残暑お見舞い申し上げます。
こんにちは。夏休みもあと少しですね。好きなことに時間を使えたかな? どこかに出かけて、色々な物を見ることができたかな? 勉強ばっかりだったよ、という生徒さんもいるでしょうけれど、「勉強」は大人になるとなかなか時間がとれなくてできませんから、「あ、それもそうだな☆」と思って、楽しんじゃってください(笑)。
先生はこの夏、福祉(ふくし)関係の学校に勉強に行くチャンスがありました。1週間です。夏休みじゃなければなかなかできない体験(たいけん)でしたよ。そんな中で、「言葉の森」をしていてよかったな、と思うことがいくつもあったので、ご紹介致しましょう。
むずかしい本もどんどん読める!
普段からみんなと一緒に長文をたくさん読んでいたからでしょう(笑)。字に目がなれていて、あまりつかれないで問題文(もんだいぶん)やぶあつい福祉のテキストをすいすい読めていることに気がつきました。みんなもきっとそうかもしれませんね。この夏は、ちょっとぶあつい本も読んでみるといいですよ。
文章を書くのが楽に。
先生は学校に行って、「生徒」になりました。生徒になると、調べたことをたくさん書きます。みんなも、学校の宿題の「作文」や「夏の自由研究」の文などが、とても楽に書けたのでは?
実は先生も、みんなに教えている項目を大事にしてレポートを書いています。大人になっても項目はかなり役に立ちますよ。先生が好きな項目は、「●複数の理由一、二」など。ずっと「言葉の森」にいると、いつか出会う(もう出会っている!?)項目です。
「要約」は援助(えんじょ)の力。
先生が一緒に勉強した仲間(なかま)には、耳が不自由なMさんもいらっしゃいました。Mさんの横にいるボランティアの人が、授業(じゅぎょう)をノートテイクします。ノートテイクって? それは、話している先生の言葉の大事なところをすばやくノートにとり、それをMさんが見て、一緒に授業を理解(りかい)するという方法なんだよ。つまり、「要約(ようやく)」すること、なのです。
五年生になると、感想文の時、「●要約」という項目が入ってきますね。大事なところを見ぬく目が養(やしな)われます。これが、人を助ける手段(しゅだん)になるとは、と先生は感動しました。
これは先生の夏の体験です。ほかにも、「手話」に強く興味(きょうみ)を持つことができ、新しいことをたくさん発見した夏になりました。
みんなはどんな夏だったかな? ふだんの生活とちがったおもしろい体験があれば、ぜひ作文にしてみましょうね。では、残りのお休みは学校の宿題を全部やったかを点検(てんけん)して(笑)、新学期にそなえていきましょう。またお電話でお話する時を楽しみにしています。
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枝 6 / 節 14 / ID 10003 作者コード:inoro
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