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言葉の森新聞2010年6月4週号 通算第1132号 枝 0 / 節 1 / ID 印刷設定:左余白12 右余白8 上下余白8
  ■1.6.4週から手書きの清書は先生に送ります。 ウェブに保存していつでも見られるようにします
  ■2.暗唱用長文の誤字訂正
  ■3.新学期の教材を発送しました
  ■4.6.4週は読解問題と清書。幼稚園生は普通の作文
   ●1.読解問題の仕方
   ●2.手書き清書の送り方
   ●3.投稿の仕方
   ●4.パソコン入力清書の送り方
   ●5.清書の仕方のまとめ
  ■5.暗唱用長文を課題の長文にも拡大
  ■6.構成図とツイッターの共通点
  ■7.成長の途上に必要な強制と無駄―読書について
 
言葉の森新聞 2010年6月4週号 通算第1132号

https://www.mori7.com/mori/

森新聞
枝 1 / 節 2 / ID
1.6.4週から手書きの清書は先生に送ります。
ウェブに保存していつでも見られるようにします
枝 4 / 節 3 / ID 15041
 6月4週から、手書きの清書は、原則として先生に送っていただくようにします。
 そして、今回新たに、その清書が今後の指導に生かせるように、言葉の森のウェブに保存しておき、生徒のパスワードでいつでも見られるようにしておく予定です。
 なお、清書は返却しませんので、清書の原本を新聞やコンクールに直接投稿する場合は、コピーしたものを先生の方に送ってくだされば結構です。
枝 6 / 節 4 / ID 15060
作者コード:
2.暗唱用長文の誤字訂正 枝 4 / 節 5 / ID 15042
 6月の暗唱用長文でふりがなのミスがありました。訂正して読んでくださるようお願いします。<(_ _)>
○小2 6月の4番目の文章
▲洗濯物(せんたくぶつ)→◎洗濯物(せんたくもの)
○小3 6月の7番目の文章
▲クワ畑(はたけ)→◎クワ畑(ばたけ)
枝 6 / 節 6 / ID 15062
作者コード:
3.新学期の教材を発送しました 枝 4 / 節 7 / ID 15061
 新学期の教材を6月16日(水)〜18日(金)に発送しました。
 国内の生徒で25日になっても届かない場合はご連絡ください。
★項目・住所シールは、7月1週の山のたよりと一緒に送ります。6月末に発送予定です。★
枝 6 / 節 8 / ID 15063
作者コード:
4.6.4週は読解問題と清書。幼稚園生は普通の作文 枝 4 / 節 9 / ID 15043
 第4週は、読解問題と清書です。
 幼稚園年中と年長の生徒は、第4週も普通の作文を書く練習です。自由な題名で作文を書いてください。項目シールは、予備のものを使ってください。
 小学1年生以上の生徒は、第4週に読解問題と清書を行います。
 読解問題の時間がかかるため清書の時間が取れない場合は、読解問題又は清書のどちらか一方を省略してもかまいません。
枝 6 / 節 10 / ID 15044
作者コード:
1.読解問題の仕方 枝 5 / 節 11 / ID 15045
 読解問題は課題フォルダに入っていますが、4週の「山のたより」の末尾にも載っています。この読解問題は、課題フォルダにはさんである読解マラソン集から出しています。
 読解問題の答えを作文用紙に書く場合は、問題の番号と答えがわかるように書いてください。書き方は自由です。
枝 6 / 節 12 / ID 15046
作者コード:
 
枝 61 / 節 13 / ID 15068
 読解問題の用紙は返却しませんが、選んだ番号と正解は山のたよりに表示されます。
 低学年の生徒で、問題を全部解くと時間がかかりすぎると思われる場合は、最初の方の問題だけを解いて提出してくださっても結構です。

 読解問題をインターネットから送信することもできます。
 読解マラソンの問題のページから答えを送信すると、その場で採点結果が表示されます。この採点結果は自動的に山のたよりに表示されます。
http://www.mori7.com/marason/ki.php
