数学は積み重ねです。基礎から積み上げて高くなります。だから、わからなくなったらわかるところまで戻ります。
国語は読(よ)み重ねです。何度も繰り返して読んで自分のものになります。だから、わからなくなっても戻るところがありません。
わからなくなったら、何度も読むことです。「読書百遍意自ずから通ず」。最初はわからなかったことも、だんだん浅くわかるようになり、いろいろな経験をするにつれてより深くわかるようになります。だから、大事なことは、できるだけ難しい本を読むことです。
ただし、小学生はそれでは読書がはかどらないので、易しい面白い本と並行して読むことです。更に、小学校低学年や読書のまだ苦手な子は、易しい面白い本だけでもいいのです。
しかし、高校生や大学生は、難しい本を読むのが仕事です。では、難しい本というのはどういう本かというと、目安は歴史の教科書に出てくるような誰でも名前を知っている古典です。具体的には、岩波文庫の青帯や白帯のような本です。(本当はもっといろいろありますが)
国語の勉強は、学校を卒業してもずっと続くのです。
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枝 6 / 節 11 / ID 18473 作者コード:
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