言葉の森新聞2017年5月4週号 通算第1468号
文責 中根克明(森川林)
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■■5月29日(月)・30日(火)・31日(水)は休み
5月29日(月)・30日(火)・31日(水)は、第5週のためお休みです。振替授業もお休みです。
■■【重要】6月1週は次学期の進度の参考にする試験
6.1週は、これまでの2ヶ月間の勉強の実力を見て、次の学期からの進度の参考にする実力試験として行います。
ただし、今学期から受講を開始された方は、実力試験の結果にかかわらず原則として自動進級します。
【課題】 課題はその週の作文又は感想文の課題です。
【評価】 課題フォルダの構成・題材・表現・主題の★印と字数が全部できていることが評価の基準になります。(表現の項目などで二つ以上の項目が指定されている場合は、どちらかができていればその項目は◎です)
キーワードと字数が採点の基準ですので、指定された字数以上で必要な項目が全部入る作文を書いてください。項目を入れたところには、項目マークを必ず書いておいてください。
【時間】 時間制限はありませんが、参考のためにかかった時間を作文用紙に記録しておいてください。時間は、課題を見てから書き終えるまでの時間です。作文検定試験では、時間制限も条件になります。
【締切】 作文実力試験の提出締切は、6月8日ポスト投函までです。
■■新幹線で行く、那須高原の「読書作文キャンプ」2泊3日
夏の読書作文キャンプの日程が決まりました。
読書と作文と遊びを中心とした「よく学びよく遊べ」のキャンプです。
○第1組:7/23(日)~7/25(火)2泊3日
○第2組:7/25(火)~7/27(木)2泊3日
○第3組:7/27(木)~7/29(土)2泊3日
集合解散場所は、いずれも東京駅です。
集合:1日目の 9:30東京駅「銀の鈴広場」集合→10:12東京駅出発(新幹線やまびこ207)→11:21那須塩原駅到着
解散:3日の14:30東京駅「銀の鈴広場」解散←14:16東京駅到着(新幹線やまびこ212)←13:02那須塩原駅出発
対象は、小1~中3で保護者も参加できます。(言葉の森の生徒だけでなく、どなたでも参加できます)
対象学年は、小1~中3。
低学年は、読み聞かせでなく自分で本が読める人(ひらがなが読める人)。
作文は、書けなかったり苦手だったりしても、対応できるので大丈夫です。
各組とも、子供24名 大人6名。
(子供12名以上で実施)
費用は、下記のとおりです。
子供…………36,720円(交通費含む。消費税含む)
大人…………28,080円(交通費含む。消費税含む)
(連泊する場合、2回目以降の2泊3日は、子供30,240円、大人21,600円)
(キャンプアシスタントとしてキャンプ中の子供たちの世話を手伝ってくれる方の大人の参加費は無料)
宿泊場所は那須高原の言葉の森合宿所です。
言葉の森那須合宿所
325-0303 栃木県那須郡那須町高久乙3374-48 電0287-73-5794(045-830-1177)
募集フォームは現在作成中ですので、しばらくお待ちください。
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■■昨年のキャンプ、今年の場所
昨年は、3月30日に、岡山県の前島で1泊2日の合宿を行い、7月22日に、神奈川県の野島で2泊3日の合宿を行いました。
▽野島の合宿の写真
▽前島の合宿の写真

今年は、那須高原なので、牧場や山や川のあるところです。
合宿所としていつでも使える場所なので、貸出図書やクロームブックなどを用意して読書や作文なども行えるようになっています。
■■第4週は清書。幼稚園生は作文
幼稚園年中と年長の生徒は、第4週も普通の作文を書く練習です。自由な題名で作文を書いてください。
小学1年生以上の生徒は、清書を行います。
清書をしたあと、時間に余裕のある場合は読解問題をしてください。
■清書の意義と方法
清書とは、これまでに書いた作文の中で内容がよかったものを書き直すことです。
内容がよいとは、個性、感動、共感などがあるということです。
書き直すときは、次の点に留意してください。
(1)漢字で書けるところは漢字で書く。
(2)たとえや自作名言を工夫できるところがあれば工夫する。
(3)似た話や続きの話を書くことによって字数を増やす。
(4)作文用紙の空いているところに絵などをかいてもよい。
■清書の投稿
清書した作文は、小学生新聞や一般紙などに投稿してみましょう。
手書きの清書の原本を、新聞社に投稿したり、コンクールに応募したりする場合は、清書のコピーの方を先生に送ってください。
新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。
(1)本名とふりがな(2)学年(3)自宅の住所(4)自宅の電話番号(5)学校名とふりがな(6)学校所在地(町村名までで可)など。
