☆ 宮大工の話から
みなさんは、「宮大工」と言う言葉をきいたことがありますか? お寺や神社などを建てる大工さんのことです。お寺や神社ですから、私たちが住むような普通の家を建てるのとは、だいぶわけがちがいそうですね。その宮大工のお話をラジオで聞くチャンスがありました。みなさんにもお伝えしたくなったので、ご紹介しましょう。
お寺や神社というと、「古くて立派」というイメージがありますね。ところどころ修理をすることはありますが、だいたい百年以上も、古いものでは二百年ぐらいももつ建物なのだそうです。「もうだめだ。」というときは、その建物を解体し、新しく建て直します。新しいお寺や神社をつくるときは、裏山の木がその材料となります。そして、できあがったときには、裏山の木はすっかりなくなってしまうのです。でも、さびしくなった裏山はそのままにされるのではありません。次の二百年後のために、新しい苗木を植えるのだそうです。
二百年も使える建物をつくりあげる技術はすばらしいと思いましたが、それよりもすごいと思ったことは、まだ見ぬ次の時代の人のために、裏山に苗木を植えるということです。今の世の中は、スピードがとても速いですね。ですから、百年、二百年先を考えるという長期的な物の見方をすることはなかなかありません。私たちは、二百年も生きることはできませんが、あまりあせらないで、じっくり歩んでいくことが必要だなとあらためて思いました。
☆ 漢字を使おう!
またまた、漢字の話です。新しい学年になって、国語の教科書を見てみると、この一年で習う漢字がずらっと並んでいます。「うわっ、こんなにたくさん。」と思わないで、作文の中でどんどん使って、しっかりマスターしましょう。読んだ本に出てきたので知っている漢字も、作文の中で使ってみましょう。まちがっていたら直しますので、そこでしっかり覚えることができますね。いつも言っていますが、まず使ってみること。漢字をたくさん知っていて、自由自在に書けるって、とてもかっこいいことですよ。
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枝 6 / 節 20 / ID 7864 作者コード:inoko
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