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枝 6 / 節 14 / ID 15069
作者コード:
2.手書き清書の送り方 枝 5 / 節 15 / ID 15047
 手書きの清書は、担当の先生に送ってください。先生に送った清書は、返却しません。ウェブに保存して、自分のパスワードでいつでも見られるようにしておきます。
枝 6 / 節 16 / ID 15064
作者コード:
3.投稿の仕方 枝 5 / 節 17 / ID 15048
 手書きの清書の原本を、新聞社に投稿したり、コンクールに応募したりする場合は、清書のコピーの方を先生に送ってください。
 新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。
(1)本名とふりがな(2)学年(3)自宅の住所(4)自宅の電話番号(5)学校名とふりがな(6)学校所在地(町村名までで可)など。
 投稿する際は、ペンネームを本名に訂正しておいてください。作文の中に友達の名前が固有名詞で入っている場合は、イニシアルなどに直しておいてください。投稿する作文の内容は、保護者がチェックしてあげてください。
 同じものを複数の新聞社やコンクールに送らないようにしてください。これは二重投稿といって、もし両方に掲載されてしまった場合、掲載先に迷惑をかけることになります。
枝 6 / 節 18 / ID 15065
作者コード:
●朝日小学生新聞の住所  104−8433 東京都中央区築地3−5−4 朝日小学生新聞 「ぼくとわたしの作品」係 御中 ●毎日小学生新聞の住所  100−8051 東京都千代田区一ツ橋1−1 毎日小学生新聞 さくひん係 御中
★二重投稿はしないようにしてください。 ★友達の固有名詞などが入っていないか保護者がチェックしてあげてください。
枝 7 / 節 19 / ID 15049
4.パソコン入力清書の送り方 枝 5 / 節 20 / ID 15050
 4週の清書は、パソコンで入力したものを送ることができます。しかし、これは必ずしも全員がする必要はありません。生徒が自分で入力できない場合は、お父さんやお母さんが代わりに入力しても結構です。このパソコン入力の清書から、その月の森リン大賞が選ばれます。
 感想文を清書にする人は、三文抜き書きや要約の部分は省略するか、自分の言葉に直して説明を書くようにしてください。
 また、ワードは改行の際のスペースが正しく表示されないので、いったんメモ帳などにコピーしてメモ帳の上でスペースをつけてからインターネットで送るようにしてください。
 パソコン入力清書をインターネットから送信する仕方は、「学習の手引」をごらんください。
http://www.mori7.com/mori/gate.php
 送り方の簡単な手順は次のとおりです。
1、パソコンで作文を書きます。
2、書いた作文の文字画面をコピーします。
3、言葉の森のホームページの「作文の丘」に行き、生徒コードとパスワードを入れます。
4、本文のところにコピーしたテキストを貼りつけます。
5、読解問題の答えを送る場合は、問題と書いてあるところで答えを選択してください。
  清書を送る場合、週は必ず「4週」を選択してください。ほかの月や週を選択すると、その月と週の作文と講評が上書きされてしまいます。
枝 6 / 節 21 / ID 15066
作者コード:
5.清書の仕方のまとめ 枝 5 / 節 22 / ID 15051
 清書の仕方をまとめると、次のようになります。いずれを選択しても結構です。
1、手書きでも書き、パソコンでも入力する
2、手書きだけで書き、パソコンでは入力しない
3、手書きでは書かず、パソコンでだけ入力する
4、(読解問題に時間がかかった場合)手書きでも書かず、パソコンでも入力しない
パソコン清書の森リン大賞の作品は、下記のページに掲載されています。
http://www.mori7.com/oka/moririn_seisyo.php
枝 6 / 節 23 / ID 15067
作者コード:
5.暗唱用長文を課題の長文にも拡大 枝 4 / 節 24 / ID 15052
