言葉の森新聞2019年5月4週号 通算第1564号
文責 中根克明(森川林)

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■■「オンライン自宅学童クラス」のイメージ
 あるパンフレットに次のような保護者の声が紹介されていました。

□職場復帰(共働き)のため、スクールに通えなくなった……
□本当は学童で預かってもらいながら、習い事もさせたい……
□塾に通わせたいけど、子どもを塾に連れていけない……
□塾・スクールで少しの間預かってくれるサービスがあれば……

 それなら、簡単です。
 小学3年生のあーこちゃんに登場してもらいます。

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 わたしは、あーこです。
 私はいつも、学校から帰ると、自宅に直行します。
 自宅には、お母さんもお父さんもまだ仕事中だから、文鳥のピコのほかには誰もいません。

 パソコンをつけて、言葉の森のZoomに入ります。
 すると、先生や友達の顔が見えます。
 仲良しのけんちゃんももう入っていました。
 急いでその日の勉強の支度をします。

 最初は、自主学習で国語と算数をやる予定です。
 でも、その前に学校の宿題を済ませます。

 授業は45分ですから、学校の勉強と同じ感じです。
 学校と違うところは、途中でおやつを食べてもいいことです。
 でも、長い時間席を離れると、先生から呼ばれます。
 呼んでも答えないでいると、先生が心配して、近所の人に連絡してくれます。
 でも、そういうことはめったにありません。
 私は、自宅でのんびりできるオンライン学童が好きなので、ずっとここにいるからです。

 私の住んでいるところは東京なので、横浜にある教室までは通えません。
 でも、自宅学童に来ている子のほとんどは、自宅から参加しているようです。
 この前、みんなで自己紹介をしたら、シンガポールやベトナムから参加している子もいたので驚きました。
 それから、おかしいのは、インフルエンザで学校を休んだのにこの自宅学童に来て勉強している子がいたことです。

 自宅学習の1時間目の勉強が終わると、15分の休憩のあと、2時間目は発表学習です。
 さっきのクラスと同じ子もいるし、違う子もいます。
 私は、この火曜日の発表学習クラスの田中君の発表が好きなので、このクラスだけは欠席しないようにがんばっています。
 私の今日の発表は、日曜日にお父さんとやった理科実験の結果です。

 この発表は、画像だけでなく動画も入れているので、みんなに見せるのが楽しみです。

 この発表学習が終わると、3時間目は作文です。
 今日の課題は感想文なので、似た例をお母さんとお父さんに取材しておきました。
 授業では、最初にどんなことを書くかを発表します。
 同じ課題でほかの人がどういう似た例を言うのかを聞くのが楽しみです。

 今度、そろばんとプログラミングのクラスもできるそうです。
 私はどちらもやってみたいので、今度お母さんと相談しようと思っています。
 お母さんは、「1教科3000円だから、時間的にできるなら何をしてもいいよ」と言っているので、少し勉強の時間が長くなってもいいからやってみようと思います。
 見学は無料でできるそうなので、新しいクラスができたらすぐに見学に行く予定です。

 この自宅学童のいいところは、夕方早くから始めて、夜遅くまでいられることです。
 授業のあとクラスにずっと残っていたり、ほかの授業を見学に行くのも自由だからです。
 私は、お母さんの帰りが遅いときは、ほかのクラスの授業をずっと見ていることがあります。
 この前は、夜9時までいましたが、その時間でもまだ勉強している学年の大きい子がいました。

 3時間目の作文の授業の途中に、お母さんが仕事から帰ってきます。
 時々、お母さんと先生が保護者懇談会をすることがあります。
 私も、ときどき保護者懇談会に顔を出します。
 先生とお母さんが楽しそうに話しているのを見るのが面白いからです。

 3時間の作文の勉強が終わったあと、お母さんに、今日やった勉強を説明します。
 お母さんは、この間、笑いながらこんなことを言いました。
「このオンライン自宅学童が朝からあれば、学校に行かなくても大丈夫だよね」
 私は、学校も好きですが、今の自宅学童のクラスで勉強するのも好きなので、本当にそうだなあと思いました。

 夏休みは、このオンラインの友達と那須合宿所にサマーキャンプに行きます。
 Zoomの画面でいつも顔を見て話を聞いているので、初めて会うという感じはしませんが、実際に会えるというのは楽しみです。
 サマーキャンプでは、勉強と遊びをするそうですが、私がいちばん楽しみにしているのは、夜友達と一緒に寝ることです。
 お母さんやお父さんと離れてひとりで泊まるのは初めてですが、自宅学童の友達がいるなら大丈夫です。
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 ……というイメージの、「オンライン自宅学童クラス」が始まります。

 学校から帰ったら、子供は自宅にいるのがいちばんです。
 お母さんがまだ帰ってきていなくても、自宅に友達がいて、先生がいれば安心です。
 もちろん、いるのはZoomの画面の中ですが、オンラインだからこそ、仕事をしているお母さんも時々子供の勉強の様子を見学にきて、確認することができます。
 また、Zoomのクラスは5、6人の少人数なので、先生の目も行き届くから安心なのです。

 いずれは、「勉強だけでなく、音楽や体育や図工もできます。わたしの特に好きなのは、音楽で、みんなで踊りながら一緒に歌うクラスです。(あーこ)」
 という時代になると思います。


■■小4・5・6年生対象の公立中高一貫校の模擬試験を実施
 6月2日に、言葉の森で、公中検模試を実施します。
 36,000名という全国最大の規模の受検者数ですから、自分の成績の位置が客観的にわかります。(https://kochuken.jp/ 公中検模試センター主催)

