小学校高学年の生徒から、「国語力をつけるコツを教えてください」と電話相談がありました。
電話で話すこともできるのですが、それでは理解しきれないだろうと思ったので、「あとで、資料をプリントして送るね」と言っておきました。
国語力をつけるコツはあります。しかし、その前に、国語力というものがどういう構造になっているかを理解しておく必要があります。
国語力には二つの面があります。一つは、土台となる国語の実力です。もう一つは、成績として表れる国語の問題の解き方のコツです。
土台となる国語の実力とは、ひとことで言えば難読力(難しい文章を読む力)です。その難読力には三つの面があります。第一は説明文の難読力、第二は物語文の難読力、第三は日本語の文化の難読力です。
説明文の難読力をつけるには、説明文を読むことです。しかし、子供が普通に読む本の世界では説明文というジャンルは限られているので、説明文を読む機会を増やす必要があります。そのひとつは図書館のノンフィクションコーナーの利用です。もうひとつは、問題集読書です。
物語文の難読力をつけるには、名作や古典と呼ばれている本を読む必要があります。これも、図書館の利用と問題集読書の活用が役に立ちます。
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枝 6 / 節 12 / ID 19607 作者コード:
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