 7月から、暗唱用の長文を毎週の課題の長文にも拡大します。具体的には、毎週の課題の長文に100字ごとの区切りを入れています。
 これまでのような形で暗唱用の3つの長文を選択してもいいですし、課題の長文12週分の中から選択してもかまいません。
 ただし、課題の長文は、説明文の文章が多いため、暗唱が難しくなると思います。
 そこで、暗唱のコツを再度説明します。
 暗唱は、覚えることを目的としません。繰り返し音読する結果として覚えることになるということです。
 第一のコツは、暗唱用紙を使うことです。このやり方が、いちばんわかりやすいと思います。暗唱用紙を横に1回ずつ山折りするときに縦に谷折リをしておくと、形が固定するので、回数を数えやすくなります。
 第二に読み方です。100字の暗唱は、ほぼノンストップで、句読点であまり区切らずに、早口で一息に、自分の耳に聞こえるぐらいの声を出して読みます。しかし、最初の数回はゆっくり読んでもいいので、できるだけ一文字も間違えないように読みます。最初に読み間違えると、その間違いが定着してしまうからです。
 第三は、100字と次の100字の間のつなぎです。100字の文章は一息に歌のように読めるので、途中で詰まることはありませんが、次の100字の文章に移るときの出だしが思いつきにくいのです。事実文であれば、自然にストーリーがつながりますが、説明文はストーリーにはなりません。そこで、出だしの言葉をイメージ記憶で覚えて、自分でストーリー化します。このときに、ダジャレの感覚が必要になります。
 以上のようなやり方ですっかり暗唱できるようになったら、早口ではなく普通の読み方で、イメージ記憶も使わずに読んでいくようにします。
 1日10分の暗唱で、頭脳が活性化します。頭のラジオ体操のようなつもりでやっていくといいと思います。
 よく、「数回で覚えてしまうので、そうしたら、もうそれ以上読まなくていいですか」という質問があります。
 このように、覚えることが目的のようになってしまうと、文章が難しくなって覚えにくくなったときに、逆に暗唱ができなくなってしまいます。
 この場合は、次のいずれかの方法で対応していってください。
(1)覚えられたかどうかに関わらず、決めた回数だけ読むようにする。
(2)当面は覚えたらよいとするが、文章が難しくなって覚えられなくなったときは、回数を決めた読み方に戻る。
(3)回数を少なくして決めなおす。
枝 6 / 節 25 / ID 15053
作者コード:
6.構成図とツイッターの共通点 枝 4 / 節 26 / ID 15054
 構成メモを書いてから作文を書くという方法があります。しかし、構成メモを先に書かせるやり方は、作文を書くよりも時間がかかることが多く、しかも、作文を書くことにあまり役立っていません。
 構成を先に考えさせるということは、小学校低中学年では無理があり、小学校低学年では、構成メモを書かせるよりも、直接作文を書かせた方がずっと楽にいい作文を書きます。
 マインドマップを作文に生かすという方法があります。導入した当初は、マインドマップを面白がって書いていたと思います。普通に作文を書くよりも、長く書けることが多いので、それなりに効果があると思われています。
 しかし、そのうち、マインドマップを書くことに時間がかかりすぎると感じるようになってきます。時間をかけるほどに、作文にそれほどの効果が出ていないのではないかという感じになってくるのです。
 言葉の森の構成図も、構成図を書くよりも直接作文を書いた方がいいという子がときどきいます。それは、構成図を発想のためのツールとして使っていないからです。
 構成図を、構成メモやマインドマップのように、作文の下書きのような感覚で使うと、下書きを書くよりも直接書いた方が早いということになります。
 構成図をどのように使うかというと、例えば、作文が苦手でなかなか書けない子がいた場合、親や先生がその子とお喋りをしながら構成図の枠を埋めていきます。10分もかからずに全部埋まるので、それを子供に見せると、見違えるほど楽々と作文を書いてきます。
 こういうやり方を何度か繰り返すと、やがて自分の力で構成図を書くことができるようになります。
 これは、作文が得意な子でも同様です。構成図を、発想を広げるために使うと、書くことがこれまで以上に楽になってきます。
