頭がよい子どもになる方法は・・・
☆早起きをする ☆きちんとご飯を食べる ☆本を読む
これで100%おつりがきます。(7月14日付朝日新聞、土曜版「フロントランナー」より)
これは、「脳をきたえる大人のDS」ですっかりおなじみとなった東北大学の川島隆太教授の言葉です。そう、テレビCMに出てくる、あの顔の先生です。
川島教授いわく、脳はあきらかに午前中の方がよく働くのであって、「わたしは夜型だから、夜の方が頭がさえる」と考えるのは、まったくの妄想(もうそう)だそうです。さらに、脳の重さは体重全体のわずか2%ですが、脳が必要とするエネルギーは体全体のエネルギー消費量の約2割にも相当するそうです。ご飯をたくさん食べないと、頭がフル回転しないということですね。
「早起き」「ご飯」「読書」。言葉の森のみなさんは毎週、課題の問題文を読んだり、読解マラソンに挑戦してくれていると思うので、「読書」は合格かな。あとは早起きのみ! 朝早く起きれば、朝ご飯をぬくこともなくなり3つの法則をらくらくクリア!! パンパカパーン、おめでとうございます!!!
いまの子どもたちは、答えに自信がないと、当てずっぽうで選ぶことすらしないのだという。なぜ、こんなにも失敗や間違(まちが)いを恐(おそ)れるようになったのだろうか。(7月29日付朝日新聞、教育面「あめはれくもり」より)
今度は、教育ベンチャー開発担当者の池谷聡さんのコラムです。「まちがえる」って、いやですよね。その気もち、とてもよくわかります。先生も中学生のとき、授業中にまちがった答えを発表してしまったときのことは、いまでも覚えています。その日は1日中、とてもはずかしい気分でした。あんがい、先生も気が小さいでしょ?(笑)。
でも、その後でよいことがありました。同じような問題がテストで出るたびに、「まちがえた思い出」が頭の中によみがえり、二度と答えをまちがえなかったのです。まさに「失敗は成功のもと」ですね。
まちがえないために、ただ一言「わかりません」と答える方法もあります。でもそれは努力不足ではないかなぁ。「・・・と考えたけど、そのあとがわかりません」。これはりっぱな答えだと思います。自分がどう考えたのかを表現することは、とても大切です。たとえ、それがとちゅうでも、まちがっていても、一生けんめいに考えた大切な意見だからです。
感想文や意見文では、自分の考えを書きます。「こんなこと書いたら、まちがいかな」なんて考える必要はありません。「こう書いた方が、よい子の意見にみえるかな」と気をつかう必要もありません。思ったことをそのままストレートに書いた作文の方が、先生も読んでいてとても楽しいものです。
まちがいをいちいち気にしていたら、ほらほら、脳トレもタイムオーバーになってしまうでしょ。世の中、知らないことの方が多いんだから、いちいち気にせず、前へ進むのみ!
それにしても、DSを貸してもらって脳トレにチャレンジしたら、先生の脳年齢は52才でした。ちょっとヘコむわ・・・(ToT)。
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枝 6 / 節 13 / ID 11458 作者コード:harako
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