AI森リン「森リー」

題名：名前：

森林と川に囲まれた扇状地の集落は、日本人にとっての原風景といってもよいだろう。東アジアの季節風地帯に属し、気候が湿潤であるために、豊かな森林と川に恵まれた日本では、住民の生活はこの森と川の恩恵のもとに営まれてきたのだ。例えば、日本では長い間、農耕地からの刈り取りと里山からの摘み取りによって人々の生活が成り立ってきたのである。また、自然への畏敬の象徴として、集落一帯の環境保全の急所ともいえる場所に鎮守の森が配置された。それは、村人の信仰の場であると同時に、里山の中に巧みに織り込まれた保存林にあたる聖域でもあった。〈要約〉
　私の小学校では、高学年になると長野の山に登山する。昨年は千九百二十五ｍの車山という山に登った。しかし今年は、二千五百三十ｍの蓼科山に登った。昨年はハイキングのような感じだったが、今年はハイキングとはわけが違った。
　土だけの平面な道など全くなく、岩や木などがそのままだった。ずっと六十度くらいの傾斜で、それを登っていくのは地獄だった。左右に細いロープが張ってあるだけで、下をのぞいてみると奈落の底だった。まるで、ずっと絶叫マシーンに乗っているようだった。〈たとえ〉
　「もう嫌だ。」と思いながらも登っていたら、きれいな花を見つけた。高山植物という珍しい花らしい。　再び登り始めたら、キノコを見つけた。　そのような場面が何度かあり、パワーをもらったような気がした。
　そんな私に元気をくれた生き物も、人間が山に手を付けていないから、生きているといってもおかしくないだろう。人間が我慢をすれば、自然が増えていくのではないか。〈体験実例〉
　私は五年生の時に、小学校で白神山地についての文章を読んだ。人の影響をほとんど受けていない原生的なブナ天然林が世界最大級の規模で分布している、との理由で千九百九十三年に世界自然遺産に登録された。知名度が高まるにつれて観光客も増え、山菜やキノコ採集に訪れた人や、登山客によって、ゴミも増えていったらしい。
　そのため、現在は核心地域と緩衝地域と二つの地域に分けられている。核心地域では人が入ることが規制されている。反対に緩衝地域では一般の人も自由に入ることが許されているが、自然のすがたを変えないように造られている。このように、自然をただ守るのではなく人が接することによって、自然の素晴らしさが伝わっていく。〈前の話・聞いた話〉
　人間にとって自然とは、地球が私たち人間に残してくれた宝物だ。〈一般化〉今、人間が我慢しなかったら、後悔先に立たずになってしまう。〈ことわざ〉だから、人間の都合で破壊したりせずに、人間と共存して、未来に伝えていくべきだと感じた。

山年月週
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