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AI森リン「森リー」
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AI森リン「森リー」
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<<えa/699み>>こんにちは。もうすぐ新しい学年になりますね。4月からの新生活が楽しみな人もいるでしょう。作文を始めた人も多いですね。これからも、学校の時間とは別(べつ)に、週に1回作文を書く時間を大事にしていきましょう。毎日の自習(じしゅう)も、短い時間でけっこうですので、細く長く、続(つづ)けていくようにしてみましょう。 言葉の森では、1年生から6年生を中心に、「たとえ」の表現を学んでいますね。「まるで〜ように/まるで〜みたいに」のことです。先日、幼稚園(ようちえん)年長さんの生徒さんから、質問(しつもん)をうけました。 「“まるで”ってなんですか?」 先生は、本質(ほんしつ)をつくこの質問にドキリとしました。いつも先生は、「まるで、なになにのように、を入れてね。」と言っています。でも、あらためて意味を聞かれると、案外(あんがい)、こたえるのにむずかしいものです。そこで、先生は調(しら)べてみました。 まるで。【丸で】(参考:大辞林 提供:三省堂) 1 下に否定的(ひていてき)な意味の語をともなって否定の意を強める。まるきり。全然。 (例) 「漢字がまるで読めない。」 「まるで違う。」 2 ほとんど同じであるさま。ちょうど。さながら。 (例) 「まるで嵐のような。」 「まるで子どもだ。」 調べてみると、「まるで」という言葉が使われていても、まったく違(ちが)う2つの意味があることがわかります。そして、「たとえ」として練習をしたいのは「2」の方、つまり、「ほとんど同じである」ようすをうまく表現(ひょうげん)していくこと、だと、はっきりわかります。 実際、その質問を受けた時、先生は「まるで」の意味ではなく、たとえそのものを、たくさん言って伝えました。「まるで」がどういうことなのかを、耳を使って感じ、頭で想像(そうぞう)してわかってほしかったからです。「たとえば、ネコを見て、“まるでぬいぐるみのようです”と、書いてみてもいいね」、とか、「たけうまにのって、“まるでキリンのように”背が高くなったかな?」などなど。 辞書で調べてみたけれど、「これとこれは、本当によく似ているなぁ」と思ってはじめて生まれるのが「たとえ」だと、あらためて思った先生です。そこで、提案(ていあん)! 「意味の説明」ではなく「たとえそのもの」を感(かん)じるために、「うわぁ、きれい!」と思ったものがあったとき、親子で「たとえごっこ」をしてみましょう。先生もよくやります。 「わぁ、まるでメロンのような色の月!」 「河津桜(かわづざくら)のはなびらの中、まるでまつげみたい」 と言っていると、「えぇ〜?」と、おどろかれてしまうこともしばしばです。でも、もし、人とちがう「まるで」かな、と思っても、不安にならないで! 「たとえ」は、ほかの人に、こんな物の感じ方もあるね、ということを伝える役目(やくめ)もするからです。皆さんの書いたたとえが、「あ、こんな“まるで”を思いついてすごいな、すてきだな」と、だれかに感じてもらえたらうれしいね。 もう春は目の前。ひょっこり、色々なものが顔を出す季節です。たとえを見つけながら、春を満喫(まんきつ)してくださいね! <<え20み>>
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