ログイン
ログアウト
登録
AI森リン「森リー」
送信中です。しばらくお待ちください...
AI森リン「森リー」
題名:
名前:
「ゴーン、ゴーン。」 という音が私の空想の除夜の鐘だ。私は除夜の鐘を聞いたことがない。お正月は、祖父母の家で過ごす。お節料理やお雑煮を食べてお正月気分を存分に味わうが、その前の除夜の鐘だけはなぜか聞いたことがない。 除夜の鐘と言えば、お寺というイメージがある。祖父母の家の近くにはお寺があって、私は父の仕事で遠方に住んでいるのでお正月にお墓詣りに行くがそのお寺には鐘がないようだ。 そもそも除夜の鐘とはなんだろうか。「除」という言葉には古いものを捨て新しいものに移るという意味があり、心穏やかに新年を迎えようという願いが込められているとのことだ。108回つかれることが一般的なのだそうだ。 お正月と言えば、初日の出である。母は除夜の鐘も初日の出も神を尊ぶことで人々が手を合わせて拝むから同じだと話していた。私は、毎年祖父と室戸市の海岸へ見に行く。確かに周りには初日の出を見ながら手を合わせる人もいた。今年は水平線に雲がかかっていて、太陽が出るスピードが昨年よりも遅いように感じられた。今年は、自分のスマホで太陽が水平線から顔を出すまでを動画撮影した。すると約五分で太陽は水平線から丸く輝くことがわかった。五分というと長く感じるが、実際に見ているとあっという間だ。水平線からみる太陽は、まるで半熟でオレンジ色の目玉焼きのようだった。手で望遠鏡を作って太陽をみるとまぶしくなく太陽の輪郭がくっきり見えると祖父が教えてくれたからそうしたら、とても美しかった。 今年は、高知市にある潮江天満宮へお参りに行った。この神社は平安時代に遣唐使を廃止した菅原道真公を主祭神としている神社だ。私は参拝後、絵馬とお守りを買ってもらった。絵馬が入っている袋には小さい絵馬の形をしたとてもかわいいキーホルダー型のお守りも入っていた。絵馬にはサインペンで第一志望の中学校に合格できますようにとしっかり書き、住所と名前も書いて絵馬掛けに吊るしてきた。 人間にとって年の初めとは、一年の運勢が決まる大切な日である。「終わりよければすべてよし」「一年の計は元旦にあり」ということわざがあるように、大晦日を笑顔で過ごして一年を気持ちよくスタートすればきっと楽しい一年が過ごせる。今年は除夜の鐘を聞いてみたいものだ。もう年の瀬のことを書くと鬼に笑われそうだが。 「チクタク、チクタク」時計の長針の音とともに新しい年へ一歩踏み入れている。今年も楽しく良い一年となりますように。とりあえず、自信がつくまで勉強して合格する。そして中学生活を謳歌したい。
山
年
月
週
生徒コード:
パスワード:
講師コード:
パスワード: