学校が三学期になると「一月は、行く。二月は、逃げる。三月は、去る。」といわれるように時間が早く過ぎるように感じますね。そんな中、みなさんは、もうじき「学年末テスト」や「総まとめ」と慌しさを増すようにテスト勉強に追われる日々を迎えることになるでしょう。
暗記がとても得意な人でなければ、覚えることがたくさんあるとそれだけでやる気が失せてしまうこともあります。私の経験から、暗記をするには何よりも「反復」、「繰り返し記憶すること」それで暗記したことが定着します。
先日読んだ日本経済新聞朝刊に連載されている女優 森 光子さんの「私の履歴書」ではこのような文章が掲載されていました。
「紙を縦に折り、折った紙を横にして自分のセリフだけ書く。相手のセリフは語尾だけ。書くと字の形から覚えられる。」
森光子さんは、覚えるまで何度も繰り返してセリフを紙に書かれるそうです。これを読んだときに、私は、辛かった受験勉強の際に、ぶ厚ワラ半紙の束に漢字や英語のつづりを何度も繰り返して書いたことを思い出しました。
そこで少しでもお役に立てば、とみなさんに私のおすすめの暗記法を紹介します。
漢字や英単語のつづりは、何度も繰り返して書いて覚えましょう。書きながら意味や読みを音読すると、なお記憶に残ります。
語呂合わせを使って歴史の年号や英単語や熟語の意味を覚えると、強烈に記憶に残ります。
音読して暗誦するときには、じっとして覚えるのではなく、体を動かしながらやりましょう。おすすめは、階段の昇り降りや、スクワットをしながら覚えることです。ドラマ「ドラゴン桜」では、東大合格を目指す受験生が同じところをぐるぐる歩いたり、卓球の素振りをしながら暗誦していましたね。これは、眠気も吹き飛びますし、脳も活性化されて一石二鳥ですよ。
「忘却曲線」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、人間は一度覚えたことも時間が経つにつれて忘れてしまいます。忘れかける七十二時間後あたりにもう一度覚えなおすこと。このことで頭に定着する確率がかなり高くなります。
皆さんも暗記したいことを覚えた三日後に復習して、頭の中に叩き込んでいきましょうね!
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枝 6 / 節 8 / ID 12039 作者コード:komiko
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