 公立中高一貫校の適性検査問題ですから、公立中高一貫校を受検しない人でも、自分の全国レベルでの学力を知るために受検しておくといいと思います。

 費用は、
小4 3,500円
小5 4,000円
小6 4,500円
です。(言葉の森の受講料と一緒に自動振替させていただきます。)

※全国主要都市で行われる通常の会場受検をする場合の受検料は、小4(4,900円)小5(5,500円)小6(5,500-5,900円)ですから、言葉の森で受検する方がお得です。

 科目は、国語、作文、社会、理科、算数の全分野です。
 申し込まれた方には、試験範囲の詳細をお送りします。

・試験会場([1][2]のいずれかをお選びください)
[1]Zoomの■中庭
[2]言葉の森港南台教室(JR根岸線港南台駅徒歩4分)

・試験実施日:6月2日(日)9:00~12:00
  8:30 受付開始
  9:00 集合
  9:15~10:00 適性検査1(小4・5・6)
 10:15~11:00 適性検査2(小4・5・6)
 11:15~12:00 適性検査3(小6の一部のみ)

 受検を希望される方は、ウェブフォームからお申し込みください。
 https://www.mori7.com/jform_pre.php?f=mos201906

※なお、小学6年生の方は必ず、ひとこと欄に第一志望の学校名をご記入ください(学校によって問題が異なります)。
 小学4、5年生は、志望校は書かなくて結構です。


■■【重要】6月1週は次学期の進度の参考試験
 3.1週は、これまでの2ヶ月間の勉強の実力を見て、次の学期からの進度の参考にする実力試験として行います。
 ただし、今学期から受講を開始された方は、実力試験の結果にかかわらず原則として自動進級します。

【課題】 課題はその週の作文又は感想文の課題です。
【評価】 課題フォルダの構成・題材・表現・主題の★印と字数が全部できていることが評価の基準になります。(表現の項目などで二つ以上の項目が指定されている場合はどちらかができていればその項目は◎です)。
 キーワードと字数が採点の基準ですので、指定された字数以上で必要な項目が全部入る作文を書いてください。項目を入れたところには、項目マークを必ず書いておいてください。
【時間】 時間制限はありませんが、参考のためにかかった時間を作文用紙に記録しておいてください。時間は、課題を見てから書き終えるまでの時間です。
【締切】 作文実力試験の提出締切は、8日ポスト投函までです。

 作文の実力試験に限り、ファクスによる提出も受け付けます。ファクスでの提出期限も8日までです。
 ただし、ファクスで提出をする人は、事前にメールアドレスを登録しておいてください。
 ファクスが正常に送信できているかどうかは、24時間以内にメールと検索の坂で連絡をします。正しく送信できたかどうかを必ずご確認ください。
 ファクスで送られた作文は、作文の丘にJPGでアップロードされます。作文の返却はありませんが、添削された作文は山のたよりに表示されます。


■■第4週は清書。幼稚園生は作文
 幼稚園年中と年長の生徒は、第4週も普通の作文を書く練習です。自由な題名で作文を書いてください。
 小学1年生以上の生徒は、清書を行います。
 清書をしたあと、時間に余裕のある場合は読解問題をしてください。


清書の意義と方法
 清書とは、これまでに書いた作文の中で内容がよかったものを書き直すことです。
 内容がよいとは、個性、感動、共感などがあるということです。

 書き直すときは、次の点に留意してください。
(1)漢字で書けるところは漢字で書く。
(2)たとえや自作名言を工夫できるところがあれば工夫する。
(3)似た話や続きの話を書くことによって字数を増やす。
(4)作文用紙の空いているところに絵などをかいてもよい。


清書の投稿
 清書した作文は、小学生新聞や一般紙などに投稿してみましょう。
 手書きの清書の原本を、新聞社に投稿したり、コンクールに応募したりする場合は、清書のコピーの方を先生に送ってください。

 新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。
(1)本名とふりがな(2)学年(3)自宅の住所(4)自宅の電話番号(5)学校名とふりがな(6)学校所在地(町村名までで可)など。
 投稿する際は、ペンネームを本名に訂正しておいてください。作文の中に友達の名前が固有名詞で入っている場合は、イニシアルなどに直しておいてください。投稿する作文の内容は、保護者がチェックしてあげてください。
 同じものを複数の新聞社やコンクールに送らないようにしてください。これは二重投稿といって、もし両方に掲載されてしまった場合、掲載先に迷惑をかけることになります。


小学生新聞の投稿先
■104-8433東京都中央区築地3-5-4 朝日小学生新聞「ぼくとわたしの作品」係
■100-8051(住所はいりません 毎日小学生新聞「さくひん」係(600字以内)
※清書した作文を投稿しない場合でも、額などに入れて家の中に飾っておきましょう。


■■4週目の読解問題(小1以上)
 小1以上の生徒には、課題フォルダに、4週目の長文をもとにした読解問題を2問載せています。
 時間のある人は取り組んでください。
 言葉の森ホームページの「読解マラソン」のページには、全8問の問題とそれに対応した長文がありますが、課題フォルダには問題数をしぼり、問7と問8の2問だけ掲載しています。
 これは、この2問をじっくり解いて満点にすることが目標だからです。

 問1~6も含めた全問を解きたい方は、読解マラソンの「問題のページ」で他の長文と問題をごらんください。
 ただしその場合も、当てずっぽうで解くのではなく、必ず全問正解になることを目標に解くようにしてください。
http://www.mori7.com/marason/ki.php


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