 そのためには、構成図には思いついたことは何を書いてもいい、作文に書くテーマからはずれたことでもいい、むしろ、脱線するぐらいのつもりで書くといい、ということをはっきりさせておくことが必要です。
 ツイッターがはやっていますが、なぜツイッターが盛んかというと、改まって文章を書くという構えたところがないので、書きやすいからというのが理由です。
 構成図も、ツイッターと同じです。作文よりも、ずっと気楽に書けるのです。しかも、ツイッターが時系列でつぶやきを展開するのに対して、構成図は視覚的、空間的な広がりを持って発想を展開していきます。
 構成図を使うと作文を書きやすくなるということを、いつか実演で説明していきたいと思っています。
枝 6 / 節 27 / ID 15055
作者コード:
7.成長の途上に必要な強制と無駄―読書について 枝 4 / 節 28 / ID 15058
 自由は、人間の本質的な欲求です。強制を喜ぶような人はいません。
 また、無駄のない能率のよさは、社会人にとって必須の能力です。能率の悪いことが評価されるような場所はありません。
 しかし、こういう大人の社会に長いこと属していると、成長期の子供にも同じような物差を適用してしまいがちです。
 その一つが、強制と自由についてです。自由を肯定するあまり、教育における強制の持つ意義を過小評価してしまうのです。
 大人は、自由に九九が言えます。日常生活の中で掛け算を自分の手足のように自由に使って生活しています。しかし、それは小学2年生のころに、九九を覚えさせられるという強制があったからできることです。
 日常のしつけも同様です。あいさつをする、靴をそろえる、イスをしまう、姿勢をよくする、ていねいな言葉をつかう、などは、自然に身につくものではありません。
 日本の文化に属していると、強制という意識はあまりありませんが、やはり文化的な強制によって初めてそのようなしつけが身についたのです。
 この自由と強制の問題が、現在、特徴的に表れているのが読書の分野です。それは、読書については、かつてあったような文化的、社会的な強制の環境が大きく変化しているからです。
 今の大人が子供の時代には、家庭での娯楽は、読書やテレビぐらいしかありませんでした。読書以外の娯楽が乏しいという環境に強制されて、本を読む力を身につけていったのです。
 しかし、大人になったころには、自分が強制的な環境で本を読むようになったことを忘れて自由に好きな本を読むという結果だけを読書と考えてしまうようになります。
 そのため、つい子供にも、読書は自分の好きなものを自由に読むべきだと考えてしまうのです。
 現代の社会は、テレビ、ケータイ、ゲーム、インターネットなど、読書以外の娯楽が豊富です。また、読書のような体裁を伴った、ビジュアルな絵だけで大体の理解ができる学習漫画のようなものも増えています。この豊富な娯楽の環境で、大人のレベルと同じように自由に任せていれば、読書の習慣は決して自然には身につきません。
 また、読書には、年齢による発展段階があります。幼児期に読み聞かせをたっぷりしたからといって、その後、小中高と自動的に本を読むようになるわけではありません。それぞれの学年で少しずつ難しい本もよむように読書の質が発展していくのです。
 こう考えると、読書については、しつけと同じようにある程度の強制が必要なのだということがわかります。しつけは見た目でわかりますが、読書力の有無は見た目ではわからないので、しつけ以上に意識的な強制が必要になってくるのです。
 強制という言葉はあまり印象がよくありませんが、実際にやることは次のようなことです。
 毎日、夕方の勉強が終わったら、最後に必ず本を10ページ以上読むことを生活の習慣にするということです(読む力のある子はページ数を増やしてもかまいません)。そして、夕方の時間があまりとれないときでも、宿題や習い事の時間よりも読書の時間をまず優先して確保するということです。
枝 6 / 節 29 / ID 15059
作者コード:
枝 9 / 節 30 / ID 15059
 
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