと少ないかと思うぐらいにします。
だから、曜日によってやることを決めてもいいです。しかし、音読と読書は毎日必須です。
3、答えの丸付けは、子供本人がするようにします。×だったところは、自分で答えを見て理解するようにします。
答えを見てもわからない場合、親が簡単に教えずに、参考になるページだけ教えて、できるだけ子供が自分で考えるようにします。
だから、勉強は、子供が親に説明する時間がほとんどで、親が子供に何かを説明する時間はできるだけ少なくするようにします。
4、勉強の分量というのは、時間ではなく、ページ数です。時間で決めると、だらだら勉強する癖がつきます。
分量を決めた場合、予定より早く終わっても、勉強の追加はしないようにします。追加をすると、やはりだらだら勉強するようになります。
5、子供に対する注意はできるだけせず、またからかったり、笑ったりもせず、上から目線で話したりもせず、いつも笑顔で明るく褒めて励ますようにします。
6、勉強の内容面については、親はできるだけ話をせず、子供が中心に話すようにしますが、長文に関する似た話は、親ができるだけおもしろおかしく自分の体験談でたっぷり話してあげるようにします。
子供の話を引き出そうとするよりも、親が楽しく話をするように心がけます。両親だけで話が盛り上がって、子供が聞いているだけとなってもかまいません。
■■寺子屋オンエア方式で通信の授業も通学的なスタイルに
昨日、寺子屋オンエアの実験授業をしました。google+のハングアウトオンエア機能を使って、自宅で勉強する生徒と教室をウェブカメラと音声で結び、互いの様子を見ながらそれぞれが自分の勉強や仕事をするという形です。
実際にやってみて、この方式は、もう少し洗練されたものにすれば、通信の授業にも使えると思いました。
言葉の森の電話通信の指導では、担任の先生が生徒に自宅に電話をして説明をします。生徒は電話を切ったあと、自宅で作文を書きます。書いている途中にわかりにくいところがあれば、教室に電話をして聞くことができますが、やはりわざわざ電話をするというのは億劫なのか、そういう電話はあまりありません。
これがもし、オンエアで先生と生徒がつながっている状態であれば、生徒はすぐに先生に質問ができます。もちろん、先生はその生徒につきっきりでいるわけではなく、順番にほかの生徒に電話指導をしているのです。
オンエアでつながっている利点は、もうひとつあります。それは、音声を切っておけば、画面は見えても、ほかの人の声は聞こえないことです。通学教室では、先生が生徒に説明をしたり生徒が暗唱をしたりするときに、他の生徒にもその声が聞こえるので、気が散る可能性があります。特に難しい課題を考えて書いている生徒には、雑音の入らない状態で静かに書く環境があるのが理想です。それが、オンエアの授業では容易に実現できます。
人間は、ひとりで勉強するよりも、仲間と一緒に勉強した方が張り合いがあるようです。教室に来る生徒の中にも、自然に仲のいい友達ができて、その友達に会いに教室に来るというような感じになってきます。同じようなことがオンエアの授業でも成り立ちます。
このように考えると、将来は、通学の教室に通うというよりも、自宅で通信のオンエア授業を受けるというやり方が一般化するかもしれません。
日本は、都市部に人口が密集しているので、塾や予備校が駅前にあることが多く、通学でもそれほど負担に感じません。しかし、世界に目を転じると、勉強する場所が歩いて通える範囲にないという地域も多いのです。
インターネットの回線や機器は、これから更に低廉化し、途上国でも利用しやすくなってきます。今後は、この寺子屋オンエア方式が、世界の教育の標準スタイルになってくるのではないかと思いました。
■■海外で受講している生徒のための全ルビのページ
海外で受講している生徒や、海外から帰国したばかりの生徒の場合、長文音読の漢字が読めないということも多いと思います。
そのときに役立つのが全文ルビふりのページです。
http://www.mori7.com/as/1783.html
長文の漢字で読めないものがあるという生徒は、このルビふりのページをご利用ください。半年間、毎朝1ページの音読をしていると、見違えるほど語彙力がついてきます。
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