投稿する際は、ペンネームを本名に訂正しておいてください。作文の中に友達の名前が固有名詞で入っている場合は、イニシアルなどに直しておいてください。投稿する作文の内容は、保護者がチェックしてあげてください。
同じものを複数の新聞社やコンクールに送らないようにしてください。これは二重投稿といって、もし両方に掲載されてしまった場合、掲載先に迷惑をかけることになります。
■小学生新聞の投稿先
■104-8433東京都中央区築地3-5-4朝日小学生新聞「ぼくとわたしの作品」係
■100-8051(住所はいりません)毎日小学生新聞「さくひん」係(600字以内)
※清書した作文を投稿しない場合でも、額などに入れて家の中に飾っておきましょう。
■手書き清書の送り方
手書きの清書も作文と同じように先生に送ってください。
翌月の1週の作文と一緒に返却します。
■■4週目の読解問題(小1以上)
小1以上の生徒には、課題フォルダに、4週目の長文をもとにした読解問題を2問載せています。時間のある人は取り組んでください。
問題数を少なくして、問7と問8の2問だけにしたのは、じっくり解いて満点にすることが目標だからです。
問1~6も含めた全問を解きたい方は、「問題のページ」で長文と問題をごらんください。ただし、その場合も、必ず全問正解になることを目標に解いてください。
http://www.mori7.com/marason/ki.php
■■褒めて励ますことがあらゆる教育の基本
人間は、褒められれば自信がつきます。
これは、子供だけでなく大人でも同じです。
自信がつくとどうなるかというと、更に新しいことに挑戦したくなるのです。
しかし、挑戦を続けていると、必ず失敗することが出てきます。
その失敗を通して、人間はまた一回り成長します。
だから、すべての出発点は褒めることなのです。
最初から、細かいことに注意されて育った子は、その細かいことはしっかりとできるようになりますが、肝心の挑戦する自信というものが育ちません。
だから、小さくよくできる子というだけになってしまうことがあるのです。
大きく成長するためには、大きく失敗することが大事で、大きく失敗するためには、大きく挑戦することが大事で、大きく挑戦するためには、褒めて自信をつけておくことなのです。
子供を育てるのは、明日のテストの成績をよくするためではありません。
10年後、20年後の自立した人間として育てるためなのです。
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勉強はのんびり気長にやるほど得意になる
https://www.mori7.com/index.php?e=2208
小学校低学年の子は、作文でも、勉強でも、読書でも、遊びでも、みんな大好きです。生きていることがうれしくてたまらない時期ですから、どんなことも楽しく好きになるのです。
ところが、小学校低学年のときに、何かが苦手になることがあります。ときどきあるのは、作文が苦手になるというケースです。
その原因は、たったひとつ、早く上手に書かせようと思い、注意する量が多くなってしまうからです。
親が、注意と思っていないような一言でも、子供にとっては注意と受け止められてしまうことがよくあります。
だから、小学校低学年のころは、どんなに欠点があったり、不十分なところがあったりしても、ただひたすら褒めていればいいのです。
そして、褒める一方で、気長に長文音読と読書と対話を続けていくことです。
その音読と読書と対話も、やっているといろいろ気になることが出てきますが、全部そのまま認めて褒めてあげます。
読み方を注意したり、話し方を注意したり、読む本を決めたりすると、やがて音読も読書も対話も苦手になっていきます。(つづく)
褒めるだけで上手になるのかといえば、そのとおりです。
褒めていれば、みんな上手になり、得意になっていきます。早く上達させようと思い、注意すると、苦手になり、下手になっていくのです。
人間は、繰り返していれば上達するようにできています。歩き方でも、走り方でも、喋り方でも、文章の書き方でも、続けていれば自然に上手になります。
学年が上がると、アドバイスによって急に上手になるという場面も出てきます。しかし、その場合でも、それまでの長い蓄積があるから、一言のアドバイスで上手になるのです。
だから、大事なのは、気長に続けていくことです。そのために、いつも気長に褒めていくことです。
音読も、読書も、作文も、生活の一部となるぐらいに自然に続けられるようにしていくことが大事なのです。
■コメントより
・褒められれば誰でも嬉しくなります。
この嬉しくなることが大事です。
嬉しくなると、もっとやってみようと思うようになります。
叱られてもっとやらされるのと違って、嬉しくなってもっとやるのは全然くたびれません。
そして、更に自信がついてくるのです。
・褒めるときは、いつでも小さくたくさん毎日が基本です。
そして、たまに叱るときは、ドカンと大きく一発短く一瞬で終わるようにです。
その逆が多い(笑)。
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